Linkexpress Transactional Replication option説明書
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第1部 概要> 第1章 Linkexpress Transactional Replication optionとは

1.5 データベースシステムと動作環境の対応

 データベースシステムとLinkexpress Transactional Replication optionの動作環境との対応関係を以下に示します。

TROを使用する場合

TROは、TRMのメッセージキューと1対1で対応し、1つのデータベースシステム(1つのデータベースは複数の表から構成されます)に接続して更新差分データを格納できます。また、複数のTRMシステムと複数のデータベースシステムとの対応も可能です。

なお、TROはデータベースシステムと同一のシステムに配置してください(リモートで接続したデータベースには格納できません)。

Symfoware/RDBを使用する場合のシステム構成を"図:TRMシステム、TROおよびRDBシステムとの対応"に示します。
Oracleを使用する場合は、図中の"RDBシステム"を"インスタンス"に読み替えてください。


SQL Serverを使用する場合は、図中の"RDBシステム"を"インスタンス"に読み替えてください。

[図:TRMシステム、TROおよびRDBシステムとの対応]

TJNLを使用する場合

 TJNLはTRMシステム上で動作します。このため、起動や停止などの操作はTRMのコマンドを使用します。したがって、TRMとTJNLは1対1で対応します。また、Symfoware/RDBやOracleインスタンスとTJNLも1対1で対応します。

なお、TJNLはデータベースシステム(Symfoware/RDBシステムまたはOracleインスタンス)と同一のシステムに配置してください(リモートで接続したデータベースからの取得はできません)。

 マルチTRMシステムとマルチSymfoware/RDBシステムや複数のOracleインスタンスとの間での動作も可能です。ただし、その場合はTRMシステムとSymfoware/RDBシステムやOracleインスタンスを1対1の関係で動作させる必要があります。1台のサーバで複数のRDBMSのデータベース更新情報を取得したい場合は、RDBMSの種類ごとにTJNLの環境を作成する必要があります。複数のRDBMSのデータベース更新情報を取得する場合のシステム構成を“図:複数のRDBMSとの連携”に示します。

[図:複数のRDBMSとの連携]


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