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2021年 6月 現在

FUJITSU Software
Interstage Application Server Enterprise Edition V11.1.0

本商品は、マルチ言語(COBOL、C、C++)や高信頼性機能に対応した、アプリケーション・サーバ基盤商品のエンタープライズモデルです。
Interstage Application Server Standard-J Editionの機能に加え、Java、COBOL、C、C++言語によるOLTPアプリケーション、CORBAによる異種言語/プラットフォーム連携、ホットスタンバイなどをサポートしています。
安定したレスポンスと24時間365日の無停止システムを実現する大規模システム構築に最適です。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント
    FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • サーバ
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows Server 2003 x64 Editions / Windows Server 2003

  • クライアント
    Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 8(64-bit) / Windows 8 / Windows 7(64-bit) / Windows 7 / Windows Vista / Windows XP

機能説明

1. Interstage Application Server Enterprise Editionの機能範囲

Enterprise Editionは、Interstage Application Server Standard-J Editionの機能に加え、大規模・高信頼システムへの適用性を高める、以下の機能を提供します。
Interstage Application Server Standard-J Editionの機能については、Interstage Application Server Standard-J Editionのソフトウェアガイドを参照してください。


2. 種々の開発言語に対応

アプリケーションの開発において、Javaに加え、C/C++/COBOL言語も使用することができます。また、C/C++/COBOL言語で開発された既存資産を、ワークユニットとして運用、操作することができ、高信頼なシステムを簡単に構築することができます。


3. 高信頼性/高可用性

●負荷分散対象サーバの資源使用状況に応じた負荷分散
負荷分散対象サーバの資源使用状況を計測し、IPCOMと連携することで、メソッド呼び出しごとのきめ細かい負荷分散が可能です。
負荷分散機能は処理集中によるレスポンス低下を防ぐと同時に、サーバ故障時には故障サーバを切り離して運用するため、レスポンスと業務の安定運用を保つことができます。

●不測事態の発生時にも安定稼動を実現するホットスタンバイ
ノンストップ運用が求められる高信頼システムにおいては、業務運用中のハードウェア障害やソフトウェア障害などの不測の事態が発生した場合においても、運用を継続させることが求められます。このような事態へ対応するため、稼動中のサーバがダウンした場合に代替サーバへ処理を引継ぐホットスタンバイ機能を提供します。ホットスタンバイ機能では、回線の引き継ぎ(IPアドレス引継ぎ)や、待機サーバでのアプリケーション事前起動などにより、代替サーバへ瞬時に処理を引き継ぐことができ、システム全体の信頼性を大幅に向上させます。


4. コンカレントGCによるJavaアプリケーションのレスポンスの平準化

JavaVMにおいて、アプリケーションスレッドと並行でGC(Garbage Collection)を実行するコンカレントGC(コンカレント・マーク・スイープGC付きパラレルGC)を提供します。この機能によって、Javaヒープ領域のOld領域があふれると発生するFull GCの発生を抑え、GCによるアプリケーションスレッドの停止時間を最小限にしてレスポンスのばらつきを抑えることができます。

(注)コンカレントGCの効果はアプリケーションに依存します。アプリケーションによってはFull GCが発生する場合があります。


5. システム資源の自動拡張・予兆監視

運用中は負荷にあわせ自動的にメモリなどのシステム資源をチューニングし、自動拡張します。
また、システム資源の消費を監視し、警告を出力します。警告に応じてシステム資源をチューニングすることで資源不足によるアプリケーション異常の事前回避を図ることができます。


6. マルチサーバ管理機能(J2EEのみ)

複数サーバで運用している業務を、単一のInterstage管理コンソール上で統合的に管理する機能を提供します。複数サーバの業務運用管理の操作をサーバ構成に依存せずに、論理的な業務の単位で一括して行うことができます。また、ワンタッチで業務を対応するサーバに配備できるため、容易にサーバ数を増加させていくことが可能になります。これらによりシステムの導入、維持、管理のためにかかる費用(TCO)の削減を図ることができます。


7. 既存ホストシステムの資産の活用を容易に実現

既存のアプリケーションやデータベースをカプセル化するラッパー機能を利用することで、既存業務システムを充分に活用した新たなシステム構築を短期間で実現することができます。
また、エミュレータベースからWebブラウザへの移行は操作性の向上が図れる上、設備(専用端末、専用線)が不要になるため、コスト削減を図れます。


8. 業務システム向けの各種機能の提供

●メンテナンス時にもシステム運用を可能とするホットデプロイ(動的変更/追加)
ノンストップ運用が求められるシステムにおいても、お客様の要件などにより、業務アプリケーションを入れ替える必要が生じる場合があります。このような事態に対応するため、システム運用をまったく停止することなく、業務アプリケーション(トランザクションアプリケーション)自身の入れ替えや動作環境(環境変数等)の変更を可能するホットデプロイ(動的変更/追加)機能を提供します。

●一時的なサーバ負荷に対応する動的プロセス変更
業務運用では、一日の運用時間帯でも、業務アプリケーションへの負荷がかかる時間帯とそうでない時間帯があり、特定の業務アプリケーションへ負荷がかかる時間帯にシステム全体で業務利用者への応答時間が遅延する等の現象がみられる場合があります。このような事態を回避するため、動的プロセス変更機能を提供します。この機能により、業務アプリケーションのプロセス多重度を負荷状況に応じて動的に変更することができ、メモリなどのシステム資源を負荷状況に応じてフレキシブルに活用することが可能となります。

●分散オブジェクト技術への対応
OMGによって定められた分散オブジェクトの標準技術であるCORBAに対応しています。プラットフォームや開発言語に依存しないアプリケーション実行環境の提供や、異なるベンダー間の相互接続性を保証しています。


9. 非同期通信機能

メッセージキューを介したアプリケーション間の非同期通信をサポートしています。アプリケーション間の通信でメッセージが使用され、送信側のアプリケーションが出力したメッセージを、受信側のアプリケーションが必要なときに取り出して利用することができます。グローバルサーバとの接続もできるため、ネットワークを介して基幹業務と連携した業務構築も可能です。また、IBM社WebSphere MQの動作サーバと非同期通信により直接接続するMQ連携サービスを提供しています。


10. Web Package機能の提供

Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionをインストールしたシステムの前段に、Webサーバによるシステムを構築するための機能(Web Package機能)を提供します。
Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionを購入することで、Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionで構築したバックエンドシステムとWeb Package機能で構築したWebフロントシステムを連携したシステムの構築が可能です。
また、Interstage Application Server Enterprise Editionで提供しているWeb Package機能では、故障監視が可能です。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図

新規機能

V11.0.0からV11.1.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. Java EE 6の高信頼な運用環境の提供

Java EE 6アプリケーションの運用環境を提供します。富士通独自技術により、Java EE 6アプリケーションの高信頼なシステム構築が可能です。


2. jQuery、jQueryUIの新規提供およびjQuery Mobileのエンハンス

jQuery、jQueryUIを提供します。これにより、複数のPCブラウザに対応した、操作性や表現力に優れたWebアプリケーションを開発することができます。
また、本商品のV11.0.0で提供していたjQuery Mobile 1.1.1から、jQuery Mobile 1.2.0に変更します。これにより、Internet Explorer 10をサポートします。


3. JDK/JRE 6、JDK/JRE 7の最新アップデートへの対応

JDK/JRE 6、JDK/JRE 7の最新アップデートへ対応します。


4. Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバの提供

既存のApache HTTP Server 2.0ベースのWebサーバに加え、今版において、Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバを提供します。Apache HTTP Server 2.2ベースのWebサーバでは、富士通独自の保守機能強化を図っています。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Application Server オンラインマニュアル

商品体系

【メディア】
・Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック V11.1.0
・Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (64bit) V11.1.0
【ライセンス】
・Interstage Application Server Enterprise Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V11
・Interstage Application Server Enterprise Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) アップグレードキット V11

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックの種類について

本商品には、2種類のメディアパックがあります。動作OSによりメディアパックが異なりますので注意が必要です。

(1) Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック V11.1.0
以下のOS上で32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2003
- Windows Server 2003 x64 Editions (注)
- Windows Server 2008
- Windows Server 2008 R2
- Windows Server 2008(64-bit) (注)
- Windows Server 2008 R2(64-bit) (注)
- Windows Server 2012(64-bit) (注)
- Windows Server 2012 R2(64-bit) (注)
- Windows Server 2016(64-bit) (注)
- Windows Small Business Server 2011 Essentials (注)

(注):WOW64(Windows 32-bit On Windows 64-bit)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作

(2) Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック(64bit) V11.1.0
以下のOS上で64ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2003 x64 Editions
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)
- Windows Small Business Server 2011 Essentials


2. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップおよび、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


3. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。
マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


4. クライアントソフトウェアについて

Interstage Application Server V11のクライアントソフトウェアは、複数台のクライアントにインストールすることができます。


5. Web Packageについて

本商品に含まれるWeb Packageについては、複数のコンピュータにインストールして本商品と組み合わせて使用することができます。
(注)Web Packageは64ビット商品では提供していません。


6. ダウングレード使用について

本商品のライセンスを購入することにより、本商品の旧バージョンを使用する権利を得ることができます(以降、「ダウングレード使用」と呼びます)。
「ダウングレード使用」を適用する際には、旧バージョン商品のインストール媒体をお客様が既に購入されていることが前提となります。
購入が必要なライセンス数については、本商品のライセンス購入方法に従ってカウントします。
なお、本商品と旧バージョン商品を同時に使用することはできません。
また、本商品の次バージョン以降を使用する権利はありません。

「ダウングレード使用」可能な旧バージョン商品は、以下のとおりです。
- Interstage Application Server Enterprise Edition V8/V9/V10


7. クラスタシステム(1:1運用待機形態)運用時の購入方法

1対1運用待機形態で運用する場合は、2ノードを1システムと考えて、1システムに本商品を1本購入することで使用することができます。


8. V7.0以降の旧商品からのバージョンアップ/レベルアップについて

以下の商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、本商品の新バージョン/レベルを提供いたします。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。
- Interstage Application Server Enterprise Edition V7.0/V8/V9/V10/V11.0.0
- Interstage Application Server Standard Edition V7.0
- Interstage Application Server Plus V7.0


9. V6.0以前からのバージョンアップについて

V6.0以前の本商品をお持ちの場合は、弊社営業/SE にお問い合わせください。


10. Standard-J Editionからのアップグレードについて

(1) 下表に示す商品を購入することで、Interstage Application Server Standard-J EditionからInterstage Application Server Enterprise Editionへのアップグレードが可能です。

(2) アップグレードを行うにあたり、メディアパックを各種ライセンスの購入に合わせ、最低1本は購入してください。メディアパックの購入に関しては、購入方法1項「メディアパックの種類について」を参照ください。

本商品へのアップグレード方法

本商品へのアップグレード方法を表で説明します。

関連ソフト

1. アプリケーションを開発する場合

[32ビット商品の場合]
・Interstage Studio Standard-J Edition V11
・NetCOBOL Base Edition for Windows V7.0
・NetCOBOL Standard Edition for Windows V7.0
・NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ for Windows V7.2/V8.0
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ for Windows V7.2/V8.0
・NetCOBOL Professional Edition 開発パッケージ for Windows V7.2/V8.0
・NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ V9.0/V10/V11(注3)
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ V9.0/V10/V11(注3)
・NetCOBOL Professional Edition 開発パッケージ V9.0/V10/V11(注3)
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ V10/V11(注3)
・Microsoft Visual Studio .NET Standard 2003
・Microsoft Visual Studio 2005 Standard Edition/Professional Edition/Team Edition
・Microsoft Visual Studio 2008 Standard Edition/Professional Edition
・Microsoft Visual Studio Team System 2008
・Microsoft Visual Studio 2010 Ultimate/Premium/Professional(注1)
・Microsoft Visual Studio Team Foundation Server 2010(注1)

[64ビット商品の場合]
・Interstage Studio Standard-J Edition V11
・NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ V10/V11(注2)(注3)
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ V10/V11(注2)(注3)
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ V10/V11(注2)(注3)
・Microsoft Visual Studio .NET Standard 2003
・Microsoft Visual Studio 2005 Standard Edition/Professional Edition/Team Edition
・Microsoft Visual Studio 2008 Standard Edition/Professional Edition (注1)
・Microsoft Visual Studio Team System 2008 (注1)
・Microsoft Visual Studio 2010 Ultimate/Premium/Professional(注1)
・Microsoft Visual Studio Team Foundation Server 2010(注1)

(注1)C++のサーバアプリケーションを開発する場合は使用できません。
(注2)本製品と同一のCPUのアーキテクチャをサポートしている製品を使用してください。
(注3)NetCOBOL V11使用時の注意事項については、以下URLの「Interstage Application Server 注意事項 / その他」のV11の「注意事項」から参照してください。
http://www.fujitsu.com/jp/software/technical/interstage/apserver/notes/#v11


2. NetCOBOLで開発したアプリケーションを運用する場合

[32ビット商品の場合]
・NetCOBOL Base Edition サーバ運用パッケージ for Windows V7.0/V7.2/V8.0
・NetCOBOL Standard Edition サーバ運用パッケージ for Windows V7.0/V7.2/V8.0
・NetCOBOL Base Edition サーバ運用パッケージ V9.0/V10/V11(注2)
・NetCOBOL Standard Edition サーバ運用パッケージ V9.0/V10/V11(注2)
・NetCOBOL Enterprise Edition サーバ運用パッケージ V9.0/V10/V11(注2)

[64ビット商品の場合]
・NetCOBOL Base Edition サーバ運用パッケージ V10/V11(注1)(注2)
・NetCOBOL Standard Edition サーバ運用パッケージV10/V11(注1)(注2)
・NetCOBOL Enterprise Edition サーバ運用パッケージV10/V11(注1)(注2)

(注1)本製品と同一のCPUのアーキテクチャをサポートしている製品を使用してください。
(注2)NetCOBOL V11使用時の注意事項については、以下URLの「Interstage Application Server 注意事項 / その他」のV11の「注意事項」から参照してください。
http://www.fujitsu.com/jp/software/technical/interstage/apserver/notes/#v11


3. クライアント側でJavaアプリケーションを実行する場合

・Interstage Studio クライアント運用パッケージ V11


4. システムの運用管理を行う場合

[32ビット商品の場合]
Systemwalkerと連携した稼働管理を行う場合
・Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition
V13.2.0/V13.3.0/V13.3.1/V13.4.0/V13.5.0/V13.6.0/V13.6.1(Windows 32ビット商品)(注1)
Systemwalkerと連携した自動運転を行う場合
・Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition V13.2.0/V13.3.0/V13.3.1/V13.4.0/V13.5.0/V13.6.0/V13.6.1(Windows 32ビット商品)(注2)
Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能を使用してセキュリティ監査証跡機能の監査ログを収集する場合
・Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13(Windows 32ビット商品)
Systemwalker Software Configuration Managerと連携した仮想システムの自動配備を行う場合
・Systemwalker Software Configuration Manager V14/V15

[64ビット商品の場合]
Systemwalkerと連携した稼働管理を行う場合
・Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13.4.0/V13.5.0/V13.6.0/V13.6.1(Windows 64ビット商品)(注1)
Systemwalker Software Configuration Managerと連携した仮想システムの自動配備を行う場合
・Systemwalker Software Configuration Manager V14/V15

(注1)Java EE 5の場合は、V13.5.0を使用してください。
(注2)CORBAワークユニットについて対応しています。


5. 証明書発行局を構築する場合

・Systemwalker PKI Manager V12.x(Solaris)


6. トランザクション内訳分析をする場合

[32ビット商品の場合]
・Systemwalker Service Quality Coordinator (Agent for Server/Agent for Business) V13.2.0/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0/V15.0.0/V15.0.1(Windows 32ビット商品)

[64ビット商品の場合]
・Systemwalker Service Quality Coordinator (Agent for Server/Agent for Business) V13.4.0/V13.5.0/V15.0.0/V15.0.1(Windows 64ビット商品)

(注)Java EEの場合はV15.0.0以降を使用してください。


7. 連携可能なデータベース(注1)

以下に接続可能なデータベースサーバを示します。
なお、ご利用になるデータベース機能により、利用できるデータベースサーバが異なります。

[Windows for x86上のデータベースに接続する場合][32ビット商品の場合]
[Windows for x64上のデータベースにリモート接続する場合][32ビット商品の場合]
[Windows for x64上のデータベースに接続する場合][64ビット商品の場合]
[Windows for x86上のデータベースにリモート接続する場合][64ビット商品の場合]
・Symfoware Server Enterprise Edition V10/V11
・Symfoware Server Standard Edition V10/V11
・Oracle Database Enterprise Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・Oracle Database Standard Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・Oracle Standard Edition One R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0

・Microsoft SQL Server 2012 Enterprise Edition
・Microsoft SQL Server 2012 Business Intelligence Edition
・Microsoft SQL Server 2012 Standard Edition
・Microsoft SQL Server 2012 Web Edition
・Microsoft SQL Server 2012 Developer Edition
・Microsoft SQL Server 2012 Express Edition
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Datacenter
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Datacenter
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Standard
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Workgroup
・Microsoft SQL Server 2008 R2 Web
・Microsoft SQL Server 2008 Enterprise
・Microsoft SQL Server 2008 Standard
・Microsoft SQL Server 2008 Workgroup
・Microsoft SQL Server 2008 Web
・Microsoft SQL Server 2005 Enterprise Edition
・Microsoft SQL Server 2005 Standard Edition
・Microsoft SQL Server 2005 Workgroup Edition
・Microsoft SQL Server 2005 Developer Edition
・PowerGres Plus V9

[Solaris(32bit)上のデータベースにリモート接続する場合]
[Solaris(64bit)上のデータベースにリモート接続する場合]
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V10/V11
・Symfoware Server Enterprise Edition V10/V11
・Symfoware Server Standard Edition V10/V11
・Oracle Database Enterprise Edition 11.1.0x/11.2.x/12.1.x
・Oracle Database Standard Edition 11.1.0x/11.2.x/12.1.x
・Oracle Standard Edition One 11.1.0x/11.2.x/12.1.x

[Linux for x86上のデータベースにリモート接続する場合]
・Symfoware Server Enterprise Edition V10/V11
・Symfoware Server Standard Edition V10/V11
・Oracle Database Enterprise Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・Oracle Database Standard Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・Oracle Standard Edition One R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0

[Linux for Intel64上のデータベースにリモート接続する場合]
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V10/V11
・Symfoware Server Enterprise Edition V10/V11
・Symfoware Server Standard Edition V10/V11
・Oracle Database Enterprise Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・Oracle Database Standard Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・Oracle Standard Edition One R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0
・PowerGres Plus V9

[その他]
FUJITSU Integrated System HA Database Ready

(注1)以下のJDBCドライバを使用してください。関連ソフトウェアに記載しているデータベース以外でも、以下のJDBCドライバがサポート対象としているデータベースと組み合わせ可能です。
・Symfoware Server クライアント機能 V10/V11
・Oracle JDBC Driver 11.1/11.2/12.1
・Microsoft SQL Server JDBC Driver 2.0/3.0
・Microsoft JDBC Driver for SQL Server 4.0
・PowerGres Plusクライアント V9
・Symfoware Server Client V11.0.2
・Open SQL Client V1.0.0


8. ホットスタンバイ運用を行う場合

[32ビット商品の場合]
・Microsoft Cluster Service
・フェールオーバー クラスタ

[64ビット商品の場合]
・Microsoft Cluster Service
・フェールオーバー クラスタ

動作保証周辺機器

1. 負荷分散対象サーバの資源使用状況に応じた負荷分散を行う場合

・IPCOM EX2000 (INまたはLB、およびIIOP負荷分散オプション)


2. 負荷分散構成でサーバ間の業務引継ぎを行う場合

・IPCOM EX(INまたはLB)

留意事項

1. Windows サーバOS (64-bit)上での動作

メディアパックとOSの組み合わせにより動作が異なります。詳細は購入方法1項「メディアパックの種類について」を参照ください。


2. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

本商品は、以下のOSのWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows 7(64-bit)
- Windows 8(64-bit)
- Windows 8.1(64-bit)
- Windows 10(64-bit)
注:Windows 32-bit On Windows 64-bit


3. Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2/Windows Server 2016での注意

Windows Server 2008/Windows Server 2008 R2/Windows Server 2012/Windows Server 2012 R2において、Server Core インストールでのInterstage Application Serverの運用はサポートしていません。
Windows Server 2016において、Server Core、Nano Server インストールでのInterstage Application Serverの運用はサポートしていません。


4. Webサーバについて

本商品では、以下のWebサーバを提供しています。
・Apache 2.2をベースとしたWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)
・Apache 2.0をベースとしたWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.0)
J2EE/Java EEとは下表の組み合わせで使用可能です。

また、本商品に搭載されているWebサーバ以外に、以下のWebサーバが利用できます。
・Microsoft Internet Information Services 6.0、7.0、7.5、8.0

WebサーバとJava EE/J2EEの組み合わせについて

WebサーバとJava EE/J2EEの組み合わせを説明します。

5. Webブラウザ

以下のWebブラウザに対応しています。
・Windows Internet Explorer 7、8、9、10
※Appletを使用する場合は、富士通のJBKプラグインを使用してください。


6. Interstage Application Serverサポート言語について

本商品のサポート言語については、以下のとおりです。

サポート言語の対応表

サポート言語の対応を表で説明します。

7. アプリケーションの開発

Interstage Studio V11でのアプリケーションの開発を推奨します。
COBOLアプリケーションの開発には、Interstage Studioに加え、NetCOBOL for Windowsが必要です。
C/C++アプリケーションの開発には、Interstage Studioに加え、Visual C++が必要です。


8. Java実行環境について

本商品では、Java実行環境(JDK/JRE 6、JDK/JRE 7)を同梱しています。
Javaアプリケーションを実行する場合は、本商品に同梱しているJava実行環境を使用してください。


9. JDK/JREとJava EE/J2EEの組み合わせについて

本商品では以下のJDK/JREに対応しています。
・JDK/JRE 6
・JDK/JRE 7

本商品では以下のJava EE/J2EEに対応しています。
・Java EE 5
・Java EE 6
・J2EE 1.4

JDK/JREとJava EE/J2EEは以下の組み合わせで使用できます。

JDK/JREとJava EE/J2EEの組み合わせについて

JDK/JREとJava EE/J2EEの組み合わせを説明します。

10. Java EE 6での注意点

Java EE 6において、以下の機能はサポート対象外です。
詳細については、弊社営業/SEにお問い合わせください。
・Javaアプリケーションのトラブルの事前回避(Full GC発生サーバーインスタンスに対してリクエスト振り分けを抑止する機能)
・ホットスタンバイ
・マルチサーバ機能
・セッションリカバリ
・活性変更(ホットデプロイ機能)
・ブラウザベースのGUIによる運用操作
・Systemwalker製品との連携
・Webサーバ連携時のWebサーバコネクタの故障監視機能


11. COBOLアプリケーションの開発

(1) スレッド対応のCOBOLアプリケーションを作成する場合は、NetCOBOL for Windows V7.0以降が必要です。
(2) UNICODE対応のCOBOLアプリケーションを作成する場合は、NetCOBOL for Windows V7.0以降が必要です。


12. SSLの使用について

SSL 3.0のクライアント・サーバ認証と暗号化機能、日本ベリサイン株式会社等で発行の証明書を使用したSSL通信などを提供します。本商品内のSSL機能を使用してください。
なお、証明書を作成するための証明書発行局を構築する場合のみ、以下が必要です。
・Systemwalker PKI Manager 12.x (Solaris)
証明書を証明書発行機関などから入手する場合は必要ありません。


13. 日本認証サービス株式会社の証明書について

日本認証サービス株式会社の証明書(SecureSign(R)ADサーバサービス)に関し、以下を注意してください。
[注意事項]
・日本認証サービス株式会社は証明書の発行を終了しています。そのため、新たな日本認証サービス株式会社の証明書は取得できません。
・有効期限が2014年6月以降の日本認証サービス株式会社の証明書は、2014年5月末で使用できなくなります。
[対処方法]
Interstage証明書環境やSMEEコマンドで構築した証明書/鍵管理環境を利用する場合は、本製品がサポートするほかのパブリック認証局が発行した証明書(日本ベリサイン株式会社のセキュア・サーバIDなど)を使用してください。


14. 他商品との組み合わせについて

(1) 本商品は以下の商品がインストールされているシステムにインストールできません。
・Interstage Application Development Cycle Manager
・Interstage Application Framework Suite
・Interstage Application Server Plus Developer
・Interstage Apworks
・Interstage Business Application Manager
・Interstage Business Application Server
・Interstage Job Workload Server
・Interstage List Works
・Interstage Security Director
・Interstage Service Integrator
・Interstage Studio
・Interstage Traffic Director
・Interstage Web Server
・Interstage Web Server Express
・Interstage XML Business Activity Recorder
・Systemwalker Availability View
・Systemwalker Centric Manager (運用管理クライアント)
・Systemwalker Centric Manager (運用管理サーバ) (注)
・Systemwalker Centric Manager (V13.4以降でシングル・サインオンサーバを使用している場合)
・Systemwalker CentricMGR-A(運用管理クライアント)
・Systemwalker CentricMGR-M(運用管理サーバ) (注)
・Systemwalker Desktop Inspection
・Systemwalker IT Change Manager
・Systemwalker IT Process Master
・Systemwalker PKI Manager
・Systemwalker Service Catalog Manager
・Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition (V13.4以降でダッシュボード/BrowserAgentを使用している場合)
・Systemwalker Software Configuration Manager
・SystemWalker/PkiMGR
・ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition
・Object Director for Windows NT
・Enterprise PKI Manager
・InfoCA
・InfoProxy for Middleware
・PKI Manager
・Securecryptoライブラリ ランタイム for 暗号プロセッサ(アプリケーションで楕円曲線暗号(ECC)を使用している場合)
・Securecryptoライブラリ(アプリケーションで楕円曲線暗号(ECC)を使用している場合)

(注)Web Packageでの排他ソフトウェアです。

(2) 同一システムに、本商品のフレームワークとInterstage Application Framework Suiteの両方をインストールすることはできません。


15. Enterprise Editionで運用する場合の留意事項

(1) HA構成の高信頼化システムを構築する場合、Microsoft Windows Server 2003, Enterprise Edition/Windows Server 2008 Enterprise/Windows Server 2008 Datacenterに標準搭載されているクラスタサービス(フェールオーバー クラスタ)かMicrosoft Cluster Service(MSCS)が必須となります。

(2) サポートしているクラスタ形態は、1:1運用待機形態です。


16. MQ連携サービスの使用について

MQ連携サービスを使用して、IBM社WebSphere MQの動作サーバと非同期通信により接続する場合には、IBM社WebSphere MQの動作サーバ上に以下の商品が必要です。
・INTERSTAGE/MQDBRIDGE for OS/390 1.0
・INTERSTAGE/MQDBRIDGE for AIX 1.0


17. Interstage Application Server各製品の位置付けについて

Interstage Application Server各製品の位置付けを下表に示します。

Interstage Application Server各製品の位置付け

Interstage Application Server各製品の位置付けを図で説明します。

18. Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能について

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能を下表に示します。

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能(1/2)

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能を図で説明します。

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能(2/2)

Interstage Application Server/Interstage Web Server Expressの提供機能を図で説明します。

19. 適応OSについて

以下のOSの場合、Service Packの適用が必要です。

・サーバ
Windows Server 2003, Standard Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003, Enterprise Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003, Standard x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003, Enterprise x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Standard Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Enterprise Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Standard x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2003 R2, Enterprise x64 Edition Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Foundation Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Standard Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Enterprise Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Datacenter (x64版のみ) Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Standard without Hyper-V Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Enterprise without Hyper-V Service Pack 2以降
Windows Server 2008 Datacenter without Hyper-V Service Pack 2以降
Windows Server 2008 R2 Foundation Service Pack 1以降
Windows Server 2008 R2 Standard Edition Service Pack1以降
Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition Service Pack 1以降

・クライアント
Windows XP Professional Service Pack 3以降
Windows XP Home Edition Service Pack 3以降
Windows Vista Home Basic Service Pack 2以降
Windows Vista Home Premium Service Pack 2以降
Windows Vista Business Service Pack 2以降
Windows Vista Enterprise Service Pack 2以降
Windows Vista Ultimate Service Pack 2以降
Windows 7 Home Premium Service Pack 1以降
Windows 7 Professional Service Pack 1以降
Windows 7 Enterprise Service Pack 1以降
Windows 7 Ultimate Service Pack 1以降


20. IPv6対応の注意点

以下の機能において、IPv6/IPv4デュアルスタック環境での運用のみをサポートしています。
・JDK/JRE
・Java EE 6
・J2EEのEJB、JTS/JTA(SSL連携機能は未サポート)
・CORBAサービス(SSL連携機能は未サポート)
・イベントサービス(SSL連携機能は未サポート)
・データベース連携サービス(SSL連携機能は未サポート)
・Interstage HTTP ServerによるHTTP/HTTPS通信
・Interstage シングル・サインオン
・Interstage ディレクトリサービス
・SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境のcmgetcrlコマンド(CRLの取得)


21. JIS2004対応の注意点

以下の機能では、JIS2004で追加された文字は使用できません。
・管理コンソール
・マルチサーバ管理機能


22. 負荷計測エージェントについて

負荷計測エージェントはIPCOMで提供しています。
IPCOM連携機能を使用する場合は、IPCOMで提供されているInterstage Application Server連携機能に対応した負荷計測エージェントを別途インストールしてください。
IPCOMで提供されている負荷計測エージェントの入手方法については、以下のIPCOMのサイトを参照してください。
http://www.fujitsu.com/jp/products/network/security-bandwidth-control-load-balancer/ipcom/
(お問い合わせ)http://www.fujitsu.com/jp/products/network/security-bandwidth-control-load-balancer/ipcom/contact/


23. V11とV10の機能差について

本バージョンにおいて、以下の機能はサポート対象外となります。
・サーバ機能:JDK/JRE 5.0
・クライアント機能:JDK/JRE 5.0
・シングル・サインオン機能のssoimportumコマンド

本バージョンにおいて、以下の製品との連携はサポート対象外となります。
・SafeCLUSTER
・Internet Explorer 6


24. インストールについて

本商品はDVDで提供されます。
インストールにはDVDドライブユニットが必要です。
DVDドライブユニットが搭載されていないマシンの場合は別途手配が必要です。
なお、DVDドライブユニットが接続できないモデルの場合は弊社営業/SEにお問い合わせください。


25. フレームワークの注意点

Apcoordinatorの「Strutsとの連携」機能を利用する場合、連携で利用するStrutsはお客様各自で準備してください。本製品では「Strutsとの連携」のためのStrutsは同梱していません。また、連携で利用するStrutsは「Struts 1.2.9」を利用してください。


26. スマートデバイスでのご利用について

本商品のスマート端末向けアプリケーション開発フレームワークは、スマートデバイスでのブラウザを利用した運用に対応しています。
サポートブラウザ等の詳細情報は、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報(スマートデバイスにおける動作条件)」を参照してください。


27. クローニング運用時の注意事項

システムのクローニングを実施する場合の注意事項を、以下のマニュアルに記載していますので、参照してください。

http://software.fujitsu.com/jp/manual/
[製品]
Interstage Application Server Enterprise Edition V11.1.1 (for Intel64) [Linux(64)]
Interstage Application Server Enterprise Edition V11.1.1 [Linux]
[記載箇所]
Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)
クローニング

※Linux版のマニュアルですが、上記のマニュアル記事はプラットフォーム共通です。


28. ディザスタリカバリ(DR)/レプリケーション運用時の注意事項

運用中のサイトから待機サイトに、定期的にシステムの複製を行い、災害などが発生した時に、待機サイトに切り替える運用を行う場合は、以下に注意してください。

[サイト間でIPアドレスやホスト名が変わらない場合]
・サイト間の複製は本製品の環境設定が完了してから開始してください。
・Interstage ディレクトリサービス、シングル・サインオン、マルチサーバ機能、Interstage管理コンソール、Interstage Java EE管理コンソールは使用できません。
・Java EE 5/Java EE 6/J2EEのServletのセッション継続は行えません。
・データベース連携サービスでは、リソースマネージャが他ホストの場合など、データベース連携サービスとリソースマネージャ間の整合性が保障されない場合は使用できません。
・サイト切り替え後には、以下はサイト間の複製時の状態に戻ります。
- ログ
- イベントサービスのイベントデータ
- Interstage HTTP Serverのディスクキャッシュ
- Java EE 5/Java EE 6/J2EEのJMSのメッセージ
- MessageQueueDirectorのメッセージキュー

[サイト間でIPアドレスやホスト名が変わる場合]
・本製品の環境設定が完了後、本製品の資源の移出を行ってください。サイト間の複製は本製品の資源の移出後に開始してください。
待機サイトに切り替えるときには、Interstage Application Server起動前に、待機サイトにて、本製品の資源の移入を行ってください。
資源の移出や移入は、以下のマニュアルを参照してください。
Interstage Application Server 運用ガイド(基本編)
メンテナンス(資源のバックアップ/他サーバへの資源移行/ホスト情報の変更)
・Interstage ディレクトリサービス、シングル・サインオン、マルチサーバ機能、Interstage管理コンソール、Interstage Java EE管理コンソールは使用できません。
・Java EE 5/Java EE 6/J2EEのServletのセッション継続は行えません。
・データベース連携サービスでは、リソースマネージャが他ホストの場合など、データベース連携サービスとリソースマネージャ間の整合性が保障されない場合は使用できません。
・イベントサービスにおいて、以下は使用できません。
- イベントサービスのイベントデータ
- ホスト名またはIPアドレスを指定して作成したイベントチャネル
・J2EEのJMSのメッセージは使用できません。
・MessageQueueDirectorの以下の他サーバ連携機能は使用できません。
- イベントチャネル連携サービス
・証明書のコモンネームにIPアドレスを使用できません。
・サイト切り替え後には、以下はサイト間の複製時の状態に戻ります。
- ログ
- Interstage HTTP Serverのディスクキャッシュ
- JMSメッセージ
・Java EE 5/Java EE 6のIIOPリスナーのネットワークアドレスにIPアドレスを指定している場合、環境に合わせて設定を変更する必要があります。
・PortableORBで接続先としてIPを指定している場合、環境に合わせて接続先のIPを変更する必要があります。


29. Windows 10を使用する場合の留意事項について

本商品をWindows 10で使用する場合は以下の留意事項があります。

(1)機能について
以下の機能は使用できません。JDK/JRE 7およびJDK/JRE 7に対応した機能を使用してください。
・JDK/JRE 6
・Java EE 5クライアント
・J2EEクライアント

(2)ブラウザについて
以下の機能はMicrosoft Edgeが使用できません。Internet Explorer 11を使用してください。
・Interstage管理コンソールおよびInterstage Java EE管理コンソール
・マルチサーバ管理
・Java EE 5
・Java EE 6
・JBK
・CORBAサービス
・Portable-ORB
・フレームワーク
・Interstage シングル・サインオンの統合Windows認証を行うための設定


30. Windows Server 2016を使用する場合の留意事項について

本商品をWindows Server 2016で使用する場合は以下の留意事項があります。

(1)機能について
以下の機能は使用できません。JDK/JRE 7およびJDK/JRE 7に対応した機能を使用してください。
・JDK/JRE 6
・Java EE 5
・J2EE互換機能
・Interstage管理コンソール
・マルチサーバ管理機能
・JMXサービス
・Tomcat5.5ベースのServletサービス
・Interstage証明書環境
・シングル・サインオン機能

なお、以下の機能はJDK/JRE 6との組合せは使用できませんが、JDK/JRE 7で使用可能です。
・CORBAサービス
・イベントサービス
・データベース連携サービス
・コンポーネントトランザクションサービス
・Interstageディレクトリサービス
・Portable-ORB

(2)インストールについて
OSのインストール形態、Server Core、Nano Serverは使用できません。
OSをフルインストールした環境で本製品を使用してください。

(3)OSの機能について
Containers機能のWindows Server Containers、Hyper-V Containersは使用できません。


31. 仮想環境で利用する場合の留意事項について

留意事項はマニュアルを参照してください。

[Hyper-Vにおける追加の留意事項]
(1)マイグレーションにおいては運用中の時刻の変更と同じ影響がありますので、以下のマニュアルを参照してください。
「使用上の注意」>「注意事項」>「Interstage共通の注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
「使用上の注意」>「注意事項」>「Java EEの注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」>「Java EE 6の概要」>「注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
(2)通信中にクイックマイグレーションを実行した場合、通信の送受信に失敗する場合があります。通信中にクイックマイグレーションを実行しないでください。
管理コンソールの操作中にマイグレーションを実行した場合、管理コンソールにログインできなくなります。管理コンソールの操作中にクイックマイグレーションを実行しないでください。
(3)プロダクションチェックポイントを使用する場合には、Interstageを停止してから操作してください。

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