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Red Hat Enterprise Linux v.5 / v.4 / v.3

 Red Hat Enterprise Linux v.5 |  Red Hat Enterprise Linux v.4 |  Red Hat Enterprise Linux v.3 

レッドハットはRed Hat Enterprise Linuxのさらなる機能強化・性能強化のため、厳密な開発およびテスト期間を経た上でバージョンアップをしています。富士通がサーバ製品でサポートするRed Hat Enterprise Linuxのバージョンやアーキテクチャーは、サーバ製品およびディストリビューションの提供開始時期などに依存しています。

Red Hat Enterprise Linux v.5

2007年にリリースされたRed Hat Enterprise Linuxの最新バージョンです。以前のバージョンから以下のような機能強化がされています。

  • 最新のLinuxカーネルを採用
    全体にわたって性能やスケーラビリティが向上しています。
  • 仮想化
    サーバ上に複数のゲストOSが稼動できる仮想化機能により、サーバ統合や柔軟なリソース配分が可能になり、多様な運用形態に対応できます。
  • ダンプ機能の強化
    ダンプ専用カーネルとすることで、運用カーネルの異常による影響が少なくなっています。また、ディスク使用量を削減し、システム再起動時間を短縮しています。

Red Hat Enterprise Linux v.4

Red Hat Enterprise Linuxの最新バージョンです。ミッションクリティカルに向けた機能が一段と強化されています。

  • Linux 2.6カーネルの採用
    安定カーネルの最新版である2.6カーネルを採用しています。従来カーネルに比べてパフォーマンスや機能が改善されています。
  • ストレージ機能およびファイルシステム機能の向上
    データストレージサブシステムの改善によりスケーラビリティ向上やパフォーマンス向上など多くの改良が加えられています。
  • 新しいセキュリティ機能
    米国家安全保障局が中心となって開発したセキュリティ強化機能であるSecurity Enhanced Linux(SELinux)(注1)の機能を実装しています。

Red Hat Enterprise Linux AS(v.4 for  Itanium)

インテル Itanium2 プロセッサー上で直接動作する64ビット対応のOSです。EPIC(注2)を採用したItanium2の卓越した処理能力と広大なアドレス空間のメリットを最大限に引き出します。さらにIA-32EL(注3)機能により32ビットアプリケーションが動作可能であり(注4)、業務サーバの集約や移行に有利な環境を提供します。

Red Hat Enterprise Linux AS / ES(v.4 for EM64T)

64ビットインテルXeonプロセッサーなどEM64T(注5)機能を備えたプロセッサで動作する64ビット対応のOSです。EM64T機能を有効化し64ビットに拡張されたモード(IA-32eモード)で動作することで、従来の32ビットOSに比べ広大でストレスの無いメモリアドレス空間を利用可能です。例えば64ビット対応のデータベースソフトウェアと組み合わせることにより大規模データベースの処理能力の向上が期待できます。さらにIA-32eモード配下の互換モード(注6)を利用して32ビットアプリケーションを直接実行する環境を提供します(注7)

Red Hat Enterprise Linux AS / ES(v.4 for x86)

従来からのIA-32(32ビット)環境(x86と呼ばれる)で動作する32ビット対応のOSです。64ビットインテルXeonプロセッサーなどEM64T機能を備えたプロセッサにおいても、EM64T機能を有効化しない状態(レガシーモード)で動作可能です。既存の32ビットアプリケーション動作環境からの高い継続性が期待できます。

Red Hat Enterprise Linux v.3

現時点における事実上の主力バージョンです。稼働実績が多く、対応するソフトウェアやハードウェアも充実しています。安定した2.4カーネルを採用し、さらに2.6カーネルの機能の数多くを取り込んでおり、以下の特長があります。

  • スケーラビリティビリティの向上
    Version2.1に比べ、より大規模なシステム構成に対応しています。
  • ネイティブPOSIX(Portable Operating System Interface for UNIX)スレッドライブラリ
    UNIXとの互換性が向上すると共に、マルチスレッド対応アプリケーションのパフォーマンスが改善されています。
  • LVM(Logical Volume Manager)
    論理ボリュームへのディスク領域割り当てが柔軟となり、拡張が容易なファイルシステムが実現できます。

Red Hat Enterprise Linux AS(v.3 for  Itanium)

インテルItanium2プロセッサー上で直接動作する64ビット対応のOSです。Itanium2の卓越した処理能力と広大なアドレス空間のメリットを最大限に引き出します。

Red Hat Enterprise Linux AS / ES(v.3 for x86)

インテルXeonプロセッサーなどで動作する32ビット対応のOSです。64ビットインテルXeonプロセッサーなどEM64T機能を備えたプロセッサにおいても、EM64T機能を有効化しない状態(レガシーモード)で動作可能です。稼働実績が豊富で数多くのソフトウェア、ハードウェアが対応しています


(注1) SELinuxの機能を有効にするためには予めミドルウェアやアプリケーションなどの整合性確認が必要です。
(注2) EPIC(Explicitly Parallel Instruction Computing): 明示的並列命令コンピューティング。命令処理の並列性をソフトウェアと協調して高めることで高い処理能力を実現します
(注3) IA-32EL(Execution Layer): Itanium2上でIA-32(32ビット)の実行環境を実現するエミュレーション機能です。
(注4) IA-32ELによる32ビットアプリケーションの動作については予め確認が必要です。
(注5) EM64T(Extended Memory 64 Technology): 64ビット幅のアドレス空間を実現するIA-32の機能拡張仕様。有効化していない間は従来のIA-32の範囲(x86と呼ばれる)で動作します。
(注6) 互換モード: IA-32eモード下において32ビット命令を直接実行するプロセッサの動作モード。
(注7) EM64T対応64ビットOS下における32ビットアプリケーションの動作については予め確認が必要です。

(注) 富士通製品に関するRed Hat Enterprise Linuxの旧表記については、以下のとおり読み替えをお願いします。
(旧表記) Red Hat Enterprise Linux AS/ES (v. 3)
(新表記) Red Hat Enterprise Linux AS/ES (v.3 for x86)
(旧表記) Red Hat Enterprise Linux AS/ES (v. 2.1)
(新表記) Red Hat Enterprise Linux AS/ES (v.2.1 for x86)
(旧表記) Red Hat Linux Advanced Server
(新表記) Red Hat Enterprise Linux AS (v.2.1 for x86)