ページの先頭行へ戻る
Interstage Application Server/Interstage Web Server Java EE運用ガイド

5.14.4 Oracle OCI JDBCドライバ(Type2)

環境変数の設定

Java EE実行環境のJDK/JREバージョンとドライバ・バージョンに応じて、Oracle JDBCドライバを動作させるための環境変数の設定例を以下に記載します。Oracleホーム・ディレクトリは、Oracle製品のソフトウェアをインストールするために選択したディレクトリです。使用するOracleがインストールされている、Oracleホーム・ディレクトリを指定してください。JDBCドライバ・格納先ディレクトリは、必要なJDBCクラス・ライブラリやOCI共有ライブラリを格納した任意のディレクトリです。ドライバを入手するには、Instant Clientをインストールする方法などがあります。詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。環境変数TNS_ADMINなどは、必要に応じて設定してください。ただし、Instant Client以外の環境でOCIドライバを使用する場合は、必ず環境変数ORACLE_HOMEを設定してください。

設定項目

JDK/JRE

ドライバ・バージョン

設定値 (注)

クラスパス

5.0

Oracle10g Release2

Oracleホーム・ディレクトリ\jdbc\lib\ojdbc14.jar

Oracleホーム・ディレクトリ\jlib\orai18n.jar

5.0

Oracle11g Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc5.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar

6

Oracle11g Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc6.jar

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar


パス

Oracle10g Release2

Oracleホーム・ディレクトリ\bin

Oracle11g Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ



ライブラリパス (注2)

Oracle10g Release2

Oracleホーム・ディレクトリ/lib32 (注3)
Oracleホーム・ディレクトリ/lib

Oracle11g Release1

JDBCドライバ・格納先ディレクトリ

注1) SolarisまたはLinuxの場合、「\」を「/」に読み替えてください。
注2) ライブラリパスは上記表に記載している順序で設定してください。
注3) RHEL-AS4(x86)RHEL-AS4(IPF)RHEL5(x86)の場合は、設定不要です。

接続プールの設定

接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。

パラメタ

指定値

名前

任意の値

リソースタイプ

以下のいずれかを指定してください。

  • javax.sql.DataSource

  • javax.sql.XADataSource

  • javax.sql.ConnectionPoolDataSource

データベースベンダー

Oracle (注)

データソースクラス名

以下のいずれかを指定してください。

  • oracle.jdbc.pool.OracleDataSource

  • oracle.jdbc.xa.client.OracleXADataSource

  • oracle.jdbc.pool.OracleConnectionPoolDataSource

注) データベースベンダーは、Interstage Java EE管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。

プロパティ

以下に、JDBCドライバへ設定するプロパティの例を示します。指定可能なプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。

プロパティ名

user

ユーザIDを指定します。

password

パスワードを指定します。

URL

以下を指定します。斜体部分は変数名です。

  • jdbc:oracle:oci:@tns_entry

例) jdbc:oracle:oci:@MyTNSAlias

注意

プロパティ名userおよびpasswordにユーザIDとパスワードを指定してください。