TeamWARE Office 200X V2.0 管理者ガイド
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第18章 TeamWARE Officeの保守> 18.7 ログ情報の表示

18.7.3 ビリングイベントログ

ビリングイベンは、ユーザがシステムのリソースを使用したことを記録します。たとえば、ユーザが送信したメールや、ユーザが行ったディレクトリ検索などは、ビリングイベントログに記録されます。これにより、リソースの使用量、使用頻度および使用者に関する詳細を知ることができます。

◆ビリングイベントの記

Adminを使用して、サービスごとにビリングイベントを記録できます。これに関する定義は、[詳細情報]ウィンドウの[ビリングイベント]フォームで行います。定義方法の詳細については、"18.4.3 サービスの詳細情報"の"◆ビリングイベントログの採取"を参照してください。

ビリングイベントの情報は、ビリングイベントログに書き込まれます。1日の間に記録されたイベントは、 1つのログファイルにまとめて保管されます。ファイル名は、YYYYMMDDという書式で作成日付が示され、".blo"という拡張子が付けられます(例:20000303.blo)。ビリングイベントログファイルは、TeamWARE Officeサーバソフトウェアのインストールディレクトリに"billing"という名前のサブディレクトリが作成され、保管されます。[詳細情報]ウィンドウのサーバの[全般]フォームで、このディレクトリを確認できます。このディレクトリを変更する必要がある場合、[to config]コマンドを使用します。

◆ビリングイベントの表示

以下に示す方法で、ビリングイベントを表できます。

◆Adminでのビリングイベントログの表示

ビリングイベントのログファイルを表示するには、[ビリングイベントログビューア]ウィンドウにあるツリーのところで、イベントの発信源を選択します。これにより、[イベントログファイルの選択]ダイアログボックスが開きますので、表示したいログファイルを選択します。

Adminを使ってビリングイベントログを表するには、以下のように操作します。

操作方法

  1. Adminにログインします。
  2. Adminの[Admin]メニューの[ビリングイベントログビューア]コマンドをクリックします。
    [ビリングイベントログビューア]ウィンドウが開きます。
  3. [ビリングイベントログビューア]ウィンドウの左側にあるツリーで、イベントの発信源をクリックします。
    [イベントログファイルの選択]ウィンドウが開きます。
  4. 参照したい日付のファイルを選択します。

図18.8に、Mailサービスに関するビリングイベントログの表示例を示します。

[図 18.8 ビリングイベントログの表示例]

ビリングイベントに関する詳細情報を表示するには、リスト上のイベントをクリックします。ビリングイベントの詳細については、ビリングイベントヘルプを参照してください。

◆表計算ソフトでのビリングイベントログの表

ビリングイベントログが格納されているディレクトリから、表示したい日付のビリングイベントログファイルを取り出します。ビリングイベントログファイルが保管されるディレクトリは、[詳細情報]ウィンドウのサーバの[全般]フォームで確認できます。FTPを使用して取り出す場合、バイナリモードで取り出します。

ビリングイベントログは、テキスト形式で保管されています。1つのレコード中の情報は、タブで区切られています。このファイルを、表計算ソフトを使用して表示します。表計算ソフトの機能を使えば、ビリングイベントログに採取された情報をいろいろな形式に分析/加工して使用できます。

  • ビリングイベントログファイルを、直接、表計算ソフトで表示しないでください。表計算ソフトで表示する場合は、別のファイルにコピーしてから表示するようにしてください。直接、表計算ソフトで表示すると、その期間、ビリングイベントログが採取されない場合があります。
  • ビリングイベントログファイルのレコード数が多くなると、表計算ソフトで表示できない場合もあります。
  • TeamWARE Officeシステムの利用頻度によっては、1つ(1日)のビリングイベントログファイルのサイズが数十MBに達する場合もあります。そのため、ビリングイベントログファイルは、定期的に待避または削除を行う必要があります。


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