先端分野を主導
先端分野を主導 |
Xen関連のOSS紹介 |
Xen関連コミュニティーでの活動状況 |
オープンソース・ソフトウェア(以下OSS)分野でも、その適用はミッションクリティカル領域へ広がりつつあります。この領域で特に欠かせない高可用性、高信頼性を実現する機能の開発に関して、メインフレームの時代から富士通は他社に先がけて取り組んできました。Enterprise Linuxの分野では、メインフレームで培われたエッセンスを活用し、レッドハットと共同で機能追加提案を行っています。(レッドハットとの協業の詳細については別項「レッドハットとの協業」をご参照ください。)

今注目の仮想化技術の開発においても富士通は主導的な役割を担っています。たとえば富士通は仮想化技術の中のXenハイパーバイザの開発に取り組んできました。この活動実績が認められ、Xen 開発の方向性を決める会議であるXen Summit Tokyo(東京Summit)のホストを務めました。この東京Summitは、欧米以外で初めての開催されたものです。
Xen Summitは、Xenコミュニティーの最大のイベントとして,2004年から毎年2回定期的に開催されています。コミュニティーにおける各プロジェクトの開発状況の報告や、新しい技術について直接議論があり、コミュニティーの基本的な方針を決める会合となっています。この東京Summitは盛況で、この成功を踏まえ、アジアと欧米の定期的な開催をする動きにつながっています。
表1.先端分野を主導する富士通の実績とお客様メリット
| 先端、先進分野への取り組み | お客様メリット | |
|---|---|---|
| Xenコミュニティー活動とXen Summit日本開催(ホスト) | Xenコミュニティーでパッチ取り込み数が常に上位、仮想化関連のOSSコミュニティーへの貢献実績を積み上げています。また、富士通のXenコミュニティーにおける活動と成果が認められ、欧米以外で初のXen Summitが開催されました。 | ここがGood! 先端技術分野に対するお客様要望の実現につながっています。 |
| 最先端ハードウェア対応 | 常に最先端ハードウェアを利用できるよう、機能追加提案を継続的に行っています。 | ここがGood! 最先端のハードウェアを組み入れた先進のソリューションをご提供します。また、物理環境と同じように最先端のハードウェアが仮想環境でも利用できます。 |
Xen関連のOSS紹介
ここでは仮想化技術の中でXen関連のオープンソース・ソフトウェア(以下OSS)をご紹介します。
Xen
英国ケンブリッジ大学で開発され(初版2003年)、OSS化された仮想化ソフトです。VMのハイパーバイザ(Hypervisor)と、管理OS上で動作するデーモンおよびコマンドによる管理機能を提供しています。 インテル、AMDの両CPUメーカ、ヒューレット・パッカード(HP)、IBM、 富士通などシステムメーカ、レッドハット、ノベルなどのOSディストリビューターが開発に参加しています。x86版をベースにIPFやARMの各プラットフォームについても開発されています。

運用管理関連(libvirt/virt-manager)
- libvirtは仮想マシンを抽象化したライブラリで、XenやKVMなどの仮想マシンを制御できます。リモート制御機能も備わっており、運用管理ソフトによる複数仮想化サーバの管理/制御を可能にしています。
- virt-managerは仮想マシン運用管理ソフトで、RHEL5やSLES10などのLinuxディストリビューションに採用されています。libvirtの上位ソフトとして実装されており、複数の仮想化サーバとそこで動作するゲストマシンを管理し、制御できます。
Xen関連コミュニティーでの活動状況
仮想化技術のうちXen関連コミュニティーでの富士通の活動状況をご紹介します。
Xen
最も初期から富士通が参加している仮想化コミュニティーで、参加開始から2008年6月末までのトータルで、富士通関係者のパッチ採用数はx86、IPFなど全アーキの総計で12%におよんでおり、ベンダーごとの順位で2位となっています。メール投稿数上位100名には富士通関係者7名がリストされています。

libvirt、virt-manager、virt-install、gtk-vnc
運用管理系についても積極的に取り組んでいます。富士通がコミュニティー活動を開始してからのパッチ採用数は全体の7.2%になっています。
- 富士通のパッチ採用数:109件(7.2%)総パッチ数:1507件 (2007年4月~2008年5月)
また2008年4月から富士通関係者がlibvirtのメンテナとして活動しています。
libvirtコミュニティーで公開している主要なパッチ投稿者24名のうち、富士通関係者が6名を占めており、大きな勢力となっています。
