PRIMECLUSTER 導入運用手引書 4.1 (Solaris(TM) オペレーティングシステム版) |
目次 索引 |
第2部 導入編 | > 第6章 クラスタアプリケーションの構築 | > 6.6 クラスタアプリケーションの設定 | > 6.6.1 リソースの設定 |
通常、引継ぎネットワークを使用する場合は、"Gls" (Global Link Services)、または"Ipaddress"のどちらか一方を使用します。引継ぎネットワークの可用性を求める場合は、"Gls"を使用してください。
サーバ/クライアントシステムのように、業務LANを通じ、クラスタシステム上で動作するクラスタサービスと通信を行うシステムを構築する場合などには、引継ぎネットワークの設定が必要となります。
これらは、クラスタシステム上で動作するクラスタアプリケーションが、フェイルオーバしてもクラスタの外からは、同じネットワーク名で通信が続けられるようにするためです。
引継ぎネットワークの種類には、IPアドレス引継ぎ、MACアドレス引継ぎ、ノード名引継ぎがあります。
定義されたIPアドレスが切替えによって運用ノードに引継がれます。
引継ぎネットワークの基本機能です。
IPアドレスに加え、MACアドレスも引継ぎます。
IPアドレスに加え、ノード名(*1)も引継ぎます。
クラスタアプリケーションとしてクラスタノードで動作するプログラムが、ノード名を意識している場合に使用します。
(*1) uname -n を実行して得られるホスト名と同じ値
GUIで設定をすると次のようにファイルが編集されます。
ファイルは引継ぎネットワークの種類によって異なります。
# Start of lines added by FJSVwvucw - DO NOT DELETE OR CHANGE THIS LINE
# Mon Aug 05 21:01:43 JST 2002
<各ファイルに依存した情報を記載する。たとえば、/etc/inet/hostsの場合は、以下のような情報となります。>
192.168.246.100 Ipaddress01
# End of lines added by FJSVwvucw - DO NOT DELETE OR CHANGE THIS LINE
/etc/inet/hosts
/usr/opt/reliant/etc/hvipalias
/etc/inet/hosts
/usr/opt/reliant/etc/hvipalias
/etc/nodename
自動的に作成されません。事前設定が必要です。
目次 索引 |