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FNA Server V7.2 使用手引書

4.6 端末情報(TCP/IP接続

セットアップユーティリティのツリービューにおいて、「FNA Server」→「端末情報」→「TCP/IP接続」を選択し、メニューから「プロパティ」を選択します。『TCP/IP接続のプロパティ』ダイアログボックスが表示されます。

TCP/IP接続のプロパティ(端末情報一覧ページ)

本ページでは、現在設定されているTCP/IP端末の一覧が表示され、TCP/IP端末の追加、更新、削除を行うことができます。

本ページでは、次の操作を行うことができます。

追加

端末情報を新規作成します。『端末情報(TCP/IP接続)のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、必要な情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

更新

「端末情報一覧」のリストで選択されている端末情報を更新します。『端末情報(TCP/IP接続)のプロパティ』ダイアログボックスが表示されるので、更新する情報を入力して、[OK]ボタンをクリックします。

削除

「端末情報一覧」のリストで選択されている端末情報を削除します。


TCP/IP接続のプロパティ(特殊設定ページ)

本ページでは、TCP/IP端末の端末二重接続の検出方法に関する設定を行います。なお、端末二重接続についての詳細は、「8.5 端末二重接続」を参照してください。

本ページでは、次の情報を設定します。

二重接続検出方法

FNA Serverが端末の二重接続を検出する方法を選択します。

  • IPアドレスとポート番号が一致した場合に二重接続とみなす

  • IPアドレスが一致した場合に二重接続とみなす

初期値:IPアドレスとポート番号が一致した場合に二重接続とみなす

▲ 注 意

「IPアドレスとポート番号が一致した場合に二重接続とみなす」を選択した場合、二重接続と判断される条件に「ポート番号」が含まれます。このため、端末接続時のポート番号が毎回変化するような端末の場合、二重接続となりません。なお、二重接続の詳細については、「8.5 端末二重接続」を参照してください。

参 考

FNA Server-端末間においてIPマスカレードやNATなどを使用したり、FNA Serverにターミナルサービス上で動作しているWSMGRを接続させる場合、複数の端末のIPアドレスが1つのIPアドレスに集約されます。これらのような場合、異なる端末が同一の端末とみなされてしまうことのないように、「IPアドレスとポート番号が一致した場合に二重接続とみなす」を選択します。

逆に、IPアドレスが集約されてしまうことがない場合、「IPアドレスが一致した場合に二重接続とみなす」を選択します。


端末情報(TCP/IP接続)のプロパティ(接続情報ページ)

本ページでは、TCP/IP端末とLUの関連付けを行います。

本ページでは、次の情報を設定します。

端末名

FNA Serverに接続する端末を識別するための名前を半角1~32文字以内で設定します。大文字、小文字は区別されます。端末名は、端末側の設定と合わせる必要があります。

デバイス情報

端末のデバイスと通信制御サービスで設定されているLU情報を関連付けます。

  1. リストからデバイスを選択して[選択]ボタンをクリックします。
    『LU・グループLUの選択』ダイアログボックスが表示されます。

  2. 関連付けを行うLU、またはグループLUを選択して[OK]ボタンをクリックします。LU、またはグループLUとの関連付けを解除する場合は、リストからデバイスを選択して[解除]ボタンをクリックします。


端末情報(TCP/IP接続)のプロパティ(詳細情報ページ)

本ページでは、TCP/IP端末の端末監視および処理優先度に関する設定を行います。なお、端末監視についての詳細は、「8.4 端末監視」を参照してください。

本ページでは、次の情報を設定します。

端末監視を行う

通信中の端末の接続状態を監視する場合は、チェックボックスをオンに設定します。

初期値:オン

端末監視時間

通信中の端末に対して送信する監視データの送信間隔を1~65535分の範囲で設定します。本情報は、「端末監視を行う」のチェックボックスをオンに設定した場合のみ有効です。

初期値:1分

▲ 注 意

端末監視を行う設定にした場合、FNA Server-端末間において、定期的にパケットが送信されます。FNA Server-端末間においてWANを経由する構成の場合、WANの課金に注意してください。


処理優先度

端末に対するデータを送信する際の処理の優先度を選択します。

  • 速度重視
    ACK(応答)を待たずにデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

  • 負荷軽減
    ACK(応答)を待ってからデータを送信するようにTCP/IPに要請します。

初期値:速度重視

参 考

「速度重視」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを無効にします。

「負荷軽減」の設定にした場合、Nagleアルゴリズムを有効にします。