Interstage Application Server Webサーバ運用ガイド (Interstage HTTP Server編)
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第4章 運用・保守> 4.2 ログ

4.2.2 エラーログ

 Interstage HTTP Serverでエラーが発生したときのエラー状況をログ(エラーログ)として出力します。
 初期設定では、以下に示す出力先に出力する設定になっています。出力の設定を変更する方法は、Interstage管理コンソールを使用して設定する方法と、環境定義ファイル(httpd.conf)を使用して設定する方法があります。

■出力

 エラーログは、Interstage HTTP Serverでエラーが発生したときに、以下のファイル(初期値)に出力されます。

(インストールパスはデフォルト)

C:\Interstage\F3FMihs\logs\errorlog


(インストールパスはデフォルト)

/var/opt/FJSVihs/logs/errorlog

/var/opt/FJSVihs/logs/errorlog


 ログファイルのローテーションが行われる場合、エラーログは以下のファイル(初期値)に変名されます。
 errorlog.N(Nは通番です。0から始まる連続の番号であり、新しいファイルの順に、1番目のファイルの通番は“.0”、N番目のファイルの通番は“.(N-1)”となります。)

■出力形

 エラーログとして出力されるログの形式を以下に示します。

[日時] [ログレベル] [client IPアドレス] (エラー番号)エラー説明: メッセージ本文

■出力項

 出力形式に対応する各出力項目を以下に示します。

 日時
 エラー発生日時
 ログレベル
 

ログレベル

エラーログの重度

初期設定時の出力

emerg

緊急事態発生のエラー

alert

修正しなければ動作不可のエラー

crit

直ちに処理すべきエラー

error

あまり重要ではなく、無視してもよいエラー

warn

警告であり、無視してもよいエラー

notice

通常起こりうる特筆すべき通知情報

info

notice以外の通知情報
(環境定義を編集した場合のみ出力)

×

debug

モジュールの開発/デバッグ中のログ
(環境定義を編集した場合のみ出力)

×

 client IPアドレス
 クライアントまたはプロキシサーバなどのIPアドレス
 クライアントからInterstage HTTP Serverにアクセスした際にエラーが発生した場合、出力されます。
 本項目は、省略される場合があります。
 エラー番号
 オペレーティングシステムのエラー番号
 本項目は、省略される場合があります。
 エラー説明
 エラー番号の説明
 本項目は、省略される場合があります。
 メッセージ本文
 メッセージの本文

 エラーログのメッセージの内容については、“メッセージ集”の“Interstage HTTP Serverが出力するメッセージ”を参照してください。ログレベルごとに説明されています。

■出力

 出力例を以下に示します。

[Thu Mar  7 15:44:11 2002] [notice] Apache/1.3.22 (Unix) configured -- resuming normal operations
[Thu Mar  7 15:51:01 2002] [error] [client 10.131.201.180] File does not exist: /opt/FJSVihs/htdocs/abc

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