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Systemwalker Centric Manager 使用手引書 監視機能編

5.8 ポリシーを配付する

全体監視(Systemwalkerプロトコル)運用している場合、全体監視サーバから、自部門のノードへのポリシー配付はできません。

ポリシー配付画面を起動する

ポリシー配付画面を起動する方法は以下の2とおりの方法があります。

ポリシーを配付する

  1. [ポリシーの配付]画面で[OK]ボタンをクリックすると、配付が開始します。

  2. ポリシーの配付をキャンセルする場合は、[キャンセル]ボタンをクリックします。

    →ポリシーの配付のキャンセルは数十秒かかる場合があります。複数のポリシーを配付しているときに[キャンセル]ボタンが押された場合、既に配付が完了したポリシーはキャンセルされません。

  3. ポリシーの配付状況の詳細を表示する場合は、[詳細]ボタンをクリックします。

    注意

    [ポリシーの配付状況]ダイアログボックスの注意事項

    ポリシー配付中に[ポリシーの配付状況]ダイアログボックスを強制的に終了しないでください。強制終了すると、ポリシー配付を実行するプロセスが滞留し、以降のポリシー配付ができなくなる場合があります。

ポリシーの配付結果を確認する

ポリシーの配付に成功した場合

配付終了のメッセージを表示し[ポリシーの配付]画面が自動的に終了します。ポリシーの配付結果は[ポリシーの配付状況]画面で確認します。

ポリシーの配付に失敗した場合

エラーダイアログボックスが表示されます。エラーダイアログボックスのボタンをクリックし、[ポリシーの配付状況]画面を表示してください。

  1. [ポリシーの配付状況]画面を起動します。

    [Systemwalkerコンソール]の[ポリシー]メニューから[監視]-[ポリシーの配付状況]を選択します。ポリシーを配付する前から[ポリシーの配付状況]画面を起動している場合は、[ポリシーの配付状況]画面の[リフレッシュ]メニューを選択し、画面の情報を更新してください。

  2. 配付の成功を確認します。

    [ポリシーの配付状況]画面の左側ツリーにて「配付済み(配付成功)」を展開し配付したコンポーネントを選択します。画面右側のリストに配付したポリシーの情報が表示されると配付成功です。

  3. 配付の失敗を確認します。

    [ポリシーの配付状況]画面の左側ツリーにて“配付失敗”を展開し配付したコンポーネントを選択します。画面右側のリストに配付したポリシーの情報が表示された場合は配付が失敗しています。右側のリストの[配付結果]に表示されているエラーコードを参照し配付が失敗した原因を特定し、対処を行ってください。

    [配付結果]に表示されているエラーコードの詳細については、[ポリシーの配付状況]画面の“Systemwalker Centric Manager オンラインヘルプ”または“Systemwalker Centric Manager メッセージ説明書”の“[ポリシーの配付状況]画面に表示されるエラーコード一覧”を参照してください。

    注意

    ポリシー配付時の注意事項

    1. 配付が完了したポリシーを取り消すことはできません。ポリシー配付前の状態に戻す可能性がある場合は配付前のポリシーの設定状況を確認しておいてください。

    2. Systemwalker Centric Managerインストールディレクトリ配下に、作業用ファイルを格納しないでください。格納した場合は、配付エラー(アクセスエラー)となり、ポリシー配付に失敗する場合があります。

構成情報データのポリシーを配付する

構成情報データとは、ネットワーク管理が監視を行う際に必要なノード、セグメント、部門フォルダについての構成情報であり、運用管理サーバ上で自動的に作成されます。作成された構成情報データはポリシーとして各管理サーバに配付され、ネットワーク管理が監視を行う際に参照します。

構成情報データのポリシーを配付することにより、構成情報の変更が発生した場合の差分を反映し、最新の構成情報からネットワーク管理の監視をします。

構成情報データのポリシーの生成

構成情報データのポリシーは、以下の操作で自動的に生成されます。

構成情報データのポリシーの配付

構成情報データのポリシーは、以下の操作で配付されます。

構成情報データのポリシーの送信日時について

[ポリシーの配付状況]画面にて構成情報データのポリシーの送信日時が自動的に更新されている場合があります。これは、構成情報データの自動配付によりポリシー配付が自動的に行われたためであり、問題はありません。

[送信日時]が構成情報の変更が行われた時刻よりも古い場合は、構成情報データのポリシーの配付が行われていない可能性があります。ポリシーを配付し、構成情報データを更新してください。

自動配付の間隔の変更について

構成情報データのポリシーは通常は60分間隔で自動的に配付されます。この間隔は変更することができます。変更方法の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”の“mpdrpint(構成情報自動配付間隔設定コマンド)”を参照してください。

注意

ポリシーの自動配付の注意事項

  • 構成情報データのポリシーが配付されていない場合

    構成情報データのポリシーが配付されていない場合は、以下の現象が発生します。再度ポリシー配付を行い、構成情報データのポリシーを配付してください。

    • 新規追加されたノードから、部門管理サーバに通知されたSNMPトラップに対するイベントが[Systemwalkerコンソール]に表示されません。

    • フォルダに対して、稼働状態の監視、またはMIBの監視ポリシーを設定している状態で、フォルダ内のノードの追加/変更/削除が行われた場合、正しく監視されません。

  • 構成情報データの不整合について

    システムの負荷等の原因で構成情報データのポリシーの配付ができない場合、構成情報の不整合が発生します。この場合は、構成情報データが配付されていない場合と同様な現象が発生しますので構成情報配付コマンドを実行し、構成情報データを一括配付することで、現象を回避してください。mpdrpspm(構成情報配付コマンド)【Windows版】の詳細については、“Systemwalker Centric Manager リファレンスマニュアル”を参照してください。