Systemwalker Centric Manager 解説書 - UNIX共通 - - Microsoft(R) Windows NT(R)/ Microsoft(R) Windows(R) 2000/ Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003 -
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第2章 機能の説明
上へ2.4 監視
上へ2.4.1 ネットワーク/システムの監視

2.4.1.2 ネットワーク/システムの稼働状況を監視する

ネットワーク機器とシステムの稼働状況の監視について説明します。

ルータなどのネットワーク機器、サーバ、クライアントなどをあわせてノードと呼びます。ネットワークに接続されているサーバやクライアント、ルータやゲートウェイなどのネットワーク機器(ノード)の稼働状況を、集中して監視します。

ノードの稼動状況は、対象ノードに対し、pingによるポーリングまたはSNMPによるインタフェース情報のMIB収集によりノードの状態を監視します。

ノードの稼働状況の監視には、以下の2とおりがあります。

■ノード状態の表

サーバ、ルータなどのノードに対して、稼働/停止等の状態を監視画面に表示します。稼働/停止等の状態は、一定間隔ごとにポーリング、および任意のタイミングで監視し、稼働/停止等の状態をSystemwalkerコンソールの監視マップに表示されているアイコンの枠に色で表示します。Systemwalkerコンソールから一目で稼働、停止等のノードの状態が確認できます。

表示色と状態の関係を以下の表に示します。

表示色

ノードの状態

緑色

ノードが起動状態かつSNMPエージェント動作中。

青色

ノードが起動状態かつSNMPエージェント動作中かつ一部インタフェースが停止中。

水色

ノードが起動状態かつSNMPエージェント未起動。

黄色

ノードが未起動状態。

白色

ノード状態が取得できていない。(ノードの状態を監視していない)

監視マップの表示例を以下に示します。

image

■ノード状態の監

サーバ、ルータなどのノードに対して、状態の変化を集中的に監視します。ノード状態の監視は、特定の時刻や一定間隔ごとのポーリング、および任意のタイミングで監視し、停止状態への遷移または起動状態への遷移をメッセージで通知します。ファイルサーバやルータなどの特に重要なノードの状態変化を集中的に監視する場合に使用します。監視対象として設定したノードについて、ノードの状態変化が監視され、状態の変化はトラップとして通知されます。

IPv4/IPv6デュアルスタックノードに対しては、IPv6インタフェースの稼動監視スクリプトにより、IPv6インタフェースの稼動監が可能です。

ロードバランサなどの複数サーバを仮想的に表現可能な機器に対しては、個々のサーバの稼働状況をもとにその仮想ノードの稼働状態を監視します。(仮想ノード監)

また、DHCPクライアントのノード状態についても監視を行います。接続状況を定期的に監視し、新規追加、IPアドレスの変更、削除、および管理外端末からの接続を認識することができます。

ノードの状態の変化があった場合は、それぞれ以下のようなメッセージが監視イベント一覧に出力されます。

ノードが停止状態に遷移した場合:
“ノードとの通信が不可となりました。”
ノードが起動状態に遷移した場合:
“ノードとの通信が可能となりました。”

なお、ノード状態の監視は、SNMPエージェントが搭載されていないノードに対しても可能です。

imageHP-UX版、AIX版での仮想ノード監視

HP-UX、AIXでは、仮想ノードの監視はできません。


目次 索引 前ページ次ページ

All Rights Reserved, Copyright(C) 富士通株式会社 1995-2003