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Symfoware Server V12.0.0 セットアップガイド
FUJITSU Software

1.2 運用形態

Symfoware Serverでは、以下の運用形態があります。

以下に、それぞれの運用形態について説明します。

単一サーバ運用

単一サーバ運用は、1つのシステムに1つ以上のSymfoware/RDBの動作環境を作成します。

単一サーバの運用形態を、以下に示します。

図1.5 単一サーバの運用形態

クラスタシステムでの運用

クラスタシステムでは、運用系のRDBシステムと待機系のRDBシステムでシステムを二重化して運用します。

クラスタシステムでの運用形態には、一般的に以下の2つがあります。

1:1運用待機

1つのノードで1つのインスタンス(運用または待機)が動作する形態です。この形態は、ノードダウンした場合でも、処理能力の保証が可能なため、信頼性の高いシステムが構築できます。このため、ミッションクリティカルな基幹業務のシステム構築に向いています。

1つの運用インスタンスに対して、1つの待機インスタンスを配置します。

N:1運用待機

1つのノードで複数の待機インスタンスを持ち、その他のノードは、1つのノードにつき1つの運用インスタンスが動作する形態です。この形態は、運用ノードダウン時の処理能力の保証および待機ノード用コストの削減が可能です。このため、大容量のデータに対する問合せが要件となるデータウェアハウスなど、大規模データベースシステムの構築に向いています。

なお、1つのノードがノードダウンした後に、再びN:1の運用形態に戻すためには、切戻しの操作(業務の停止が必要)を行い、システムの形態を初期状態にします。


Symfoware Serverが実現するクラスタシステムでの運用形態を、以下に示します。

図1.6 クラスタシステムの運用形態

注) Symfoware Server Enterprise Editionと組み合わせた場合のみ運用可能です。