Interstage HTTP Server 運用ガイド
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付録A ディレクティブ一覧

A.45 Header

名前

 Header

形式

 Header set|append|add|echo ヘッダ名 値 [env=[!]環境変数名]
 Header unset ヘッダ名

機能概要

 クライアントへのHTTPレスポンスヘッダのフィールド値を設定します。
 設定方法は、以下のいずれかを選択します。

 set
 指定したヘッダ名および値を、HTTPレスポンスヘッダに設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合は、フィールド値を本ディレクティブで指定した値に置き換えます。
 append
 指定したヘッダ名および値を、HTTPレスポンスヘッダに設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合は、フィールド値の後にコンマで区切って本ディレクティブで指定した値を追加します。
 add
 指定したヘッダ名および値を、HTTPレスポンスヘッダに設定します。同じ名前のヘッダがすでに存在する場合でも、本ディレクティブで指定したヘッダフィールド行を追加します。
 unset
 指定したヘッダ名のヘッダフィールドのHTTPレスポンスヘッダから削除します。指定した名前を持つヘッダフィールド行が複数ある場合は、すべてのヘッダフィールド行を削除します。
 echo
 指定したHTTPリクエストヘッダの情報を、HTTPレスポンスヘッダに設定します。

 “env=環境変数名”を指定すると、指定した環境変数が存在した場合に、HTTPレスポンスヘッダの設定が有効となります。“env=!環境変数名”を指定した場合は、指定した環境変数が存在しない場合に、HTTPレスポンスヘッダの設定が有効となります。環境変数については、“環境変数とサーバ変数”を参照してください。

指定位置

 グローバルコンテキスト、バーチャルホスト、ディレクトリ

省略値

 なし

モジュール

 mod_headers

使用例

 クライアント(Webブラウザ、プロキシなど)にキャッシュさせないため、PragmaヘッダおよびCache-Controlヘッダに“no-cache”を設定する場合(本機能は、クライアントがキャッシュヘッダ制御をサポートしている場合に使用可能)

Header set Pragma no-cache
Header set Cache-Control no-cache


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