PowerFX V1.0 移行説明書 - Microsoft(R) Windows(R) -
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第6章 メッセージ> 6.1 MO移入機能(impmoコマンド)

6.1.3 エラーメッセージ

impmoコマンドの処理中にエラーを検出した場合、エラーメッセージを表示し、処理を中止します。

エラーメッセーは以下の形式で表示されます。

FSP_POWERFX_impmo: ERROR: メッセージID: 本文 [詳細]

FSP_POWERFX_impmo:
impmoコマンドのエラーメッセージであることを示すラベルです。
ERROR:
メッセージの種別がエラーメッセージであることを示します。
メッセージID:
メッセージIDとして5桁の数字が表示されます。
本文:
メッセージの本文が表示されます。
詳細:
エラー詳細がある場合、エラー詳細が表示されます。

表示されるメッセージID、本文、詳細、意味、および対処について以下に示します。


 

00001:パラメーターの指定に誤りがあります。

詳細

PARA=パラメーター

意味

パラメーターに指定できない値が設定されています。

対処

正しいパラメーターを指定してください。


 

00002:パラメーターが重複して指定されています。

詳細

PARA=パラメーター

意味

同一のパラメーターが重複して指定されています。

対処

重複したパラメーターを削除してください。


 

00003:必須パラメーター{-d|-h}が指定されていません。

詳細

PARA=パラメーター

意味

1番目に指定したパラメーターが、必須パラメーターの"-d"または"-h"ではありません。

対処

1番目に指定するパラメーターは、必須パラメーターの"-d"または"-h"のいずれかを指定してください。


 

00004:必須パラメーター{-a|-l|-f|-m|-n|-j}が指定されていません。

詳細

PARA=パラメーター

意味

1番目に必須パラメーターの"-d ドライブ名"を指定しましたが、2番目に指定したパラメーターが以下のパラメーターではありません。

対処

1番目に必須パラメーターの"-d ドライブ名"を指定した場合は、2番目に以下のいずれかのパラメーターを指定してください。


 

00005:システムでエラーが発生しました。

詳細

エラー原因

意味

システムでエラーが発生しました。

対処

以下の資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


 

00006: 内部矛盾を検出しました。

詳細

エラー原因

意味

プログラムの障害が発生しました。

対処

以下の資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


 

00007: ファイル定義体の変換でエラーが発生しました。

詳細

エラー詳細

エラー詳細には、以下が表示されます。「(xxx) XXX−XXX」または「XXX-XXX」には内部コードが表示されます。

意味

ファイル定義体の変換時にエラーが発生しました。

対処

エラー詳細に「ファイル定義体が正しくありません」と表示された場合は、ASPでファイル定義体を復元し、内容を調査してください。
エラー詳細に「フォルダが存在しません」と表示された場合は、importmoの-oパラメーターに日本語を含むフォルダ名が指定されていないか確認してください。
フォルダ名は、英数字のみで指定してください。
その他のエラー詳細が出力された場合は、以下の資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


 

00008: 必須パラメーターの指定に誤りがあります。

詳細

PARA=パラメーター

意味

必須パラメーターの指定に誤りがあります。

対処

必須パラメーターを正しく指定してください。


 

00109: 圧縮データの伸張に失敗しました。

詳細

PATH=パス名

意味

データの伸張処理でエラーが発生しました。

対処

ASPで退避ファイルを復元し、異常がないか調査してください。異常がある場合は、退避処理をやり直してください。


 

00110: ファイルのアクセスに失敗しました。

詳細

エラー詳細

意味

ファイルアクセス時に、エラーが発生しました。

対処

再度、同じ処理を行って同じエラーが発生するか確認してください。同じエラーが発生した場合は、以下の資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


 

00202: Interstage Charset manager(iconv)がインストールされていません。

詳細

なし

意味

Interstage Charset Managerがインストールされていません。

対処

Interstage Charset Managerをインストールするか、-c パラメーターでコード変換する方法を変更してください。


 

00203: JEF拡張漢字サポートがインストールされていません。

詳細

なし

意味

JEF拡張漢字サポートがインストールされていません。

対処

JEF拡張漢字サポートをインストールするか、コード変換する方法を変更してください。


 

00204: iconv関数でエラーが発生しました。

詳細

FUNC=関数名,EC=関数エラーコード

意味

iconv関数(Interstage Charset Manager)による文字コード変換中にエラーが発生しました。

対処

「00306 退避ソースエンティティの内容が正しくありません」で表示されているエラー発生箇所の文字データを調査してください。文字データに問題がある場合は正しく修正してください。
文字データが正常であれば、以下の資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


 

00205: JEF拡張漢字サポートAPIでエラーが発生しました。

詳細

FUNC=関数名,EC=関数エラーコード

意味

JEF拡張漢字サポートによる文字コード変換中にエラーが発生しました。

対処

「00306 退避ソースエンティティの内容が正しくありません」で表示されているエラー発生箇所の文字データを調査してください。文字データに問題がある場合は正しく修正してください。
文字データが正常であれば、以下の資料を採取し、当社技術員に連絡してください。


 

00301: 退避ファイルでないか内容が正しくありません。

詳細

不正内容,PATH=パス名

不正内容には、以下のいずれかが出力されます。

意味

指定の退避形式ファイルの内容が正しくありません。

対処

正しい形式の退避ファイルを指定してください。


 

00302: 退避ファイルは未サポートの形式です。

詳細

PATH=パス名

意味

指定された退避ファイルは未サポートの形式です。

対処

サポート対象の退避形式ファイルを指定してください。


 

00303: 出力先フォルダと同名のファイルが存在します。

詳細

PATH=パス名

意味

出力先フォルダ配下に出力対象ライブラリ名と同名のファイルが存在しているため、フォルダを作成できません。

対処

すでに存在する同名のファイルを削除するか、出力先フォルダを変更してください。


 

00304: 出力先ファイルと同名のフォルダが存在します。

詳細

PATH=パス名

意味

出力先フォルダの出力対象ライブラリ名のフォルダ配下に、出力ファイル名と同名のフォルダが存在しているため、出力ファイルを作成できません。

対処

すでに存在する同名のフォルダを削除するか、出力先フォルダを変更してください。


 

00305: 退避エンティティの内容が正しくありません。

詳細

不正内容,ENT=エンティティ名.ライブラリ名

不正内容には、以下のいずれかが出力されます。

意味

退避エンティティのデータが正しくないため、移入できません。

対処

ASPで退避エンティティを復元し、異常がないか調査してください。異常がある場合は、異常となったエンティティを削除し、退避処理をやり直してください。


 

00306: 退避ソースエンティティの内容が正しくありません。

詳細

ENT=エンティティ名.ライブラリ名,[SEEK=エンティティシーク位置],[LINE=ソース行番号]

意味

ソース形式エンティティの変換処理において、退避エンティティのデータが正しくないため移入できません。

対処

ASPで退避エンティティを復元し、異常がないか調査してください。異常がある場合は、異常となったエンティティを削除し、退避処理をやり直してください。


 

00307: ソーステキストの書込み中にエラーが発生しました。

詳細

ENT=エンティティ名.ライブラリ名,[LINE=ソース行番号]

意味

ソース形式エンティティの変換処理において、ソース行の書込み時にエラーが発生しました。

対処

ASPで退避エンティティを復元し、異常がないか調査してください。異常がある場合は、異常となったエンティティを削除し、退避処理をやり直してください。


 

00401: 退避ファイルが見つかりません。

詳細

PARA=パラメーター

意味

パラメーターで指定した退避ファイルが見つかりません。

対処

指定したパラメーター、および媒体の内容を確認してください。


 

00402: 未サポート形式の媒体です。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

未サポート形式の媒体がセットされています。または、MOディスク以外の装置が指定されています。

対処

媒体の内容を確認してください。または、-dパラメーターに光磁気ディスク装置を指定しているか確認してください。


 

00403: ASPで初期化されていない媒体です。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

ASPで初期化されていない媒体がセットされています。または、MOディスク以外の装置が指定されています。

対処

ASPで初期化した媒体を使用してください。または、-dパラメーターに光磁気ディスク装置を指定しているか確認してください。


 

00404: 初期設定直後の媒体です。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

初期化直後の媒体がセットされています。

対処

退避ファイルを格納した媒体を使用してください。


 

00405: 非常駐ボリューム形式の媒体です。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

非常駐ボリューム形式の媒体がセットされています。

対処

保管ボリューム形式で初期化した媒体を使用してください。


 

00406 装置の指定に誤りがあります。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

光磁気ディスク装置以外が指定されています。

対処

ドライブ名には光磁気ディスク装置を指定してください。


 

00407: 処理中止が指示されました。

詳細

なし

意味

応答メッセージ「n枚目の媒体をセットしてください。(y/n)」または「再実行しますか?(y/n)」で「n」が応答されました。

対処

対処は不要です。


 

00408: 交換した媒体が正しくありません。

詳細

VOLNo=ボリューム順番

意味

マルチボリュームで交換した媒体が正しくありません。媒体の交換時に、誤って以下の作業を行っていないか確認してください。

媒体が排出され、応答メッセージ「n枚目の媒体をセットしてください。(y/n)」が再度表示されます。

対処

正しい媒体をセットしてください。


 

00409: 未サポート形式の退避ファイルです。

詳細

CMD=退避コマンド名

意味

サポートされていないコマンドで退避したファイルを移入しました。

対処

以下のいずれかのコマンドで退避したファイルを指定してください。


 

00410 ボリュームの順番に誤りがあります。

詳細

MULTNO=マルチボリューム順番

意味

マルチボリュームの2番目以降のファイルを移入しました。

対処

マルチボリュームになっている場合は、マルチボリュームの先頭の退避ファイルから移入処理を実行してください。


 

00411: 出力先フォルダが見つかりません。

詳細

PATH=パス名

意味

パラメーターで指定した出力先フォルダが見つかりません。

対処

正しいパス名を指定してください。


 

00412: 退避ファイルの内容が正しくありません。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

退避ファイルの内容が正しくありません。

対処

退避ファイルの内容に異常があるため、ASPで退避処理をやり直してください。


 

00413: MOディスクアクセス時にエラーが発生しました。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

MOディスクアクセス時に以下のエラーが発生しました。

対処

光磁気ディスク装置または媒体を交換し、再度移入してください。
エラーが多発する場合は、装置および媒体のクリーニングを実施してください。


 

00414: MOディスクアクセスには管理者権限が必要です。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

Administrator権限のないユーザーが移入処理を実行しました。

対処

Administrator権限を持つユーザーで移入処理を実行してください。


 

01001: パスが見つかりません。

詳細

PATH=パス名

意味

-oパラメーターに存在しないフォルダを指定した。

対処

-oパラメーターで指定したフォルダを確認し、存在するフォルダ名を指定してください。


 

01002: 権限がありません。または、アクセスが拒否されました。

詳細

PATH=パス名

意味

ファイルまたはフォルダに、アクセス権がありません。
または、同名のフォルダがすでに存在するためファイルを作成することができません。

対処

ファイルまたはフォルダにアクセス権があるかどうか確認してください。
また、ファイルまたはフォルダが存在するかどうか確認してください。


 

01003: ドライブが見つかりません。

詳細

DEV=ドライブ名

意味

-dパラメーターで指定したドライブが見つかりません。

対処

-dパラメーターで指定したドライブ名を確認してください。


 

01004: 装置は準備ができていません。

詳細

PATH=パス名 または DEV=ドライブ名

意味

光磁気ディスク装置が稼動状態ではありません。

対処

装置が稼動状態になったことを確認し、再度移入してください。


 

01005: ファイルは他のプロセスに使用されているためアクセスできません。

詳細

PATH=パス名

意味

ファイルは他のプロセスに使用されているためアクセスできません。

対処

他で使用しているファイルを閉じてください。


 

01006: ディスクに空きがありません。

詳細

PATH=パス名

意味

ディスクに空き容量がありません。

対処

不要なファイルを削除してから、再度移入してください。

または、空き容量のあるディスクを指定してください。


 

01007: フォルダ名に誤りがあります。

詳細

PATH=パス名

意味

-oパラメーターで指定したフォルダ名に誤りがあります。

対処

-oパラメーターで指定したフォルダを確認し、正しいフォルダ名を指定してください。


 

01008: ファイルまたはフォルダがすでに存在するため、作成することができません

詳細

PATH=パス名

意味

指定した名前のファイルまたはフォルダが存在するため、作成することができません。

対処

同名のファイルまたはフォルダを削除して再度実行してください。


 

01009: パス名が長すぎます。

詳細

PATH=パス名

意味

-oパラメーターで指定したフォルダ名が長すぎます。

対処

-oパラメーターで指定したフォルダを確認し、フォルダ名を250文字以内で指定してください。


 

01010: 装置にエラーが発生しました。

詳細

PATH=パス名

意味

装置にエラーが発生しました。

対処

装置の状態を確認してください。


 

01011: ディスクが認識できません。

詳細

PATH=パス名

意味

以下のいずれかの原因で、出力先ディスクが認識できません。

対処

MOディスクがフォーマットされているか確認してください。


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