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  8. Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

2021年 11月 現在

Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server
Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket
Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

本商品は、Windowsサーバのデータをハードディスクへイメージバックアップすることができます。また、リストアも簡単に行うことができます。
更に、復旧ポイントサーバによる複数台のバックアップデータの集約や運用の統合管理、仮想環境上の仮想マシンのバックアップへも対応しています。
Advanced Editionは、Arcserve UDP 7.0 Advanced Editionの後継商品です。
Premium Editionは、Arcserve UDP 7.0 Premium Editionの後継商品であり、Advanced Editionの機能に加え、Arcserve Backup 18.0商品群およびArcserve Replication 18.0 for Windows Standard for File Server商品の機能を提供します。
Premium Plus Editionは、Arcserve UDP 7.0 Premium Plus Editionの後継商品であり、Premium Editionの機能に加え、Arcserve Replication商品の全機能が利用可能です。

購入について

適応機種 概要

  • バックアップ対象マシン (エージェント)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • UDPコンソール / 復旧ポイントサーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • バックアップ対象マシン (エージェント)
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit)

  • UDPコンソール / 復旧ポイントサーバ
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit)

機能説明

1. 各商品で提供する機能

Arcserve UDP 8.0では、以下の商品を提供します。
(1) Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server
(2) Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket
(3) Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
(4) Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

各商品で提供する機能については、以下の表でご確認ください(上記の(1)~(4)が、下表「商品名」欄の各番号に相当します)。

各Editionで提供する機能

各Editionで提供する機能について説明します。

各Editionで提供する機能 (続き)

各Editionで提供する機能について説明します。

2. 中小規模システム向けの簡単バックアップ・復旧

インストールからバックアップ設定、そして復旧が、簡単操作で行うことができます。
仮想化環境や物理環境が混在する環境のバックアップ運用を統合管理が可能なだけでなく、これまで専属の管理者を置くことが出来なかった小規模環境へ導入することも可能です。
また、バックアップは、マシン全体やボリューム単位で行うイメージバックアップで、ハードディスクに対してバックアップを行います。

なお、バックアップの処理と管理・監視は、バックアップ対象マシンにインストールしたエージェントが担います。


3. 柔軟なリストア

(1) ブラウザからの簡単復旧
バックアップしたイメージから、マシンを丸ごとリストアするだけでなく、ファイル・フォルダ単位、ボリューム単位でのリストアも可能です。
また、復旧ポイント(バックアップを実行した世代)の指定、または 特定ファイル/フォルダを検索して、リストアすることもできます。
更に、バックアップデータをWindowsエクスプローラ上で直接ブラウズし、ドラッグ アンド ドロップでリストアすることも可能です。

(2) ベアメタルリカバリ
復旧用メディアを作成することで、内蔵ハードディスクのバックアップデータを簡単・迅速にシステム復旧することができます。


4. バックアップデータの効率化と安全性の向上

バックアップ先に保管されたデータのディスク領域を効率的に利用する仕組みや、データの安全性を向上を図る以下の機能を提供します。

(1) データの圧縮
バックアップデータは圧縮した状態でバックアップ先へ保管されます。

(2) 継続的な増分バックアップとバックアップデータの自動統合
初回のフルバックアップ以降は、増分データのみバックアップします。
また、最も古い世代の増分データは、フルバックアップデータに自動的に統合されます。
これにより、バックアップ時間を短縮するだけでなく、バックアップ先のディスクスペースを効率的に利用することができます。

(3) バックアップの暗号化
セキュリティ向上を図るため、AES-128/192/256に対応したバックアップデータの暗号化が可能です。

(4) オブジェクトストレージへの二次バックアップ
イメージバックアップしたデータは、クラウドのオブジェクトストレージへ二次バックアップすることが可能です。
二次バックアップでは、バックアップデータそのもの、もしくはバックアップデータの中から特定のファイルデータ(Windowsのみ)を指定することが可能です。
特に重要なデータは信頼のおけるクラウド上に保管しておくことでデータの安全性を高めます。


5. 仮想化環境のデータ保護 (- Socket商品で提供)

VMware環境、Hyper-V環境、およびNutanix AHV環境上の仮想マシンへエージェントをインストールする手間を省き、仮想マシン単位でのバックアップ・リストアが可能です。(エージェントレス バックアップ)
また、仮想マシンがWindowsゲストOSやLinuxゲストOSの場合、データのリストアは仮想マシン全体だけでなく、仮想マシン内のファイル/フォルダ単位も可能です。
なお、Nuatnix AHV環境でのエージェントレス バックアップ機能は、以下の商品で提供します。
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

仮想マシンのエージェントレス バックアップ

仮想化環境上の仮想マシンのエージェントレス バックアップの運用について説明します。

6. 物理・仮想を問わず複数サーバを統合管理

WindowsやLinuxといった物理マシンや、VMwareやHyper-Vといった仮想化環境上の仮想マシンが混在するバックアップ運用をまとめて管理することができます。
UDPコンソールを使用することにより、バックアップ対象が複数あっても同一の操作性による設定やバックアップ状況の監視等がすべて管理でき、管理者の運用負担を軽減します。


7. 復旧ポイントサーバによるバックアップデータの集約

復旧ポイントサーバを導入することにより、バックアップ対象のマシンが多い環境のバックアップ/リカバリを効率的に行えます。
この復旧ポイントサーバでは、以下の機能を提供します。
・バックアップデータを集約して保管
・バックアップデータの重複排除
・バックアップデータを別拠点にある復旧ポイントサーバへ遠隔転送(クラウド上の仮想マシンへの遠隔転送も可能)
・オブジェクトストレージへの二次バックアップ
・テープへの二次バックアップ

なお 本機能は、Windowsマシン、Linuxマシンおよびエージェントレス バックアップのバックアップデータに対して提供します。


8. 災害対策を考慮したデータ保護

(1) データの遠隔転送
復旧ポイントサーバに集約したバックアップデータを別拠点にある復旧ポイントサーバへ定期的に転送します。変更データのみ転送や帯域幅の制御により、遠隔地へのデータ転送の負荷も軽減します。
クラウド上の仮想マシンへの遠隔転送も可能です。

(2) 仮想スタンバイ機能(Windowsのみ)
バックアップ後にバックアップデータから仮想マシンを自動生成させることにより、Windowsの業務マシンが機能停止した場合には、その仮想マシンで代替運用することが可能です。代替運用は、クラウド上の仮想マシンで行うことも可能です。
これにより、通常のリストア作業よりも早期に業務を再開することが可能です。
同じ拠点内だけでなく、遠隔地での業務再開を行いたい場合にも適しています。
なお、Nuatnix AHV環境への仮想スタンバイ機能は、以下の商品で提供します。
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

(3) インスタントVM
バックアップデータを仮想化環境(VMware / Hyper-V / Nutanix AHV)のホストへ仮想マシンとして登録することにより、業務マシンが機能停止した場合等、その仮想マシンで代替運用することが可能です。
同じ拠点内での迅速な業務再開や、業務マシンで実施しにくい動作テスト等で一時的に利用する場合に適しています。
なお、Nuatnix AHV環境へのインスタントVMは、以下の商品で提供します。
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

(4) テープへの二次バックアップ
バックアップデータはテープへ二次保管し、長期間保存することができます。

仮想スタンバイ機能

仮想スタンバイ機能について説明します。

インスタントVM機能

インスタントVM機能について説明します。

9. Microsoft SQL データベース・Microsoft Exchangeデータベース・Oracleデータベースの保護

Microsoft SQL データベース、Microsoft Exchangeデータベース、Oracleデータベースが含まれるドライブを丸ごとバックアップすることが可能です。


10. Arcserve Backup / Replicationとの連携と商品群の利用

本商品でバックアップしたデータは、更にArcserve Backup 18.0で長期保管することが可能です。

なお、Premium Edition / Premium Plus Editionには、以下の商品のライセンスが同梱されております。
(それぞれのエディションで提供する商品は、留意事項を参照ください。また、各商品の機能については、それぞれの商品のソフトウェアガイドを参照してください)

(1) Premium Edition
・Arcserve Backup 18.0商品の全機能が利用可能なライセンス
・Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard for File Server商品で提供する、ファイルの複製が可能なライセンス

(2) Premium Plus Edition
・Arcserve Backup 18.0商品の全機能が利用可能なライセンス
・Arcserve Replication 18.0商品の全機能が利用可能なライセンス
・Arcserve High Availability 18.0商品(Arcserve社で提供)のHigh Availability機能が利用可能なライセンス

なお、Premium Plus Editionで提供するHigh Availability機能は、複製先マシンが業務マシン(Windows)を定期的に監視し、業務マシンがダウンした際に、Arcserve Replication の複製先マシンを業務マシンとして切り替えることにより、ダウンタイムを短縮することができます。

Premium Plus Editionが提供するHigh Availability機能

Premium Plus Editionが提供するHigh Availability機能について説明します。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図

新規機能

7.0 から 8.0への機能強化項目は、以下のとおりです。

Nutanix Files 対応

Nutanix Files 環境によって共有されているフォルダのバックアップ・リストアに対応しました。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Arcserve Unified Data Protection Agent for Windows ユーザガイド (PDF)
    ・Arcserve Unified Data Protection ソリューションガイド (PDF)

商品体系

■サポート非バンドル商品■
メディアとライセンスの他、アップグレード権(1年間)がついております。
富士通のサポートが必要な場合は、別途SupportDeskをご契約ください。

(1) Advanced Edition
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket

(2) Premium Edition
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket

(3) Premium Plus Edition
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

■サポートバンドル商品■
メディアとライセンスの他、アップグレード権(5年間)とSupportDesk(5年間)がついております。

(1) Advanced Edition
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server (5年間平日サポート付)
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server (5年間24時間サポート付)
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket (5年間平日サポート付)
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket (5年間24時間サポート付)

(2) Premium Edition
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket (5年間平日サポート付)
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket (5年間24時間サポート付)

(3) Premium Plus Edition
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket (5年間平日サポート付)
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket (5年間24時間サポート付)

購入方法

1. サポートバンドル商品について

本商品には、5年間のSupportDeskをご利用いただく権利がバンドルされた「サポートバンドル商品」がございます。サポート期間は、富士通倉庫出荷日の5年後の同日を含む月末日となります。
富士通のサポートを必要とする場合は、本商品を購入ください。

(1) サポートの種類について
・Arcserve UDPのサポートバンドル商品には、「平日サポート」、「24時間サポート」の2種類があります。詳細は「留意事項」-「サポートバンドル商品の内容について」を参照ください。
・商品購入後に「平日サポート」から「24時間サポート」商品への変更、もしくは、「24時間サポート」から「平日サポート」商品への変更は行えません。ご注意ください。購入間違いの場合は、買い直していただく必要があります。

(2) サポートの契約について
・本商品にバンドルされている「SupportDesk Standard」のサポート期間満了時に、サポートを継続するには、別途、SupportDesk契約の更新が必要です。バンドルサポート終了後のサポートを手配いただくようお願いいたします。
バンドル期間以降は月額サポートを必ず切れ間なく契約する必要があります。サポート開始日は、バンドル期間終了日の翌日に設定してください。


2. 本商品の購入の考え方

本商品の購入単位は、バックアップ対象のマシン台数、または、CPUソケット数の単位のいずれかとなります。
また、本商品の購入の対象は、バックアップ対象のマシンのみです。UDPコンソールや復旧ポイントサーバ用に本商品を購入する必要はありません。


3. マシン単位での購入方法

以下の商品は、バックアップ対象の物理マシン毎に1本、購入してください。

・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server

なお、仮想化環境(VMware、Hyper-V、Nutanix AHV)上の仮想マシンやeverRunシステム上の仮想マシンの保護を行う場合は、CPUソケット単位の商品を購入してください。


4. CPUソケット単位での購入方法

以下の商品は、バックアップ対象のマシンのCPUソケット数毎に1本、購入してください。
仮想化環境やeverRunシステムの場合も、物理マシンのCPUソケット数毎に1本、購入してください(仮想マシン上に本商品をインストールし使用する場合、ライセンス数は無制限)。なお、FT/HAシステムの環境では、各物理マシンのCPUソケット数毎に1本、購入してください。

・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

なお、Nutanix Enterprise Cloud on PRIMERGY上のNutanix AHV環境で利用可能な商品は、以下の通りです。

・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

また、Premium Edition / Premium Plus Editionに同梱されている、Arcserve Replication商品、およびHigh Availability機能を使用する場合は、インストールする業務マシンおよび複製先マシンのCPUソケット数毎に1本、購入してください。


5. クラウド上の仮想マシン(IaaS)で利用する場合の購入方法

クラウド上の仮想マシン(IaaS)で利用する場合は、バックアップ対象の仮想マシン毎に1本、以下の商品を購入してください。

・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Server
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket
・Arcserve UDP 8.0 Premium Plus Edition - Socket

なお、Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket は、IaaS環境では利用できません。


6. CIFS共有ボリュームやNutanix Filesの共有ボリュームをバックアップする場合の購入方法

ネットワーク上のCIFS共有ボリュームをバックアップ対象とする場合は、共有ボリュームのユニークなホスト名(またはIPアドレス)毎に1本、以下の商品を購入してください。
・Arcserve UDP 8.0 Advanced Edition - Socket

また、Nutanix Filesによる共有ボリュームをバックアップ対象とする場合は、共有ボリュームのユニークなホスト名(またはIPアドレス)毎に1本、以下の商品を購入してください。
・Arcserve UDP 8.0 Premium Edition - Socket

なお、本機能を利用する場合は、本商品をインストールするWindowsサーバが必要です。


7. FUJITSU Storage ETERNUS NR1000 seriesのバックアップを行う場合の購入方法

Premium Edition / Premium Plus Editionに同梱されている、以下を使って、ETERNUS NR1000のNDMP(Network Data Management Protocol)を使ったバックアップを行う場合は、ETERNUS NR1000の台数分、Premium Editionまたは、Premium Plus Editionを購入してください。
・Arcserve Backup 18.0 for Windows NDMP NAS Option


8. テープライブラリ装置を使った二次バックアップ

2ドライブ以上を内蔵したテープライブラリ装置を使った二次バックアップを行う場合は、テープライブラリ装置を接続したサーバの台数分別途以下の商品を購入してください。
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Tape Library Option

関連ソフト

なし

動作保証周辺機器

1. ベアメタルリカバリに対応するPRIMERGY

ベアメタルリカバリに対応するPRIMERGYの最新状況については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」から、Arcserve UDP 8.0商品の「動作環境」-「ベアメタルリカバリ 対応PRIMERGY一覧」を参照ください。


2. バックアップ装置

最新の対応状況については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」から、以下の商品の「動作環境」-「バックアップ装置対応表」を参照ください。
・Arcserve Backup 18.0 for Windows

留意事項

1. Windows サーバOS (64-bit)上での動作

本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Server 2019(64-bit)


2. 動作要件について

本商品の動作要件は、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」から、「製品メニュー」-「Arcserve UDP」-「動作環境」を参照ください。

なお、以下の環境および媒体での動作はサポートしておりません。
・PRIMECLUSTER環境
・仮想マシンで構成したフェールオーバークラスタ環境(ゲストクラスタ)
・VMware環境のホストOS
・クラウド上の仮想マシンに対するベアメタル リカバリおよびシステムのリストア(FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-Vを除く)
・USBメモリをベアメタル リカバリ用メディアとする運用
・Microsoft 365環境のバックアップおよびリストア


3. アップグレード権について

本商品には、アップグレード権が含まれています(納品日より1年間または5年間有効)。
アップグレード権の有効期間中に新バージョンがリリースされた場合、最新のソフトウェアを入手頂くことができます。
なお、本商品のアップグレード権証書は、紛失されても再発行できませんので、大切に保管してください。


4. 最新のパッチモジュールについて

本商品を使用する場合は、「関連URL」の「Arcserve社 (技術情報)」にある「Arcserve UDP Patch Index」より、最新のパッチモジュールをダウンロードし、本商品をインストール後に適用することを推奨します。

なお、本バージョンより提供される集約型のパッチモジュールは、Arcserve社のサイトでは「Arcserve UDP 8.1」のようにマイナーバージョンの表記が変更されて掲載しております。
Arcserve UDP 8.0商品をお持ちであれば、アップグレード権を行使することなく無償でダウンロードし適用することが可能です(登録したライセンスキーもそのままご利用いただけます)。


5. 最新の注意/制限事項について

本商品における最新の注意/制限事項については、「関連URL」の「Arcserve社 (技術情報)」のWebサイトを参照ください。


6. ライセンス登録について

本商品に同梱されている「アップグレード権証書」には、商品のライセンスキーが記載されています。ライセンス登録の詳細は、「関連URL」の「Arcserve 社(ライセンスキー登録)」のWebサイトで掲載されている、ライセンスキーの登録に関するドキュメントを参照ください。

また、これらの情報およびパッケージは、紛失されても再発行できませんので、大切に保管してください。


7. Arcserveデータベースについて

有償版Microsoft SQL ServerをUDPコンソールのArcserveデータベースとして使用する場合、Microsoft SQL Serverはコアライセンスモデルを手配してください。
なお、サーバライセンスモデル(CAL)を手配する場合は、バックアップ対象となるマシン台数分のCALが必要となります。


8. インストール時の留意事項

Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2環境の場合、インストールする前に、Visual C++ 2019 再頒布可能パッケージをインストールしてください。


9. ベアメタル復旧時の条件について

(1) 復旧時には、以下の環境、媒体および、情報が必要になります。なお、復旧用メディアは復旧前にあらかじめ作成してください。
・元の状態と同等のハード環境
・バックアップデータ
・復旧用メディア(CD、DVD)
・デバイスドライバ(アレイ, ネットワーク等のドライバ)
・DVD-ROMユニット

(2)復旧対象となるマシンのOSによって、復旧用メディア作成時に必要となる Windows ADK(またはWindows AIK)のバージョンが異なります。
また、復旧対象のマシンのストレージ(ハードディスク等)やネットワークを認識させるため、復旧用メディアの作成時、または 復旧作業時に復旧対象のマシンに対応したデバイスドライバが必要な場合があります。

(3) Windows Server 2019 で 復旧用メディアを作成する場合には、Windows ADK for Windows 10: version 1809をインストールしてください。また、本Windows ADKのインストール後、Windows PE アドオンをインストールしてください。


10. アレイ環境復旧時の留意事項

アレイコントローラカードを使用したアレイ環境を復旧する場合、あらかじめアレイ環境を再構築する必要があります。


11. 復旧ポイントサーバについて

重複排除機能を利用する場合、バックアップデータ量に応じて復旧ポイントサーバ側にメモリ、またはSSDが必要となります。バックアップデータ量が非常に多い場合は、SSDを使用することを推奨します。
詳細は、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」から、「製品メニュー」-「Arcserve UDP」-「動作環境」を参照ください。


12. 仮想マシンのエージェントレスバックアップからのリストアについて

エージェントレス バックアップによる仮想化環境上のLinuxゲストOSのバックアップデータからのファイル・フォルダ単位でリストアする運用を行う場合は、別途エージェントバックアップサーバ(Linux)が必要です。


13. クラウドのオブジェクトストレージへの対応について

バックアップデータの二次バックアップ先として、オブジェクトストレージをサポートします。対応するクラウドは、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」から、「製品メニュー」-「Arcserve UDP」-「動作環境」を参照ください。

なお、オブジェクトストレージの仕様上、二次バックアップには時間を要します。バックアップ対象のデータサイズやファイル数が多い場合には、二次バックアップの周期を開けることを推奨します。
また、ファイルコピー機能はユーザデータのみサポートします。本機能により二次バックアップされたデータからのベアメタルリカバリはできません。


14. Windows Server 2012以降の環境での留意事項

(1) ファイルコピー機能による、ReFSおよびNTFS重複除去ボリュームへのコピーはサポートしておりません。

(2) 記憶域スペースが存在する環境のベアメタルリカバリでは、記憶域スペースは作成されません。
ベアメタルリカバリ実施後、記憶域スペースを再作成しデータをリストアしてください。


15. 仮想変換における留意事項

物理マシンから仮想マシンへのベアメタル リカバリ(P2V:Physical to Virtual)や、仮想スタンバイ機能およびインスタントVM機能は、すべてのハードウェア環境からのP2Vを保証するものではありません。以下の点を留意の上、運用前に動作を確認ください。

・本機能は、仮想マシンでのOS起動までを提供します。アプリケーションの起動等その後のOSの動作は保証しません(特にServerView Installation Manager等のハードウェアに依存するソフトウェアやデバイスドライバの動作)。


16. 仮想スタンバイ機能について

(1) 本機能の対象は、以下の全ての条件に合致するWindowsサーバに限ります。
・富士通がゲストOSとしてサポートするOS
・Arcserve社がサポートするOS

(2) 以下のクラウド環境への仮想スタンバイをサポートします。
・FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure
・FUJITSU Hybrid IT Service for AWS
なお、本機能を利用する際の前提条件は以下の通りです。
・クラウド(Iaas)側に復旧ポイントサーバの機能をインストールした仮想マシン(Windows)が必要です。
・FUJITSU Hybrid IT Service for AWSで使用する場合は、更にEC2プロキシの役割をもつ仮想マシンおよび、Arcserve UDP Agentが必要です。
・UEFIで起動されるマシンの仮想スタンバイ先として、FUJITSU Hybrid IT Service for AWSを使用することはサポートしません。


17. インスタントVM機能について

(1) 本機能の対象は、以下の全ての条件に合致するOSに限ります。
・富士通がゲストOSとしてサポートするOS
・Arcserve社がサポートするOS

(2) 本機能をVMware ESXi環境で使用する場合は、バックアップ先はNFS領域である必要があります。

(3) 復旧する環境のOSがLinuxの場合、RedHat Enterprise Linuxのみサポートします。また別途エージェントバックアップサーバ(Linux)が必要です。

(4) インスタントVMで起動した仮想マシンに対して仮想マシン内のデータを変更した場合は、その変更量に応じたディスク領域が必要です。

(5) Nutanix AHV環境へのインスタントVMの対象は、Linuxサーバのみサポートします。
なお、Nutanix AHV 5.15環境において、UEFIで起動されるLinux環境はサポートしません。

(6) 以下のクラウド環境へのインスタントVMをサポートします。
・FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure
・FUJITSU Hybrid IT Service for AWS
なお、本機能を利用する際の前提条件は以下の通りです。
・クラウド(Iaas)側に復旧ポイントサーバの機能をインストールした仮想マシン(Windows)および、エージェントバックアップサーバ(Linux)が必要です。
・サポートするバックアップ対象は、以下の通りです。

インスタントVMがサポートするバックアップ対象

インスタントVMがサポートするバックアップ対象の組み合わせです。

18. CIFS共有ボリュームのバックアップについて

増分バックアップは、変更のあったファイル単位で行われます(変更ブロック分のバックアップではありません)。


19. Linux環境で提供しない機能について

復旧ポイントサーバを使用したLinux環境のバックアップにおいて、以下の機能は提供されません。
・仮想スタンバイ
・ファイルコピー(クラウドオブジェクトストレージを含む)
・復旧ポイントのコピー(クラウドオブジェクトストレージを含む)
・Premium Edition / Premium Plus Edition に同梱されるArcserve Replication製品の機能および High Availabilityの機能


20. Premium Edition / Premium Plus Editionに同梱されるArcserve Backup商品およびArcserve Replication商品について

Premium Editionに同梱されている、Arcserve Backup 18.0商品およびArcserve Replication 18.0商品のうち、富士通としてサポートする商品は、以下の通りです。
・Arcserve Backup 18.0 for Windows
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Base with Disaster Recovery Option
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Disaster Recovery Option
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Tape Library Option
・Arcserve Backup 18.0 for Windows NDMP NAS Option
・Arcserve Backup 18.0 for Windows SAN Option
・Arcserve Backup 18.0 for Windows SAN Secondary Server Bundle
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Enterprise Module
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Central Management Option
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Microsoft Exchange
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Oracle
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Microsoft SQL
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Microsoft SharePoint
・Arcserve Backup 18.0 Guest Based Virtual Machines Agent Bundle
・Arcserve Backup 18.0 for Windows Agent for Open Files
・Arcserve Backup 18.0 Client Agent for Windows
・Arcserve Backup 18.0 Client Agent for Linux (Linux商品として提供)
・Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard for File Server

また、Premium Plus Editionで、富士通としてサポートする商品は、上記商品に加え、以下の通りです。
・Arcserve Replication 18.0 for Windows Standard with Assured Recovery
・Arcserve Replication 18.0 for Windows Enterprise with Assured Recovery
・Arcserve Replication 18.0 for Windows Virtual Machine with Assured Recovery

上記商品で提供する機能や留意事項については、各商品のソフトウェアガイドを参照してください。
なお、Linux環境でArcserve Replication 18.0商品の使用はサポートしません。


21. Premium Plus Editionで提供する業務マシンの切り替えについて

・High Availability機能について
Premium Plus Editionには、Arcserve Replicationによって複製先マシンへデータを複製する環境において、業務マシン(Windows)が使用不可能となった場合に、複製先マシンへソフトウェアレベルで切り替える機能(High Availability)を提供しています。
本機能の切り替えは、即時ではなく、10~15分程度の時間を要します。また、複製先マシンへのデータ転送は非同期で行われるため、切り替え後にデータの復旧が必要な場合があります。
高度な高可用性を求められる環境では、本機能を使用せず、Windowsのクラスタ(MSFC)等を検討ください。

・サポートしない構成
以下の構成はサポートしません。
- 1対N構成
- 同一サーバ内でのレプリケーション
- サーバ間での双方向レプリケーション

・その他の留意事項
- リダイレクション方式として、「DNSリダイレクト」を使用する場合、別途DNSサーバが必要です。
- 1台の業務マシンに対して、複数の切り替え設定(HAシナリオ)は作成できません。
- 本機能は、ドメインコントローラまたはDNSサーバでは使用できません。
- 本機能は、クラウド上の仮想マシンでは使用できません。


22. VMware, Hyper-V, Linux仮想マシン機能(KVM), Nutanix AHV仮想環境上への導入について

(1) 仮想環境(ゲストOS)へ本商品を導入する際の動作要件については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」内にある、「動作環境」の脚注を参照ください。

(2) 仮想環境上への導入は、以下の全ての条件に合致する環境に限りサポートします。
- 富士通がゲストOSとしてサポートする OS
- Arcserve社が物理環境上でサポートするOS/アプリケーション

なお、サポート範囲は物理環境上のサポートと同等とし、ゲストOS上で問題が発生した際、物理環境の再現を求める場合があります。
また、ゲストOS上でのみ発生する動作や性能低下は保証いたしません。

(3) VMwareが提供する機能に関する留意事項は、以下の通りです。
- VMware vSphere vMotionにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
- VMware vSphere High Availabilityにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
- VMware vSphere Fault Toleranceにおける切り替え中の動作は、サポートしません。

(4) Hyper-Vが提供する機能に関する留意事項は、以下の通りです。
- ライブマイグレーションにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
- クイックマイグレーションにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
- フェールオーバーにおける切り替え中の動作は、サポートしません。


23. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O / FJcloud-V / for Microsoft Azure / for AWS の仮想マシン上への導入について

(1) 仮想環境上への導入は、以下の全ての条件に合致する環境に限りサポートします。
- 仮想マシンのOSが、Arcserve UDPの物理環境でサポートしているOS
- バックアップ先は、仮想マシンが認識するハードディスク
なお、サポート範囲は物理環境上のサポートと同等とし、ゲストOS上で問題が発生した際、物理環境の再現を求める場合があります。
また、ゲストOS上でのみ発生する動作や性能低下は保証いたしません。

(2) 本商品の機能である以下の機能はサポートしません。
・ベアメタルリカバリ等を使ったシステム復旧(P2VやV2Vを含む。FJcloud-Vは除く)
・テープへのバックアップ機能
・インスタントVM(for Microsoft Azure/ for AWSは除く)
・High Availability機能


24. マルチベンダーサーバおよびパブリッククラウドのサポートについて

本商品では、富士通SupportDeskで他社機での動作をサポートいたします。
なお、サポートには条件があります。
サポート条件の詳細は、「関連URL」の「FUJITSU Software (Arcserve UDP)」内の「サービス&サポート」を参照してください。


25. PRIMEQUESTへの導入について

本商品のPRIMEQUEST環境での導入は、以下の条件においてサポートします。
・PRIMEQUEST 3000シリーズであること。
・適応OSは Windows Server 2012 R2 以降であること。
・Arcserve UDPのエディションは、Premium Edition または、Premium Plus Edition であること。


26. Microsoft Azure Stack Hub 環境の仮想マシン上への導入について

Microsoft Azure Stack Hub 環境の仮想マシン上への導入は、サポートしません。


27. サポートバンドル商品の内容について

(1) サポートの内容
サポートバンドル商品には、富士通が提供するSupportDeskサービスである「平日サポート」「24時間サポート」の2種類があります。サービス時間帯は以下の通りです。
・平日サポート:月曜日~金曜日 8:30~19:00(祝日および12月30日~1月3日までは除く)
・24時間サポート:24時間365日

(2) サポートサービスの期間
Arcserve商品に関するサポート期間は、Arcserve社に準じたサポート期間となります。このため、本商品のサポートサービス期間中にArcserve社がサポート終了した場合は、アップグレード権を行使し最新バージョンへアップグレード頂くご対応をお願いする場合があります。
なお、Arcserve社のサポート終了日から1年間は、富士通独自のサポートサービスとして、富士通内部のナレッジに基づく既存事例の検索による既存修正の提供、または回避策の提示による問題解決支援を行います。


28. 旧バージョン(7.0)との違い

本商品より、以下の環境での動作には対応していません。
・Windows Server 2008 (32bit, 64bit) および 2008 R2環境
・VMware ESXi 5.5環境

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