マニュアル名
目次 索引 前ページ次ページ

上へ第8章 TeamWARE Calendarを操作する

 
8.10  インポート/エクスポートツールを使う

Calendarでは、CSV形式のファイルを利用して、Calendarに予約情報を一括して登録したり、指定したカレンダーの予約情報を取り出して保存することができます。
予約情報を登録することをインポートといいます。また、予約情報を取り出すことをエクスポートといいます。
Calendarでは、インポートおよびエクスポートを行うために、以下のツールが用意されています。

これらのツールを利用することにより、エクスポートしたファイルを、表計算ソフトなどで編集し、また処理した結果をインポートすることが可能になります。

◆TeamWARE Calendarインポートツールとは

TeamWARE Calendar インポートツール(以降、インポートツールと略します)は、ユーザが定義したCSV形式のファイルをもとにして、個人カレンダーや設備カレンダーに、予約を一括して登録するためのツールです。
大量の予約を登録する際に便利です。

◆TeamWARE Calendar エクスポートツールとは

TeamWARE Calendar エクスポートツール(以降、エクスポートツールと略します)は、個人カレンダーや設備カレンダーに登録されている予約情報を一括して取り出し、CSV形式のファイルに保存するためのツールです。
大量の予約情報を取り出す際に便利です。取り出したCSV形式のファイルは、修正して予約の再登録などに利用できます。

◆インポートツールおよびエクスポートツールで扱うことができるCSVファイルの形式

インポートツールおよびエクスポートツールで扱うことができるCSVファイルの形式には、以下の2種類があります。

各項目をカンマ“,”で区切ったCSV形式

例) "2001/09/30", "10:00", "12:00", "打ち合わせ", "来週の展示会の件", "富士太郎", "了承済", "シークレット"

image
  • 項目の記述の中に、ダブルクォーテーション「"」を指定する場合は、続けて入力してください。
  • ダブルクォーテーション「"」は省略することができます。ただし、いずれかの項目の中にカンマ「,」、ダブルクォーテーション「"」、または改行を含む場合には省略することはできません。

各項目をタブで区切った形式

例) “2001/10/20” “15:00” “17:30” “課内会議” “進捗報告を行ってください。” “富士太郎” “了承済” “”

image タブで区切った形式の場合、項目を省略することはできません。

◆カレンダーに登録または取り出せる項目

インポートツールおよびエクスポートツールによって、カレンダーに登録できる項目、およびカレンダーから取り出せる項目は、以下のとおりです。

項目
説明
日付予約の日付を、Windows(R)のコントロールパネルで設定した日付の、“短い形式”で指定します。 この項目の指定は、省略できません。
開始時間予約の時間帯の開始時間を指定します。形式は、Windows(R)のコントロールパネルで設定した時間の形式で指定します。ただし、秒は省略します。 この項目の指定は、省略できません。
終了時間予約の時間帯の終了時間を指定します。形式は、Windows(R)のコントロールパネルで設定した時間の形式で指定します。ただし、秒は省略します。 この項目の指定は、省略できません。
表題予約の表題を指定します。表題に指定できる文字の最大バイト数は、128バイトです。 この項目の指定は、省略できません。
メッセージ予約のメッセージを指定します。メッセージに指定できる文字の最大バイト数は、32,000バイトです。 この項目の指定は、省略できます。
予約者この予約を作成したユーザです。登録の場合は、この項目を指定してもカレンダーへの登録は行われません。この項目の指定は、省略できます。
状態この予約の状態です。登録の場合は、この項目を指定してもカレンダーへの登録は行われません。 予約情報を取り出す場合は、以下の4つの状態のいずれかです。
  • “未回答”
  • “受信済,未回答”
  • “了承済”
  • “メール済”
この項目の指定は、省略できます。
シークレットシークレット予約の場合は、半角カタカナで“シークレット”と指定します。この項目の指定は、省略できます。

 
8.10.1 インポート/エクスポートツールをインストールする

インポートツールおよびエクスポートツールは、Calendarをインストールすると同時にインストールされます。
インストールの操作の詳細については、3.2 インストールするを参照してください。

 
8.10.2 インポートツールを使って予約情報を登録する

インポートツールを使って、CSV形式のファイルの予約情報を登録する方法について説明します。以下のように操作します。

  1. TeamWARE Officeグループに登録されている、インポートツールのアイコンをダブルクリックします。
    ⇒ インポートツールが起動され、[TeamWARE Calendarインポート]ウィンドウが表示されます。

    image

  2. [カレンダー]フィールドに、予約情報を登録するカレンダー名を指定します。カレンダー名がわからない場合は、検索することもできます。検索方法については、8.6 カレンダーを検索するを参照してください。
  3. [ファイル]フィールドに、情報が格納されているCSV形式のファイル名を指定します。ファイル名がわからない場合は、image ボタンをクリックしてファイルを選択します。
  4. [OK]ボタンをクリックします。
    ⇒ 登録処理が開始し、以下のウィンドウが表示されます。インポートした予約の情報の一覧が表示され、ウィンドウの下部には、処理がどの程度進んだかを示すインジケータが表示されます。

    image

◆インポートの結果

インポートした予約の情報の一覧を表示するウィンドウでは、インポート処理の結果が[結果]カラムに表示されます。以下に、結果とその意味について説明します。

image ユーザは、「予約の作成」の権限をもっているカレンダーに対してインポートを行うことができます。なお、その際に「予約の自動了承」の権限をもっていると、自動的に了承が行われます。

 
8.10.3 エクスポートツールを使って予約情報を取り出す

エクスポートツールを使って、CSV形式のファイルの予約情報をファイルに取り出す方法について説明します。以下のように操作します。

  1. TeamWARE Officeグループに登録されている、エクスポートツールのアイコンをダブルクリックします。
    ⇒ エクスポートツールが起動され、[TeamWARE Calendarエクスポート]ウィンドウが表示されます。

    image

  2. [カレンダー]フィールドに、取り出すカレンダー名を指定します。カレンダー名がわからない場合は、検索することもできます。検索方法については、8.6 カレンダーを検索するを参照してください。
  3. [期間]フィールドに、情報を取り出す最初の日付と、最後の日付を指定します。imageボタンをクリックすると、日付セレクタから日付を指定することもできます。
  4. [ファイル]フィールドに、情報を格納するCSV形式のファイル名を指定します。ファイル名がわからない場合は、image ボタンをクリックしてファイルを選択します。
  5. [OK]ボタンをクリックします。
    ⇒ 取り出し処理が開始し、以下のウィンドウが表示されます。ウィンドウの下部には、処理がどの程度進んだかを示すインジケータが表示されます。
image

image 複数の日にまたがる予約をエクスポートする場合は、その予約は1日ごとに分割してファイルに保存されます。 なお、分割されて保存されたファイルをインポートしても、元の状態(複数日にまたがる予約の状態)には戻りません。

image ユーザは、「予約時間の表示」の権限をもっているカレンダーに対してエクスポートを行うことができます。なお、その際に「表題の表示」の権限をもっていると表示情報を、「メッセージの表示」の権限をもっているとメッセージの内容もエクスポートすることができます。

目次 索引 前ページ次ページ

Copyright(C) TeamWARE Group 0y 2005 and Fujitsu Limited 2005 and/or their licensors