PRIMECLUSTER Wizard for Oracle 導入運用手引書 4.2 - Linux for Itanium 版 -
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付録A トラブル事例集> A.2 リスナーに関するトラブル

A.2.2 AutoRecoverやフェイルオーバが発生

リスナーリソース異常によるリソースのAutoRecover や userApplication のフェイルオーバ、または縮退が発生した場合のトラブル事例です。

◆[ケース1] (スタンバイ、Oracle RAC スケーラブル)

PRIMECLUSTER RMS のリソース設定 (特に TNSName) が誤っている場合にリソース異常となります。
clorainfo -c コマンドを実行してリソース設定情報を確認できます。次に示す設定情報が実際の環境と一致していることを確認してください。(参考 "4.6 clorainfo - 設定情報や監視状態の表示")

一致していなかった場合、正しい設定に変更してください。(参考 "第2章 環境設定")

◆[ケース2] (スタンバイ、Oracle RAC スケーラブル)

tnsnames.ora のネット・サービスの設定(接続先リスナーの情報など)が誤っている場合に発生します。
tnsnames.ora を確認し、ネット・サービスの設定が誤っていないか確認してください。


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