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Interstage List Works V10.4.0 帳票保管活用機能コマンドリファレンス(拡張パッケージ)
FUJITSU Software

1.1.12 F5CWKSPL.EXE

List Works帳票(SPLファイル)をリスト管理サーバの保管フォルダに登録するコマンドです。

本コマンドは、管理者だけが実行することができます。


形式

F5CWKSPL.EXE   -s List Works帳票の物理パス、List Works帳票が格納されているフォルダの物理パス、または、
                  F5CWTRFL.EXEコマンドの出力結果(移行資源)
               [-k 登録先の保管フォルダの論理パス]
               [-o オーバレイ格納元]
               [-d]
               [-x]
               [-g]
               [-l]

空白または記号文字を含むパスおよび文字列を指定する場合は、半角のダブルクォーテーション「""」で囲みます。「""」は長さに含みません。


説明

-s

List Works帳票、または、List Works帳票が格納されているフォルダを、256バイト以内の物理パスで指定します。List Works帳票が格納されているフォルダを指定した場合、指定したフォルダ配下にあるサブフォルダ、およびList Works帳票を含めて、256バイト以内になるように物理パスを指定します。必須項目です。なお、同一フォルダに抜き出し検索ファイル(拡張子:srh)や記入情報ファイル(拡張子:mem)などが存在した場合は、これらも合わせて登録されます。F5CWTRFL.EXEコマンドの出力結果(移行資源)を指定する場合は、「LWTRS」で始まる移行資源のフォルダを指定してください。

-k

登録先の保管フォルダの論理パスを指定します。

-sパラメタに、F5CWTRFL.EXEコマンドの出力結果(移行資源)以外を指定した場合は、必須項目です。

-sパラメタに、F5CWTRFL.EXEコマンドの出力結果(移行資源)を指定し、本パラメタを省略した場合は、移行元と同じ論理パスに保管フォルダおよび帳票が登録されます。

-o

登録元のオーバレイを格納しているフォルダを256バイト以内の物理パスで指定します。指定したフォルダ配下にあるサブフォルダ、およびオーバレイのファイル名を含めて、256バイト以内になるように物理パスを指定します。指定したフォルダが存在しない場合や、帳票にかかるオーバレイが存在しない場合はエラーとなります。省略した場合は、オーバレイは登録されません。

オーバレイ格納元フォルダには、List Works登録先のオーバレイの形式で格納してください。List Works登録先のオーバレイの拡張子は以下のとおりです。

  ドットオーバレイ(KOL1)                 :  .240
  ベクトルオーバレイ(KOL2、KOL5、KOL6 )  :  .ovl

同じオーバレイで、ドットオーバレイとベクトルオーバレイの両方が存在する場合は、ベクトルオーバレイが優先されます。

-d

List Works帳票の登録が正常に終了した場合、-sパラメタで指定した帳票を削除したい場合に指定します。省略した場合は、List Works帳票は削除されません。

-x

コマンド実行中にエラーが発生しても、標準出力にエラーメッセージを出力しない場合に指定します。省略した場合は、標準出力にエラーメッセージが出力されます。

-g

履歴管理されたオーバレイを登録する場合に指定します。省略した場合は、最新版のオーバレイが使用されます。このパラメタを指定した場合は、必ず-oパラメタを指定してください。

-l

List Works帳票が存在するフォルダと同じフォルダにオーバレイが存在する場合は、List Works帳票が存在するフォルダのオーバレイを優先して登録します。省略した場合、-oパラメタで指定したフォルダにあるオーバレイを登録します。このパラメタを指定した場合は、必ず-oパラメタを指定してください。

復帰値

0

正常

0以外

異常


使用例

List Works帳票を登録します。

  List Works帳票                :  C:\Data\LVxxxxxxx.spl
  オーバレイ格納元              :  C:\Overley
  登録先の保管フォルダの論理パス:  D:\Data\Soumu
F5CWKSPL.exe -sC:\Data\LVxxxxxxx.spl -kD:\Data\Soumu -oC:\Overlay

注意

  • List Works帳票の登録コマンドは、List Works帳票を再度リスト管理サーバの保管フォルダに格納する機能であるため、帳票情報はList Works帳票に既に設定されている値が有効となります。

    • 登録日付はコマンドを実行した日付ではなく、List Works帳票に既に設定されている登録日付が有効となります。

    • 保管フォルダのプロパティ情報は反映されません。List Works帳票に既に登録されている値が有効になります。

  • オーバレイを登録する場合には、注意が必要です。

    • オーバレイの履歴管理を行わない場合

      オーバレイが上書きされます。

    • オーバレイの履歴管理を行う場合

      既に登録されている帳票の日付と、登録するオーバレイの日付について十分に確認してから作業を行ってください。オーバレイは、帳票の作成日付よりも古くて、かつ、最も近い日付のものが関連付けられますので、登録されるオーバレイの日付によっては、違う世代のオーバレイが表示される場合があります。

  • 登録される帳票のアクセス権は、Everyoneにすべてのアクセス権が設定されます。このため、登録先の保管フォルダのアクセス権に依存します。

  • 同じList Works帳票を複数回登録した場合、複数の帳票が登録されます。帳票は上書きされません。

  • リスト管理サーバの保管フォルダに登録されている帳票を直接指定して、本コマンドを実行しないでください。その場合には、一度マイ コンピュータに複写してから実行してください。

  • -sパラメタにフォルダ名を指定した場合の注意事項

    • 指定したフォルダにサブフォルダが存在し、サブフォルダ配下にList Works帳票が存在する場合は、登録先の保管フォルダの論理パスにサブフォルダ名のフォルダを作成して、その配下にList Works帳票が登録されます。
      指定したフォルダ配下にあるサブフォルダにList Works帳票が格納されている場合は、-kパラメタで指定した論理パスにサブフォルダ名の保管フォルダが作成され、その配下にList Works帳票が登録されます。
      このため、-kパラメタは、このときに作成される保管フォルダも含めて、256バイト以内になるように論理パスを指定してください。

    • -sパラメタに、ファイリングされたフォルダ、またはF5CWTRFL.EXEコマンドの出力結果(移行資源)のフォルダが指定された場合は、ファイリングまたは移行資源の情報を読み込んで、保管フォルダを作成します。作成する保管フォルダ名に以下の半角文字が含まれていた場合には、「_」アンダーバーに変換されて保管フォルダが作成されます。

      \ , . : ; ? / < > * | " ^ '

  • ファイリング媒体上のList Works帳票とオーバレイを登録したい場合は、-lパラメタを指定し、-oパラメタには-sパラメタに指定したList Works帳票が格納されているフォルダの物理パスを指定してください。

  • 大量のList Works帳票やページ数の多いList Works帳票を登録する場合、登録に時間がかかる場合があります。