環境変数の設定
Java EE実行環境のJDK/JREバージョンとドライバ・バージョンに応じて、Oracle JDBCドライバを動作させるための環境変数の設定例を以下に記載します。Oracleホーム・ディレクトリは、Oracle製品のソフトウェアをインストールするために選択したディレクトリです。使用するOracleがインストールされている、Oracleホーム・ディレクトリを指定してください。JDBCドライバ・格納先ディレクトリは、必要なJDBCクラス・ライブラリやOCI共有ライブラリを格納した任意のディレクトリです。ドライバを入手するには、Instant Clientをインストールする方法などがあります。詳細は、Oracleのマニュアルを参照してください。環境変数TNS_ADMINなどは、必要に応じて設定してください。ただし、Instant Client以外の環境でOCIドライバを使用する場合は、必ず環境変数ORACLE_HOMEを設定してください。
設定項目 | JDK/JRE | ドライバ・バージョン | 設定値 (注) |
---|---|---|---|
クラスパス | 5.0 | Oracle10g Release2 | Oracleホーム・ディレクトリ\jdbc\lib\ojdbc14.jar |
Oracleホーム・ディレクトリ\jlib\orai18n.jar | |||
5.0 | Oracle11g Release1 | JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc5.jar | |
JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar | |||
6 | Oracle11g Release1 | JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\ojdbc6.jar | |
JDBCドライバ・格納先ディレクトリ\orai18n.jar | |||
| - | Oracle10g Release2 | Oracleホーム・ディレクトリ\bin |
- | Oracle11g Release1 | JDBCドライバ・格納先ディレクトリ | |
| - | Oracle10g Release2 | Oracleホーム・ディレクトリ/lib32 (注3) |
- | Oracle11g Release1 | JDBCドライバ・格納先ディレクトリ |
注1) SolarisまたはLinuxの場合、「\」を「/」に読み替えてください。
注2) ライブラリパスは上記表に記載している順序で設定してください。
注3) RHEL-AS4(x86)、RHEL-AS4(IPF)、RHEL5(x86)の場合は、設定不要です。
接続プールの設定
接続プールの設定に以下を指定してください。
リソースタイプにはデータソースクラスが実装するインタフェースを指定してください。
パラメタ | 指定値 |
---|---|
名前 | 任意の値 |
リソースタイプ | 以下のいずれかを指定してください。
|
データベースベンダー | Oracle (注) |
データソースクラス名 | 以下のいずれかを指定してください。
|
注) データベースベンダーは、Interstage Java EE管理コンソールから接続プールを作成するときにだけ指定してください。
プロパティ
以下に、JDBCドライバへ設定するプロパティの例を示します。指定可能なプロパティの詳細は、JDBCドライバのマニュアルを参照してください。
プロパティ名 | 値 |
---|---|
user | ユーザIDを指定します。 |
password | パスワードを指定します。 |
URL | 以下を指定します。斜体部分は変数名です。
例) jdbc:oracle:oci:@MyTNSAlias |
注意
プロパティ名userおよびpasswordにユーザIDとパスワードを指定してください。