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Symfoware Server V10.0.0 用語集

用語集

アーカイブログ

データベース破壊などの障害が発生した場合、そのデータベースを障害が発生する前の状態にリカバリするときに使用するログです。

アーカイブログ退避ファイル

アーカイブログファイルを外部媒体にバックアップしたファイルです。Symfoware Serverは、アーカイブログファイルを循環使用します。このため、一度使用したアーカイブログファイルを再使用する前には、アーカイブログファイル中のログデータを、外部ファイル上にバックアップします。アーカイブログ退避ファイルは、メディアリカバリで使用します。

関連用語: アーカイブログファイル、メディアリカバリ

アーカイブログ通番

アーカイブログファイルの使用順に振られた通し番号です。Symfoware Serverは、アーカイブログファイルを循環使用します。このため、アーカイブログファイルを使用した順番に通し番号をつけて識別します。

関連用語: アーカイブログファイル

アーカイブログファイル

データベースおよびRDBディクショナリのログデータが格納されるファイルのことです。アーカイブログファイルは、複数作成できます。データベースを更新すると、Symfoware Serverはアーカイブログファイルにログデータを書き出します。アーカイブログファイルが満杯となると、他のアーカイブログファイルに切り換えます。すべてのアーカイブログファイルが満杯になると、コマンドおよびアプリケーションが無応答状態になる場合があります。その場合、アーカイブログ退避ファイルを取得してください。アーカイブログファイルを利用する運用のことをアーカイブログ運用といいます。

関連用語: メディアリカバリ

相手指定

データベースに格納された値を、アプリケーションに取り出すために使用します。相手指定は、変数指定で指定します。

アクセス

記憶装置からデータを読み出したり、記憶装置にデータを書き込む動作のことです。本書では、データベースからデータを読み出したり、データベースにデータを書き込んだりすることを“アクセス”と呼びます。

アクセス禁止

データベースの状態のひとつです。データ保全のためアプリケーションからのデータベースへのアクセスが禁止された状態をいいます。たとえば、入出力障害やロールバック不可が発生した場合など、データベースのデータの内容が保証できなくなった場合に、このアクセス禁止の状態になります。アクセス禁止の範囲は、DSIまたはデータベーススペースです。

アクセスプラン

SQL文を実行する時のデータベースアクセス手順を表現したものです。

アクセスモデル

データベースにアクセスする時に選択するアクセス手順を分類したものです。

値式

列指定、変数指定、関数(集合関数など)、定数またはこれらを四則演算子(+,-,*,/)で組み合わせた指定を“値式”と呼びます。値式には、数値式、データ列値式、日時値式、および時間隔値式があります。

値指定

アプリケーションからデータベースに値を格納したり、データベースに格納された値と比較するための値を指定します。値指定には、変数指定、定数(数定数、文字列定数または各国語文字列定数)、キーワード“USER”、および動的パラメタ指定(?)が指定できます。

値の種類

変数の値の型です。WebScriptの変数に型は存在せず、変数の書かれている文脈によって、型が動的に決まります。“コンテキスト”とも呼びます。数値、文字またはリストのどれかになります。

アップグレード

インデックスの更新処理のことです。表に対するデータの更新、挿入および削除処理に伴って、その表に付随したインデックスも最新の状態を反映するように更新します。この処理をインデックスの“アップグレード”と呼びます。

アプリケーション

一般には、コンピュータの利用者の仕事に使うプログラムを総称してアプリケーションと呼びます。本書では、利用者の事務処理に応じてデータベースからデータを読み出したり、データベースにデータを書き込むプログラムをアプリケーションと呼んでいます。

アプレット

Webブラウザ上で動作するJavaプログラムを特にJavaアプレットと呼びます。JavaアプレットはWebサーバからダウンロードし、アニメーションや音声、動きのあるWebページなどをWebブラウザ上で実行させることが可能です。また、クライアント/サーバアプリケーションの作成にも利用できます。サイズも小さく、セキュリティの面でも配慮されています。

一意性制約

表または列の制約のひとつです。列または列の組合せに対して同じ値をもつ行が、表中に複数あってはならないという制約です。

一時表

一時表は、アプリケーションの利用者に対して専用に作成される表です。複数の利用者から、それぞれ同一の表名で利用することができます。以下のような、他のアプリケーションから独立した表として利用する場合に便利です。

  • 巨大なデータベースから利用者の必要なデータを抽出し、コンパクトな表を作成する場合

  • アプリケーションでの処理中のデータを一時的にバックアップする場合

  • プロシジャルーチンとのデータの受け渡しをする場合

一括差分複写

複写元データベースの差分データを複写先データベースに複写することです。

一括差分複写業務

一括差分複写の業務のことです。運用は、通常、 Linkexpressの自動スケジュール機能を使用して自動で行います。

イベント

業務を構成する処理の最小単位です。このイベントを組み合わせて1つの業務が完成します。

イメージデータ

WebScriptで扱う画像のデータです。

イルシデーションロック(elcidation lock)

占有モード指定により、SQL文単位に読み込んだ資源の占有方法を決めることができます。このように、明示的に排他制御を行う機能をイルシデーションロックと呼びます。

インスタンス

クラスタサービスを構成する論理的な要素です。インスタンスの状態が変化することでクラスタサービスが状態遷移します。

インターネット

世界中に散在する無数のネットワークを結び、1つのネットワークとして利用できる環境です。

インダウト状態

ロードシェアを実現する場合、複数のトランザクションのコミットの同期を取るために、2フェーズコミット制御を行います。2フェーズコミット制御においては、それぞれのトランザクションのコミット処理の延長において、1フェーズと2フェーズの間にシステムのダウン等が発生すると、トランザクションの結果として不定の状態が発生します。この状態をインダウト状態と呼びます。

関連用語: インダウト閉塞

インダウト閉塞

インダウト状態となったトランザクションで更新した資源は、一時的にアクセス禁止状態になります。この状態をインダウト閉塞と呼びます。

関連用語: インダウト状態

インダウトリカバリ

インダウトログファイルを用いて、インダウト閉塞となった資源をリカバリすることをインダウトリカバリと呼びます。

関連用語: インダウト閉塞、インダウトログファイル

インダウトログファイル

インダウト閉塞を行う場合、閉塞対象となる資源の更新ログを保存するために使用するログファイルです。インダウトリカバリ時には、インダウトログファイルを用いて、インダウト閉塞となった資源をリカバリします。

関連用語: インダウト状態、インダウト閉塞

インデックス

表のデータの検索効率を高めるためのキーデータです。Symfoware Serverでは表定義で指定した主キーだけでは効率的なデータ検索ができない場合に、補助的な位置付けのキーデータを作ることができます。これを“インデックス”と呼びます。インデックスは、表の列ごとに、または複数の列を組み合わせて作成することができます。インデックスの設定はインデックス定義または格納構造定義で行います。

インデックス管理コマンド

Accela BizSearch開発キットが提供するインデックスの操作機能のコマンド群です。

インデックス定義

表のどの列に対してインデックスを作成するかを定義します。データ操作効率を向上させるためには、検索頻度の高い列に対してインデックスが必要です。

インデックス定義ファイル

インデックスの構成情報を定義するファイルです。インデックス管理コマンドの入力ファイルのひとつです。

インデックスのDSI

インデックスに対して定義するDSIをいいます。

インデックスのDSO

インデックスに対して定義するDSOをいいます。インデックスのDSOは、BTREE構造です。

インデックスのデータ構造

インデックスの格納構造のタイプを表します。BTREEだけあります。

インデックス部

格納構造の構成要素のひとつです。データ部に格納されたデータを検索するためのインデックスのデータを格納する部分をいいます。BTREE構造の構成要素です。

関連用語: データ部

イントラネット

インターネットの技術を利用した企業内情報システムのことです。

埋込みSQL

SQL文の使用方法のひとつです。C言語およびCOBOLの高級言語を使用してアプリケーションを作成する場合に、データ操作にこの埋込みSQLを使用します。たとえば、COBOLの場合は、“EXEC SQL”と“END-EXEC”でSQL文をはさんで指定します。

埋込み例外宣言

アプリケーション中のSQL文の実行で、例外条件が発生した場合に、実行する処理を指定します。埋込み例外宣言は、WHENEVER文で指定します。

運用状態

サービスの状態のひとつです。サービスが正常運用の状態です。

運用待機

フェイルオーバの運用形態のひとつです。業務を実行する運用側のアプリケーションと、運用が故障したときにのみ業務を引き継ぐ待機側のアプリケーションがそれぞれ別のノードで動作している運用形態です。

運用形態には、以下があります。

  • N:1運用待機

  • N:M運用待機

  • 1:1運用待機

  • カスケード

運用モード

データ操作業務やデータベース保全・保守運用を行うノード側に設定する運用属性です。

エクステント

DSIを割り当てているデータベーススペースごとの領域の集合をエクステントと呼びます。

関連用語: サブエクステント

エクストラネット

インターネットの技術を利用した企業間情報システムのことです。イントラネットの利用範囲を特定の企業にまで広げたものです。

エスケープ文字

LIKE述語で、任意文字指示子の“_”、および任意文字列指示子の“%”の代替文字です。データ操作の検索条件の指定にLIKE述語が使用できますが、“%”または“_”そのものを検索する場合には、任意文字指示子に“%”または“_”の代替文字を定義して使用します。この代替文字を“エスケープ文字”と呼びます。

エレメント

セクション構成単位で、セクション内の細かい処理単位です。

関連用語: セクション

演算

WebScriptでの四則、比較および文字列結合などの演算のことです。

オーバフロー部

格納構造の構成要素のひとつです。RANDOM構造に特有のものです。プライム部のページに格納データが収まらない場合に備えて、超過したデータを格納するためのページを用意しておきます。オーバフロー部は、このような超過したデータを格納するための予備ページからなる部分をいいます。

関連用語: プライム部

オーバフローポインタ

RANDOM構造に特有のものです。プライム部のページに格納データが収まらない場合には、オーバフロー部のページに格納データを収めます(ページスプリットの場合はこれに当てはまりません)。その際に、プライム部の該当ページからオーバフロー部の該当ページに向けたポインタが張られます。このポインタを“オーバフローポインタ”と呼びます。

関連用語: オーバフロー部、プライム部

オープンサーバ

オペレーティングシステムがWindows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2であるPCサーバと、Solaris、LinuxであるUNIXサーバを総称して、オープンサーバといいます。

押出し型業務

複写元システムのデータを、データの送信により複写先システムに押し出す業務形態です。レプリケーションの管理の主体は、複写元システムになります。

オブジェクト

データベースを構成する資源のことです。データベースを構成するオブジェクトには、スキーマ、表、ビュー、インデックスといったオブジェクトがあります。

カーソル

データ操作において、操作の対象とする行を指示する指示子のことを“カーソル”と呼びます。カーソルはカーソル宣言で定義します。そして、OPEN文でカーソル使用の開始を、FETCH文でカーソルの移動を、CLOSE文でカーソル使用の終了を行います。

カーソル系のSQL文

データ操作のSQL文のうち、カーソルを使用して操作の対象とする行を指定するSQL文です。

カーネル編集

システム内で動作するプロセスの数や、共用メモリの大きさなど、UNIX系オペレーティングシステムの動作環境を定義することをいいます。カーネル構成ファイル(Solarisの場合は/etc/system、Linuxの場合は/etc/sysctl.conf)を修正して、これらの動作環境に関する値を定義します。

ガーベジコレクション

データベース内の情報が頻繁な挿入および削除などの操作の繰り返しにより、断片化が発生することがあります。断片化が発生すると空きは充分あるのですが、空きの単位が小さすぎるために必要とする連続領域が獲得できず、領域不足に陥る場合があります。このような状態を回避するためにデータベース上に存在するたくさんの小さな空きを1つにまとめて大きな連続領域にする操作を行います。このような操作をガーベジコレクションといいます。

改ざん

記録情報が何者かにより、不正に書き換えられてしまう脅威です。

回答フィールド

インデックス定義ファイルに記述する定義項目のひとつです。検索結果の取り出し情報を指定します。

外部ルーチン

外部ルーチンとは、利用者がC言語などで作成したプログラムを動的リンクライブラリとしてサーバに登録し、SQL文から呼び出すものです。外部ルーチンの利点は、文字型データの整形などSQLの関数では限界がある複雑な処理を、C言語などの低レベル言語を使用することで容易に行うことができる点です。Symfoware Serverでは、外部ルーチンを作成する言語として、C言語を対応しています。

拡張SQL文識別子

被準備文の名前を動的に指定するための文字列型の埋込み変数を、“拡張SQL文識別子”と呼びます。

拡張SQL文識別子を使用すると、PREPARE文などの被準備文を操作するSQL文を共通化でき、アプリケーションのコーディング量を削減することもできます。

拡張カーソル

ALLOCATE CURSOR文で定義したカーソルを“拡張カーソル”と呼びます。拡張カーソルは、カーソルの名前を、文字列型の埋込み変数である拡張カーソル名に指定したものです。拡張カーソル名は、操作するカーソルの数や実行するSQL文の数が動的に変化する場合に有効です。

拡張カーソル名を使用すると、動的OPEN文などのカーソル操作文を共通化でき、アプリケーションのコーディング量を削減することもできます。

拡張漢字

富士通が独自に開発したJEFコードの中で、JIS漢字に含まれない漢字コードです。

拡張非漢字

富士通が独自に開発したJEFコードの中で、JIS非漢字に含まれない記号を表す文字コードです。

拡張文字

拡張文字とは、以下の3文字を指します。

@ \ #

確定処理

業務確定コマンドを実行し、レプリケーション業務が正常に終了したことを宣言するための処理です。Linkexpressの自側ジョブ起動イベントまたは相手側ジョブ起動イベントで定義します。

格納グループ

レプリケーショングループのうち、複写先システムで定義したレプリケーショングループを、特に、格納グループと呼びます。

格納構造

論理構造および物理構造とともにデータベースの構造のひとつです。表の行や列として論理的に表現されたデータを、データベーススペース上に格納データとして物理的に配置する構造のことです。格納構造はDSOおよびDSIで表現されます。実表に対する格納構造として、RANDOM構造、SEQUENTIAL構造およびOBJECT構造があります。また、インデックスに対する格納構造としてBTREE構造およびXML構造があります。

格納構造定義

表とデータベーススペースとの対応関係の定義を格納構造定義と呼びます。格納構造定義には、DSO(Data Structure Organization)定義と、DSI(Data Structure Instance)定義の2つがあります。

格納処理

データベース格納コマンドを実行し、データを複写先データベースに格納するための処理です。Linkexpressの自側ジョブ起動イベントまたは相手側ジョブ起動イベントで定義します。

格納データ

データベーススペースに格納されている状態のデータのことです。表の行や列がデータの論理的な側面を表すとすれば、格納データはデータの物理的な側面を表します。

関連用語: 物理構造

格納データの再配置

データベースのアクセス処理効率を維持するために、データの格納状況の悪化を調整するチューニング作業のことを格納データの再配置と呼びます。一般にデータベースの再編成と呼ばれる作業のひとつです。

片側運用状態(PRIMECLUSTER)

切替えまたは切捨てが発生し、待機系のクラスタアプリケーションが存在しない状態で、運用系のクラスタアプリケーションがクラスタアプリケーションを担っている状態です。

片側運用状態(SafeCLUSTER)

切替えまたは切捨てが発生し、待機インスタンスが存在しない状態で、運用インスタンスがクラスタサービスを担っている状態です。

可用性

情報資産が定められた方法でいつでも利用できるようにすることです。可用性は、正当な権限を持つ者が、情報資産へのアクセスを継続できることの保証をしています。

関係演算

リレーショナルデータベースでは、指定した列のデータだけ取り出したり、条件を満たすデータの集合を取り出したりすることができます。これを“関係演算”と呼びます。関係演算には、選択(Selection)、射影(Projection)、結合(Join)の3種類があります。“選択”とは、表の中から特定の条件に合致した行を取り出すことをいいます。“射影”とは、表から特定の列だけを取り出すことをいいます。“結合”とは、結合の条件を指定し、2つ以上の表から1つの表を作りだすことをいいます。

監査ログ

日常の管理者および利用者の監視や、セキュリティ上の問題が発生した場合の原因を特定するための情報として、利用者の行った処理、管理者の行った処理、発生した異常な事象をログとして残しています。このログを監査ログと呼びます。

監査ログエレメント

監査ログ表は、複数のDSIに分割されています。この監査ログ表のDSIを監査ログエレメント(または略してエレメント)と呼びます。

監査ログデータベース

監査ログ表によって構成されるデータベースです。

監査ログ表

監査ログを格納する表のことです。監査ログ表は、通常の表と同様にSQLでアクセスすることができます。

監査ログ用ロググループ

監査ログ用ロググループとは、監査ログ専用に作成するロググループです。監査ログ用ロググループは、RDBシステム内で1つ存在します。監査ログ用ロググループには、監査ログ用のログ管理ファイル、テンポラリログファイルおよび監査ログデータベースがあり、監査用のログが蓄えられます。なお、このロググループ内にユーザデータベースは作成できません。

関数

SQL文で使用できる関数には、集合関数があります。

関連用語: 集合関数

管理者

システムのセキュリティ管理を含めた運用および維持に責任と特別な権限をもつ人のことです。Symfoware ServerおよびSymfoware Serverを利用して提供するサービスを管理する人です。OSのスーパーユーザまたは、“Administrators”グループに属するユーザであり、OSやネットワークといった環境の全体を管理します。

機密保護

機密保護は、特定の利用者に権限を与えることによって、データベースの機密を保護します。機密保護機能には、コマンドや各種ファイルに対する機密保護とデータベースアクセスに対する機密保護があります。

表の構成要素です。リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現します。

脅威

システムに損害を与える可能性のある行為または事象のことです。脅威には、なりすまし、改ざんなどがあります。

行識別子

データベース中の任意の表の行を一意に識別します。利用者は単一行SELECT文またはFETCH文によって取り出した行識別子を使用して、任意の行を操作することができます。

業務

Linkexpressで定義する、1つまたは複数のイベントから成り立つものを業務と呼びます。

業務確定コマンド

指定した抽出定義に対する全複写業務や一括差分複写業務が正常終了したことを宣言します。また、仕掛かり中の業務を取り消すこともできます。確定処理と業務取消しで実行します。

業務サーバ

業務を実行するLinkexpressサーバのことです。

業務スケジュール

Linkexpressで定義した業務を実行するタイミングのことです。

業務定義

イベントを組み合わせて業務を作成することです。

業務取消し

業務確定コマンドを実行し、仕掛かり中のレプリケーション業務を取り消すための処理です。Linkexpressの自側ジョブ起動イベントまたは相手側ジョブ起動イベントで定義します。

共有セション

あらかじめ一定量のWebScriptセションを開設しておき、WebScriptの利用者は、開設済のセションのどれかで、拡張タグの処理を行うセション形態です。利用時にセションを開設する必要がなく、実行のためのメモリや資源を一定量に押さえることができます。共有セションでは、WebScriptグローバル変数の利用やRDBコマンドの利用ができません。

共有モード

Symfoware Serverの各機能で、ディクショナリやデータベースの資源を占有するときの、占有の強さを示すモードのひとつです。“共用モード”または“参照モード”とも呼ばれます。データ操作におけるデータのロックの強さは、以下のようになります。共有モードでロックされたデータは、ほかのトランザクションのデータ操作は、参照だけが許され更新操作はできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションのデータの更新操作は、待ち状態となります。共有モードで資源を占有する機能と、非共有モードで資源を占有する機能は、同時に動作することができません。共有モードで資源を占有する機能は、共有モードまたは弱共有モードで資源を占有する機能と同時に動作できます。

関連用語: 弱共有モード、非共有モード

共用ソート作業域

Symfoware Serverのソート作業域のひとつです。共用ソート作業域は、利用者が用意し、そのディレクトリシステム共通の動作環境ファイルに指定します。

関連用語: 固有ソート作業域、ソート作業域

共用ディスク

共用ディスク装置の使用形態のひとつで、それぞれのノードのアプリケーションの責任により、同時にアクセス可能な形態です。同時アクセス用共用ディスクとも言います。

共用ディスク装置

複数のノード間に接続されているディスク装置です。運用方法により、共用ディスクと切替ディスクがあります。

共用バッファ

データベースのアクセス用のバッファです。共用バッファプールと呼ぶ場合もあります。共用バッファは、複数のアプリケーションでデータを共用できるため、アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。

共用バッファ識別子

個々の共用バッファプールを識別するための名前のことです。

共用バッファの割当て

表やインデックスの分割した単位に共用バッファを割り当てて、アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。

共用バッファプール

データベースのアクセス用のバッファです。共用バッファと呼ぶ場合もあります。共用バッファプールは、複数のアプリケーションでデータを共用できるため、アプリケーション間で共通してアクセスするデータの入出力回数を減少させることができます。

共用メモリ

プロセス間で相互に参照が可能なメモリ領域をいいます。Symfoware ServerのプロセスとアプリケーションやRDBコマンドの間での情報交換を行うために使用しています。

関連用語: 共用バッファ、ローカルメモリ

共用モード

排他の強さを示すモードのひとつです。参照モードとも呼ばれ、データ操作におけるデータのロックの強さを表したものです。共用モードでロックされたデータは、ほかのトランザクションのデータ操作は、参照だけが許され更新操作はできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションのデータの更新操作は、待ち状態となります。

切替え(PRIMECLUSTER)

状態遷移のひとつです。切替えは、運用系のクラスタアプリケーションで異常または切替え依頼が発生した場合に、運用系のクラスタアプリケーションを停止し、待機系のクラスタアプリケーションを運用系のクラスタアプリケーションに切替え、クラスタアプリケーションの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。

切替え(SafeCLUSTER)

状態遷移のひとつです。切替えは、運用インスタンスで異常または切替え依頼が発生した場合に、運用インスタンスを停止し、待機インスタンスを運用インスタンスに切替え、クラスタサービスの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。

切替えディスク

複数のノード間に接続されているディスク装置です。クラスタシステムでは、ディスクへのアクセスの制御を行います。通常時は1つのノードからしかアクセスできず、ノードの切替えが発生したときに、データのアクセスを引き継ぐように設定されています。

切捨て(PRIMECLUSTER)

状態遷移のひとつです。切捨ては、待機系のクラスタアプリケーションで異常または停止依頼が発生した場合に、待機系のクラスタアプリケーションを停止し、クラスタアプリケーションの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。

切捨て(SafeCLUSTER)

状態遷移のひとつです。切捨ては、待機インスタンスで異常または停止依頼が発生した場合に、待機インスタンスを停止し、クラスタサービスの状態が運用状態からフェイルオーバ状態へ状態遷移することです。

切戻し(PRIMECLUSTER)

クラスタアプリケーションの状態遷移が、切替え、組込みと引き続き2回状態遷移することです。

切戻し(SafeCLUSTER)

クラスタサービスの状態遷移が、切替え、組込みと引き続き2回状態遷移することです。

組込み(PRIMECLUSTER)

状態遷移のひとつです。組込みは、ユーザがクラスタアプリケーションを組み込み、クラスタアプリケーションの状態がフェイルオーバ状態から運用状態へ状態遷移することです。

組込み(SafeCLUSTER)

状態遷移のひとつです。組込みは、ユーザがインスタンスを組み込み、クラスタサービスの状態がフェイルオーバ状態から運用状態へ状態遷移することです。

組込み関数

文字列、数学および時間などを処理するWebScriptに組み込まれている関数です。

クライアント

クライアント・サーバモデルにおいて、データ処理を要求する動作単位のことです。データベースをクライアント・サーバモデルで活用する場合は、サーバのデータベースに対してアクセスを要求するアプリケーションは、クライアントに構築します。

クライアント・サーバモデル

あるデータ処理を行う場合に、処理を要求する動作単位(クライアント)と処理を実行する動作単位(サーバ)とを分離し、実現する方式です。

位取り

SQLのデータ型で、10進を表現する真数型(NUMERICまたはDECIMAL)の数値の少数点以下の長さを表します。

クラスタアプリケーション

クラスタドメイン内で運用される業務に相当するクラスタシステム上の概念です。クラスタアプリケーションは複数のインスタンスから構成されます。

クラスタアプリケーションの運用状態

クラスタアプリケーションが取りうる状態のひとつです。クラスタアプリケーションが正常運用の状態です。

クラスタアプリケーションの状態

クラスタアプリケーションが取りうる状態です。クラスタアプリケーションの状態には運用状態、停止状態、フェイルオーバ状態があります。

クラスタアプリケーションの状態遷移

クラスタアプリケーションの状態が、ある状態から別の状態に変化することです。そのクラスタアプリケーションを構成するインスタンスの状態遷移が発生することで、クラスタアプリケーションの状態遷移が生じます。

クラスタアプリケーションの停止状態

クラスタアプリケーションが取りうる状態のひとつです。クラスタアプリケーションに関するすべてのインスタンスが停止している状態です。

クラスタアプリケーションのフェイルオーバ状態

クラスタアプリケーションが取りうる状態のひとつです。クラスタアプリケーションに関するインスタンスのうちの1つが停止している状態です。

クラスタキー

データを格納するページを決めるキーとなる列の組のことです。クラスタキーの値が等しいデータは、同一のバケットまたはオーバフロー部のバケットに格納します。クラスタキーは、表のDSO定義のCLUSTERオプションで指定します。省略すると、対応する表の主キーがクラスタキーとなります。

クラスタサービス

クラスタドメイン内で運用される業務に相当するクラスタシステム上の概念です。クラスタサービスは複数のインスタンスから構成されます。

クラスタサービスの運用状態

クラスタサービスが取りうる状態のひとつです。クラスタサービスが正常運用の状態です。

クラスタサービスの状態

クラスタサービスが取りうる状態です。クラスタサービスの状態には運用状態、停止状態、フェイルオーバ状態があります。

クラスタサービスの状態遷移

クラスタサービスの状態が、ある状態から別の状態に変化することです。そのクラスタサービスを構成するインスタンスの状態遷移が発生することで、クラスタサービスの状態遷移が生じます。

クラスタサービスの停止状態

クラスタサービスが取りうる状態のひとつです。クラスタサービスに関するすべてのインスタンスが停止している状態です。

クラスタサービスのフェイルオーバ状態

クラスタサービスが取りうる状態のひとつです。クラスタサービスに関するインスタンスのうちの1つが停止している状態です。

クラスタシステム

複数の相互に独立したコンピュータシステムが、あたかも1つのシステムであるかのように協調作業を行うシステムのことです。

クラスタシステム対応機能

クラスタシステムでレプリケーションを実現するための機能です。

クラスタ制御

高い信頼性および拡張性を要求されるシステムにおいてクラスタシステムを実現するためのソフトウェアです。SafeCLUSTERに含まれる各種の異常の検出や、状態遷移を担うコンポーネントです。

クラスタドメイン

業務を運用する上で必要なノード群です。クラスタシステム制御プログラムによって、同一に監視されるノード群でもあります。

関連用語: ノード

クラスタノード

PRIMECLUSTERシステムを構成し、業務を動作させるノードです。

グループウェア

人による協調作業の質や効率を高めるためのシステムです。オンライン会議や電子メールシステムなどを利用します。

グループ化列

問合せ指定の表式でGROUP BY句に指定された列を“グループ化列”と呼びます。

関連用語: グループ表

グループ単位のレプリケーション

参照関係のある複数の表をグループ化してレプリケーションすることにより、複写先システムでも表の間の参照関係を保証する機能です。

グループ表

問合せ指定の表式でGROUP BY句を指定して導出される表を“グループ表”と呼びます。グループ表では、グループ化列の値が同じ行同士が集まってグループとなります。グループ表から取り出すことができる値は、グループ化列の値か、またはグループの中で集合関数を適用した結果の値です。

関連用語: グループ化列

グローバルサーバ

オペレーティングシステムがOSIV/MSPまたはOSIV/XSPであるメインフレームのことです。

グローバル変数

WebScriptのフォーマットファイル間で有効な変数です。グローバル変数は、WebScriptセションの間、有効となります。個別セションだけで利用できます。

結合(ジョイン)

関係演算の種類のひとつです。リレーショナルデータベースでは、2つ以上の表から1つの表を作りだすことができます。これを“結合”と呼びます。

結合表

結合によって導出される表を“結合表”と呼びます。

関連用語: 結合

権限

定義したデータベース資源に対して、利用者が許されるその資源に対する操作資格をいいます。権限の種類は定義する資源によって異なります。

権限受領者

権限の定義で、指定した権限を受ける利用者の認可識別子の集合です。特別な場合としてすべての利用者を表すPUBLICがあります。

検索サーバ

検索を処理するAccela BizSearchのサーバのことです。検索データベースを利用して検索処理を実行します。

検索データベース

検索サーバが検索サービスを提供する単位です。1つ以上のインデックスから構成されます。

検索パス

XMLグループの定義処理において、データベースに格納したXMLデータを検索するために、XMLデータの中で検索の対象となる部分を表現したものです。

検索フィールド

インデックス定義ファイルに記述する定義項目のひとつです。検索対象とするかどうか、検索対象とした場合に、文字として扱うのか数値として扱うのかを指定します。

限定述語

SQLの探索条件を指定する方法のひとつです。限定子(“ALL”、“SOME”または“ANY”)を使用して、1つの列からなる行の集まりと比較することを指定するのに使用します。

限定値リスト

SQL文の探索条件に指定するIN述語は、値の集合との比較により操作対象行を特定するために使用します。IN述語で比較対象とする値の集合は、限定値リストで指定します。たとえば列C1の値が、1、3、または5である行を特定する場合、“C1 IN(1、3、5)”と指定します。括弧の内側が限定値リストです。

コード系

2バイトまたは3バイトで文字を表現します。

コールバック関数

コールバック関数は、SQL文の処理が実行される直前と直後で呼び出される関数です。この関数はあらかじめ利用者が作成する関数です。

降順

表を検索する場合の、ソート列を降順に並べます。

更新可能カーソル

データ操作のSQL文でカーソルによる更新、および削除が可能なカーソルを、“更新可能カーソル”と呼びます。カーソルが更新可能カーソルとなることは、カーソル宣言の記述で決まります。たとえば、問合せ指定のFROM句に指定される表が1つだけなどの条件が満たされる場合に、更新可能カーソルとなります。

関連用語: 読込み専用カーソル

更新チェック

ビュー表に対してのINSERT、UPDATEを実行する場合に、ビュー表に定義している探索条件を満たすかどうかを検査することを指定する機能です。

更新モード

排他の強さを示すモードのひとつです。非共用モードとも呼ばれ、データ操作におけるデータのロックの強さを表したものです。更新モードのロックが獲得されたデータは、他のトランザクションでデータ操作することはできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、他のトランザクションの実行は、待ち状態となります。

関連用語: 参照モード

構造体ホスト変数

構造体型として宣言したホスト変数を構造体ホスト変数と呼びます。構造体ホスト変数を宣言すると、各メンバがデータベースの各列に対応するように扱われるので、複数列のデータを行単位で操作することができます。また、複数行の一括挿入もできます。ポインタ変数と組み合わせて利用することにより、アプリケーションが簡潔化され、保守性が向上します。

項目

表を構成する列を指します。

項目参照

プロシジャルーチンのSQL手続き文で、値を参照または設定を行うSQL変数名、パラメタ名を指定します。SQL変数名またはパラメタ名と同名の表の列名を指定する場合、表名修飾をしなければいけません。

国際セキュリティ標準ISO 15408

情報技術に関連した製品およびシステムが適切に設計され、その設計がきちんと漏れなく実装されているかどうかを評価するためのセキュリティ基準です。情報セキュリティ評価基準とも呼びます。

異なるキー値数

最適化情報のひとつです。データベースの格納データのキー値の内で、互いに異なっている値の数をいいます。たとえば、データベースの格納データのキー値がすべて異なっている場合は、異なるキー値数は格納データ数に一致します。逆に、すべての格納データのキー値が同じである場合には、異なるキー値数は1です。

コネクション

クライアントとサーバとの間を結んだ接続関係のことです。アプリケーションからCONNECT文により、サーバとのコネクションを接続します。また、DISCONNECT文により、サーバとのコネクションを切断します。

個別セション

WebScriptの利用者からのログイン要求に応じてWebScriptセションが作成され、拡張タグの処理を行うセション形態です。利用時にセションを開設するため、ログインのためのコストがかかり、実行のためのメモリ資源は、ログインした利用者に比例して消費します。WebScriptのグローバル変数が利用できるので、複数の処理で1つの業務を行う場合に、利用者がCookieなどの処理をする必要がなくなり、生産性が向上します。

コミット

処理中のトランザクションのデータ操作の有効化をコミットと呼びます。トランザクションの中でのデータ操作が実際にデータベースに反映されます。コミットは、アプリケーションが意図的にCOMMIT文を発行することで制御します。

関連用語: ロールバック

コミュニケーションウェア

柔軟な分散システムを実現する連携ソフトウェア製品グループです。

固有ソート作業域

Symfoware Serverのソート作業域のひとつです。固有ソート作業域は、利用者が用意し、そのディレクトリをアプリケーション固有の動作環境ファイルに指定します。

関連用語: 共用ソート作業域、ソート作業域

サーバ

クライアント・サーバモデルにおいて、データ処理を実行する動作単位のことです。データベースをクライアント・サーバモデルで活用する場合は、データベース本体は、サーバに構築します。

サーバサイドスクリプト

サーバで動作するスクリプトには、動的なHTMLを生成して、ブラウザにHTMLを表示させることができます。サーバサイドスクリプトには、HTML拡張タグ、VBスクリプトまたはサーバで動作するJavaScriptなどがあります。

サーバサイドスクリプトエンジン

サーバサイドスクリプトを実現するサーバ側のサービスです。

サーブレット

開発効率に優れた、Webサーバ上で動作するJavaアプリケーションです。ダイナミックな処理結果を返却するアプリケーションの開発に適しています。

最適化情報

Symfoware Serverでは、最適化処理のための基礎情報を最適化情報と呼びます。最適化情報には、実表のデータ量(行数)、インデックスの階層数、および異なるキー値の数などがあります。Symfoware Serverは、SQL文や最適化情報を総合的に評価して、最も効率のよいデータ操作の処理手順を決めます。なお、最適化情報は、RDBコマンドで収集します。

最適化処理

SQL文の指令と結びつく表を調べて、探索条件に見合った最も効率のよい処理手順を決めます。これを最適化処理と呼びます。最適化処理はオプティマイザと呼ぶ場合もあります。

最適化パラメタ

動作環境ファイルのパラメタのうち、アクセスプランを変更するためのパラメタです。

作業用ソート領域

Symfoware Serverがソート処理のために使用する一時的な領域のことです。Symfoware Serverがデータ操作、データのロードを行う場合に、データのソート処理が必要になる場合があります。ソート処理のための作業域を作業用ソート領域と呼びます。作業用ソート領域は、一定量までは仮想記憶を使用し、一定量を超えると磁気ディスク上のソート作業域を使用します。使用する仮想記憶の量は、動作環境ファイルで指定することができます。

関連用語: ソート作業域

作業用テーブル

Symfoware Serverシステムが、データ操作のために使用する一時的な表のことです。Symfoware Serverシステムがデータ操作の実行時に、中間結果の保存が必要になる場合があります。中間結果を保存する表のことを“作業用テーブル”と呼びます。作業用テーブルは、一定量までは仮想記憶を使用し、一定量を超えると磁気ディスク上のソート作業域を使用します。使用する仮想記憶の量は、動作環境ファイルで指定することができます。

関連用語: ソート作業域

削除領域の再使用

インデックスのデータ構造で、行の削除によりインデックスのページ内に有効なデータがなくなった場合に、そのページを未使用として必要になった時点で再使用を行う機能のことです。

サブエクステント

エクステントはDSIの割り当て状況によって、複数に分割される場合があります。分割された領域の各単位を、サブエクステントと呼びます。

関連用語: エクステント

差分・差分データ

アプリケーションが複写元データベースを更新する前と後とでは、更新、追加、削除した分だけデータが異なっています。これらのデータの違いを差分といい、異なっているデータを差分データといいます。

差分抽出

複写元データベースの抽出対象のデータのうち、差分データだけを抽出することです。差分抽出したデータを複写先データベースに複写すると一括差分複写となります。

差分データ

アプリケーションが複写元データベースを更新する前と後とでは、更新、追加および削除した分だけデータが異なっています。これらのデータの違いを差分といい、異なっているデータを差分データといいます。差分ログと同じ意味で使用されます。

差分ログ

差分データをレコード形式で表現したものです。複写元データベースを更新するアプリケーションが動作すると、差分ログがトランザクションログファイルやトランザクションログデータベースおよび差分ログファイルといったログファイルに蓄積されていきます。

差分ログの追出し

通常は自動的に行われるトランザクションログファイルから差分ログファイルへの差分ログの振り分けを、強制的に行うことです。差分ログの追出しコマンドで行います。

差分ログの取得開始コマンド

差分ログを取得可能な状態にするコマンドです。

差分ログの取得終了コマンド

差分ログの取得可能状態を解除するコマンドです。

差分ログの破棄

差分ログファイル中の差分ログを削除することです。差分ログの破棄コマンドで行います。

差分ログファイル

抽出定義ごとに存在する、差分ログの蓄積用ファイルです。

参照ダンプ

ETERNUSを用いて、Advanced Backup Controllerを利用する際に、swstbackupコマンドのkオプションにより取得した退避データです。更新が終了し、参照のみとなったデータをバックアップするために使用します。

参照モード

排他の強さを示すモードのひとつです。“共用モード”とも呼ばれ、データ操作におけるデータのロックの強さを表したものです。参照モードでロックされたデータは、ほかのトランザクションのデータ操作は、参照だけが許され更新操作はできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションのデータの更新操作は、待ち状態となります。

資源選択フレーム

WebDBtoolsのフレームのひとつです。各操作を行うためのデータベースのオブジェクトを選択するためのフレームです。ウィンドウの左に生成されます。

自己調整

データベース上のレコードを最適な状態で保持するために、Symfoware Serverではデータベース上にできるだけ断片化が発生しないようにレコードを格納する際に可能な範囲で空き領域の管理を行っています。これを自己調整といいます。

システム表

システム表は、Symfoware Serverの利用者が定義したデータベースやスキーマなどの定義情報を管理する表です。RDBディクショナリと呼ぶこともあります。

システムファイル

Symfoware Serverでは、以下に示すファイルのことをまとめて、システムファイルといいます。

  • RDBディクショナリ

  • RDBディレクトリファイル

  • ロググループ管理ファイル

  • ログ管理ファイル

  • テンポラリログファイル

  • アーカイブファイル

システム変数

WebScriptによって用意される変数です。システム変数には、QUERYパッケージ変数、COOKIEパッケージ変数およびSYSTEMパッケージ変数があります。実行環境、エラー情報およびフォーマットファイルを呼び出したHTMLのフォーム変数などがあります。

システムロググループ

スケーラブルログ運用を行っている場合に作成するロググループのひとつです。システムロググループは、RDBシステム内に1つ存在します。システムロググループには、RDBディクショナリやユーザロググループに属していないデータベーススペースに対するログが蓄えられます。

実行エレメント情報

SQL文実行時に扱ったデータ量および資源量に関する情報です。

実表

論理構造定義において実表として定義された表です。データ本体がデータベーススペースに格納されます。

指定

表の分割格納をする場合の、条件のひとつです。分割値が等しい場合に対象DSIに行を格納します。

シフトJIS

JISコードをもとに漢字を2バイトで表現するコード系で、第1バイトで英数字、半角カナ、漢字を区別できます。パソコンでの利用で発展し、現在はUNIXでもサポートされている。

シフトJISコード

シフトJISコードは、英数字および制御文字は1バイトで表現されます。各国語文字は、1文字が2バイトとして制御されます。パソコンでの利用で発展し、現在はUNIXでもサポートされています。

ジャーナル

グローバルサーバまたはPRIMEFORCE上での差分ログの形式です。

弱共有モード

Symfoware Serverの各機能で、ディクショナリやデータベースの資源を占有するときの、占有の強さを示すモードのひとつです。弱共有モードで資源を占有する機能と、弱共有モードまたは非共有モードで資源を占有する機能は、同時に動作することができません。弱共有モードで資源を占有する機能は、共有モードで資源を占有する機能と同時に動作できます。

関連用語: 共有モード、非共有モード

集合演算

SQLでは、2つの表に含まれるそれぞれの行の集まりのあいだで演算を行うことができます。これを“集合演算”と呼びます。集合演算には、集合和(Union)、集合差(Except)、集合積(Intersect)の3種類があります。“集合和”とは、2つの表に含まれるすべての行を取り出すことをいいます。“集合差”とは、一方の表に存在し、他方の表には存在しない行を取り出すことをいいます。“集合積”とは、2つの表のあいだで同じ値を持つ行だけを取り出すことをいいます。集合演算の結果は、重複する行がある場合には1行だけ取り出すのが一般的です。ただし、必要である場合には重複する行をそのまま結果として取り出すこともできます。

集合関数

SQLでは、“集合関数”と呼ぶ関数をデータ操作に使用できます。集合関数には、表または列の行数を求める関数(COUNT)、列の平均値を求める関数(AVG)、列の最大値を求める関数(MAX)、列の最小値を求める関数(MIN)、および列の合計を求める関数(SUM)があります。

収集文書リストファイル

インデックス対象の表から抽出したデータをリスト形式で記述したファイルです。インデックスを作成するときの基本情報として使われます。インデックス管理コマンドの入力ファイルのひとつです。

集約型モデル

レプリケーションの運用モデルのひとつで、レプリケーションを利用して、複数のデータベースのデータを1つのデータベースに集約する運用形態です。通常は、複写元システムと複写先システムはn:1の関係になります。

主キー

論理構造の設計の大きな要素のひとつです。表の中の行を一意に特定できる列または列の組を“主キー”と呼びます。表定義の一意性制約のプライマリキーで指定します。

受信ファイル

格納処理の入力ファイルです。データ送信またはデータ受信により、複写先システムで獲得されます。

述語

SQL文で、操作の対象となる行を特定するための探索条件を指定する要素です。述語には、比較述語、BETWEEN述語、IN述語、LIKE述語、NULL述語、限定述語、およびEXISTS述語があります。探索条件は、述語とブール演算子の組合せで指定します。

順序

システム全体で一意な値を生成する機能です。SQL文中に順序を指定することで生成した値を使用することができ、表の主キー値の作成に主に利用することができます。

ジョイン(結合)

関係演算の種類の1つです。リレーショナルデータベースでは、2つ以上の表から1つの表を作りだすことができます。これを“結合”と呼びます。

ジョインキー

表の結合を行う際に、比較演算子“=”で関連付けた結合対象の列です。

障害情報

データベースにどのような障害が発生しているかを知るための情報です。たとえば、アクセス禁止状態になっている資源、およびアクセス禁止状態になった原因などの情報が含まれます。

詳細処理フレーム

WebDBtoolsのフレームのひとつです。各操作の詳細な処理を選択したり実行したりするフレームです。ウィンドウの右に生成されます。

詳細処理領域

WebDBtoolsの詳細処理フレーム中の領域です、各詳細処理の選択メニューや操作画面を表示します。詳細処理フレームの中心部に位置します。

昇順

表を検索する場合の、ソート列を昇順に並べます。

状態遷移

クラスタサービスの状態が、ある状態から別の状態に変化することです。

状態変数

SQL文の処理結果をアプリケーションに伝えるための変数です。SQL文を実行すると、実行結果の状態コードが状態変数に格納されます。状態変数は“SQLSTATE”です。

初期複写

全複写のうち、複写先データベースの創成のために行うものを特に初期複写といいます。

初期複写業務

初期複写の業務のことです。運用は手動で行います。

数値・文字データ

主に数や文字などの事務処理または科学計算で利用するデータです。

スキーマ

データベースを構成する要素です。Symfoware Serverでは、情報分析システム分析技法AA/BRMODELLINGを利用してデータ分析を行って、表またはビュー表を作成します。これらの表の集まりを“スキーマ”と定義します。

スキーマ定義

論理構造定義において、データベースを構成する実表、ビュー表、各表の列構成および各列の属性などを定義します。また、表のほかにも、権限およびプロシジャルーチンが定義できます。これを“スキーマ定義”と呼びます。

スケーラビリティ

コンピュータシステムの持つ拡張性のことです。システムの利用者の負荷の増大に応じて、柔軟に性能や機能を向上させることを意味します。また、同じソフトウェアで小規模なシステムから大規模なシステムまで、同じように構築できます。

スケーラブル型のクラスタアプリケーション

運用系のクラスタアプリケーションのみから構成されるクラスタアプリケーションの形態です。

スケーラブルクラス

運用インスタンスのみから構成されるクラスタサービスの形態です。

スケーラブルディレクトリ

スケーラブルログ環境で、ユーザロググループごとにそのロググループが使用する資源を管理するRDBディレクトリファイルを作成する機能です。このとき作成するRDBディレクトリファイルをユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルと呼びます。

スケーラブルログ

RDBシステム内でログ環境を複数に分割定義する機能をスケーラブルログと呼びます。

リカバリのためのログを収集する環境を業務ごとに複数定義でき、業務ごとの目的に応じたリカバリ運用ができます。これにより、ログ取得時間およびデータベースのリカバリ時間が短縮され、スケーラブルな性能が保証されます。

スケーラブルログ運用

RDBシステム内でログ環境を複数に分割定義して運用する方法です。

スコープ

データ操作のSQL文より表をアクセスする場合、あらかじめデータ操作の範囲を限定しておいてその範囲内でアクセスすることができます。このように限定したデータ操作の範囲を“スコープ”と呼びます。スコープ機能は、表をアクセスする利用者にスコープを適用、解除することにより、利用者ごとにデータ操作の範囲を限定することを可能とします。

スタンバイ運用

SafeCLUSTERシステムの運用形態のうちの、1:1運用待機、N:1運用待機の2つの総称です。

スタンバイ型のクラスタアプリケーション

運用系のクラスタアプリケーションと待機系のクラスタアプリケーションから構成されるクラスタアプリケーションの形態です。

スタンバイ機能

フェイルオーバを実現する機能のひとつで、運用システムのダウン後、待機システムでSymfoware Serverを起動する方式です。一般的に言うウォームスタンバイに相当します。

スタンバイクラス

運用インスタンスと待機インスタンスから構成されるクラスタサービスの形態です。

制御構造

WebScriptの拡張タグの処理で、条件判定、繰り返しおよび処理順序を変更するなど、ほかの拡張タグの実行を制御するための拡張タグです。

制御サーバ

分散業務では、複数のサーバが存在しそれぞれの業務を実行しています。これらの業務を一元管理するサーバを制御サーバと呼びます。

精度

SQLのデータ型で、10進を表現する真数型(NUMERICまたはDECIMAL)および浮動小数点を表現する概数型(FLOAT)の数値の長さを表します。

性能分析情報

Symfoware Serverは、利用者が、データベースの利用状況を把握し、各種のシステム資源のオーバ・ワークや無駄を改善するための基礎データを収集しています。これを性能分析情報と呼びます。性能分析情報には、大きく分けてSymfoware Serverの情報と、アプリケーションに関する情報の2つがあります。

セキュリティ運用

ユーザの大事な資産である情報を、不当に参照されたり改ざんされたりといったセキュリティ脅威による被害から守り、情報処理サービスへの不当な妨害を阻止するための運用です。

セキュリティパラメタ

セキュリティシステムにおいて、Symfoware Serverのアクセスを制約する各種パラメタのことです。

セキュリティポリシー

企業または組織は情報資産に対してどのように取り組み、全社員がどのように行動すべきかという方針を明文化した規範をいいます。

セクション情報

アクセスモデルの構成単位の情報です。データベース資源からデータを読み出し、条件の判定やジョイン、データの加工を施し、中間結果をアプリケーションに出力します。

セション

データベースにアクセスするアプリケーションの実行環境を“セション”と呼びます。

WebScriptでは、「個別セション」と「共有セション」の2種類のセション管理を行っています。個別セションでは、ユーザからのログイン要求に応じてデータベースセションが作成され、データベースアクセス要求に対応します。これに対し、共有セションでは、セションはWebScriptサーバ起動時に生成され、ユーザがログイン要求をしなくても、自動的に空きのセションを使用できる仕組みになっています。

関連用語: コネクション

セション管理

開設したWebScriptセションを保持して、フォーマットファイルへの依頼のたびにセション開設処理がされないように、セションを管理する機能のことです。

絶対パス名

対象のファイルやディレクトリを、ルートディレクトリからのパスで完全に指定した形式です。

全件抽出

複写元データベースの抽出対象の全データを抽出することです。全件抽出したデータを複写先データベースに複写すると全複写となります。

選択相手リスト

単一行SELECT文では、選択リストで指定された列の値をアプリケーションに取り出すために、選択相手リストを指定します。選択相手リストは“INTO”に続けてホスト変数を各列に対応する並びで指定します。

選択リスト

SQL文の問合せ指定および単一行SELECT文では、表式により指定した表から、データ参照の対象とする列を指定します。この指定を“選択リスト”と呼びます。選択リストには、列名のほかに、集合関数や演算式も指定できます。

全複写

複写元データベースの抽出対象の全データを複写先データベースに複写することです。複写先データベースの創成(初期複写)や、大量のデータ更新が発生したときなどに行います。また、レプリケーションの業務を変更したときなどに、複写先データベースを再創成する目的で行うこともあります。

全複写業務

全複写の業務のことです。運用は手動で行います。

全文検索

テキストデータを対象とした検索機能です。Accela BizSearchにより提供されます。

ソート作業域

Symfoware Serverが使用する磁気ディスク上の作業域のことです。Symfoware Serverは、データ操作中に中間結果の保存が必要になると、作業用テーブルにデータを保存します。また、データのソート処理が必要な場合は、作業用ソート領域を使用します。作業用テーブルや作業用ソート領域には、一定量までは仮想記憶を使用しますが、一定量を超えると、磁気ディスク上の領域を使用します。この領域をソート作業域と呼びます。Symfoware Server全体で共用する共用ソート作業域と、各アプリケーションやコマンドで固有に使用する固有ソート作業域があります。

関連用語: 共用ソート作業域、固有ソート作業域、作業用ソート領域、作業用テーブル

ソート指定

データ操作のSQL文では、カーソルにより問合せ式の結果を取り出す場合に、行の順序を並び替えることができます。この指定はソート指定で行います。ソート指定には、並替えのキーとなる列と、昇順(ASC)または降順(DESC)の規則を指定します。ソート指定は、カーソル宣言のORDER BY句で指定します。

ソートリスト

WebDBtoolsの画面で、表の検索でのソートを行う列を指定するための形式です。ソート順を示す列名とASCまたはDESC(昇順または降順)を組み合わせたものをカンマで区切った並びです。

例: 取引先 ASC、発注数量 DESC

相関名

データ操作のSQL文では、そのSQL文の中だけで有効な名前を表に付けて、データ操作に利用することができます。この名前を“相関名”と呼びます。

操作ボタン領域

WebDBtoolsの詳細処理フレーム中の領域です。各詳細処理で共通な動作を行うボタンを配置します。詳細処理フレームの上位部に位置します。

双方向型モデル

レプリケーションの運用モデルのひとつで、各部門サーバが管理しているデータをレプリケーションを利用して、お互いに配布しあうような運用形態です。双方向型モデルでは、1つのデータベースが複写元データベースにも、複写先データベースにもなります。

待機モード

待機ノード側の運用属性です。

代入

WebScriptの変数に値を設定することです。<!SETVAR>拡張タグにより代入します。

退避データ

データベースのリカバリに備えて前もって外部ファイルに取得したデータベースのデータのことです。退避データは、OSのバックアップ機能またはrdbdmpコマンドやrdbdmpdicコマンドを実行することで取得します。

関連用語: バックアップ

退避データベーススペース

Advanced Backup Controllerにより作成される退避データのひとつです。同時に、リカバリ制御ファイルが作成されます。いずれも、データベーススペース単位に作成されます。退避データベーススペースは、rdbmrdmpコマンドにより、データベーススペースとして割り当てられたSafeDISKミラーボリューム内冗長部分のミラースライスを切り離し、temp状態としたものです。

タイムアウト

Webサーバとブラウザの間で、一定時間の応答がない場合に、処理を打ち切ります。ブラウザからみたWebサーバの応答またはWebサーバからみたブラウザの応答の2種類があります。

ダイレクトバックアップ

ネットワークストレージサーバが提供するETERNUS内ボリュームのバックアップ機能です。

ダウンリカバリ

データベースのリカバリのひとつです。システムダウンが発生したとき、処理途中のトランザクションによりデータベースのデータが不整合になる場合があります。ダウンリカバリは、Symfoware/RDBの再起動時に、このような不整合を解消する機能です。

タグ

HTML文書を作成する際に、処理の流れを制御したり、文字列やイメージデータを指定した場所に指定した形式で表示するために記述するコマンドのことで、< >で囲みます。

立上げ(PRIMECLUSTER)

状態遷移のひとつです。立上げは、クラスタアプリケーションの状態が停止状態から運用状態へ状態遷移することです。

立上げ(SafeCLUSTER)

状態遷移のひとつです。立上げは、クラスタサービスの状態が停止状態から運用状態へ状態遷移することです。

単一行SELECT文

データを参照する場合に使用するデータ操作のSQL文です。探索条件を指定して、表から1行のデータを取り出すことができます。

単一サーバ運用

1つのシステムに、Symfoware/RDBの動作環境を作成して運用する形態です。

探索条件

データ操作のSQLで、操作の対象となる行を特定するための指定を“探索条件”と呼びます。たとえば、SQLのSELECT文のWHERE句で指定します。

単値

アトミックな値(これ以上分解できない値)です。数値または文字の単値があります。

遅延モード

アプリケーションからは定義されていないものとして扱われる状態で定義を行うモードです。遅延モードで定義された定義情報の状態を、遅延状態と呼びます。

注釈

スキーマ、表、ビュー表、列の定義の注釈のことです。

抽出グループ

レプリケーショングループのうち、複写元システムで定義したレプリケーショングループを、特に、抽出グループと呼びます。

抽出処理

データベース抽出コマンドを実行し、複写元データベースからデータを抽出するための処理です。Linkexpressの自側ジョブ起動イベントまたは相手側ジョブ起動イベントで定義します。

抽出データ格納ファイル

複写元データベースから抽出したデータを格納するためのファイルです。データベース抽出コマンドを実行することによって獲得され、抽出したデータが格納されます。なお、このファイルは業務確定コマンドを実行することにより削除されます。

抽出定義

インデックス対象とする表からデータを抽出するための定義です。

直接実行

WebDBtoolsの機能のひとつです。定義表示、定義操作またはデータ操作をウィザードでなく、コマンドラインで実行する機能です。

通常ダンプ

ETERNUSを用いて、Advanced Backup Controllerを利用する際に、swstbackupコマンドにより、オンライン状態で取得した退避データです。

通信バッファ

Symfoware ServerのプロセスとアプリケーションやRDBコマンドの間での情報交換を行うためのメモリです。

データウェアハウス

大量蓄積された基幹データを戦略的に活用するため、ユーザの目的に合わせて抽出・加工した情報群のことです。

データ型

SQLのデータの型のことです。文字列型、各国語文字列型、真数型、概数型、日時型、時間隔型およびBLOB型があります。

データ受信

複写元データベースから抽出したデータを複写先システムが受け取るための処理です。Linkexpressのファイル受信イベントで定義します。

データソース

JDBCドライバやODBCドライバでデータベースにアクセスするときに使用される、データベース接続のための情報源を保持したオブジェクトです。

データ操作

WebDBtoolsのデータベース構築機能のひとつです。作成されたデータベースデータを参照したり、データベースのデータを更新する機能のことです。

データ操作のSQL

データベースの参照、追加、削除および更新に使用するSQL文です。

データ送信

複写元データベースから抽出したデータを複写先データベースに送るための処理です。Linkexpressのファイル送信イベントで定義します。

データ属性

数値、文字、イメージあるいは他のオブジェクト識別子をいれる場所です。

データのアンロード

データベースのデータ処理のひとつです。データベーススペース中の格納データを、指定された形式に沿って、外部のファイルに書き出すことです。rdbunlコマンドで行います。

データのロード

データベースのデータ処理のひとつです。外部のファイル中のデータを、指定された形式に沿って、データベーススペース中に格納することです。rdbsloaderコマンドで行います。

データ部

格納構造の構成要素のひとつです。表のデータ(SEQUENTIAL構造またはOBJECT構造)またはインデックスのキーと表のクラスタキーの組からなるデータ(BTREE構造)に対応する格納データを収めている部分です。

関連用語: インデックス部

データベース

サーバシステム上でデータベース名によって識別される環境のことです。

データベース格納コマンド

複写元データベースから抽出したデータを、複写先データベースに格納するために使用するコマンドです。格納処理で実行します。

データベース構築

データベースの構造を定義し、データベースを作成するWebDBtoolsの機能です。

データベースサーバ

Symfoware Serverのインストールされているサーバマシンです。

データベース処理文

WebScriptの<!DO>拡張タグで実行するデータベースの操作文の一種です。トランザクションや行識別子による更新、削除操作および格納構造の情報の取得を行います。

データベーススペース

実表やインデックスを格納する領域を“データベーススペース”と呼びます。データベーススペースの作成は、Symfoware Serverの物理構造定義で行います。

データベース専用利用者

OSは利用できずSymfoware Serverのみ利用できるデータベースアクセス専用の利用者です。ネットワークに連携してログインせずにアプリケーションを実行するための、Symfoware Serverのみ使用できる利用者のことです。

データベース抽出コマンド

複写先データベースに格納するためのデータを、複写元データベースから抽出するために使用するコマンドです。抽出処理で実行します。

データベースの創成

データベース定義直後の空の実表に、初期データを格納することをデータベースの創成と呼びます。RDBコマンドを使用します。

データベースのバックアップ

データベースのリカバリに備えて、データベースを別のディスクや磁気テープなどにバックアップすることです。データベースのバックアップには、OSのバックアップ機能またはrdbdmpコマンドを使用します。

関連用語: 退避データ

データベースのリカバリ

データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了、およびデータベースを格納したディスクにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。

データベース名

データベースは、1つのサーバシステム上に、管理・設計の単位としていくつも作成することができます。これらのデータベースを識別するために、サーバシステム上で一意の名前を付けます。これを“データベース名”と呼びます。

データベース連携

利用者がHTML拡張タグを開発し、Webサーバとデータベースサーバを連携させ、データベースを利用した業務を行うWebDBtoolsの機能です。

関連用語: インデックス部

データマート

利用目的を絞り込んだデータウェアハウスのサブセットです。データマートは、一般的には1つの利用目的や利用パターンに対応させて構築します。

データマイニング

蓄積された大量のデータの中から、ユーザが必要とする情報を自動的に見つけ出し、データの分析、活用に役立てることです。

デーモン

いったん起動された後は、システムの中でいつでも動ける状態になっていて、要求があるとすぐに処理を始められるプログラムをデーモンと呼びます。Symfoware Serverは、トランザクション処理のレスポンスの均一化技術のひとつに、このデーモンを適用しています。主なものには、インデックス管理のデーモン、ログデータ収集のデーモン、および共用バッファの在庫管理デーモンがあります。

定義操作

WebDBtoolsのデータベース構築機能のひとつです。データベースオブジェクトの定義や削除を行う機能です。

定義表示

WebDBtoolsのデータベース構築機能のひとつです。データベースオブジェクトの定義属性を表示する機能です。

停止(PRIMECLUSTER)

状態遷移のひとつです。停止は、ユーザがクラスタアプリケーションまたはノードを停止するか、クラスタ制御が異常を検出することで、クラスタアプリケーションの状態が他の状態から停止状態へ状態遷移することです。

停止(SafeCLUSTER)

状態遷移のひとつです。停止は、ユーザがインスタンス、クラスタサービスまたはノードを停止するか、またはクラスタ制御が異常を検出することで、クラスタサービスの状態が他の状態から停止状態へ状態遷移することです。

停止状態(PRIMECLUSTER)

クラスタアプリケーションの状態のひとつです。クラスタアプリケーションに関連するすべてのクラスタアプリケーションが停止している状態です。

停止状態(SafeCLUSTER)

クラスタサービスの状態のひとつです。クラスタサービスに関連するすべてのインスタンスが停止している状態です。

定数

定数には以下があります。

  • WebScriptの定数:
    文字列定数と数値定数があります。数値定数は、10進定数、8進定数および16進定数からなります。

  • SQLの定数:
    文字列定数、各国語文字列定数、日時定数、時間隔定数および符号付き数定数があります。

定数リスト

WebDBtoolsの画面で、定数を複数指定する場合の形式です。定数をカンマで区切った並びです。

例: 10、20、30

ディスク障害

データベースの障害のひとつです。データベーススペースが存在するディスクが障害となった場合です。この場合、障害が発生したディスク上のデータベーススペース、およびDSIはアクセス禁止となります。

関連用語: アクセス禁止

ディスクミラーリング

ディスクボリュームの耐故障性を確保する機能をディスクミラーリングと呼びます。

ディテクタ

特定のオブジェクトタイプの状態を監視して、リソースの状態変化をBM(ベースモニタ)に通知するプロセス。

デッドロック

複数のトランザクションがデータベースを共用して使用する場合に発生する、停止状態の一種です。複数のトランザクション間で資源に対する待ち関係のループが発生し、どのトランザクションもほかのトランザクションの資源解除を待つ状態となり、全体としてループ内のすべてのトランザクションが停止状態になることをいいます。

関連用語: トランザクション、排他制御

デフォルト値

表の列の値を指定しないでINSERTを実行した場合に、省略値として格納すべき値を指定します。

テンポラリログファイル

データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了が発生した場合は、データベースを正しい状態にリカバリする必要があります。そのためのログデータが格納されるファイルをテンポラリログファイルと呼びます。

問合せ式

問合せ式は、表を導き出すために、カーソル宣言で指定します。問合せ指定または複数の問合せ指定をUNIONで結合した指定が可能です。

問合せ指定

SQL文のINSERT文、問合せ式などで、表を導出する指定を“問合せ指定”と呼びます。問合せ指定は、導出する元の表から対象の行を特定する表式と、それらの行中の必要な列を指定する選択リストからなります。

同期フラッシュトリートメントリカバリ

フラッシュトリートメントリカバリの一種です。ダウンリカバリを業務と並行して行います。ただし非同期フラッシュトリートメントリカバリと異なり、閉塞を行わず、業務再開直後から全データへのアクセスを可能とするリカバリ方法です。

動作環境

以下に示すファイルの集まりをSymfoware Serverの1つの動作環境といいます。

  • RDBディクショナリ

  • RDBディレクトリファイル

  • ログ管理ファイル

  • テンポラリログファイル

  • アーカイブログファイル

  • データベース

  • RDB構成パラメタファイル

  • 退避ディスク

  • 作業域

  • 動作環境ファイル

  • 共用メモリ

  • セマフォ(OS資源)

動作環境ファイル

動作環境ファイルは、アプリケーションの実行時の動作環境を規定するためのファイルです。動作環境ファイルには、クライアント用の動作環境ファイル、サーバ用の動作環境ファイル、およびシステム用の動作環境ファイルがあります。クライアント用の動作環境ファイルは、アプリケーションごとに動作環境をチューニングする場合に利用します。サーバ用の動作環境ファイルは、アプリケーションの動作環境をコネクションごとにチューニングする場合に利用します。システム用の動作環境ファイルは、システム全体のアプリケーションの動作環境をチューニングする場合に利用します。

導出表

問合せ指定によって1つ以上の表から導出される表を“導出表”と呼びます。

盗聴

通信内容が第三者に無断で傍受される脅威です。

動的SQL

動的SQLは、アプリケーションの実行時にSQL文を生成して実行させるための機能です。一般に、汎用的なパッケージプログラムで利用します。

特殊文字

特殊文字とは、以下の18文字を指します。

, ( ) . : ; = * + - / ? < > % _ ' "

トランザクション

データベースのアクセスにおいては逐次的にデータベースを更新したり、いくつかのSQL文をまとめてからデータベースを更新したりすることが可能です。そのために、一連のデータ操作の途中で不慮のシステムダウンなどが発生すると、処理全体を有効にするか、無効にして再度やり直しができるようにデータベースをリカバリする必要があります。このように、一連のデータ操作の一貫性を保証する単位をトランザクションと呼びます。

トランザクション単位のレプリケーション

グループ単位のレプリケーションと同じ意味です。

トランザクションモニタ(TPモニタ)

トランザクションを管理する機能をトランザクションモニタと呼びます。オープン・システムでは、1つのトランザクションで複数のデータベースサーバのデータベースをデータ操作することができます。このとき、1つのサーバ内でのトランザクションと同じように、データの整合性の保証が必要です。トランザクションモニタは、このようなデータの整合性の保証のための同期機構を持ちます。Interstage Application ServerやPowerAIMがこれにあたります。

トランザクションログデータベース

Oracle抽出レプリケーションで、複写元データベースを更新するアプリケーションが動作したときに、差分ログが一時的に蓄積されるデータベースです。このデータベースに格納されたデータは、次に差分ログファイルに格納されます。

トランザクションログファイル

Symfoware抽出レプリケーションで、複写元データベースを更新するアプリケーションが動作したときに、差分ログが一時的に蓄積されるファイルです。このファイルに格納されたデータは、次に差分ログファイルに格納されます。

トリガ

SQLである表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させて、ほかの表のデータ操作(挿入)を行う機構です。

トリガ定義

ある表のデータ操作(挿入、削除、更新)と連動させてほかの表のデータ操作(挿入)を定義します。

取込み型業務

複写元システムのデータを、データの受信により複写先システムに取り込む業務形態です。レプリケーションの管理の主体は、複写先システムになります。

長さ

WebDBtoolsの画面で、列の最大長の属性を指定する形式です。数値に単位を付けないか、単位を表すK,M,Gを付けて指定します。

なりすまし

何者かが社員になりすまして、企業の施設およびネットワーク資産などを無断で利用する脅威です。

入出力障害

データベースの障害のひとつです。共用バッファとディスク間でデータを転送する処理においてエラーが発生した場合、入出力障害の扱いになります。

任意文字指示子

データ操作のSQL文のLIKE述語において、データ中の該当する位置が任意の1文字であることを指定する指示子を“任意文字指示子”と呼びます。“_”で指定します。

関連用語: エスケープ文字、任意文字列指示子

任意文字列指示子

データ操作のSQL文のLIKE述語において、データ中の該当する位置が0文字以上の任意の文字列であることを指定する指示子を“任意文字列指示子”と呼びます。“%”で指定します。

関連用語: エスケープ文字、任意文字指示子

認可識別子

データベースにアクセスする権限を持つ利用者を“認可識別子”と呼びます。現行セションのログイン名またはデータベース専用利用者名が認可識別子となります。

認可識別子リスト

WebDBtoolsの画面で、権限の定義での権限の受領者を指定するための形式です。認可識別子をカンマで区切った並びです。

認証機能

TCP/IP接続によるサーバとクライアントとの認証機能です。認証サーバは、クライアントが認証の利用を開始する際に、そのクライアントがサーバの利用を認められているかを確認します。

ネーミングサービス

分散オブジェクトシステムにおいて、リモートにあるオブジェクトの参照を取得する機能です。ネーミングサービスはオブジェクトの参照と名前を関連付けて管理しています。ネーミングサービスにアクセスして、指定した名前に関連付けられたオブジェクトの参照を取得することができます。

ネスティドループジョイン

ジョインする表のすべてのレコードを組み合わせて結合を行う処理です。

ネットワークストレージサーバ

ETERNUSのオプション装置です。ETERNUSに搭載され、ダイレクトバックアップなどの機能を提供します。

ネットワークファイル

ネットワークを経由してアクセスできるファイルです。ネットワークファイルには、データベーススペースを作成することができます。UNIX、Windows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008およびWindows Server(R) 2008 R2で使用できます。

ネットワークプログラム

ネットワークを通して、クライアントにダウンロードされて実行されるプログラムです。代表的なものに、HTMLやJavaがあります。

ノード

クラスタシステムを構築する1つのサーバです。

ノード名

クラスタシステムを構成する個々のサーバマシンに付けられた名前です。

排他制御

複数の利用者がデータベースを利用する場合に、ある利用者がデータベースを更新している間、他の利用者が更新中のデータを参照したり、または更新中のデータを更新してデータ矛盾を発生させないようにする制御です。一般にロック機能とも呼びます。

バイナリデータ

文字列だけで構成されたテキストデータとは異なり、コンピュータで実際に使用するそのままの形式(2進形式)で記録したデータのことです。具体的には、イメージデータなどがあり、テキストエディタなどで内容を確認することはできません。

配付型モデル

レプリケーションの運用モデルの1つで、レプリケーションを利用して、あるデータベースのデータを複数のデータベースに配布する運用形態です。通常は、複写元システムと複写先システムは1:nの関係になります。

バケット

RANDOM構造に特有の構造です。RANDOM構造では、データのキーとなる列の組の値から、ハッシュ関数によりそのデータを格納するページの集まりを特定します。このページの集まりのことを“バケット”と呼びます。

関連用語: RANDOM構造

パス

XMLノードツリー中の特定のノードまたはノードの集合を指すための記述です。

パターン

LIKE述語で、照合する文字のパターンを定義する文字列型または各国語文字列型の定数のことです。パターン中には、任意文字列指示子(%)や任意文字指示子(_)を書き、照合文字を表すことができます。

バックアップ

データベースの保全のため、データベースから外部ファイルに退避データを取得することをいいます。

関連用語: 退避データ、データベースのバックアップ

ハッシュ格納

探索条件に一致した実表のデータを迅速に見つけるために用いられる索引手法のひとつです。データの格納位置を、データのキー値を利用したハッシュ関数で求め、高速なデータ操作を可能にした格納手法を“ハッシュ格納”と呼びます。Symfoware Serverは、実表の格納構造であるRANDOM構造に採用しています。

関連用語: RANDOM構造

ハッシュ関数

RANDOM構造に特有のものです。データのキーとなる列の組の値から、そのデータを格納するページの集まりを特定するために使用する関数のことをいいます。

関連用語: RANDOM構造

ハッシュ構造

探索条件に一致した実表のデータを迅速に見つけるために用いられる索引手法のひとつです。データの格納位置を、データのキー値を利用したハッシュ関数で求め、高速なデータ操作を可能にした格納構造をハッシュ構造と呼びます。Symfoware Serverは、実表の格納構造であるRANDOM構造に採用しています。

関連用語: B-木構造、RANDOM構造

パラメタ宣言

プロシジャルーチンの呼び出し時のパラメタ変数のパラメタ名、パラメタ属性およびパラメタの順番の宣言を“パラメタ宣言”と呼びます。

関連用語: パラメタ変数

パラメタ変数

プロシジャルーチンの呼び出し時の引数の値を設定する変数を“パラメタ変数”と呼びます。

パラメタ名

パラメタ変数の名前を“パラメタ名”と呼びます。

関連用語: パラメタ変数

パラメタモード

プロシジャルーチンのパラメタに対して、ルーチンへ値の設定用(入力モード)/ルーチンからの値の取り出し(出力モード)/ルーチンへの値の設定および取り出し用(入出力モード)のパラメタの処理モードを“パラメタモード”と呼びます。

非カーソル系のSQL文

データ操作のSQL文のうち、操作対象行の指定にカーソルを使用しないSQL文です。操作対象行は、そのSQL文の探索条件によって指定します。

比較述語

探索条件の指定において、比較演算子を用いた探索条件指定を“比較述語”と呼びます。比較演算子には、=、<、<=、>、>=、<>があります。

非共有モード

Symfoware Serverの各機能で、ディクショナリやデータベースの資源を占有するときの、占有の強さを示すモードのひとつです。“非共用モード”または“更新モード”とも呼ばれます。データ操作におけるデータのロックの強さは、以下のようになります。非共有モードのロックが獲得されたデータは、ほかのトランザクションでデータ操作することはできません。一般に、データのロックを獲得中のトランザクションのコミットが行われるまで、ほかのトランザクションの実行は、待ち状態となります。非共有モードで資源を占有する機能は、共有モード、弱共有モードまたは非共有モードで資源を占有する機能と同時に動作することができません。

関連用語: 共有モード、弱共有モード

否定演算

WebDBtoolsの探索条件の画面で、BETWEEN述語、IN述語、LIKE述語、NULL述語を否定型(NOT)にする演算をいいます。

非同期フラッシュトリートメントリカバリ

フラッシュトリートメントリカバリの一種です。ダウンリカバリを業務と並行して行います。リカバリ対象データを閉塞するだけで業務再開とする高速なリカバリ方法です。ただし業務再開直後は一部のデータがアクセスできない可能性があります。

ビュー定義

論理構造定義でビュー表を定義することを“ビュー定義”と呼びます。ビュー定義では、実表のどの部分をビュー表とするか、およびビュー表の名前、各列の名前を定義します。

ビュー表

ビュー定義で定義するデータ操作のための仮想的な表を“ビュー表”と呼びます。実表の一部分をビュー表として定義してデータ操作を容易にしたり、操作できる範囲を限定するために使用します。

リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現しています。表には、実表とビュー表の2種類があります。

表式

単一行SELECT文および問合せ指定において、データ操作の対象表、対象行、および対象グループを指定する部分を“表式”と呼びます。表式は、FROM句、WHERE句、GROUP BY句、およびHAVING句から構成されます。

標識変数

C言語、およびCOBOLの高級言語で、SQL文を使用してデータベースからデータを取り出したり、データベースを更新する場合に、SQLデータ変数と対で指定する変数です。データベースを更新するSQL文の場合、標識変数は、SQLデータ変数に格納されているデータがNULL値か否かを表します。また、データベースを参照するSQL文の場合、SQL文の実行結果、SQLデータ変数にNULL値が格納されたか否か、またはSQLデータ変数に格納された文字列データの文字数を表します。

表宣言

表がどのスキーマに含まれるかを宣言することを“表宣言”と呼びます。表宣言を行うことにより、データ操作文の表名の指定でスキーマ名を省略することができます。表名の指定を容易にしたり、アプリケーションとデータベースの独立性を高めるために表宣言を行います。

表単位のレプリケーション

グループ単位のレプリケーションが複数の表をグループ化してレプリケーションを行うのに対して、単一の表やDSIでレプリケーションを行う方法を表単位のレプリケーションと呼びます。

表定義

データを管理する表のことで、列(項目)から構成されています。表には、実表とビュー表があります。

表のDSI

表に対して定義するDSIをいいます。

表のDSO

表に対して定義するDSOをいいます。表のDSOには、SEQUENTIAL、RANDOM、OBJECTの各構造があります。

表の制約

表に対する制約で、一意性制約(UNIQUE、PRIMARY KEY)があります。

関連用語: 一意性制約

表のデータ構造

表のDSOの格納構造のタイプを表します。SEQUENTIAL RANDOMおよびOBJECTタイプがあります。

表の分割運用

Symfoware Serverは、大容量なデータベースのアクセスの高速化、および運用面での実用性の確保を目的に、論理的に1つの実表を物理的に複数のグループに分割することを可能にしています。これを表の分割運用と呼びます。たとえば、全支店の売上表を支店別に分割することができます。アプリケーションは、分割運用を適用しても特別な配慮を行う必要はありません。さらに、分割した単位に、独立に、かつ並行にデータベースのチューニング作業やデータベースの退避運用を行うことが可能となります。

表名

表に付けた名前です。表名は、スキーマ定義で設定します。そして、データ操作のSQL文で、操作の対象とする表を指定するために使用します。

ブーリアン検索モード

Accela BizSearchが提供する全文検索の検索モードのひとつです。検索条件として、論理演算をサポートする検索モードです。検索モードには、ほかにランキングブーリアン検索モード、ランキング検索モードがあります。

プール

ODBCコネクションプーリング機能利用した場合、ODBCデータソースアドミニストレータがコネクションの保持や不要なコネクションの切断などを行う制御です。

ブール演算子

SQLの探索条件では、述語の間での論理積(AND)および論理和(OR)、また述語の否定(NOT)を指定した論理演算を行うことができます。探索条件中で論理演算を指定する演算子を“ブール演算子”と呼びます。ブール演算子には、AND、ORおよびNOTがあります。

ファイアウォール

ネットワーク・システムの内部(たとえばイントラネット)と外部(たとえばインターネット)の境界部分に設けるセキュリティシステムのことです。外部からのアクセスを制限することにより、内部システムの安全性を高めます。

ファンクションルーチン

ファンクションルーチンは、利用者が作成したC言語プログラムを関数として定義することによって、その関数をSQL文中に記述して処理することができる機能です。Symfoware Serverが提供する関数以外に利用者が自由に関数を作成することができ、数値関数、データ列値関数、日時値関数と同様にSQL文中で利用することができます。

フィールド

インデックスに登録される項目です。インデックス定義ファイルで指定する項目のひとつです。

フィルタ

XML検索式において、XMLデータの要素や属性が特定の条件を満たすことを指示する部分をフィルタと呼びます。

フェイルオーバ

運用システムと待機システムでシステムを二重化し、システムのダウン時に待機システムに業務を引き継ぐ処理です。Symfoware Serverのフェイルオーバには、作業を引き継ぐサーバの状態(可用性のレベル)により、ホットスタンバイ機能とスタンバイ機能があります。

フェイルオーバ運用

フェイルオーバを実現するための運用をフェイルオーバ運用とよびます。1つの業務処理に関して、異なったノード上に運用と待機を用意しておくことにより、ノードの故障などが発生したときに、ほかのノードで業務を引き継ぎます。

フェイルオーバ対応機能

フェイルオーバのシステムでレプリケーションを実現するための機能です。

フェッチジョイン

ジョインする表のインデックスにジョインキーでダイレクトにアクセスして、表を結合する処理手法です。

フォーマットファイル

WebScriptがデータベースと接続し、情報をやり取りするための手段として用意しているファイルです。一般のHTMLタグなどによる制御以外にも、拡張タグの処理、変数の置換など、WebScript固有の処理を記述できます。

フォールバック運用

テンポラリログファイル、RDBディクショナリおよびRDBディレクトリファイルに入出力障害が発生しても、運用を継続することができます。これをフォールバック運用と呼びます。

複写先システム

レプリケーションの複写先となるコンピュータシステムのことです。

複写先データベース

レプリケーションの複写先となるデータベースのことです。

複写元システム

レプリケーションの複写元となるコンピュータシステムのことです。

複写元データベース

レプリケーションの複写元となるデータベースのことです。

副問合せ

副問合せは、IN述語、比較述語、限定述語、およびEXISTS述語で使用する指定です。指定形式は問合せ指定と同じですが、導出される表の列を1つの列だけにすることが必要です。

物理構造

論理構造および格納構造とともにデータベースの構造のひとつです。磁気ディスクに配置するデータベーススペースのことを物理構造と呼びます。データベーススペースは、固定の長さのブロックの集合体です。

関連用語: 格納構造、論理構造

物理構造定義

Symfoware Serverのデータベース定義の要素です。データベーススペースの作成のための定義を物理構造定義と呼びます。

付与権

権限の定義で、権限受領者がさらに権限を与える権限を表します。

プライマリキー

表の中の行を一意に特定できる列または列の組のうち代表となるものを“プライマリキー”と呼びます。表定義で指定します。“主キー”とも呼びます。

プライム部

格納構造の構成要素のひとつです。RANDOM構造に特有のものです。表のデータに対応する格納データは、最初はこの部分のページ(バケット)から収められます。

関連用語: オーバフロー部

フラッシュトリートメント閉塞

非同期オプションを指定した場合、フラッシュトリートメントリカバリ機能では、ダウン時の運用待機切替え時に、ダウンリカバリ対象資源を閉塞します。これをフラッシュトリートメント閉塞といいます。

フラッシュトリートメントリカバリ

ロードシェア運用で、運用中のRDBシステムの1つがダウンした場合に、待機から運用に切り替わったRDBシステムが業務とダウンリカバリを並行して行う機能です。

フラッシュトリートメントリカバリには以下があります。

  • 同期フラッシュトリートメントリカバリ

  • 非同期フラッシュトリートメントリカバリ

プラットフォーム

アプリケーションソフトを動作させる際の基盤となるOSの種類や環境、設定などのことです。Windows(R)やUNIX、MacOSは、それぞれ異なるプラットフォームです。また、OSにとっては、自らを動作させる基盤となるPC/AT互換機、Macintoshなどのハードウェアの種類がプラットフォームです。

フレーム

ブラウザのウィンドウを複数の枠に分けて、各枠で個々にHTMLを表示できるようにする機能です。WebDBtoolsは、フレーム機能を利用しています。

プレオープン

待機ノードで切替え前にデータベースをオープンしておくことをプレオープンといいます。

プレコンパイル

SQL埋込みホストプログラム中のSQL文を翻訳し、標準のCプログラムまたはCOBOLプログラムに変換します。sqlpcコマンドまたはsqlpcobコマンドを使用します。

ブロードバンド

通信や放送に利用できるバンド幅の広い通信網のことです。一般的には、家庭からインターネットにアクセスする際に主流になっている現在のアナログモデムやISDNに比べて、はるかに容量の大きい通信網を指す言葉として使われています。

プロシジャルーチン

SQLによるデータベースの処理手続きの定義体をプロシジャルーチンと呼びます。

プロシジャルーチン定義

論理構造定義で、プロシジャルーチンを定義することをプロシジャルーチン定義と呼びます。

関連用語: プロシジャルーチン

分割格納

1つの表を、複数のDSIに分けて格納する運用形態です。

分割キー

表の分割運用を適用する場合、分割した単位にデータを振り分けて配置する場合のキーを分割キーと呼びます。表の特定の列(複数の列も可)に相当します。

関連用語: 分割キー値、分割条件

分割キー値

表の分割運用を適用する場合、表のDSO定義で分割条件に指定した“?"に対する値を、表のDSI定義時に定数で指定します。この値を分割キー値と呼びます。定義されたDSIに格納されるデータは、分割条件の“?"をこの分割キー値で置き換えた時に、条件の評価が真となる行です。

関連用語: 分割キー、分割条件

分割キーリスト

分割キーの値を分割キーの定義に従って、カンマで区切った並びをカッコで囲った値です。複数の分割キー値を指定する場合は,カンマで区切った並びとします。分割格納のあるDSIに対して、分割値を指定する場合に利用します。

例: (1'a')(2'b')

分割条件

表の分割運用を適用する場合、分割した単位にデータを振り分けるための規則を分割条件と呼びます。分割条件は、分割キーを表す列名リストと、“?"を指定した仮値リストで指定します。分割条件は、表のDSO定義で指定します。

関連用語: 分割キー、分割キー値

文書種別

文書データの種別です。Accela BizSearchにより規定されています。テキスト文書、Word文書またはOASYS文書などがあります。

ページ

データベースに対する入出力の最小単位のことをいいます。このページの大きさは、ページ内に格納する行数などを考慮して決定します。

ページスプリット

B-木構造に特有な自己調整機能です。あるページの格納データの数が一定値を超えた場合、別のページ(空きページの場合もある)との間で格納データの再配置を行う機能です。これにより、ページ内の格納データの量を平均化し、処理効率のバランスを維持します。

関連用語: B-木構造

ページ長

ページの大きさを“ページ長”と呼びます。

ページ内未使用率

データベースを創成する際に、データの追加や更新に備えてページ内にあらかじめ未使用域として残す領域の割合を、ページ内未使用率と呼びます。

並列クエリ

大量データを扱う業務の情報処理効率を上げるために、データベースを複数のDSIに分割し、それぞれを並列に処理する機能です。

変数

ユーザ変数とシステム変数があります。ユーザ変数は、ローカル変数とグローバル変数があります。変数は、型をもたず、値が設定されたときに、数値か文字になります。WebScriptのフォーマットファイルで利用できます。

変数のHTML置換

フォーマットファイルでHTMLタグ構文中に、WebScriptの変数を埋め込むことです。

変数のHTML変換

WebScriptの変数をHTMLタグ構文の間に、データとしてWebScriptの変数を展開することです。<!REPLACE>または<!HREPLACE>拡張タグで展開します。

ポート番号

ネットワーク上の、サーバとクライアントの対応関係を表す番号です。

ホームページ

一般には、インターネットで情報を提供するサーバが、その情報の簡単な紹介などを行うために保持しているページのことです。これは個人でも所有することができます。 WebScriptでいう“ホームページ”とは、wit_gwdコマンドでセションが開始されてから、最初に表示されるページのことです。

ポインタ変数

埋込みCプログラムで、ポインタ宣言されたホスト変数のことです。malloc関数などで動的に取得した領域や、埋込みSQL宣言節以外で取得した領域を、SQL文に指定することができます。

ホスト言語

SQL文を埋め込んだプログラムに使用する言語を、ホスト言語と呼びます。

ホスト変数

データ操作のSQL文において、アプリケーションとデータベースの間で、データの受渡しを行うための変数をホスト変数と呼びます。

ホットスタンバイ機能

フェイルオーバを実現する機能のひとつで、あらかじめ待機システムでSymfoware Serverを起動させた状態で待機させる方式です。スタンバイ機能に比べて、システムダウン後の再起動時間がないため、格段に可用性が向上します。

ボリューム障害

データベースの障害のひとつです。データベーススペースが存在するディスクボリュームが障害となった場合です。この場合、障害が発生したディスクボリューム上のデータベーススペース、およびDSIはアクセス禁止となります。

関連用語: アクセス禁止

マージジョイン

ソートマージ法で表を結合する処理です。

マップファイル

インデックス定義ファイルで指定したフィールド名と、収集文書リストファイルのデータを対応付けるファイルです。

マルチRDB

1つのシステム上で別々のRDBディクショナリを持つ複数のSymfoware/RDBを起動することです。マルチRDBでは、各々のSymfoware/RDBを独立して動作させることができます。また、あるアプリケーションが複数のSymfoware/RDBの環境に結合してデータアクセスすることができます。

マルチデータベーススペース

1つの実表やインデックスのDSI(Data Structure Instance)を、複数のデータベーススペースに割り付けることをマルチデータベーススペースと呼びます。1つのディスクの絶対容量を超える大容量のDSIに対応することができます。

マルチメディアデータ

Symfoware Serverで扱うイメージ・音声・動画のデータを指します。

ミッションクリティカルシステム

企業または組織にとって生命線である、中枢的な業務システムを指します。このようなシステムでは、障害が起こったときの影響が大きくなるため、耐故障性向上や障害リカバリ時間の短縮化などの要件から、ディスクの二重化やシステムの二重化(フェイルオーバ)などの信頼性向上の機能装備が必要となります。

メディアリカバリ

データベース運用中に、データベース、RDBディクショナリまたはRDBディレクトリファイルの媒体が破壊された場合に、破壊された資源を破壊前の状態にリカバリする機能です。

メンバDBサービス定義

レプリケーショングループに属するDBサービス定義のことです。

メンバ抽出定義

レプリケーショングループに属する抽出定義のことです。

文字列定数

SQLの定数のひとつで、複数の文字の並びを引用符で囲んで表します。

例: 'TOKYO'

ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル

利用者が作成したデータベースをアクセスするための基本情報や各種の運用情報を記録するファイルです。基本情報は、rdbddlexコマンドによるデータベース登録時に記録されます。運用情報は、RDBコマンドによる利用規定やアクセス禁止情報の設定時などに記録されます。ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE1に指定したパス名にrdbcrdicコマンドを使用して作成します。

ユーザ認証

クライアントがサーバのサービスを利用する際に、そのクライアントがサーバの利用を認められているかを確認することです。

ユーザロググループ

スケーラブルログ運用を行っている場合に作成するロググループのひとつです。ユーザロググループは、RDBシステム内で複数存在するロググループです。ユーザロググループは、追加定義することができ、最大99個作成できます。ユーザロググループには、そのグループに属しているデータベーススペースに対するログが蓄えられます。

ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイル

ユーザロググループを使用するデータベースをアクセスするための情報を保持するためのファイルです。スケーラブルディレクトリ機能を使用する場合に必要となるファイルです。ユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルは、rdbscldirコマンドで作成します。

ユニークキー

表の中の行を一意に特定できる列または列の組のうちプライマリキー以外を“ユニークキー”と呼びます。表定義で指定します。

読込み専用カーソル

データ操作のSQL文で、カーソルによる更新、および削除に利用できないカーソルを、“読込み専用カーソル”と呼びます。カーソルが読込み専用となるか否かは、カーソル宣言の記述で決まります。たとえば、問合せ指定のFROM句に2つ以上の表が指定された場合に、読込み専用カーソルとなります。

関連用語: 更新可能カーソル

リカバリ

データ操作中の不慮のシステムダウン、アプリケーションの異常終了、およびデータベースを格納したディスクボリュームにトラブルが発生した場合に、これらのトラブルが発生する前の状態にデータベースを戻すことです。

リカバリ水準

アプリケーションの動作環境ファイルで指定するリカバリ機能の水準です。リカバリ機能を使用するか、しないかの水準があります。リカバリ水準に、リカバリ機能を使用しないと指定したアプリケーションは、リカバリ機能を適用するDSIを更新することはできません。

関連用語: リカバリ

リカバリ制御ファイル

Advanced Backup Controllerにより作成される退避データのひとつです。同時に、退避データベーススペースが作成されます。リカバリ制御ファイルは、rdbmrrcvコマンドによるリカバリ処理を行うために必要な情報が格納されています。リカバリ制御ファイルは、rdbmrdmpコマンドにより“データベース名.データベーススペース名”のファイル名でデータベーススペース単位に自動的に作成されます。

リカバリポイント

ダウンリカバリの高速化のため、またはデータベースの退避データの取得点を表すためのログデータです。ダウンリカバリの高速化のためのチェックポイントには、ダウンリカバリが必要なトランザクションを効率よく識別するための情報が記録されています。Symfoware Serverのデーモン空間で定期的に収集しています。データベースの退避データの取得点を表すためのチェックポイントは、rdbdmpコマンドが収集します。

関連用語: ダウンリカバリ

リスト

一般のプログラミング言語でいう配列と同様に、複数の単値やリストを保持するデータです。要素は、番号またはキーと呼ぶ名前で参照できます。

リソース

クラスタシステムを構成するハードウェアおよびソフトウェアのうちで、クラスタ制御が管理するものを表現する概念です。

流通ソフトウェア

コンピュータメーカやソフトウェアベンダから販売・提供されるソフトウェア商品を流通ソフトウェアと呼びます。

利用規定

データベーススペースおよびDSIに対する運用の規定をいいます。リカバリ機能の使用に関してや、データの更新処理を抑制するなどのデータ処理レベルに関して、DSI単位またはデータベーススペース単位に規定できます。

利用者

Symfoware Serverにアクセスし、サービスを利用する人です。管理者によってデータベースへのアクセスを許された人です。利用者には、OSにもログインできる利用者と、OSは利用できずSymfoware Serverのみ利用できるデータベースアクセス専用の利用者があります。後者をデータベース専用利用者と呼びます。

利用者定義文字

利用者が独自に定義可能な文字コードです。

リレーショナルデータ

リレーショナルデータベースに格納されるデータを指します。

リレーショナルデータベース

Symfoware Serverが採用しているデータを表形式で表すデータベースです。リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現します。データベース操作は、データベース言語SQLで行います。

ルーチン

プロシジャルーチンおよびファンクションルーチンをまとめて、ルーチンと呼びます。

関連用語: プロシジャルーチン、ファンクションルーチン

ルーチン名

プロシジャルーチンまたはファンクションルーチンの名前をルーチン名と呼びます。

関連用語: プロシジャルーチン、ファンクションルーチン

例外条件

アプリケーションでSQL文を実行したときに、処理対象のデータが見つからないことや、エラーが発生することを“例外条件”または“例外”と呼びます。アプリケーションの実行中に例外条件が発生すると、それぞれの例外条件に対応した状態コードがSQLSTATEに設定されます。

レジストリ

Windows(R)システムが持っているソフトウェア設定。アプリケーションの関連付けなどの情報を格納しておく場所のことです。

表の構成要素です。リレーショナルデータベースでは、データを行と列からなる二次元の表で表現しています。

列の順序番号

WebDBtoolsの画面で、列を列リストや列名のテキストボックスに指定する場合に利用するボタンで、例名の左に、列の先頭から順番で付加した順序番号です。

列の制約

列の制約には、NOT NULL制約(NOT NULL)、および一意性制約(UNIQUE、PRIMARY KEY)があります。

関連用語: 一意性制約、NOT NULL制約

列の属性

列のデータ型、列の制約を列の属性と呼びます。

列名(項目名)

列に付ける名前です。スキーマ定義で定義します。列名は、データ操作のSQL文で、操作対象列の指定に使用されます。

レプリケーション

データベースの複製を別のシステムに作成することです。データの複写は最新性を保証しながら自動的に行われます。

レプリケーション機能

時系列に変化するデータベースから差分を抽出し、それを格納する機能です。

レプリケーション業務

レプリケーションのために作成した業務です。

レプリケーショングループ

レプリケーション対象となる複数の表をグループ化したもので、グループ単位のレプリケーションでのレプリケーションの単位です。

ローカル変数

WebScriptのフォーマットファイル内だけ有効な変数です。

ローカル名

Namespaces in XML(REC-xml-names-19990114)によって拡張されたXMLでは、名前空間の考え方を導入し同じ要素名・属性名を異なる名前空間に配置することで、同時に使用することができます。各名前空間にはプレフィクス名を割り当て、要素や属性の名前を"プレフィクス名:ローカル名"の形式で指定します。

ローカルメモリ

1つのプロセスのみで参照が可能なメモリ領域をいいます。

関連用語: 共用メモリ

ローデバイス

UNIX系のファイルシステムとは関係なくデータ操作することのできるディスク領域をローデバイスと呼びます。ローデバイスは、UNIX系のユーティリティを使用して作成するキャラクタ型の特殊デバイスです。Solarisの場合は、通常、/dev/rdsk/の下に作成されるノード名で表されます。Linuxの場合は、通常、/dev/raw/の下に作成されるノード名で表されます。

ロードシェア

クラスタシステム上で、複数のサーバに分散配置したリレーショナルデータベースを並列に処理することで、スケーラビリティなシステム運用を実現する機能です。

ロードシェア対応機能

ロードシェアのシステムでレプリケーションを実現するための機能です。

ロール

ロールとは、1つの業務で必要な権限をグループ化したものです。ある業務で必要な権限をまとめて設定する場合は、ロールを定義します。ロールを定義すると、その業務を行うすべての利用者にそのロールの権限を付与することにより、権限管理の効率化を図ることができます。

ロールバック

処理中のトランザクションのデータ操作の無効化を“ロールバック”と呼びます。ロールバックには、データ操作のSQL文単位のロールバックと、トランザクション単位のロールバックの2種類あります。代表的なものでは、前者には、データ操作の例外状態の発生、後者には、アプリケーションが意図したROLLBACK文の発行があります。

関連用語: コミット

ログアウト

個別セションで、開設したWebScriptセションを閉鎖することです。

ログイン

個別セションで、アクセス環境を指定して、WebScriptセションを開設することです。以降ログアウトまで個別セションが開設された状態となります。ログイン後は、homePageが表示されhomePageからフォーマットファイルにWebScriptの処理を依頼します。

ログインデックス域

テンポラリログファイルの共通部のことです。テンポラリログファイルの作成時に、パス名を指定してログインデックス域を作成します。テンポラリログファイルの作成時には、AIログ域およびBIログ域も作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスにAIログ域やBIログ域を作成することもできます。

関連用語: AIログ域、BIログ域

ログ管理ファイル

テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの管理情報を持つファイルです。ログ管理ファイルは、インストール時に作成され、テンポラリログファイルおよびアーカイブログファイルの作成および変更時に、ログファイル情報が書き込まれます。

関連用語: アーカイブログファイル、テンポラリログファイル

ロググループ

ログ環境の分割単位をロググループと呼び、各ロググループは、ログ管理ファイル、テンポラリログファイル、アーカイブログファイルから構成されます。なお、ロググループには、デフォルトで存在するRDBシステム内で1つのシステムロググループと、追加定義する複数のユーザロググループの2種類があります。

ロググループ管理ファイル

ロググループの管理情報を持つファイルです。ロググループ管理ファイルは、rdblogコマンドのMオプションで作成します。

ログデータ

データベースの更新の記録をログまたはログデータと呼びます。データベースのリカバリに使用します。ログデータには、ロールバックのための更新前ログデータ(BIログデータ)と、メディアリカバリのための更新後ログデータ(AIログデータ)があります。

ログ入出力バッファ

テンポラリログファイルにログを書き出すために使用するバッファをいいます。BIログバッファとAIログバッファがあります。

関連用語: AIログバッファ、BIログバッファ

論理構造

格納構造および物理構造とともにデータベースの構造のひとつです。スキーマ、表および列の構成、列のデータ型などのデータ構造を論理構造と呼びます。また、一意性制約などの制約、権限、プロシジャルーチンおよびトリガも論理構造の要素のひとつです。

論理構造定義

Symfoware Serverのデータベース定義の要素です。スキーマ定義のことを“論理構造定義”と呼びます。表、ビュー表の定義が論理構造定義にあたります。

ワークユニット

アプリケーションが実行される実行環境の枠組です。 運用に必要な情報(データベースや環境変数、ライブラリ情報など)やオブジェクトを登録することで、ワークユニットに設定された実行環境下でアプリケーションを動作させることができます。

割付け量

WebDBtoolsの画面で、DSIの領域の割付け量を指定するための形式です。数値に単位を表すK,Mをつけて指定します。

Accela BizSearch

新世代のeビジネスシステム構築に不可欠な高度情報活用プラットフォームです。高信頼性設計による高性能かつスケーラブルな検索テクノロジを基盤に、eビジネスのさまざまな利用シーンに適用可能な先進的機能を搭載しています。

Access

データベースのGUI操作やVisual Basic for Applications(VBA)などを利用したプログラミングができるアプリケーションです。

ADO(ActiveXデータオブジェクト)

Visual BasicやVBScriptで共通して利用できるデータベースアクセス手順です。

ADO.NET(ActiveXデータオブジェクト.NET)

ADOの.NET技術をサポートしたデータベースアクセス手順です。

Advanced Backup Controller

Symfoware Server Advanced Backup Controllerの機能です。PRIMECLUSTER GDSまたはSafeDISKなどのディスク管理製品またはETERNUSなどのディスクアレイ装置を利用して、ミラー化したディスクをバックアップとして利用することにより、大規模データベースに対し、短時間でかつ業務に影響を及ぼすことなく、高速にバックアップデータを作成する機能のことです。

AIログ域

AIログデータを書き出すためのテンポラリログファイルの領域です。テンポラリログファイルの作成時にAIログ域のファイルまたはローデバイスのパス名を指定して、AIログ域を作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスに配置することができます。

関連用語: ログインデックス域、AIログデータ、AIログバッファ、BIログ域

AIログデータ

データベースを更新後にリカバリするためのログデータです。更新後ログデータと呼ぶこともあります。ダウンリカバリやメディアリカバリで使用します。

関連用語: ダウンリカバリ、メディアリカバリ、ログデータ、AIログ域、AIログバッファ、BIログデータ

AIログバッファ

AIログデータをAIログ域に書き出すために使用するバッファをいいます。

関連用語: ログ入出力バッファ、AIログ域、AIログデータ

ALL集合関数

集合関数の引数に“ALL”指定をした関数を“ALL集合関数”と呼びます。ALL集合関数では、値の重複する行も関数の対象となります。

関連用語: DISTINCT集合関数

APC動作環境ファイル

アプリケーションサーバごと動作環境を定義するファイルのことです。

ASP

Active Server Pagesの略で、米国Microsoft社のWebサーバであるIISで利用できる、HTMLやXMLの中にJavaのプログラムコードやコンポーネントを埋め込み、動的にWebページを作成する技術です。

ASSIST指定

SQL文を実行する際のアクセスプランを固定化する時に指定します。

ASPアプリケーション

Internet Information Services上で動作するActive Server Pagesで実行するアプリケーションです。

BETWEEN指定

表の分割格納をする場合の条件のひとつです。分割値が範囲に入る場合に対象DSIに行を格納します。

BETWEEN述語

データ操作のSQL文において、“A BETWEEN B AND C”(B≦A≦C)の形式で範囲比較を指定する探索条件の指定を“BETWEEN述語”と呼びます。

関連用語: 述語

BIログ域

BIログデータを書き出すためのテンポラリログファイルの領域です。テンポラリログファイルの作成時にBIログ域のファイルまたはローデバイスのパス名を指定して、BIログ域を作成します。ログインデックス域と同じファイルまたはローデバイスに配置することができます。

関連用語: ログインデックス域、AIログ域、BIログデータ、BIログバッファ

BIログデータ

データベースを更新前に戻すためのログデータです。更新前ログデータと呼ぶこともあります。ROLLBACK文の実行、アプリケーションの異常終了およびダウンリカバリで使用します。

関連用語: ダウンリカバリ、ログデータ、AIログデータ、BIログ域、BIログバッファ

BIログバッファ

BIログデータをBIログ域に書き出すために使用するバッファをいいます。

関連用語: ログ入出力バッファ、BIログ域、BIログデータ

BLOBデータ

バイナリ属性のデータを格納する列のデータ型をBLOB型と呼びますが、BLOB型の列に格納したXMLデータをBLOBデータと定義しています。

BMP

Bean-managed persistenceの略で、EJBアプリケーション内に適切なデータベース操作文を発行する処理を記述することにより、EJBアプリケーション自身がデータの永続化を行うEntity Beanの形態のひとつです。

BTREE構造

インデックスに対する格納構造です。インデックス部とデータ部から構成されます。インデックス部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値を持ち、データ部のページを管理します。データ部は、インデックスのキーとなる列の組と実表データとの対応情報の値からなるデータを持ちます。

関連用語: インデックス部、格納構造、データ部、B-木構造

B-木構造

探索条件に一致した実表のデータを迅速に見つけるための索引手法のひとつです。Symfoware Serverは、効率のよいデータの索引手法として、データの格納位置を根(ルート)、中間、および枝(リーフ)の形式で記録し、高速に探索条件に一致したデータを見つけ出せるようにしています。この形式の索引をB-木構造と呼びます。Symfoware Serverは、インデックスについて、この構造を採用しています。

関連用語: ハッシュ構造

Capitalシステム

スケーラブルクラス内に1つだけ存在するRDBディクショナリを持つRDBシステムです。管理システムとも呼びます。

関連用語: Satelliteシステム

CGI

「Common Gateway Interface」の略称で、Webサーバがそのマシン上のプログラムを実行する際のインタフェースのことです。このインタフェースでWebサーバから起動されるプログラムを“CGIプログラム”と呼ぶことがあります。

Cluster Admin

PRIMECLUSTERシステムの状態監視、運用操作などを行うWeb-Based Admin Viewの機能です。

CMP

Container-managed persistenceの略で、EJBアプリケーション中にデータベース操作文を記述する必要はなく、代わりにコンテナがデータベースに対するアクセスを行うEntity Beanの形態のひとつです。

ColdFusion

ODBC連携でデータベースにアクセスできるWebアプリケーションサーバです。

Connection Manager

アプリケーションサーバからデータベースサーバへのコネクションの自動管理を行う機能です。高処理能力、高信頼化を確実なものとして、性能スケーラブルなシステムの構築を可能とします。

CONTAINS関数

データベースに格納しているさまざまなテキスト文書やXMLデータに対して条件を指定して検索を行う場合に指定する関数です。

Contentsアダプタ

データベースに蓄積されたコンテンツに、それぞれのコンテンツの特徴を活かした高速な検索機構を搭載可能とする考え方です。

Cookie

Webサーバとブラウザの間の通信方式は、基本的に1回のアクセスごとに接続が切れます。このため、複数回のアクセスを行う場合、前回のアクセスに関する情報(コンテキスト)を次回のアクセス時に参照することは困難です。Cookieは、この困難に対処するために導入されたもので、これを使用することにより、サーバからブラウザに今回のアクセスに関する情報を送ったり、ブラウザからサーバにその情報を送り返させることができます。

COOKIEパッケージ変数

Webクライアントから送られてくるCookieの値を初期値とするシステム変数です。

CORBA

オブジェクト指向技術の標準化団体である OMG(Object Management Group)が規定した、異機種間でのアプリケーション連携のための標準仕様です。この仕様に基づいて、アプリケーションを構築することにより、サーバ間でのシームレスな連携が可能です。Common Object Request Broker Architectureの略称です。

DAO(データアクセスオブジェクト)

Visual Basicの開発者向けに簡略化されたデータベースアクセス手順です。この方法はJet Engineを介してアクセスします。

DB-EXPRESS

グローバルサーバまたはPRIMEFORCE上のデータを他のシステムに流通させるためのソフトウェアです。

DBサービス定義

複写元データベースから抽出したデータを複写先データベースに格納するための定義です。

DEFAULT句

表に含まれる列の定義要素のひとつです。INSERT文で表に行を挿入する時、該当列の挿入データが指定されない場合には、DEFAULT句で定義された値が挿入されます。列にDEFAULT句が定義されていない場合には、NULL値が挿入されます。

DELETE文

表から行を削除するために使用するデータ操作のSQL文です。

DISTINCT集合関数

集合関数の引数に“DISTINCT”指定をした関数を“DISTINCT集合関数”と呼びます。DISTINCT集合関数では、値の重複する行を除いて関数を適用します。

関連用語: ALL集合関数

DMZ

DeMilitarized Zoneの略です。非武装セグメントとも呼ばれ、外部に公開するゾーンでありながら、ファイアウォールに守られ、サーバ自身は非武装でいられるゾーンのことです。インターネットとプライベートネットワークとの間に、独立して置かれます。このゾーンに、mail、Webなどのサーバを置くことで、プライベートな内部のネットワークを危険にさらすことなく、これらのサービスが提供できます。

DSI(Data Structure Instance)

表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSIでは、DSOで表現する情報に加えてデータベーススペースとの対応関係も表現します。DSOとDSIとの関係は、1対1の場合と、1対nの場合があります。1対nは、表のデータを分割して格納する場合です。

DSIの初期化

定義されたDSIを初期化することです。初期化するとDSIの内部のデータはなくなります。

DSIのメモリ常駐

特定のDSIやインデックスをメモリに展開し、アクセス性能を向上することができる機能です。

DSO(Data Structure Organization)

表(実表)に対してその格納構造を表現するものです。DSOには表のDSOとインデックスのDSOがあります。

関連用語: 格納構造、DSI

DTD

DTD(文書型定義)は、XMLのスキーマ言語のひとつです。XML 1.0で規定されている基本的なスキーマ言語といえます。タグによって表される文書要素、および階層構造の宣言や要素の付加情報としての属性の宣言等をすることができます。他に実体参照などの定義もあるため、スキーマ言語以外の機能を利用される場合もあります。

EC

Electronic Commerceの略です。電子商取引のことです。

EJB

Enterprise JavaBeansの略称です。SUN Microsystems社が提唱した、分散環境におけるJavaベースのサーバコンポーネントモデルのことです。

EJBサービス

Interstage Application Serverで提供する、Enterprise JavaBeansの考え方をベースとしたサーバアプリケーションを実行するための実行環境です。サーバアプリケーションの構築に必要な各種サービス(トランザクション処理、セション管理など)をコンテナ(入れ物)に隠蔽しているので、アプリケーション開発者はコンテナを利用してシステムを構築することができるため、開発工数を大幅に削減できます。

Entity Bean

永続性のある業務データ(顧客情報、注文情報など)を表現するオブジェクトです。

Esql

Esql,SQL埋込みCプログラムおよびSQL埋込みCOBOLプログラムの翻訳機能の総称です。また、SQL埋込みCプログラムおよびSQL埋込みCOBOLプログラムは以下のように呼びます。

  • SQL埋込みCプログラム:
    Esql-c

  • SQL埋込みCOBOLプログラム:
    Esql-COBOL

ETERNUSディスクアレイ

富士通が提供するディスクアレイ装置です。Advanced Backup Controllerでは、ETERNUSのアドバンスド・コピー機能を利用することで高速なバックアップを実現しています。

ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

ETERNUS SF AdvancedCopy Managerは、富士通のETERNUSディスクアレイと連携し、アドバンスト・コピー機能による高速バックアップ/リカバリ、レプリケーション運用を実現するストレージシステムソリューションです。

EUC:Extended UNIX Code

UNIXのコードを拡張し、国際標準化された日本語を含むマルチバイトの文字コード系です。

EUCコード

UNIXシステムの標準文字コード体系です。拡張漢字および利用者定義文字は、3バイトで表現されます。その他の日本語文字は、2バイトで表現されます。

Excel

米国マイクロソフト社が開発した表計算アプリケーションです。Symfoware/RDBのデータベースから情報を取得し、帳票などが作成できます。

EXISTS述語

SQL文の探索条件の指定において、指定した副問合せの結果が真か偽かで操作対象行を特定する指定です。“EXISTS 副問合せ”の述語です。

関連用語: 述語

eマーケットプレイス

インターネットを通じた商業取引きの場のことです。従来の電子商取引は、買い手企業と売り手企業が1対1で結びつき、取引をしていましたが、eマーケットプレイスの場合は、複数の買い手企業と複数の売り手企業が参加して、売買を行うことができます。

FTTH

ユーザ宅へ光ファイバを引き込み、高速通信に利用するシステムやサービスのことです。

GDS(Global Disk Services)

ディスク装置に格納されたデータの可用性と運用管理性を向上させるためのボリューム管理機能を提供するサービスです。

GFS(Global File Services)

クラスタ内の2つ以上のノードから共有記憶ユニットのファイルシステムの直接、同時アクセス機能を提供するサービスです。

GUI

グラフィカル・ユーザ・インタフェースの略です。ユーザがディスプレイを使うときのグラフィック的な「見え方」と「操作方法」を提供するソフトウェアです。

homePage

個別セションで、ログイン後に表示される画面をいいます。実際のフォーマットファイルへの処理依頼は、このhomePageから行います。

HTML

「Hyper Text Markup Language」の略称で、ハイパーテキストを記述するための言語です。これを用いて、別の文書にリンクを張ったり、検索条件を入力するフォームを作成したりすることができます。

HTML拡張タグ

HTMLを拡張した言語です。通常は、HTML拡張タグファイル(フォーマットファイル)中にHTMLタグとHTML拡張タグを混在させて記述し、拡張部のタグはサーバサイドスクリプトエンジンが実行し、その結果をHTMLに変換し、ブラウザで表示します。

HTTP

「Hyper Text Transfer Protocol」の略称で、Webのクライアントがサーバと通信を行うためのプロトコルのひとつです。Webシステムで文書や画像データを転送するためによく用いられます。

IIS(Internet Information Services)

Windows(R)にIISを導入することにより、世界中に情報発信可能なWebサーバとなります。Active Server Pages(ASP)のアプリケーションを作成して、Symfoware/RDBのデータベースにアクセスすることができます。

INSERT文

表に行を追加するために使用するデータ操作のSQL文です。

Interstage Application Server

富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。Interstage Application Serverは、クライアント/サーバ形態およびweb経由のオンライン業務と、オンライン業務に付帯するバッチ業務を実現するオンラインDB/DCシステムです。Interstage Application Serverは、実質的なUNIX標準を制定しようとする団体であるX/Openで規約化したDTPモデル(分散トランザクション処理モデル)に準拠し、XAインタフェース、および分散トランザクション機能を持ちます。

Interstage Studio

Interstage Application Serverと連携するオプション製品で、分散アプリケーションの統合開発環境です。生産性を高めるツールや実用性に優れるコンポーネントなどを併せて提供、広範囲な業務アプリケーションを効率的に開発できる環境を実現しています。

IN述語

SQL文の探索条件の指定において、値の集合との比較により操作対象行を特定する指定です。“IN(C、D、…)”または“IN副問合せ”の述語です。

関連用語: 述語

IPC

動作中のプログラム間でデータをやり取りすることです。同じマシンの中でデータを交換することも、ネットワークを通じて交換することもあります。名前付きパイプやOLE、DDEなどがこれにあたります。

J2EE

Java2 Enterprise Editionの略で、米国Sun Microsystems Inc.が提唱したJavaによる分散アプリケーション向けのコンポーネントアーキテクチャおよび規約であり、Javaコンポーネント開発の標準仕様です。サーブレット/JSP、EJB等で構成されます。

Java言語

Sunが開発した、Web上で高度なインタラクティブ(双方向)アプリケーションを開発できる汎用的なオブジェクト指向のプログラミング言語です。プラットフォーム依存しないのが特長です。

JDBC

JDBCは、SQL文を実行するためのJava APIです。これは、Javaプログラミング言語で書かれたクラスとインタフェースのセットから構成されます。JDBCは、ツール/データベース開発者のための標準APIを提供し、Pure Java APIを使用したデータベースアプリケーションの作成を可能にします。

JDBCスナップ

JDBCドライバを利用したアプリケーションが実行した、JDBC APIごとの情報です。

任意のファイル内に実効パラメタ“JDBC_SNAP”を指定することでスナップを取得します。

JDBCドライバ

JDBCドライバは、作成されたJavaのアプリケーションから、Symfoware Serverにアクセスするためのインタフェースを提供します。

JDK

Java Development Kitの略で、Java言語によるプログラミングを行うための開発環境です。

Jet Engine

Microsoft社が開発したリレーショナルデータベースエンジンです。

JIS漢字(第一/第二水準)

ISO X0208で規定されている漢字コードです。1983年に互換を伴わない改定(以降83JIS改定と呼ぶ)が行われています。

JIS非漢字

JIS漢字と同様ISO X0208で規定されている仮名や記号を表す文字コードです。

JNDI

Java Naming and Directory Interfaceの略で、JNDIテクノロジは、複数のネームサービスおよびディレクトリサービスに、統一されたインタフェースを提供します。Java Enterprise API セットの一部であるJNDIによって、異なるネームサービスおよびディレクトリサービスにシームレスに接続することができます。開発者は、この業界標準のインタフェースを使用して、強力で移植性があり、ディレクトリ機能を備えたJavaアプリケーションを構築できます。

JRE

Java Runtime Environmentの略で、Javaのランタイム環境モジュールです。Javaアプリケーションを使用するために必要です。

JSP(JavaServer Pages)

HTMLやXML中にJavaプログラムコードやコンポーネントを埋め込むことで動的なWebページの作成を容易にする技術であり、ASP(Active Server Pages)同様の機能を有します。ASPがVBスクリプトを使用するのに対し、JSPではJavaそのものを使用します。

JTA

Java Transaction APIの略で、Javaアプリケーション内でトランザクションを管理するための標準インタフェースとして規定されているインタフェースです。

LIKE述語

SQL文の探索条件の指定において、文字型のデータの比較により操作対象行を特定する指定です。“A LIKE B”の述語です。

関連用語: 述語

Linkexpress

分散システム内でのデータベースやファイルを扱う業務の構築支援と運用支援を行うソフトウェアです。

Linkexpress File Transfer

グローバルサーバまたはPRIMEFORCEとの間でファイル転送を行うためのソフトウェアです。

Linkexpress Replication option

Linkexpressにレプリケーション機能を追加するソフトウェアです。

Linkexpressクライアント

GUIを利用してLinkexpressの業務の定義や監視を行うためのコンピュータです。

Linkexpress抽出定義ウィンドウ

GUIを利用して抽出定義を行うためのウィンドウです。複写元システムがWindows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2の場合に使用することができます。

LVCF

富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。ディスクボリュームの耐故障性を確保するためのソフトウェアです。Symfoware Serverのディスクミラーリング機能を適用する場合に必要です。

MSCS

Microsoft Cluster Serviceの略です。Microsoft Cluster Serviceは、オープンな仕様、そして標準的なハードウェアがそのまま利用できるクラスタリング技術です。システムの一部に障害が起きてもシステム全体としては稼動しつづけるアーキテクチャを提供することで、システム停止による損失を未然に防ぐことができます。

MSベンダー文字

Microsoft社が独自に追加した、利用者定義領域を含む文字コードです。

NetCOBOLシリーズ/PowerCOBOL97シリーズ

COBOLアプリケーションを作成する開発ツールです。使い慣れたCOBOL言語でODBCを利用したアプリケーションの開発ができます。

NOT NULL制約

表中の列の制約のひとつです。列の値がNULLとなる行が表中にあってはならないという制約です。

NOT UNIQUE

表のDSOがRANDOM構造の場合に、クラスタキーの値で行が一意とならないような属性を表します。

NTFS

Windows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2オペレーティングシステムで使用できるファイルシステムです。ファイルの回復機能、大容量の記憶媒体、長いファイル名、および厳密なアクセス権制御機能を使用することができます。

NULL(ナル)

表中の行について、ある列のデータの値が未定義である状態をNULLと呼びます。

NULL述語

SQL文の探索条件の指定において、列の値がNULL値かどうかで操作対象行を特定する指定です。“A IS NULL”の述語です。

関連用語: 述語

OBJECT構造

Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。画像や音声などのマルチメディアデータを扱う実表に適用できる格納構造です。

関連用語: RANDOM構造、SEQUENTIAL構造

ODBC

ODBC(Open DataBase Connectivity)は、米国Microsoft社が提唱した、Windows(R)対応のアプリケーションから外部データベースに接続するための標準的なインタフェースです。

ODBCデータソースアドミニストレータ

ODBCドライバを利用する場合、利用するドライバや接続するデータベースなどの情報を登録するWindows(R)のツールです。

ODBCドライバマネージャ

ODBC対応のアプリケーションから呼び出されたODBC関数に対して、指定されたデータソースの特定のデータベースに接続するなどの制御を行います。

ODBCブリッジコード

Symfoware Serverでは、Visual Studio 2005またはVisual Studio 2008で生成可能なデータ操作の標準的なコードをODBCブリッジコードと呼びます。

ODOS

高性能かつ省資源(サーバメモリ性能)を目的としたSymfoware Server専用のODBCドライバです。リモートデータベースをアクセスするための実質標準となっているODBCインタフェースに対応したExcelやAccessなどのパソコンツールから、Symfoware Serverにアクセスできます。

ODOSスナップ

ODBCドライバを利用したアプリケーションが実行した、SQL文の情報です。

Symfoware ODOSセットアップの[Symfoware/RDBオプション設定]画面のパラメタ“CLI_SQL_SNAP”を指定することでスナップを取得します。

OLAP

OnLine Analytical Processingの略です。エンドユーザが、データを直接アクセスして加工・分析する処理方式です。

OLTP

OnLine Transaction Processingの略です。エンドユーザから送ったメッセージに従って、データベースをアクセスし、即座に処理結果を送り返す処理方式です。

Oracle抽出レプリケーション

Oracleを複写元データベースとする機能です。複写元サーバがSolarisの場合にだけ使用できます。

OSI/RDA(Open System Interconnection/Remote Database Access)

OSIは、ISO(国際標準化機構)とCCITT(国際電信電話諮問委員会)との強調で開発が進められた異機種コンピュータ同士を相互に接続するための国際規格です。この中で、RDAは、異機種システム間でデータベースを相互に運用するためのOSI応用層の規格のことです。RDAの実現によって、異機種システム上のデータベースをデータベース言語SQLを用いて検索・更新などの処理を行うことが可能となります。

PI

XML文書の中に、特定のソフトウェアへの命令を埋め込むための記述です。たとえば、XML文書にスタイルシートを埋め込む構文を定めます。Associating Style Sheets with XML documentsにおいては、PIを用いて使用するスタイルシートを表現するようになっています。

POSシステム

Point Of SalesまたはPoint Of Serviceの略です。一般的に、販売時点でデータ取得・解析する仕組みのことを指します。POSとは、デパート、コンビニエンスストア、スーパーマーケット、ディスカウントストア、その他さまざまなお店に置かれているレジのことです。

PowerAIM/TJNL

グローバルサーバまたはPRIMEFORCE上の各種データベースの更新情報を収集、配布するソフトウェアです。

PRIMEFORCE

オペレーティングシステムがOSIV/MSPまたはOSIV/XSPであるメインフレームのことです。

PUBLIC

権限の定義で、権限受領者としてすべての利用者を表す場合に指定します。

RANDOM構造

Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。データの格納方式にハッシュ関数の索引を採用した格納構造をRANDOM構造と呼びます。

関連用語: SEQUENTIAL構造、OBJECT構造

RDA-SV

富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。パソコンの表計算ソフト、およびサーバシステム上のアプリケーションから利用可能な分散データベース機能を実現したソフトウェアです。

RDB構成パラメタ

RDBディレクトリファイルの配置先など、Symfoware/RDBの動作環境を定義する情報のことをいいます。Symfoware/RDBでは、これらの定義情報をRDB構成パラメタファイルと呼ぶファイルに記述しておきます。Symfoware/RDBの起動時に、このRDBパラメタファイルの記述内容に従って、動作環境の設定が行われます。

RDB構成パラメタファイル

RDB構成パラメタが格納されるファイルを、RDB構成パラメタファイルと呼びます。RDB構成パラメタには、RDBディレクトリファイルの配置先などのSymfoware/RDBの動作環境が定義されています。

関連用語: RDB構成パラメタ

RDBシステム名

Symfoware/RDBの動作環境を区別するために付ける名前です。

RDBデーモン

Symfoware Serverの起動時に生成されるプロセスです。ログ情報の書き出し、共用バッファの管理やデータベースのアクセスなどを行うプロセスです。Symfoware Serverでは、アプリケーションからのデータ操作で発生するさまざまな処理を、これらのシステムデーモンにより非同期に処理し、性能の向上を図っています。

RDBディクショナリ

利用者のデータベースの定義情報を格納したファイルを、RDBディクショナリと呼びます。RDBディクショナリは、利用者が定義するのと同様に表で実現されています。この表をシステム表と呼びます。

RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイル

RDBディクショナリをアクセスするための基本情報や各種の運用情報を記録するファイルです。基本情報は、rdbcrdicコマンドによるRDBディクショナリ作成時に記録されます。運用情報は、RDBコマンドによる利用規定やアクセス禁止情報の設定時などに記録されます。RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルは、RDB構成パラメタファイルのRDBDIRSPACE2に指定したパス名にrdbcrdicコマンドを使用して作成します。

RDBディレクトリファイル

データベースをアクセスするための基本情報や、各種の運用情報を記録するファイルを、RDBディレクトリファイルと呼びます。運用情報には、たとえば、RDBコマンドを利用して設定したアクセス禁止状態や、データベースの退避データを作成するときに設定したデータ更新の抑止状態などがあります。RDBディレクトリファイルには、ユーザデータベース用のRDBディレクトリファイル、RDBディクショナリ用のRDBディレクトリファイルおよびユーザロググループ用のRDBディレクトリファイルの3種類があります。

RDBネット

スケーラブルクラスを構成する個々のSymfoware/RDBを結合するネットワークです。

関連用語: RDBネットからの離脱、RDBネットへの参入

RDBネットからの離脱

RDBネットからノードを自発的に切断し、非活性状態にすることです。

関連用語: RDBネット、RDBネットへの参入

RDBネットへの参入

RDBネットへノードを接続し、活性状態にすることです。

関連用語: RDBネット、RDBネットからの離脱

RDBライブラリ

SQL文を使用するアプリケーションを実行すると、データベースの処理を行うためにSymfoware/RDBが提供する共用オブジェクトが呼び出されます。この共用オブジェクトは、さらにWindows(R) 2000、Windows Server(R) 2003、Windows Server(R) 2008またはWindows Server(R) 2008 R2システムが提供する共用オブジェクトを呼び出します。SQL文を使用するアプリケーションのロードモジュールは、これらの共用オブジェクトと動的結合することが必要です。本書では、これらの共用オブジェクトを総称して“RDBライブラリ”と呼びます。

RDO(リモートデータオブジェクト)

Visual Basicの開発者向けにJet Engineを介さないデータベースアクセス手順です。

RMS(Reliant Monitor Services)

監視、および切替え機能によりユーザが指定したリソースの高可用性を維持するパッケージです。

SafeCLUSTER

富士通(株)が提供するソフトウェアの名称です。クラスタ構築のためのソフトウェアです。

Satelliteシステム

Capitalシステム以外のRDBシステムです。スケーラブルクラス内に複数存在します。一般システムとも呼びます。

関連用語: Capitalシステム

SEQUENTIAL構造

Symfoware Serverのデータベースの実表の格納構造のひとつです。履歴ジャーナルのようにデータの発生順に単純に行(レコード)を追加するような実表に適用できる格納構造です。ディスクボリュームの省スペース化が図れます。

関連用語: RANDOM構造、OBJECT構造

Servletサービス

Interstage Application Serverで提供する、ServletやJSPを実行する環境です。

Session Bean

クライアントとセションをもって通信を行うオブジェクトであり、セション間のみ存在する非永続性なオブジェクトです。

SGML

Standard Generalized Mark-up Languageの略です。文書の論理構造および意味構造を記述する言語です。タイトル、引用部分および著者など、文書の中で特別な意味をもつ部分にマークを付けることができます。

Shared Everything方式

トランザクションを並列に処理する技術のひとつです。データベースをどのノードからも直接アクセスするもので、クラスタシステムを構成する全ノードとのあいだで、データの排他をとって処理することを特長としています。

関連用語: Shared Nothing方式

Shared Nothing方式

トランザクションを並列に処理する技術のひとつです。データベースのアクセス管理をノードと対応させ、管理下のデータベースは単一のノードの場合と同じく、そのノード内だけで排他をとり、直接アクセスします。管理外のデータベースに対するアクセスは、そのデータベースを管理するノードに処理要求を出して間接的にアクセスします。

関連用語: Shared Everything方式

SMP

Symmetric Multi Processingの略で、複数のプロセッサが1つのメモリ空間を共有し、基本的に同等なものとして振る舞うことができる並列処理のことです。複数のプロセッサを使って同時に処理を行うことができます。

SOAP

Simple Object Access Protocolの略で、分散ネットワーク環境においてXMLベースの情報を交換するための通信プロトコルです。

SQL(Structured Query Language)

SQLは、データベースの定義やデータ操作を行うための標準のデータベース言語です。Symfoware Serverは、基本的に国際標準ISO 9075、JIS X3005、およびANSI X3.135の規格に準拠しています。

SQLDA構造体

被準備文中に含まれる動的パラメタ指定や選択リストに関する情報を格納する利用者定義の記述子領域です。利用者はこの領域を介して、被準備文中に含まれる動的パラメタ指定の値を設定したり、選択リストの結果取り出しを行うことができます。

SQL/XML

ANSI/ISOで標準化されているSQL言語の一部で、XMLデータと一緒にSQLを利用することができます。これにより、SQLの文脈からXMLを扱うことができます。

SQL/XMLはXQueryを使用することで、柔軟な検索、またはXMLデータの取り出しを行うことができます。また、SQL/XMLはSQL文でリレーショナル列からある程度条件を絞ったデータに対して検索を行うことで、効率的にデータを参照できます。

関連用語: XQuery

SQL埋込みホストプログラム

データベースを操作するアプリケーションは、データベース処理部分はSQL文で記述し、ほかの処理は既存のプログラミング言語で記述します。このようにSQL文が埋め込まれたアプリケーションを、“SQL埋込みホストプログラム”と呼びます。使用できるプログラミング言語として、C言語、およびCOBOLがあります。これらのプログラミング言語で作成され、SQL文が埋め込まれたアプリケーションを、以下のように呼びます。

  1. SQL埋込みCプログラム

  2. SQL埋込みCOBOLプログラム

なお、SQL埋込みホストプログラムは、a.およびb.の総称です。

SQLスナップ

埋込みSQLを利用したアプリケーションで実行した、SQL文の情報です。

スナップの取得方法には、アプリケーションの実行環境により、以下の方法があります。

  • クライアント動作環境ファイルの“SQL_SNAPパラメタ”で指定

  • 環境変数の“RDBTRC”で指定

SQL文

SQLで利用する、データベースの定義やデータ操作を行う文を“SQL文”と呼びます。

SQL文識別子

PREPARE文によって実行したいSQL文と対応づけられた識別子のことを“SQL文識別子”と呼びます。

SQL文識別子は、DESCRIBE文、EXECUTE文などに指定し、動的にSQL文を実行することができます。

SQL文情報

SQLで利用する、データベースの定義やデータ操作を行う文の情報です。

SQL変数

プロシジャルーチンで宣言した変数を“SQL変数”と呼びます。

関連用語: プロシジャルーチン

SQL変数名

SQL変数の名前を“SQL変数名”と呼びます。

関連用語: SQL変数

STATEFUL Session

クライアントとサーバの会話状態が、メソッドを越えて継続するセションのことです。そのため、複数のメソッドにまたがるトランザクション処理行うことができます。Enterprise Beanのインスタンス数はクライアントの数分必要となります。“STATEFUL”とだけ表記しても同じ意味です。

STATELESS Session

クライアントとサーバの会話状態が、メソッドを越えて継続されないセションのことです。そのため、トランザクションを含むデータ保全の作業はメソッド内で完結している必要があります。Enterprise Beanのインスタンス数はクライアントの数より少なくてすみます。“STATELESS”とだけ表記しても同じ意味です。

Symfoware .NET Data Provider

Microsoftが提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネントです。Symfoware Server独自の.NET Data Providerにより、.NET Framework環境からSymfoware Serverへの最適なデータアクセスを保証します。

Symfoware/RDB

データベースエンジン中の機能で、リレーショナルデータベースを処理する機能です。従来の富士通のリレーショナルデータベースRDBIIの機能を継承しています。

Symfoware Server

Symfoware Serverは、高性能で高信頼なデータベースエンジンを持ち、インターネットビジネス時代のミッションクリティカルシステムおよび戦略的な情報活用の支援に適したデータベースシステムです。

Symfoware抽出レプリケーション

Symfoware/RDBを複写元データベースとする機能です。

SYSTEMパッケージ変数

拡張タグ実行結果のエラー情報、実行WebScriptセション情報、WebScriptコマンドのパスなどの値を保持するシステム変数です。

TCO

Total Cost of Ownershipの略です。システム導入からシステム運用までの、システムを保有するための総コストを指します。

TCP/IP

インターネットやイントラネットで標準的に使われるプロトコルです。米国防総省が、核攻撃で部分的に破壊されても全体が停止することのないコンピュータネットワークを開発する過程で生まれました。UNIXに標準で実装されたため急速に普及し、現在世界で最も普及しています。OSI参照モデルではIPが第3層、TCPが第4層にあたり、HTTPやFTPなどの基盤となるプロトコルです。

Textアダプタ

テキスト文書やWord文書といったテキストベースの文書を対象とした検索機構です。Textアダプタを利用することにより、Accela BizSearchを使用して、Symfoware Serverに格納された文書データに対して、キーワード検索やあいまい検索といった全文検索ができます。

TID

レコードの格納アドレスです。

UNICODE

世界の各国語文字を統一的に扱うことができる、マルチバイトの文字コード系です。アプリケーション中の定数やホスト変数へ入出力するデータなど、データベースに格納するデータに対して指定できます。

UPDATE文

表の行のデータを変更するために使用するデータ操作のSQL文です。

URL

「Uniform Resource Locator」の略称で、インターネット上に存在する各種資源(文書、画像など)を特定するために使用するアドレスのようなものです。これは転送(取得)方法、情報を持っているホスト(サーバ)名、そのホスト内での場所などからなります。URLを利用することで、インターネット上の膨大な情報の中から、自分の必要とする情報を入手することができます。

UTF-16

1文字は2バイトまたは4バイトの可変長で表現されます。バイナリ数値の内部形式には以下の2種類があります。

  • リトルエンディアン

  • ビックエンディアン

UTF-8コード

英数字および制御文字は1バイトで表現されます。各国語文字は、1文字が2~6バイトとして制御されます。

Visual Basic

Windows(R)アプリケーションが開発できるツールです。

Visual Basic.NET

WebアプリケーションおよびWindows(R)アプリケーションが開発できるツールです。

Visual C++

C++言語でMicrosoft Foundation Class Library(MFCライブラリ)を利用して、Symfoware/RDBのデータベースにアクセスするアプリケーションが作成できます。

WebAdmin

Symfoware Serverの動作環境構築をサポートするセットアップ支援ツールです。使用するサーバのプラットフォームに関係なく、WebブラウザのGUI操作で、簡単にセットアップ時の動作環境の構築や動作パラメタの設定を行うことができます。

WebDBtools

WebDBtoolsは、データベースの構築を支援するSymfoware Serverのデータベース開発ツールです。開発するデータベースの定義および試験データの操作を、すべてWebブラウザから行うことができます。また、Webサーバとデータベースの連携機能により、簡易なデータベース連携業務を構築することもできます。

WebScript

WebDBtoolsを構成するサーバサイドスクリプトエンジンです。

WebScriptコマンド

WebScriptの内部構成物です。WebサーバのCGIインタフェースで動作するサーバのプログラムであり、WebScriptに拡張タグを実行させる機能です。

WebScriptサーバ

WebScriptサービスを起動から停止まで動作しているサーバのプログラムです。WebScriptセションの起動や監視を行います。

WebScriptセション

WebScriptの拡張タグの実行に必要なデータベースのアクセス情報を開設したものと、プログラムをあわせた実行環境です。

Webアプリケーション

HTMLファイル、イメージファイル、Servlet、JSPファイルなどのWebリソースと、Webアプリケーション環境定義ファイルから構築します。機能を、1つのWebアプリケーションのパッケージ単位として開発できます。

Webサーバ

Webサーバを構築するためのサービスです。Interstage HTTP Serverで提供されるサービスです。

Webブラウザ(ブラウザ)

Webサーバに文書などを要求し、人間に見やすい形にして表示するプログラムを“Webブラウザ”と呼びます。代表的なブラウザとして、「Internet Explorer」があります。

Webベース

クライアントにブラウザを利用して、業務を行うことです。クライアントにはアプリケーションをインストールしないで、必要なものはネットワークを通してダウンロードしたプログラムを実行する利用形態です。クライアントマシン、操作場所およびプラットフォーム無依存な画面操作を可能にした運用形態です。

WHERE句

データ操作のSQL文において、操作対象行を特定する探索条件は、WHERE探索条件で指定します。この指定を“WHERE句”と呼びます。

WWW

「World Wide Web」の略称で、インターネット上に分散している情報を網目のようにリンクすることにより、次々に必要な情報へと移りわたることができるシステムです。

XAインタフェース

分散トランザクション処理モデルでのトランザクションモニタと、リレーショナルデータベース管理システムとの連携インタフェースをXAインタフェースと呼びます。XAインタフェースは、実質的なUNIXの標準を制定する団体X/Openが規定しています。

xDSL

x Digital Subscriber Lineの略です。従来の電話回線を利用して高速データ通信を行うADSLなどの技術の総称です。通話用と異なる高い周波数帯域を使用するため、電話とデータ通信を同時に利用することができます。

XML

Extensible Markup Languageの略です。XMLは、文書の構造を記述する言語です。SGMLのサブセットになっており、文書自身の中にタグを埋め込む形で利用されます。“Extensible”の名の通り、ユーザが独自のタグを定義することができます。従来のインターネット言語であるHTMLの次世代言語として注目されている言語で、HTMLが固定マークアップ方式に対し、XMLでは文書独自の方式を設定できます。

XMLアダプタ

CONTENTSアダプタの考え方に基づき、XMLデータの特徴を活かした検索機構を提供する機能です。

XMLアダプタ環境ファイル

XMLアダプタを運用するための動作環境を定義するファイルです。

XMLアダプタプロセス

XMLデータの格納時にはXMLデータの解析処理、検索時にはCONTAINS関数で指定された検索条件の解析処理を行うためのプロセスです。

XMLグループ

XMLデータの検索の対象を規定するための定義です。XMLグループはCREATE XMLGROUP文により定義できます。

XML検索式

データベースに格納されたXMLデータから、特定の条件を満たすXMLデータを見つけ出すための条件式です。XML検索式は、SQLのCONTAINS関数において指定します。

XMLデータ

拡張可能なマーク付け言語(XML)を使用して記述されたデータです。

XMLデータのインデックス

XMLデータの構造を基本とした検索機能を提供するためのインデックスです。

XQuery

XMLデータを参照するための特定の要件を満たすように、World Wide Web Consortium(W3C)によって設計された機能プログラミング言語です。

XMLデータのデータ構造は、予測可能で規則的な構造を持つリレーショナル・データとは異なり、柔軟性に優れているため、予測不能なデータ構造になっていることが多いです。

XQueryを利用することで、予測不能なデータ構造を持つXMLデータに対して、柔軟な操作を実行することができます。

24時間連続運転

データベースシステムを使用する業務において、業務の追加・変更やデータベースの障害発生時に、業務を停止することなくシステムファイルのリカバリやデータベースの定義変更、インデックスの自動再配置などのデータベースの保守作業を行うことを指します。

3階層システム

クライアント、アプリケーションサーバ、データベースサーバの3つの階層に分離したシステムの形態のことです。3つの層を明確に区別することで、システム性能や柔軟性、開発・保守効率などを向上させることができます。Symfoware Serverでは、Connection Managerと組み合わせて3階層システムを実現します。

.NET Framework

Microsoftが提唱するアプリケーション開発/実行環境です。.NET Frameworkでは、非接続型データアクセスを実現することができます。