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コミュニティーへの貢献と各種団体での活動

 富士通とオープンソース・コミュニティー |  各種団体での活動について |

富士通とオープンソース・コミュニティー

Linuxに関係するオープンソース・コミュニティー(註1)には、様々なものがあります。富士通はそれらコミュニティーに参加し、Linuxを始めとするオープンソース・ソフトウェア(OSS)の発展に貢献しています。

Linuxカーネル成長への貢献度合い

どの程度Linuxカーネルのコミュニティー(註2)に貢献できているのか。もっともわかりやすい評価の仕方は、投稿するパッチが、どの程度Linuxカーネルに取り込まれているのかで見ることです。

例えば2008年度7月の、富士通作成のパッチ取込み数(87件)とカーネル全体でのパッチ数(6386件)の比率は約1.3%でした。「たった1.3%?」と思われるかもしれません。しかし日本のサーバベンダーでは、過去数年間にわたり一番多い取り込み実績を継続しています。

Linuxカーネルのコミュニティーでは、世界中の各ベンダーや個人の技術者がそれぞれの得意分野で日夜Linuxカーネルの成長に取り組んでいます。その中で富士通は、企業向けのLinuxに必要と考える機能の実現に、日夜着実に活動し続けています。

なお客観的なデータとしてLinux Foundationが公表している下記ホワイトペーパーをご覧ください。この中で富士通は日本のサーバベンダーとして唯一、その名前が記されています。

Xenの開発コミュニティーと富士通の活動

富士通は、2005年末からXenコミュニティー(註3)をはじめに仮想化関連のコミュニティー活動をしています。現在ではVM運用管理系や他の仮想化ソフト(KVMなど)へも活動範囲を広げています。今後も、コミュニティー活動を継続するとともに、活動をプロモーションし認知をはかっていく考えです。参加開始から2008年6月末までのトータルで、富士通関係者のパッチ採用数はx86、IPFなど全アーキの総計で12%に及んでおり、ベンダー毎の順位で2位となっています。

富士通が参加する各種団体

富士通は、Linuxを含めたオープンソース・ソフトウェア(OSS)の普及と発展のため、各種の団体やプロジェクトにおいて積極的に活動しています。

  • The Linux Foundation Japan
    富士通は、創設プラチナメンバーであり、ボードメンバー、副会長を務め、Linuxの普及と開発を積極的に推進しています。

  • LPI(Linux Professional Institute)
    富士通はLPI-Japanの理事(試験委員会担当)を担当し、普及推進および受験者数増加に伴うコース・インストラクター認定制度制定に向けた活動に貢献し、Linux技術者の育成を積極的に推進しています。また、富士通はLPI-Japanのプラチナスポンサーです。

  • PCクラスタコンソーシアム
    富士通は副会長、普及部会副委員長として積極的な活動の推進を行っております。

  • 日本Linux協会(JLA)
    当社は理事として活動に参加し、各種の活動に対して協賛を行っております。

  • OPFC(Open Platform Consortium)
    富士通と日本オラクル、約30社のSIer様共同でプラットフォームを中心にしたシステム構築技術の研究を、実機検証を含めて行っています。これまでに、Linuxのミッションクリティカルシステム適用の課題整理やLinux + Oracle 10g + ブレードサーバ/NASシステムの性能と信頼性などを研究しています。2008年度は、「サーバ仮想化」と「Oracle 11g」における性能と信頼性の研究に、Linuxを含めて取り組んでいます。

  • 日本OSS推進フォーラム(OSS:オープンソース・ソフトウェア)
    富士通は幹事およびプラットフォーム部会、アプリケーション部会に参加し、OSS の適用拡大と課題解決に取り組んでいます。


  • (註1) : オープンソース・コミュニティー
    Linuxに関係するオープンソース・コミュニティーには、様々なものがあります。例えば、Linuxカーネルを開発しているコミュニティー、Xenハイパーバイザを開発しているコミュニティー、cライブラリを開発しているコミュニティーがあります。
    ほとんどのオープンソース・コミュニティーは、だれでも参加可能なメーリングリストで開発過程が公開され、かつ単一のソースツリーが管理・公開されています。ソースツリーの管理者は、1人の場合や複数のメンバーの場合もあります。査読・テストが完了したソースコードは、集約されてバージョン管理され一般公開されます。リリース前・集約途中のソースコードも主にテスト向けに一般公開されています。この開発の場をコミュニティーと呼んでいます。

  • (註2) : Linuxカーネルの開発コミュニティー
    Linuxカーネルの開発コミュニティーでも、新規機能開発や障害修正は、メーリングリストに差分パッチという形で投稿され、他のコミュニティー参加者による査読・テスト報告・議論などの末、最終的に世界で唯一のソースツリーにマージされます。このソースツリーを管理しているのが、リーナス・トーバルズという人で、Linuxカーネルを最初に開発した人物です。
    カーネルはバージョン管理されていて、おおよそ3ヵ月毎に新しいカーネルが継続的にリリースされています。

  • (註3): Xenの開発コミュニティー
    Xenは英国ケンブリッジ大学で開発され(初版2003年)、オープンソース・ソフトウェア化された仮想化ソフトウェアです。VMのハイパーバイザと、管理OS上で動作するデーモンおよびコマンドによる低レベルの管理機能のみ提供しています。CPUメーカーやレッドハットなどのディストリビューターとともに富士通は、開発に参加しています。


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