ETERNUS SF Disk Space Monitor ユーザーズガイド - Microsoft(R) Windows Server(TM) 2003/Solaris(TM) オペレーティングシステム/Linux - 13.0
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第2部 導入(基本編)> 第6章 連携製品、及びその他補足/注意事項

6.4 その他補足・注意事項

6.4.1 syslogの設定について 

エラーメッセージはsyslogの2つのfacilityでログ出力を行います。

メッセージのロギングを行うためには daemon.log および user.log を/etc/syslog.conf にてロギングする設定にする必要があります。

syslog.confの記述方法およびsyslogdについては syslog.conf(4) および syslogd(1M)のマニュアルを参照ください。

facility.level

プロセス

deamon.err

dcmd

user.err

dsa_*

以下にsyslog.confの設定例を示します。

daemon.err /var/adm/messages

user.err /var/adm/messages

6.4.2 コンテンツ表示エラーについて 

コンソールのモニタ表・ドリルダウン表、およびレポート画において、表示ボタンや作成ボタンにより目的のコンテンツ(グラフや表)を表示しようとすると、以下のような現象が発生する場合があります。

この現象は、原因として運用管理クライアントのDesktop heapが不足していることが考えられます。この場合、以下の方法で、Desktop heapを拡張してください。

6.4.2.1 Desktop heapの拡張方法

レジストリの編集を誤ると、Windows が起動しなくなるなどの影響が発生する場合があります。レジストリの編集には注意してください。

  1. レジストリエディタを起動 (REGEDT32.EXE)
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE のサブツリーから以下のキーを表示

    \System\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems

  3. Windowsの値の中の、SharedSectionパラメタ(下記例の太字部分) を修正する。

    カンマで区切られた3番目の数値を、256K または 512K ずつ、1024〜2048の範囲で拡張する。

    システムによっては、値が大きすぎると、コンソール起動時に「abnormal program termination」などのエラーメッセージが表示され、画面が動作しません。その場合は指定の範囲で調整を行ってください。

    カンマで区切られた数値は、システムにより3つの場合と4つの場合があります。どちらの場合も3番目の数値を拡張してください。

  4. マシンの再起動

6.4.2.2 その他のコンテンツ表示エラー 

その他に、コンテンツを表示しようとすると次のようなエラーコードが発生することがあります。

その際は以下に示す確認を実施し、対処を行ってください。

エラーコード

確認事項

対処

536870912

  • Microsoft(R) Internet Information Serverの設定が正しく行われているか

正しい設定が行われていない場合、「16.2.1 Microsoft(R) Internet Information Serverの場合」を参照して再度設定を行ってください。

  • 対象のデータが収集されているか

対象のデータが1件も収集されていない場合は、データが収集されるように設定しなおしてください。

1074003968

  • Managerのサービスが起動しているか

Managerのサービスが起動されていない場合、サービスの起動を行って下さい。

  • 運用管理クライアントからManagerの名前解決ができているか

名前解決が出来ない場合、運用管理クライアントのhostsファイルにManagerのIPアドレスと名前を記述してください。

1074266112

  • Managerの電源がOFFになっていないか

Managerの電源がOFFになっている場合、電源を入れてください。

  • 運用管理クライアントで設定したManagerのIPアドレスに誤りがないか

レジストリの以下のキーにManagerのIPアドレスが設定されていますので、内容が正しいものか確認を行ってください。

\\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Fujitsu\SQC-C\CurrentVersion\Settings\ManagerIP-Address

内容が誤っている場合は、「17.3.2 運用管理クライアントが認識するManagerのIPアドレスの変更」の方法でIPアドレスを正しいものに設定しなおしてください。

6.4.3 tclsh84.exeのアプリケーションエラーについて 

ManagerやAgentで、tcl84.exeが以下のようなアプリケーションエラーを発生する場合があります。

この現象は、原因としてManagerやAgentのDesktop heapが不足していることが考えられます。この場合、「6.4.2.1 Desktop heapの拡張方法」で説明する方法で、ManagerやAgentのDesktop heapを拡張してください。

6.4.4 イベントID2003が表示されることについて 

Microsoft Windows 2000 ServerおよびWindows 2000 Advanced Serverにおいて、イベント ID 2003 の警告メッセージがアプリケーション イベント ログに表示されることがあります。

この現象は、Windowsの問題で、Microsoft社から回避する方法が広報されています。詳細については、以下のページを参照してください。

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;267831

6.4.5 収集情報の未取得について 

コンソール画面の各種表示機能において、収集情報が表示されなくなる(情報が未取得となる)事があります。この現象は、Windowsの問題で、Microsoft 社から回避する方法が広報されています。詳細については、以下のページを参照してください。

http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;JA;248993

6.4.6 PDBメンテナンス処理について 

2.4 Manager」で記載されているPDB内の保持期間を超えたデータは、毎日午前2:00に実行されるPDBのメンテナンス処理でPDBから削除されます。

PDBのメンテナンス処理中は、コンソールでのモニタ/ドリルダウン/レポート表示、PDBコマンドの実行等PDBへのアクセスが一時的にできなくなることがあります。

その場合は、PDBメンテナンス処理終了後に再度操作を行ってください。


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