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2021年 6月 現在

FUJITSU Software
Interstage Web Server Express V11.1.0

本商品は、Interstage Application Serverと組み合わせて、Webフロントシステム構築に使用するための機能を提供します。
Webサーバ機能をはじめ、Applet, Servlet, JSP(Java Server Pages)といった標準のJava技術をサポートした、シングルサーバ環境(1つのサーバでの実行環境あるいは、複数のサーバでもサーバ間での業務を引き継がない独立した実行環境)向け商品です。本商品は、Interstage Web Serverの後継商品です。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows Server 2003 x64 Editions / Windows Server 2003

機能説明

1. Webアプリケーション実行環境

JavaによるWebアプリケーションの実行環境とInterstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionへの連携機能を提供しており、最適なWebフロントシステムの構築が可能です。
ファイアウォールによって、企業内部のネットワークと外部のネットワークから隔離された区域(DMZ:Demilitarized Zone)への本製品の配置が可能です。


2. 標準化対応

●Servlet/JSP対応
Servlet 2.5、JSP 2.1に対応しており、高い生産性でアプリケーションの開発ができます。また、富士通の基幹システム構築技術を融合することで、高性能・高信頼な業務構築が可能なServlet/JSPアプリケーションの実行基盤を実現しています。


3. Servlet/JSP機能

●自動復旧
Webアプリケーションの異常(異常終了、ループ、デッドロックなど)を早期に検知し、自動的に復旧(業務アプリケーションの強制停止・再起動)します。復旧中でもクライアント要求受付は継続可能です。

●HotDeploy機能
運用中に、Webアプリケーションの入替え、追加、削除を、他のアプリケーションを停止せずに、実施できる機能を提供します。これにより運用の連続性を保つことが可能となります。また、アプリケーション開発段階におけるアプリケーションのテスト を効率的に行うことが可能となります。

●クラスローダ機能
Javaのクラスローダにおいて、きめ細かい検索が行えるため、他社商品で開発したServlet/JSPのアプリケーションが容易に移植できます。


4. Javaアプリケーションの安定実行

●高速なJava実行環境
当社で開発した、高性能なJavaVM(FJVM)を搭載しており、Javaアプリケーションを高速に実行できます。

●JavaVMの予兆監視
JavaVMのヒープメモリの監視を行い、ヒープメモリ不足時に警告メッセージを出力します。警告メッセージ 出力時にヒープメモリをチューニングすることにより、Javaアプリケーションの安定運用を実現します。

●Javaのトラブル調査支援ツール
・JDK/JRE 6において、性能ボトルネックやメモリリーク等のトラブル調査を支援するツール(Java VisualVM)を提供しています。これにより、Javaにおけるトラブル調査を支援します。
・アプリケーションサーバ上で動作中のアプリケーションのJava VM に関するパフォーマンスデータを収集、表示するJava監視機能を提供しています。本機能により、性能ボトルネックの早期検出を支援します。


5. 簡易導入・運用(導入、運用のためのGUIの提供)

インストール後、導入、運用までを簡単に行うことができるGUI(管理コンソール)を提供します。導入(環境設定)と運用管理を管理コンソール だけで簡単に操作、管理することができます。


6. Webサーバ機能

Apache 2.2/2.0と互換のWebサーバ(Interstage HTTP Server)を提供しています。Interstage HTTP Server 2.2をデフォルト化しており、オープンソースで使い慣れた知識でWebサーバ を使用することができます。


7. 業務システム向けの各種機能の提供

●セキュリティ
SSL 3.0のクライアント/サーバ認証と暗号機能、日本ベリサイン株式会社、Systemwalker PKI Managerで発行の証明書を使用したSSL通信などを実装しています。

●シングル・サインオン機能の業務サーバ
一度の認証で、インターネット上に分散配置されたWebサービスにアクセスを可能とするシングル・サインオン機能を提供します。運用時において、システム毎に利用者の追加・変更する必要がなくなり、運用コストの削減につながります。また、利用者はシステム毎に認証を受ける必要がなくなり、利便性が向上します。
本商品では、利用者に対してWebベースのサービスなどを提供するサーバ(業務サーバ)の機能を提供します。


8. バックエンドシステムとの連携機能

●Java EEアプリケーションとの連携機能の提供
他サーバで構築されているInterstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Edition上のJava EEアプリケーションと連携することができます。

●CORBAクライアントの機能の提供
CORBAクライアントの機能を備えており、他サーバで構築されているInterstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Edition上CORBAアプリケーションと連携することができます。


9. スマート端末向けアプリケーション開発フレームワークの提供

スマート端末(スマートフォン、タブレットPC)向けの業務アプリケーションを構築するためのフレームワークを提供します。本フレームワークでは、スマート端末向けの豊富な部品を提供します。
これにより、アプリケーション開発者は、個々のスマート端末やブラウザの差異を意識することなく、業務アプリケーション開発が可能です。また、一般的なWebアプリケーションの技術に加え、HTMLの知識だけでスマート端末向け業務アプリケーションの開発ができます。

サポートする端末(スマートデバイス)、OS、ブラウザについては、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報(スマートデバイスにおける動作条件)」を参照ください。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

V11.0.0からV11.1.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. jQuery、jQueryUIの新規提供およびjQuery Mobileのエンハンス

jQuery、jQueryUIを提供します。これにより、複数のPCブラウザに対応した、操作性や表現力に優れたWebアプリケーションを開発することができます。
また、本商品のV11.0.0で提供していたjQuery Mobile 1.1.1から、jQuery Mobile 1.2.0に変更します。これにより、Internet Explorer 10をサポートします。


2. JDK/JRE 6、JDK/JRE 7の最新アップデートへの対応

JDK/JRE 6、JDK/JRE 7の最新アップデートへ対応します。


3. GlassFish v3.1ベースのServlet/JSPの提供

既存のGlassFish v2.1ベースのServlet/JSPに加え、今版において、GlassFish v3.1ベースのServlet/JSPを提供します。


4. Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバの提供

既存のApache HTTP Server 2.0ベースのWebサーバに加え、今版において、Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを提供します。Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバでは、富士通独自の保守機能強化を図っています。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Web Server Express オンラインマニュアル

商品体系

・Interstage Web Server Express メディアパック V11.1.0
・Interstage Web Server Express プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V11

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて以下のとおりに必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。
マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


3. V7.0以降の旧商品からのバージョンアップ/レベルアップについて

以下の商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、本商品の新バージョン/レベルを提供いたします。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。
-Interstage Application Server Web-J Edition V7.0/V8
-Interstage Web Server V9/V10
-Interstage Web Server Express V11.0.0


4. V6.0以前からのバージョンアップについて

V6.0以前の本商品をお持ちの場合は、弊社営業/SE にお問い合わせください。

関連ソフト

1. アプリケーションを開発する場合

・Interstage Studio Standard-J Edition V11


2. 証明書発行局を構築する場合

・Systemwalker PKI Manager 12.x(Solaris)

動作保証周辺機器

SSLアクセラレータを使ってセキュリティを強化する場合

・IPCOM EX(INまたはLB)

留意事項

1. Windows サーバOS (64-bit)上での動作

本商品は、以下のWindows サーバOS上のWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2003 x64 Editions
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Small Business Server 2011 Essentials
(注)Windows 32-bit On Windows 64-bit


2. Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016での注意

Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2において、Server Core インストールでのInterstage Application Serverの運用はサポートしていません。
Windows Server 2016において、Server Core、Nano Server インストールでのInterstage Application Serverの運用はサポートしていません。


3. Webサーバ

本商品では、以下のWebサーバを提供しています。
・Apache 2.2をベースとしたWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)
・Apache 2.0をベースとしたWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.0)
GlassFish v2.1/v3.1ベースのServlet/JSPとは下表の組み合わせで使用可能です。

また、本商品に搭載されているWebサーバ以外に、以下のWebサーバが利用できます。
・Microsoft Internet Information Services 6.0、7.0、7.5、8.0

WebサーバとGlassFish v2.1/v3.1ベースのServlet/JSPの組み合わせについて

WebサーバとGlassFish v2.1/v3.1ベースのServlet/JSPの組み合わせを説明します。

4. Webブラウザ

以下のWebブラウザに対応しています。
・Windows Internet Explorer 7、8、9、10
※Appletを使用する場合は、富士通のJBKプラグインを使用してください。


5. Java実行環境について

本商品では、Java実行環境(JDK/JRE6、JDK/JRE7)を同梱しています。Javaアプリケーションを実行する場合は、本商品に同梱しているJava実行環境を使用してください。


6. JDKとServlet/JSPの組み合わせについて

本商品では、JDK 6とServlet/JSPの組み合わせで使用できます。
※JREとの組み合わせはできません。


7. SSLの使用について

SSL 3.0のクライアント・サーバ認証と暗号化機能、日本ベリサイン株式会社等で発行の証明書を使用したSSL通信などを提供します。本商品内のSSL機能を使用してください。
なお、証明書を作成するための証明書発行局を構築する場合のみ、以下が必要です。
・Systemwalker PKI Manager 12.x (Solaris)
証明書を証明書発行機関などから入手する場合は必要ありません。


8. 日本認証サービス株式会社の証明書について

日本認証サービス株式会社の証明書(SecureSign(R)ADサーバサービス)に関し、以下を注意してください。
[注意事項]
・日本認証サービス株式会社は証明書の発行を終了しています。そのため、新たな日本認証サービス株式会社の証明書は取得できません。
・有効期限が2014年6月以降の日本認証サービス株式会社の証明書は、2014年5月末で使用できなくなります。
[対処方法]
Interstage証明書環境やSMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境を利用する場合は、本製品がサポートするほかのパブリック認証局が発行した証明書(日本ベリサイン株式会社のセキュア・サーバIDなど)を使用してください。


9. 他商品との組み合わせについて

本商品は、以下の商品がインストールされているシステムにインストールできません。
・Interstage Application Development Cycle Manager
・Interstage Application Framework Suite
・Interstage Application Server Plus Developer
・Interstage Apworks
・Interstage Business Application Manager
・Interstage Business Application Server
・Interstage Job Workload Server
・Interstage List Works
・Interstage Security Director
・Interstage Service Integrator
・Interstage Studio
・Interstage Traffic Director
・Interstage Web Server
・Interstage Web Server Express
・Interstage XML Business Activity Recorder
・Systemwalker Availability View
・Systemwalker Centric Manager (運用管理クライアント)
・Systemwalker Centric Manager (運用管理サーバ)
・Systemwalker Centric Manager (V13.4以降でシングル・サインオンサーバを使用している場合)
・Systemwalker CentricMGR-A(運用管理クライアント)
・Systemwalker CentricMGR-M(運用管理サーバ)
・Systemwalker Desktop Inspection
・Systemwalker IT Change Manager
・Systemwalker IT Process Master
・Systemwalker PKI Manager
・Systemwalker Service Catalog Manager
・Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition (V13.4以降でダッシュボード/BrowserAgentを使用している場合)
・Systemwalker Software Configuration Manager
・SystemWalker/PkiMGR
・ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition
・Object Director for Windows NT
・Enterprise PKI Manager
・InfoCA
・InfoProxy for Middleware
・PKI Manager
・Securecryptoライブラリ ランタイム for 暗号プロセッサ(アプリケーションで楕円曲線暗号(ECC)を使用している場合)
・Securecryptoライブラリ(アプリケーションで楕円曲線暗号(ECC)を使用している場合)


10. シングル・サインオン機能について

本製品では、シングル・サインオン機能の業務サーバ(利用者に対してWebベースのサービスなどを提供するサーバ)機能を提供します。
認証サーバ(利用者の認証を行うサーバ)は、以下のいずれかの製品のシングル・サインオン機能を使用してください。
・Interstage Application Server Standard-J Edition V11
・Interstage Application Server Enterprise Edition V11


11. Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能について

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能について下表に示します。

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能(1/2)

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能を図で説明します。

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能(2/2)

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能を図で説明します。

12. 適応OSについて

以下のOSの場合、Service Packの適用が必要です。

・サーバ
Windows Server 2003, Standard Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003, Enterprise Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003, Standard x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Standard Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Foundation Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Standard Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Enterprise Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Datacenter (x64版のみ) Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Standard without Hyper-V Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V Service Pack 2以降
Windows Server 2008 R2 Foundation Service Pack 1以降
Windows Server 2008 R2 Standard Edition Service Pack1以降
Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition Service Pack 1以降
Windows Server 2008 R2 Datacenter (x64版のみ) Service Pack 1以降


13. IPv6対応の注意点

以下の機能において、IPv6/IPv4デュアルスタック環境での運用のみをサポートしています。
・JDK/JRE
・Interstage HTTP ServerによるHTTP/HTTPS通信
・Interstage シングル・サインオン
・Interstage ディレクトリサービス
・SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境のcmgetcrlコマンド(CRLの取得)


14. JIS2004対応の注意点

以下の機能では、JIS2004で追加された文字は使用できません。
・管理コンソール


15. Interstage Web Server Express V11とInterstage Web Server V10の機能差について

本バージョンにおいて、以下の機能はサポート対象外となります。
・Servlet 2.4、JSP 2.0
・サーバ機能:JDK/JRE 5.0
・シングル・サインオン機能のssoimportumコマンド

本バージョンにおいて、以下の製品との連携はサポート対象外となります。
・Internet Explorer 6


16. インストールについて

本商品はDVDで提供されます。
インストールにはDVDドライブユニットが必要です。
DVDドライブユニットが搭載されていないマシンの場合は別途手配が必要です。
なお、DVDドライブユニットが接続できないモデルの場合は弊社営業/SEにお問い合わせください。


17. ダウングレードについて

本商品ではダウングレードを提供していません。


18. スマートデバイスでのご利用について

本商品のスマート端末向けアプリケーション開発フレームワークは、スマートデバイスでのブラウザを利用した運用に対応しています。
サポートブラウザ等の詳細情報は、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報(スマートデバイスにおける動作条件)」を参照してください。


19. クローニング運用時の注意事項

システムのクローニングを実施する場合の注意事項を、以下のマニュアルに記載していますので、参照してください。

http://software.fujitsu.com/jp/manual/
[製品]
Interstage Web Server Express V11.1.1 [Linux]
[記載箇所]
Interstage Web Server Express 運用ガイド(基本編)
メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)
クローニング

※Linux版のマニュアルですが、上記のマニュアル記事はプラットフォーム共通です。


20. ディザスタリカバリ(DR)/レプリケーション運用時の注意事項

運用中のサイトから待機サイトに、定期的にシステムの複製を行い、災害などが発生した時に、待機サイトに切り替える運用を行う場合は、以下に注意してください。

[サイト間でIPアドレスやホスト名が変わらない場合]
・サイト間の複製は本製品の環境設定が完了してから開始してください。
・シングル・サインオン、Interstage管理コンソール、Interstage Java EE管理コンソールは使用できません。
・サイト切り替え後には、以下はサイト間の複製時の状態に戻ります。
- ログ
- Interstage HTTP Serverのディスクキャッシュ

[サイト間でIPアドレスやホスト名が変わる場合]
・本製品の環境設定が完了後、本製品の資源の移出を行ってください。サイト間の複製は本製品の資源の移出後に開始してください。
待機サイトに切り替えるときには、Interstage Web Server Express起動前に、待機サイトにて、本製品の資源の移入を行ってください。
資源の移出や移入は、以下のマニュアルを参照してください。
Interstage Web Server Express 運用ガイド(基本編)
メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)
・シングル・サインオン、Interstage管理コンソール、Interstage Java EE管理コンソールは使用できません。
・証明書のコモンネームにIPアドレスを使用できません。
・サイト切り替え後には、以下はサイト間の複製時の状態に戻ります。
- ログ
- Interstage HTTP Serverのディスクキャッシュ


21. Windows Server 2016を使用する場合の留意事項について

本商品をWindows Server 2016で使用する場合は以下の留意事項があります。

(1)機能について
以下の機能は使用できません。JDK/JRE 7およびJDK/JRE 7に対応した機能を使用してください。
・JDK/JRE 6
・Java EE 5
・Interstage管理コンソール
・Interstage証明書環境
・シングル・サインオン機能

(2)インストールについて
OSのインストール形態、Server Core、Nano Serverは使用できません。
OSをフルインストールした環境で本製品を使用してください。

(3)OSの機能について
Containers機能のWindows Server Containers、Hyper-V Containersは使用できません。


22. 仮想環境で利用する場合の留意事項について

留意事項はマニュアルを参照してください。

[Hyper-Vにおける追加の留意事項]
(1)マイグレーションにおいては運用中の時刻の変更と同じ影響がありますので、以下のマニュアルを参照してください。
「使用上の注意」>「注意事項」>「Interstage共通の注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
「使用上の注意」>「注意事項」>「Java EEの注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」>「Java EE 6の概要」>「注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
(2)通信中にクイックマイグレーションを実行した場合、通信の送受信に失敗する場合があります。通信中にクイックマイグレーションを実行しないでください。
管理コンソールの操作中にマイグレーションを実行した場合、管理コンソールにログインできなくなります。管理コンソールの操作中にクイックマイグレーションを実行しないでください。
(3)プロダクションチェックポイントを使用する場合には、Interstageを停止してから操作してください。

関連URL

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