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2020年 5月 現在

FUJITSU Software
ACMS Apex EDI-BASE V1 L1.4.0

ACMS Apex EDI-BASE(以降、ACMSと記載)は、B2B環境を構築する上で不可欠な国内外の標準プロトコルやデータ変換機能、ジョブ管理機能、スケジューリング機能などを幅広く提供し、従来型のEDIはもとより、JX手順やebXML MS2.0(流通標準)手順などの流通BMSに適用させることができます。また、分散サーバ・アーキテクチャーによりセキュリティやシステム拡張、負荷軽減のために各機能を分散配置することが可能です。これらを全て統合的に運用管理することができます。本商品は株式会社データ・アプリケーション「ACMS Apex」のOEM製品です。
本商品はACMS EDI-BASE V4の後継製品です。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント(AnyMapper)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit)

  • クライアント(AnyMapper)
    Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1

機能説明

1. 通信機能

国内標準として広く利用されている従来型EDIプロトコルからインターネットEDIプロトコルまで、企業間での情報交換に不可欠な通信プロトコルを幅広くサポートし、様々な形態の企業間電子商取引に適用させることができます。

◆ インターネットEDI
・ebXML MS2.0(流通BMS)
・EDIINT AS2
・JX手順(SOAP-RPC)
・SFTP
・全銀ベーシック(TCP/IP) 広域IP網
・全銀パソコン(TCP/IP) 広域IP網
◆従来型EDI
・全銀ベーシック
・全銀パソコン
・全銀ベーシック(TCP/IP)
・全銀パソコン(TCP/IP)
・JCA
・FTP
◆その他
・Web-EDI(deTrade II)


2. 変換機能

国内標準はもとよりグローバル・スタンダードのビジネス・プロトコルも幅広くサポートしています。また、操作性に優れたマッピング機能と高速かつ効率的な変換機能により、システムやアプリケーション間のメッセージやデータ形式、文字(漢字)コードの違いを吸収します。
変換定義はクライアントツール"AnyMapper"を作業者のパソコンにインストールして作成することができます。
・CII(EIAJ,JPCA,HWSW,JTRNなど)
・UN/EDIFACT(JEDICOS,JAMA-JAPIAなど)
・XML(流通BMSなど)
・その他、固定長、可変長、CSVなど個別形式
・対応漢字コード(JIS,SJIS,EUC,IBM,JEF,KEIS,JIPSE,UNICODE)


3. 統合管理

操作性や視認性にも優れたブラウザベースの運用画面で、監視モニターによる稼働状況の確認や障害検知が容易に行えます。通信やフロー、スケジュールなどの設定は、運用を停止せずに追加/変更が可能であり、複数サーバに分散して本製品を運用する場合でも、個々のサーバを意識せずブラウザから操作可能です。
また、運用画面へアクセスする運用者単位でのきめ細やかな権限設定により、利用者の役割に応じた適切な操作・参照権限を設定することもできます。


4. フロー機能

複数システムにまたがるジョブ管理やデータ連携を、管理画面のフローで可視化し、統合管理することが可能です。処理に異常がある場合は、アイコンの色が変わるので直感的に状況を把握でき、問題解決を促します。
また、設定はフローエディタを利用して、複数ノードにわたる長いフローも容易に定義が可能です。システム間を意識することなく、一画面で一括して管理できることにより、業務の効率化を図ります。


5. スケジュール機能

データ連携における多様な場面での自動運用・監視・制御を行う機能を提供しています。
予定されているジョブフローが動作しなかった場合のアラート機能や、企業ごとの営業時間や運用に合わせた通信などのサービス時間の制御により、スケジュールを柔軟に管理できます。


6. システム管理

高い可用性とセキュリティが叶える安心・安全なデータ連携を行うために、再試行/自動縮退運転/自動復旧/プロセス二重化/データ散在防止/PCI DSS準拠/オンラインマイグレーションを実現し、問題解決の手段として重要なログ機能を提供します。


7. Web-EDI機能

Internetを使用したWeb-EDIのサーバ機能をWeb/deTradeII手順オプションとして提供します。
Web-EDIサーバに接続されるお取引先様は、ブラウザ操作による伝票データのアップロードまたはダウンロードを行うことでEDI取引を行うことができます。

オプション機能(別途ライセンス購入が必要)として、お取引先様からの伝票データ送受信を自動化するWebクライアント自動化オプションを用意しています。
この機能は、指定した伝票データの送信および受信を、ブラウザを使用することなく実施できます。お取引様にプログラムを配付して使用していただく形態となります。


8. ZEDI機能

全銀EDIシステム(ZEDI)接続に利用可能です。
・ZEDI接続シーケンス管理機能
・ZEDI用のXML電文(ISO 20022)の作成・変換機能
・ZEDI専用証明書のクライアント証明書管理(取得・格納)機能


9. セールスポイント

(1) 国内外のさまざまな業界標準に準拠
企業間のシステム間連携においては、国内外の標準化機構、業界団体の取り決めた通信プロトコルや、データフォーマットに準拠したデータ交換が可能です。
全銀TCP/IP利用時のINS接続とInternet接続の並行稼働が可能なため、接続相手に合わせて通信手段の移行が可能です。

(2) 分散環境による拡張性
1台のサーバに導入し、スモールスタート。その後、要件に応じて処理を複数のサーバに分担、分散させることで、システムの規模やデータ量の増加に応じたシステム拡張が可能です。こうした拡張性により、事業拡大に応じた、段階的・計画的な投資による、最適なシステムの維持が長期に渡り可能となります。

(3) 運用、操作の簡易性
データの転送から加工、業務プログラム、パッケージの連携を定義、実行、監視することができ、分散運用されたシステムでも、ブラウザから集中操作、監視することができます。また、運用者ごとに適切な操作・参照の権限設定が可能であり、機能単位にも適切な操作・参照の権限設定を設定し運用が可能です。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

ACMS Apex EDI-BASE V1L1.3.0からACMS Apex EDI-BASE V1L1.4.0の機能強化項目は以下のとおりです。

サポートDBの拡充

以下のDBをサポートします。
-Oracle Database Enterprise Edition 18c
-Oracle Database Enterprise Edition 19c
-Oracle Database Standard Edition 2 18c
-Oracle Database Standard Edition 2 19c
-Enterprise Postgres 11

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・インストールガイド
    ・コマンド_ACMS E2XB2B互換編
    ・テナント設定ガイド
    ・マイグレーションガイド
    ・リファレンス_Apex間連携機能編
    ・リファレンス_Java API編
    ・リファレンス_SAPERP連携機能編
    ・リファレンス_グローバルマージ編
    ・リファレンス_コマンド編
    ・リファレンス_スケジューラー編
    ・リファレンス_フローガイド
    ・リファレンス_ライセンス管理編
    ・リファレンス_通信機能編
    ・移行ガイド
    ・移行ガイド_SFTP証明書移行手順
    ・設定ガイド
    ・運用ガイド
    ・他、通信機能マニュアルについては留意事項を参照してください。


  • そのほかの添付品

    ライセンス・パスワード申請書

商品体系

製品ライセンスを6つのカテゴリに分類して説明します。
【メディアパック】
・ACMS Apex EDI-BASE メディアパック (64bit/32bit) V1
【基本接続ライセンス】
ACMS Apex EDI-BASEを使用するための基本ライセンスです。
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(2接続) V1
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(4接続) V1
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(8接続) V1
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(16接続) V1
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(32接続) V1
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(64接続) V1
【追加ノードライセンス】
ACMS Apex EDI-BASEを負荷分散やDMZ配置など分散サーバ環境を構築するためのライセンスです。
・ACMS Apex EDI-BASE 追加1ノードライセンス V1
・ACMS Apex EDI-BASE 追加1スリープノードライセンス V1
【通信手順オプション】
ACMS Apex EDI-BASEで各種プロトコルの通信をするためのライセンスです。
・ACMS Apex EDI-全銀手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-全銀手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-全銀手順オプション(64接続) V1
・ACMS Apex EDI-JCA手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-JCA手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-JCA手順オプション(64接続) V1
・ACMS Apex EDI-全銀TCP/IP手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-全銀TCP/IP手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-全銀TCP/IP手順オプション(64接続) V1
・ACMS Apex EDI-ebXML/MS手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-ebXML/MS手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-ebXML/MS手順オプション(64接続) V1
・ACMS Apex EDI-JX手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-JX手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-JX手順オプション(64接続) V1
・ACMS Apex EDI-AS2手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-AS2手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-AS2手順オプション(64接続) V1
・ACMS Apex EDI-SFTP手順オプション(2接続、4接続、8接続) V1
・ACMS Apex EDI-SFTP手順オプション(16接続、32接続) V1
・ACMS Apex EDI-SFTP手順オプション(64接続) V1
【Web-EDIオプション】
ACMS Apex EDI-BASEでWeb-EDI環境を構成するためのライセンスです。
・ACMS Apex EDI-Web/deTrade II手順オプション(200ユーザ) V1
・ACMS Apex EDI-Web/deTrade II手順オプション(500ユーザ) V1
・ACMS Apex EDI-Web/deTrade II手順オプション(800ユーザ) V1
・ACMS Apex EDI-Webクライアント自動化オプション(200ユーザ) V1
・ACMS Apex EDI-Webクライアント自動化オプション(500ユーザ) V1
・ACMS Apex EDI-Webクライアント自動化オプション(800ユーザ) V1
【その他オプション】
ACMS Apex EDI-BASEの各種機能を使用するためのライセンスです。
・ACMS Apex EDI-BASE ZEDI連携機能

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(CD-ROM等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. 基本接続ライセンスの購入方法

(1) 管理DB(*1)1つにつき、基本接続ライセンスが1つ必要です。
(2) 基本接続ライセンスでは、本製品を2ノード(*2)で動作させる権利が許諾されます。
(3) 同時接続数(*3)に応じた基本接続ライセンス商品を購入してください。
(4) 同梱のフォーマット変換定義作成ツール(AnyMapper)はライセンスフリーで利用できます。

*1:本商品の通信・アプリケーションの設定、スケジュールや稼動状況などの情報を管理するデータベースです。
*2:本商品を動作させるサーバをノードといいます。本商品を複数のサーバで分散運用する場合に、アクティブなサーバの総数をノード数と言います。
*3:任意の一時点で取引先と同時に通信処理が実行できる最大総数です。ただし、全銀ベーシック/パソコン手順およびJCA手順については、接続するUSTチャネルの総数です。基本接続ライセンス商品は、2接続、4接続、8接続、16接続、32接続、および64接続があります。


3. ノードライセンスの購入方法

◆追加1ノードライセンス
(1) 管理DBを同じくする範囲で、本商品を動作させるノードを追加する場合は、追加するノード数に応じて、追加1ノードライセンスを購入する必要があります。
(2) 本商品はノードライセンスのみを許諾する商品であり、同時接続数を許諾するものではありません。従って、ノードを追加した場合でも、本製品を動作させるシステム全体で、基本接続ライセンスで利用が許諾された同時接続数を越えて通信処理を同時に行うことはできません。

◆追加1スリープノードライセンス
(1) クラスタシステム(1対1運用待機形態)で運用する場合は待機側ノード用に追加1スリープノードライセンスを購入する必要があります。
(2) 本商品はノードライセンスのみを許諾する商品であり、同時接続数を許諾するものではありません。従って、ノードを追加した場合でも、本製品を動作させるシステム全体で、基本接続ライセンスで利用が許諾された同時接続数を越えて通信処理を同時に行うことはできません。


4. オプションライセンスの購入方法

◆接続手順ライセンスの購入方法
(1) 本商品所定の通信手順を利用するためのライセンスです。
(2) 通信手順ごとに購入が必要なライセンス商品が異なります。
(3) 購入した通信手順ライセンスにより、許諾された同時接続数の範囲内で所定の通信手順を利用することができます。
(4) 基本接続ライセンスの同時接続数と同数のライセンス商品の購入が必要です。(*4)
(5) ノードを追加した場合は、全てのノードで通信手順を利用する権利が許諾されます。
(6) 接続手順ライセンスを購入する場合、基本接続ライセンスが最低1つ必要になります。

*4:任意の一時点で取引先と同時に通信処理が実行できる最大総数です。ただし、全銀ベーシック/パソコン手順およびJCA手順については、接続するUSTチャネルの総数です。接続手順ライセンス商品は、(2接続、4接続用、8接続)用、(16接続、32接続)用、および64接続用があります。

◆Web/deTradeII手順ライセンスの購入方法
(1) Web/deTradeII手順を利用するためのライセンスです。
(2) Web-EDIサーバにログインする登録ユーザ数ごとに購入が必要なライセンス商品が異なります。
(3) 購入したWeb/deTradeII手順ライセンスにより、許諾されたユーザ数の範囲内でユーザを登録しWeb/deTradeII手順を利用することができます。
(4) 基本接続ライセンスの同時接続数は関連しません。
(5) Web/deTradeII手順ライセンスを購入する場合、基本接続ライセンスが最低1つ必要になります。

◆Webクライアント自動化オプションライセンスの購入方法
(1) Webクライアント自動化オプションを利用するためのライセンスです。
(2) Web/deTradeII手順オプションのユーザ数に合わせたライセンス商品を購入してください。
(3) 購入したWebクライアント自動化オプションライセンスにより、許諾されたユーザ数の範囲内でWebクライアント自動化オプションを利用することができます。
(4) 基本接続ライセンスの同時接続数は関連しません。
(5) Webクライアント自動化オプションライセンスを購入する場合、基本接続ライセンスが最低1つ必要になります。


5. クラスタシステム(1対1運用待機形態)で運用する場合の購入方法

クラスタシステムの待機側ノードにもライセンスが必要です。システム構成により必要なライセンス商品が異なります。
(1)クラスタシステム単体で運用する場合(追加1ノードライセンスが不要な構成)、基本接続ライセンスに含まれるノードライセンスを待機側ノード用に使用することができますので、追加1スリープノードライセンスを購入する必要はありません。
(2)クラスタシステムと分散ノードでシステムを構成する場合(追加1ノードライセンスが必要な構成)、追加1スリープノードライセンスを購入する必要があります。


6. ライセンスの購入手配例(同時接続数とノード数の関係)

以下の場合の購入例です。
・サーバ:4台(クラスタ運用側サーバ、クラスタ待機側サーバ、通信サーバ、管理DBサーバ)
・同時接続数:JCA手順4接続、全銀TCP/IP手順2接続、AS2手順6接続、JX手順4接続

アクティブノード数が2つ、クラスタ待機側ノードが1つとカウントしますので、基本接続ライセンスを1本と追加1スリープノードライセンスを1本購入してください。基本接続ライセンスでは2ノードまで利用可能なため、追加1ノードライセンスの購入は不要です。
通信相手となる取引先との接続要件に応じて、基本接続ライセンスの同時接続数に対応した接続手順ライセンスを購入します。このため、JCA手順を4接続、全銀TCP/IP手順を2接続、AS2手順を6接続および、JX手順を4接続で通信手順の接続数合計が16接続となり、基本接続ライセンスは16接続用のものを購入し、基本接続ライセンスの接続数に合わせた各種手順オプションの16接続用を購入してください。

以下のライセンス製品が必要になります。
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(16接続)×1本
・ACMS Apex EDI-BASE 追加1スリープノードライセンス×1本
・ACMS Apex EDI-JCA手順オプション(16接続、32接続)×1本
・ACMS Apex EDI-全銀TCP/IP手順オプション(16接続、32接続)×1本
・ACMS Apex EDI-AS2手順オプション(16接続、32接続)×1本
・ACMS Apex EDI-JX手順オプション(16接続、32接続)×1本

本商品の機能、手配に関する問い合わせは、弊社営業/SEまで連絡ください。

購入例

購入例を図で説明します。

7. ライセンスの購入手配例(Web-EDI機能を使用する場合)

以下の場合の購入例です。
・サーバ:3台(ACMSサーバ、管理DBサーバ、Webサーバ)
・登録ユーザ:500ユーザ
・自動化オプション利用ユーザ:200ユーザ

Web/deTradeII手順は、ACMSに登録したユーザID/パスワードを元に、Web-EDIサーバに接続するユーザの認証を行うため、想定する登録ユーザID数に適したユーザ数のライセンスを購入が必要です。
基本接続ライセンスの同時接続数とは関連しませんので、Web-EDIサーバのみで運用を行う場合は最低限の基本接続ライセンスの2接続で使用可能です。
Web-EDIサーバにACMSはインストールしませんので、追加ノードライセンスは必要ありません。
クライアント自動化オプションは少数であってもWeb/deTradeII手順オプションに合わせたユーザ数のライセンスを購入してください。

以下のライセンス製品が必要になります。
・ACMS Apex EDI-BASE 基本接続ライセンス(2接続)×1本
・ACMS Apex EDI-Web/deTrade II手順オプション(500ユーザ)×1本
・ACMS Apex EDI-Webクライアント自動化オプション(500ユーザ)×1本

本商品の機能、手配に関する問い合わせは、弊社営業/SEまで連絡ください。

購入例

購入例を図で説明します。

8. SupportDeskについて

株式会社データ・アプリケーション社との連携により安心のサポートをご提供します。このため、システム構築ならびに運用時にはサポートの手配が必要ですので、製品手配と同時にサポート商品を購入してください。サポート商品の契約については、担当営業にご相談ください。サポート契約すると、以下のようなサービスが受けられます。
・製品に対するQ/Aサポート、トラブル対応
・無償レベルアップ
・バージョンアップ時の優待価格での製品購入

関連ソフト

1. Java実行環境

Java実行環境として以下の製品が必要です。
・JavaVM JDK 8

Java実行環境はInterstage Application Server に同梱している製品を使用されることを推奨いたします。


2. RDBMS

RDBMSとして以下のいずれかの製品が必要です。
・Enterprise Postgres 9.6/10/11
・Symfoware Server Standard Edition V12
・Symfoware Server Enterprise Edition V12
・Oracle Database Standard Edition R12.1.0
・Oracle Database Standard Edition One R12.1.0
・Oracle Database Standard Edition 2 R12.1.0/R12.2.0
・Oracle Database Enterprise Edition R12.1.0/R12.2.0
・Oracle Database Enterprise Edition 18c
・Oracle Database Enterprise Edition 19c
・Oracle Database Standard Edition 2 18c
・Oracle Database Standard Edition 2 19c
・Microsoft SQL Server 2014 Standard
・Microsoft SQL Server 2014 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2016 Standard
・Microsoft SQL Server 2016 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2017 Standard
・Microsoft SQL Server 2017 Enterprise

RDBMSはEnterprise Postgres製品を使用されることを推奨いたします。


3. クラスタシステム

クラスタシステムを構築する場合、以下の商品が必要です。本商品でサポートする待機形態は、1対1運用待機形態です。
・Windows Server 2012 フェールオーバー クラスタリング
・Windows Server 2016 フェールオーバー クラスタリング
・Windows Server 2019 フェールオーバー クラスタリング

動作保証周辺機器

全銀ベーシック、全銀パソコン、JCAを使用される場合、以下の商品が必要です。
・セイコーソリューションズ株式会社製 マルチプロトコルコンバータUST

留意事項

1. WindowsサーバOS(64-bit)上での動作

本商品は、JavaVM実行環境により、64ビット動作 / 32ビット動作が決まります。

・JavaVM実行環境が64ビット動作の場合
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Server 2019(64-bit)

・JavaVM実行環境が32ビット動作の場合
本商品は、以下のOSのWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Server 2019(64-bit)
注)Windows 32-bit On Windows 64-bit


2. アプリケーション開発言語

ユーザアプリケーション(受信データ処理アプリケーション、送達通知処理アプリケーション)を作成する場合、以下のJava開発環境が必要です。
・JRE/JDK(Java Plig-in) 8.0


3. サポートするWebブラウザ

管理ブラウザから通信やフロー、スケジュールなどの運用管理が行えます。運用管理を行う場合、以下のWebブラウザ製品が必要です。
・Internet Explorer 11.0 (注)
注)デスクトップモードのみ
・Google Chrome
・Mozilla FireFox


4. 全銀ベーシック、全銀パソコン、JCAを使用される場合

全銀ベーシック、全銀パソコン、JCAを使用される場合、UST(セイコーソリューションズ株式会社製マルチプロトコルコンバータ)が必要です。ACMSでは、USTを直接制御しているため、セイコーソリューションズ株式会社製ドライバソフトWINSAMを導入する必要はありません。なお、USTを使用される場合は、お客様とセイコーソリューションズ株式会社との間で保守契約を締結してください。 USTについては、関連URLリンクに記載されているセイコーソリューションズ株式会社のホームページを参照ください。


5. ライセンスキーについて

本製品は、お使いになる機能に応じたライセンスキーを登録していただく必要があります。猶予期間を超えると本製品は構成モードに移行します(業務運用を行うことは出来ません)ので、停止猶予期間までにライセンスキーを登録していただく必要があります。お買い上げいただいた各ライセンス商品に添付されているライセンス・パスワード申請書に必要事項を記入のうえ、ライセンス・パスワード発行センターに送付していただくことにより、ライセンスキーを発給いたします。


6. 仮想環境での運用について

<VMware>
− HAは通常のクラスタシステムと同様に、再起動後に通信リトライなどの運用操作が必要な場合があります。

− vMotionによる運用中の切り替えは、データ転送を実施していない場合のみ対象とします。また、ACMSの管理用RDBMSが別サーバに存在する場合、DBアクセス(定義情報の追加更新削除やトランザクション情報の追加更新削除など)が無い状態のみ対象とします。

− クローニングによるVMコピーについては、コピー先のVMと同時に稼働することはできません。(同時に稼働することはライセンス違反となります。)

<Hyper-V>
− クイックマイグレーションは通常のクラスタシステムと同様に、再起動後に通信リトライなどの運用操作が必要な場合があります。

− ライブマイグレーションによる運用中の切り替えは、データ転送を実施していない場合のみ対象とします。また、ACMSの管理用RDBMSが別サーバに存在する場合、DBアクセス(定義情報の追加更新削除やトランザクション情報の追加更新削除など)が無い状態のみ対象とします。

− エクスポート/インポートによる仮想マシンコピーについては、コピー先の仮想マシンと同時に稼働することはできません。(同時に稼働することはライセンス違反となります。)

<Linux仮想マシン機能>
− ライブマイグレーションによる運用中の切り替えは、データ転送を実施していない場合のみ対象とします。また、ACMSの管理用RDBMSが別サーバに存在する場合、DBアクセス(定義情報の追加更新削除やトランザクション情報の追加更新削除など)が無い状態のみ対象とします。

− クローニングによる仮想マシンコピーについては、コピー先の仮想マシンと同時に稼働することはできません。(同時に稼働することはライセンス違反となります。)


7. オンラインマニュアル

標準添付品のオンラインマニュアルです。
・通信機能_AS2編
・通信機能_deTradeII_クライアント操作ガイド
・通信機能_deTradeII_運用ガイド
・通信機能_deTradeII編
・通信機能_ebXML MS 2.0編
・通信機能_ebXML MS 3.0(JEITA)手順編
・通信機能_FTP編
・通信機能_JCA手順編
・通信機能_JX手順編
・通信機能_RosettaNet1.1/Chem eStandards手順編
・通信機能_SFTP編
・通信機能_WebAgent編
・通信機能_メールEDI編
・通信機能_全銀手順編
・通信機能_通信用API(任意手順)編


8. ACMSのサポートポリシーについて

ACMSのサポートは、データ・アプリケーション社が公開するライフサイクルポリシーに準じています。
◆サポートポリシー要約
・当該バージョンの販売終了後5年間はサポートレベルに変更はありません
・上記期間の4年目および5年目はサポート価格が割り増しになりますのでサポート契約の更新が必要となります

詳細について問い合わせは製品窓口まで連絡ください。

関連URL

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