Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編) - FUJITSU -
目次 索引 前ページ次ページ

第2章 データベースの作成

2.9 格納構造定義の簡略化

この節では、格納構造を簡略化して定義する方法について説明します。

格納構造を簡略化して定義する場合、格納構造は、表定義またはインデックス定で定義します。表定義またはインデックス定義では、データを格納するデータベーススペースを指定します。これにより、Symfoware/RDBが自動的に格納構造を定義します。この場合、表の格納構造はSEQUENTIAL構に、また、インデックスの格納構造はBTREE構になります。マルチメディアデータを格納する表については、表の格納構造としてSEQUENTIAL構造またはOBJECT構を選択できます。なお、分割格納を行うことはできません。

格納構造を簡略化して定義した場合、表定義およびインデックス定義時の各種名前から表のDSO名およびDSI名を自動的に命名します。また、このときにデータ長および割付け量も自動的に決定します。格納構造の簡略化定義では、DSIの容量は動的に拡張されます。なお、動作環境ファイルのパラメタで命名時のプレフィックス、データ長、割付け量およびDSIの容量拡張の設定を変更することができます。マルチメディアデータを格納する表については、格納構造も選択できます。

動作環境ファイルについての詳細は、“アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)”を参照してください。

格納構造定義を簡略化して定義する場合には、以下の注意事項があります。
以上のことから、格納構造定義を省略して定義するものは、一時的な作業に利用するものに適し、基本的に業務で利用する表やインデックスは、格納構造定義(DSO定義文・DSI定義文)を使った定義を推奨しています。

下へ2.9.1 表定義
下へ2.9.2 マルチメディアデータを格納する表の定義
下へ2.9.3 インデックス定義

目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 2007-2008