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2021年 11月 現在

FUJITSU Software
Systemwalker IT Service Management Service Desk V13.4.0

Systemwalker IT Service Management Service Deskは、ITIL(IT Infrastructure Library)*のサービスサポート業務をカバーする商品です。ITILに基づくITサービス管理の中核であるサービスデスク業務(インシデント管理・問題管理・サービスレベル管理)をサポートする機能を提供します。
- 簡単な操作でインシデントを登録することができます。
- 過去事例に基づき解決策候補が表示され、解決を支援できます。
- トラブルの内容に応じて対応部署にインシデントを自動で回送することができます。
*運用管理のノウハウが凝縮された包括的なガイドライン。1980年代後半に英国政府機関が作成・文章化、現在ではIT運用管理の標準手法として世界的に支持を得ています。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント

  • Remedy User
    FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

  • Remedy Developer Studio
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • サーバ
    Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows Server 2003 x64 Editions / Windows Server 2003

  • Remedy User
    Windows 7 / Windows Vista / Windows XP

  • Remedy Developer Studio
    Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows Server 2003 x64 Editions / Windows Server 2003 / Windows 7 / Windows Vista / Windows XP

機能説明

1. ITILに基づいたインシデント管理・問題管理システム(運用時)

本商品は、ITILに基づいたインシデント対応/問題対応業務の管理機能を提供します。以下の機能を利用する場合はRemedy User(*1)または、ブラウザを利用します。

(1) 簡単な操作でインシデントを登録
インシデント受付者、システムオペレータ、および、エンドユーザは簡単な操作で、インシデントを登録することが可能です。

(2) 解決策候補が表示され解決を支援
インシデント登録時に、過去に発生したインシデント内容に基づき解決策の候補が自動で表示され、自己解決を支援します。

(3) 問い合わせは内容に応じ対応部署に自動で回送
インシデントの内容に応じて最適な対応部署が自動で割り当てられるため、迅速なトラブル解決を支援します。

(4) 変更管理の基本機能を包含
システム変更依頼の管理機能を搭載しており、本製品上で簡単な変更管理業務を行うことができます。

(5) 構成管理の基本機能を包含
簡易的な構成情報を蓄積する事ができ、インシデント管理画面から参照することが可能です。

(6) ユーザレベル毎に専用の画面
利用するユーザに応じ画面の制限や利用機能が設定可能です。
これらの機能を有することにより今まで紙や人の手で運用していたサービスデスク業務がシステム化され作業負荷を軽減することができます。

*1:Remedy Userはインシデント管理や問題管理を運用する人が利用するクライアントツールです。


2. SLA(サービスレベル管理)機能

ITILに基づいたSLA(Service Level Agreement)の監視やレポーティング機能を提供します。
(1)インシデントや変更要求(RFC)の依頼者と対応者間でのSLA を設定・モニタリング
(2)SLA 未達成が予想される場合は自動的に管理者にエスカレーション
(3)SLA をもとにインシデント管理や変更管理内容の厳密な分析・評価が可能


3. フレームワーク機能を標準搭載(Systemwalker IT Service Management Framework同梱)

以下の機能を利用する場合は、Remedy Developer Studio(*2)を利用します。
高いカスタマイズ性を有しており、項目の変更や追加、削除は勿論、全く新しい管理画面の追加を短期間で行うことができます。

*2:Remedy Developer Studioは開発者が開発するために利用するクライアントツールです。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図
システム構成図
システム構成図

新規機能

V13.2.0からV13.4.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. 使い易さを向上

1画面でインシデントの「概要」「内容」「回答」といった、一目で見たい情報が把握できる画面を提供することで、管理画面の使い易さを向上しました。


2. 管理画面の操作性向上

Systemwalker ファミリー製品としてGUIを統一し、管理画面の見易さおよび操作性を向上しました。


3. 動作プラットフォームの拡大

サーバはWindows Server 2008(64-bit)、Windows Server 2008、Windows Server 2003 x64 Editionsを新規にサポートします。
Remedy Developer StudioはWindows Server 2008(64-bit)、Windows Server 2008、Windows Server 2003 x64 Editions、Windows Server 2003、Windows Vista、Windows 7を新規にサポートします。
Remedy UserはWindows Vista、Windows 7を新規にサポートします。


4. SLA(サービスレベル管理)機能

Systemwalker IT Service Management Service DeskはSystemwalker IT Service Management Service Level Agreementsを統合しました。これにより、案件の集計やレポート等の機能はSystemwalker IT Service Management Service Deskで利用できるようになりました。


5. 動作データベースの拡大

データベースは、以下の製品を新規にサポートします。
・Microsoft SQL Server 2008 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2008 Standard
・Oracle Database Standard Edition 11g (*1)
・Oracle Database Standard Edition One 11g (*1)
・Oracle Database Enterprise Edition 11gおよびOracle Real Application Clusters (*1)

(*1) データベースクライアントはOracle Database Client 10g R2 (32bit)のみをサポートします。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Systemwalker IT Service Management 解説書
    ・Systemwalker IT Service Management 導入ガイド
    ・Systemwalker IT Service Management 管理者ガイド
    ・Systemwalker IT Service Management 利用者ガイド


  • そのほかの添付品

    ・ライセンス申請書

商品体系

・Systemwalker IT Service Management Service Desk メディアパック V13.4.0
・Systemwalker IT Service Management Service Desk サーバライセンス V13
・Systemwalker IT Service Management Service Desk 固定ユーザライセンス 1ユーザ V13
・Systemwalker IT Service Management Service Desk フローティングユーザライセンス 1ユーザ V13

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(CD-ROM等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. ライセンス商品について

(1) 本商品を利用するためには、サーバライセンスおよび、ユーザライセンス両方の購入が必要です。

(2) サーバライセンスはサーバ1台毎に1本購入が必要です。

(3) ユーザライセンスには、固定ユーザライセンスおよび、フローティングユーザライセンスがあります。
発行されたインシデントを対応するためにインシデントのステータスを更新する人はライセンスが必要です。
・固定ユーザライセンス:使用する人数分のライセンス
・フローティングユーザライセンス:同時接続する人数分のライセンス
運用形態にあわせて必要数分、購入してください。

(4) Remedy Userおよび、Remedy Developer Studioはインストールフリーです。

(5) 本商品にはライセンスキーが必要です。ライセンスキーの発行は、メディアパックCDに格納されているライセンスキー申請書に必要事項を記載のうえ、弊社窓口に申請してください。

ライセンス申請の流れ

ライセンス申請の流れを図で説明します。

3. 購入例

・社員数500人(うちインシデントを発行する人は300人)
・情報システム部10人(インシデントの対応者は決まった人5名)
・経営層の幹部社員はインシデントを閲覧するのみ
・インシデントは1つのサーバで運用

上記の会社で購入するべきライセンス数は、以下のとおりです。
・Systemwalker IT Service Management Service Desk メディアパック V13.4.0 × 1本
・Systemwalker IT Service Management Service Desk サーバライセンス V13 × 1本
・Systemwalker IT Service Management Service Desk 固定ユーザライセンス V13 × 5本


4. V13 からのバージョンアップ/レベルアップについて

V 13以降の本商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。

関連ソフト

1. 必須ソフトウェア

以下の製品のいずれかが必要となります。
・Microsoft SQL Server 2008 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2008 Standard
・Oracle Database Standard Edition 11g (*1)
・Oracle Database Standard Edition One 11g (*1)
・Oracle Database Enterprise Edition 11gおよびOracle Real Application Clusters (*1)

(*1) Oracle Databaseは32bitのみをサポートします。データベースクライアントはOracle Database Client 10g R2 (32bit)のみをサポートします。


2. インシデント管理画面に独自のインシデントの対応状況や傾向をグラフィカルに表示する場合

インシデント管理画面に独自のインシデントの対応状況や傾向をグラフィカルに表示し、インシデント状況の監視を行う場合、以下が必要です。

・Systemwalker IT Service Management Flashboards V13
・Adobe Flash Player


3. Webクライアントを利用する場合

Webクライアントを利用する場合は、サーバ側に以下が必要です。
・Internet Information Server 6.0以上またはApache Tomcat 5.5.28以上
・JDK 1.5.0.12以上

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Windows Server 2003 x64 Editions, Windows Server 2008(64-bit)上での動作

本商品は、Windows Server 2003 x64 Editions, Windows Server 2008(64-bit)のWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
注:Windows 32-bit On Windows 64-bit


2. Webクライアント利用時の留意事項

インシデント管理機能を利用する場合は、Remedy Userまたは、ブラウザが必要になります。どちらを利用しても機能差はありません。ただしWebクライアントの使用には、以下のいずれかのブラウザが必要です。
・Microsoft Internet Explorer 6.0/7.0/8.0


3. Systemwalker Centric Manager 連携機能について

Systemwalker Centric Manager 連携機能については、以下のOS上での動作は制限となります。
・Windows 7

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