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Systemwalker Desktop Keeper V14g 運用ガイド 管理者編
Systemwalker

8.1.1 ファイル持出し禁止

ポリシーとしてファイル持出し禁止を設定すると、クライアント(CT)がインストールされているPCのドライブ、ネットワークドライブ、リムーバブル、またはDVD/CDへのファイルやフォルダの持出しを禁止できます。

注意

使用している環境によって、機能が制限される場合があります

ポリシーを設定した場合、使用している環境によって、機能が制限される場合があります。
詳細は、“1.2.8 ファイル持出し禁止”を参照してください。


禁止されていても、持出しユーティリティを使用する場合は、ファイルやフォルダの持出しができます。暗号化して持ち出すか、平文のまま持ち出すかを選択できます。
持出しユーティリティについては、“1.2.5 持出しユーティリティ”、および“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド  クライアント編”を参照してください。


ポリシーの設定から禁止が有効になるまで

  1. ポリシーの設定
    [端末初期設定]画面、[ユーザーポリシー設定]画面、または管理コンソール起動直後の画面(CTポリシー設定画面)で設定します。
    [ファイル持出し禁止]タブで、ファイルの持出しを禁止する条件を設定します。

  2. ポリシーの反映
    設定したポリシーがデータベースに反映されます。

  3. ポリシーの適用
    設定したポリシーがクライアント(CT)に適用されます。

  4. ファイル持出し操作
    クライアント(CT)でファイルやフォルダを持ち出そうとした場合、以下のいずれかの状態になります。

    • 持出しできない

    • 持出しユーティリティを使用して暗号化して持出しできる

    • 持出しユーティリティを使用して暗号化しないで持出しできる

    • そのまま持出しできる

    DVD/CDへのファイル持出しは、メディアによって動作が異なります。詳細は“1.2.8 ファイル持出し禁止”、および“1.2.5 持出しユーティリティ”を参照してください。

    操作に関しては、“Systemwalker Desktop Keeper 運用ガイド  クライアント編”を参照してください。


禁止された場合

禁止対象のドライブなどに、「持出しユーティリティ」を使用しないで、ファイルやフォルダを持ち出そうとした場合、クライアント(CT)では禁止画面が表示されます。以下に画面の例を表示します。

持出しユーティリティを使用して暗号化して持出したファイルを復号する場合、パスワード入力時に、[暗号ファイル設定]画面で表示された[パスワード試行回数]を超えたときは、以下の画面が表示され、暗号化ファイルが削除されます。

持出しユーティリティを使用して暗号化して持出したファイルを復号する場合、[暗号ファイル設定]画面での[パスワード試行回数]表示が4回以上のとき、パスワード入力を連続で3回失敗すると、以下の画面が表示され、復号処理が終了します。

持出しユーティリティを使用して暗号化して持出したファイルを復号する場合、[暗号ファイル設定]画面で表示された[復号可能期限]を超えているにもかかわらず復号操作を実施したときは、以下の画面が表示され、暗号化ファイルが削除されます。