PowerFX V1.0 FFD-Maker説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第1章 概要> 1.2 FFD-Makerで扱えるファイルの種類

1.2.2 COBOLファイルシステム

FFD-Makerは、PowerRW+のRDMファイルに加え、COBOLファイルシステムで使用されるファイルの操作も可能です。

ただし、COBOLファイルシステムのデータファイルを操作する場合、PowerRW+が必要です。

ここでは、COBOLファイルシステム環境で動作するファイルの構成および機能を説明します。

COBOLファイルシステムで使用されるファイルは以下のように分類されます。

表1.1 COBOLファイルシステムで使用されるファイル

COBOLファイルシステム

FFD-Maker

ファイルの種別

レコード順ファイル

順編成ファイル

  • レコード定義体(キーなし)
  • データファイル

索引ファイル

索引順編成ファイル

  • レコード定義体(キーあり)
  • データファイル(インデックス情報を含む)

相対ファイル

相対編成ファイル

  • レコード定義体(キーなし)
  • データファイル

以下にこれらのファイルについて説明します。

順編成ファイ

順編成ファイルでは、データが先頭レコードから格納した順番でアクセスされます。

順編成ファイルは、最も簡単に扱うことのできるファイルで、データを順次蓄積する場合および大量のデータを保存する場合などに効果的です。

図1.4 順編成ファイル

索引順編成ファイ

索引順編成ファイルでは、データがファイル定義体の作成時に定義したキーによって管理されます。
キーは、ファイル定義体の作成時に複数個定義することができます。

利用者は、定義したキーの順番にデータをアクセスしたり、該当するデータを中央に表示したり、更新したりできます。

索引順編成ファイルは、キー定義してある項目の値から、ほかの情報を引き出すマスタファイルなどに利用します。

図1.5 索引順編成ファイル

相対編成ファイ

相対編成ファイルでは、データは先頭のレコードを1とする相対レコードの番号で管理されます。
利用者は、この相対レコード番号を指定することによって、レコードを読んだり、更新したりできます。

相対編成ファイルは、相対レコード番号をキーとしてアクセスするような作業ファイルなどに利用します。

図1.6 相対編成ファイル

レコード定義

ファイルの環境や、レコードの形式を定義するものです。レコード定義体はレコードの格納状態、レコード様式、インデックスの情報などを持ちます。

データファイ

実際のデータが格納されているファイルです。データは入力順に格納されます。このファイルはレコード定義体を基に作成されます。

なお、データ操作を行う場合、どのレコード定義体とデータファイルが対応しているかは、利用者が責任を持って管理する必要があります。

インデックス情

データファイルを構成する物理レコードの検索や順序付けのために用いられるファイルであり、データファイルの内部に存在します。

データを入力し、格納すると自動的に更新されます。


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