以下のオプションは、asadminコマンドでの共通なオプションです。
オプション名 | 簡略名 | 説明 |
---|---|---|
--terse | -t | 標準出力への出力を抑制します。 |
--echo | -e | コマンド実行時に、現在有効なオプション・オペランドを表示します。 |
--interactive | -I | コマンド実行時に、ユーザへの問い合わせを行うかどうかを指定します。 |
--host | -H | 接続先ホストを指定します。 |
--port | -p | 接続先ポートを指定します。 |
--secure | -s | Interstage Java EE DASサービスとの通信でSSLを利用するかどうかを指定します。 |
--user | -u | Interstage Java EE DASサービスのログインユーザ名を指定します。 |
--passwordfile | なし | パスワードエントリを格納しているファイルの名前を指定します。 |
--help | -? | ヘルプメッセージを表示します。 |
それぞれのオプションについて以下に説明します。
trueを指定した場合、コマンドの標準出力への出力内容は必要最低限のものになります。
シェルスクリプトなどからコマンドを実行する場合に使用します。
trueを指定した場合、コマンド実行時のオプション・オペランドが標準出力へ表示されます。
指定していないオプションについてもデフォルト値が表示されるため、コマンドがどのような条件で動作しているかを確認できます。本オプションを有効にした場合、コマンドが内部利用するオプションも表示されます。以下に出力例を示します。
>asadmin create-cluster --echo=true IJServer001 |
falseを指定した場合、コマンド実行時にユーザへの問い合わせを行わず処理を継続します。
本オプションはユーザへの問い合わせを行うサブコマンドだけで有効です。
Interstage Java EE DASサービスを実行するホストを指定します。本オプションが省略された場合、デフォルト値は"localhost"となります。
注意
--hostの値には、同一バージョンのInterstage Application Serverがインストールされているホストを指定してください。異なるバージョンがインストールされたホストとは、接続できません。
Interstage Java EE DASサービスの運用管理用HTTPリスナーのポート番号を指定します。本オプションが省略された場合、asadminenv.confファイルで定義された値が有効となります。
asadminenv.confファイルについては、「13.1 asadmin」の「asadminenv.confファイル」を参照してください。
Interstage Java EE DASサービスとの通信でSSLを利用するかどうかを指定します。trueに設定した場合、SSLを利用してInterstage Java EE DASサービスと通信します。
Interstage Java EE DASサービスのログインユーザ名を指定します。
本オプションが省略された場合は、デフォルト値の「admin」が使用される場合と、コマンド実行時にログインユーザ名の入力を求められる場合があります。ログインユーザ名の入力を求められた場合、デフォルトのログインユーザ名「admin」を入力してください。
パスワードエントリを格納しているファイルの名前を指定します。
Interstage Java EE DASサービスのログインパスワードを指定するには「AS_ADMIN_PASSWORD」を記述します。
その他、指定できるパスワードについては各サブコマンドの説明を確認してください。
本オプションが省略された場合は、コマンド実行時にログインパスワードの入力を求められます。指定したログインユーザに該当するパスワードを入力してください。
またファイルに使用できるエンコーディングは以下となります。
SJIS
EUC
UTF-8
パスワードファイルの書式は、以下のとおりです。
AS_ADMIN_PASSWORD=パスワード |
なお、パスワードに「\」(バックスラッシュ)を使用している場合は、「\」でエスケープして記載してください。
例
パスワードが「the\password」の場合
AS_ADMIN_PASSWORD=the\\password
パスワードファイルのファイルパスのセパレータに使用可能な文字は、'/'または'\\'です。以下に例を示します。
C:/password.txt |
注意
Interstage Java EE管理コンソールやlist-connector-security-maps (verbose指定有効時)サブコマンドでセキュリティーマップを参照すると、設定したパスワードがそのまま表示されます。このため、セキュリティ上、パスワードエイリアスの使用を推奨します。詳細は、「13.1.19.8 create-password-aliasサブコマンド」を参照してください。
サブコマンドのUsageを表示します。
なお、サブコマンドを指定しないで、以下のように「--help」を指定した場合は、使用可能なサブコマンドの一覧が表示されます。ここで表示される内容は、オペランドを指定しないでhelpコマンドを実行した場合と同じです。
>asadmin --help |