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2021年 8月 現在

FUJITSU Software
Enterprise Postgres Standard Edition 9.6

本商品は、オープンソースソフトウェアのPostgreSQLを搭載し、富士通の技術で信頼性・安全性を向上させたオープンスタンダードで安心・安全に使えるデータベースです。
本Editionは、暗号化を始め、業務システムに求められる基本的な機能を利用できます。さらに、簡単に構築・運用できるミラーリング機構も標準搭載しており、業務継続を実現できます。
本商品は、サブスクリプションライセンスを提供しています。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント(Oracle Solarisについては留意事項参照)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • WebAdmin
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit)

  • クライアント(Oracle Solarisについては留意事項参照)
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 7(64-bit) / Windows 7 / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)

  • WebAdmin
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit)

機能説明

1. Enterprise Postgres 9.6の機能の構成概要について

Enterprise Postgres 9.6は、OSSデータベース「PostgreSQL」をベースに、当社の独自技術を実装することによってセキュリティや処理性能、信頼性を強化した「Enterprise Postgres」を提供します。

図1 Enterprise Postgres 9.6の機能の構成概要について

Enterprise Postgres 9.6の提供機能を以下のような構成に分けて説明します。
(1)OSSデータベース「PostgreSQL 9.6」
(2)PostgreSQLの周辺ツール(OSS)
(3)富士通の開発・強化機能


2. OSSデータベース「PostgreSQL 9.6」

OSSデータベースであるPostgreSQL 9.6の主な機能は以下です。
(1)信頼性
ストリーミングレプリケーション
(2)性能
Block Range Index、WAL圧縮、並列検索
(3)既存システムとの連携
マテリアライズドビュー、JSON/JSONB、外部データラッパ
(4)アプリケーションインタフェース
libpq(C言語ライブラリ)、ECPG(埋め込みSQL Cプリプロセッサ)


3. PostgreSQLの周辺ツール(OSS)

Enterprise Postgres 9.6のOSS周辺ツールの主な機能は以下です。
(1)セキュリティ
psqlodbc、Npgsql(.NETデータプロバイダ)、JDBC Driver(JDBCドライバー)
(2)運用ツール
pgAdmin(運用GUI)
(3)既存システムとの連携/互換性
Orafce(Oracle互換関数)、pg_hint_plan(オプティマイザヒント)


4. 富士通の開発・強化機能

Enterprise Postgres 9.6の富士通の開発・強化した主な機能は以下です。

(1)運用ツール
【スマートセットアップ】
インストール時に、データベースシステムの構築に必要な動作環境の作成および運用パラメーターの設定など、Enterprise Postgresシステムの環境セットアップを自動的に行います。これにより、製品インストール後、すぐにEnterprise Postgresの機能を利用することができます。
【WebAdmin】
使用するサーバのプラットフォームに関係なく、WebブラウザのGUI操作で、簡単にセットアップ時の動作環境の構築や動作パラメーターの設定を行うことができます。
なお、スマートテクノロジーにより、データベースのバックアップ、リカバリー、状態監視といったデータベース運用操作が簡単にできます。

(2)性能
【並列検索に関するCPUリソースの空きチェック】
サーバが高負荷状態である場合に過度な並列検索の実行によるスローダウンの発生を抑止できます。

(3)信頼性
【データベース二重化】
データベース二重化機能を使用することにより、通常のネットワーク(TCP/IP)を利用し、同一センタ内の2台のサーバを物理的に独立させながらも、データベースの完全同期を実現します。
サーバの異常時に、異常が発生したサーバをシステムから切り離し、副サーバに業務を引き継ぎます。副サーバは、常に最新のデータベースを保持しているため、確実に業務を継続できます。
さらに、データベースミラーリングによる確実なデータ保護と業務継続を実現します。これにより、トラブル時の自動高速切替や副サーバの有効活用ができます。

(4)セキュリティ
【暗号化(通信の暗号化/透過的データ暗号化)】
暗号化機能を標準搭載しました。AES(Advanced Enryption Standard)アルゴリズム、鍵長256ビットを採用し、格納データ・バックアップデータ・通信データを様々な脅威から守ります。
通信データの暗号化を行う場合、署名アルゴリズムがSHA-2のSSLサーバ証明書が使用できます。
【データ秘匿化】
アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を「*」で改訂して参照させる場合などに利用できます。

(5)他社DB互換構文(既存システムとの連携/互換性)
【Oracle互換機能】
Oracleデータベースとの互換性を向上するため、PostgreSQLインターフェースに以下の機能を追加します。これらの機能により、Oracleデータベースからの移行性が向上できます。
- NCHAR型、各国語文字列定数
- 外部結合演算子
- DUAL表
- 関数(SUBSTR、NVL、DECODE)
- ビルトインパッケージ(UTL_FILE、DBMS_OUTPUT、DBMS_SQL)
- 一括INSERT
- DECLARE STATEMENT
- トリガ定義のREPLACE句やDO句

Enterprise Postgres 9.6の富士通の開発・強化した機能を表に示します。

表1 Enterprise Postgres 9.6 の富士通の開発・強化した主な機能

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

9.5から9.6の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. PostgreSQLのリベース

Enterprise PostgresがベースとするPostgreSQLのバージョンを9.5から9.6.2にアップしました。
以下のような新機能が追加されます。
−並列検索、多CPUでのスケーラビリティ改善、フレーズ検索(隣接した複数語)、XID周回防止Vacuumの改善など
例えば、フレーズ検索(隣接した複数語)では、連続した複数ワードを検索することができます。


2. GUIの改善

WebAdmin GUIは、以下の新しい機能と改善点を取り入れています。
・インスタンスに関する設定内容の変更
インスタンス名、ポート番号、バックアップ格納パスを修正できます。
・相互運用性のサポート
9.5と9.6のインスタンスを管理することができます。
・バックアップ機能の無効化
バックアップ領域を不要にする場合でもインスタンスを作成できます。
・リフレッシュ間隔の設定可能
監視しやすい間隔で最新状況を視覚的に把握することができます。


3. 並列検索

Enterprise Postgres Standard EditionでもPostgreSQL 9.6の並列検索が利用可能となります。
また、PostgreSQL 9.6の並列検索に加えて、Enterprise Postgres Advanced Edition 9.5 で実現済の“CPUリソースの空きチェック”を提供します。これにより、サーバが高負荷状態である場合に過度な並列検索の実行によるスローダウンの発生を抑止できます。


4. COBOLプログラムの可変形式対応

COBOL言語による埋め込みSQLにおいて、可変形式で記述された既存のCOBOLプログラムをそのままプレコンパイルできます。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Enterprise Postgres マニュアルの読み方
    ・Enterprise Postgres リリース情報
    ・Enterprise Postgres 解説書
    ・Enterprise Postgres 導入ガイド(サーバ編)
    ・Enterprise Postgres 導入ガイド(クライアント編)
    ・Enterprise Postgres 運用ガイド
    ・Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド
    ・Enterprise Postgres アプリケーション開発ガイド
    ・Enterprise Postgres リファレンス
    ・Enterprise Postgres Java API リファレンス
    ・Enterprise Postgres 用語集
    ・Enterprise Postgres メッセージ集
    ・FJQSS(資料採取ツール)ユーザーズガイド
    ・PostgreSQL 9.6.2 文書

商品体系

【メディア】
・Enterprise Postgres Standard Edition メディアパック(64bit) 9.6

【サブスクリプションライセンス/サポート】
・Enterprise Postgres Standard Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 9.6 for Windows
・Enterprise Postgres Standard Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 待機サーバ 9.6 for Windows

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. サブスクリプションライセンス/サポートについて

サブスクリプションライセンス/サポートはプログラム・プロダクト使用権とサポートサービス(SupportDesk Standard)が一体となったサービス商品です。
サービスを購入することで、1ヶ月分の使用権とサポートを得ることができる商品であるため、使用の開始、継続、中止等に当たっては、以下のことにご留意ください。
・使用開始日から1ヶ月間のみ、使用権とサポートが有効です。
・継続して使用する場合は、サービス契約は自動的に更新されます。
・使用を中止する場合は、サービス期間満了の1ヶ月以上前に解約が必要です。

インストールするサーバのコア数に応じてサブスクリプションライセンス/サポートが必要となります。
利用するサーバ環境(物理サーバ環境、仮想環境、クラウド環境)での、本サブスクリプションライセンス/サポートの必要購入数は以下のとおりです。

【物理サーバ環境】
必要購入数 = 物理サーバの稼働プロセッサに搭載されているコアの総数

【仮想環境、クラウド環境】
必要購入数 = 仮想サーバに割り当てられる仮想プロセッサの総数


3. クライアントソフトウェアについて

クライアントソフトウェアはインストールフリーです。


4. リモート デスクトップ サービスで運用する場合のクライアントライセンスの購入方法

リモート デスクトップ サービスを介して、サーバにログインしている台数を基準にして計算され、ある時点で同時にサーバへ接続する最大のクライアント数分のクライアントライセンスを購入してください。クライアントライセンスでのライセンスのカウント方法は、「ライセンスに関する購入方法」をご参照ください。プロセッサライセンスの場合は、クライアント接続が無制限に許可されているため、クライアントライセンスの購入は不要です。


5. データベース二重化構成をとる場合の購入方法

データベース二重化構成をとる場合は、運用ノードと待機ノードの両方に対して、サブスクリプションライセンス/サポートを購入してください。
運用ノードの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Standard Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 9.6 for Windows
待機ノードの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Standard Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 待機サーバ 9.6 for Windows

関連ソフト

1. WebAdminを利用する場合

・Internet Explorer 11
・Microsoft Edge(Build 38)


2. SQL埋込みC/COBOLのアプリケーションを開発する場合

SQL埋込みCのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。
・Visual C++ 2008 / 2010 / 2012 / 2013/ 2015(Windowsで開発する場合)(注)
・Cコンパイラ (Linux OS製品で提供されているもの。Linuxで開発する場合)
・Sun Studio 8〜12/ Oracle Solaris Studio 12.2以降(Oracle Solarisで開発する場合)

(注) Visual C++ はVisual Studioに含まれています。

SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合、クライアントの動作環境により、以下のいずれかが必要になります。
〔Linuxの場合〕
(RHEL7)
・NetCOBOL Base Edition V11.1.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V11.1.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V11.1.0 以降
(RHEL6)
・NetCOBOL Base Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Standard Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3L10 以降

〔Windowsの場合〕
・NetCOBOL Base Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.5.0 以降

・NetCOBOL Standard Edition for .NET V5.0.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition for .NET V5.0.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V5.0.0 以降

〔Oracle Solarisの場合〕
・NetCOBOL Base Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.5.0 以降


3. Javaアプリケーションを開発する場合

・Java SE 6以降


4. .NETアプリケーションを開発する場合

Enterprise Postgresは、Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント.NET Data Providerを提供しています。
アプリケーションの開発および運用には、以下の環境が必要です。
・.NET Framework 3.5SP1以降/4/4.5/4.6
・Visual Studio 2008/2010/2012/2013/2015


5. データ連携する場合

・Linkexpress Enterprise Edition V5.0L20
・Linkexpress Standard Edition V5.0L20
・Linkexpress Replication option V5.0L20

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Windows サーバOS (64-bit)上での動作

【サーバ】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit


2. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows 7(64-bit)
- Windows 8.1(64-bit)
- Windows 10(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit


3. Linux クライアントのIntel64環境での動作

【クライアント】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードとして、または32ビット互換モードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) ※Red Hat Enterprise Linux 6.5以降をサポート
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) ※Red Hat Enterprise Linux 7.2以降をサポート


4. Oracle Solarisクライアントの適応機種/適応OSについて

本資料冒頭のクライアント適応機種 / 適応OSの他に以下にも適応します。
【適応機種】
SPARC Enterprise
SPARC Servers
FUJITSU Cloud Service for SPARC

【適応OS】
Oracle Solaris 10
Oracle Solaris 11


5. Oracle Solaris 11.4で利用する場合の留意事項

Oracle Solaris11.4で利用する場合、以下のパッケージのインストールが必要になります。
・legacy/system/library/security/libsasl-linksパッケージ(2.1.26以降)


6. SQL埋込みホストプログラムについて

本商品では、アプリケーションにSQL文を埋め込んでデータベース操作を行うSQL埋込みホストプログラムを開発できます。対象となるホスト言語は以下のとおりです。
・C言語
・COBOL言語


7. インメモリ機能について

カラム型のインデックスおよびデータをメモリに常駐させるインメモリ機能があります。
これにより、集計処理のたびに発生するディスクI/Oを削減し、通常業務における既存の集計処理を並列検索以上に高速化することができます。
インメモリ機能をご利用したい場合は以下の製品を購入してください。
Enterprise Postgres Advanced Edition(64bit) 9.5


8. 排他ソフトウェアについて

排他ソフトウェアはありません。


9. データベース二重化機能利用時の留意事項

データベース二重化機能利用時には、高性能かつ高信頼なシステム運用を実現するためには、データベース二重化機能で必要なディスク資源についても、負荷分散や危険分散の考慮を行ってください。


10. ネットワーク通信(IPv4/IPv6)を利用する場合の留意事項

ユニキャストでは、ユニークローカルアドレス(IPv6のみ)、リンクローカルアドレス、ループバックアドレスは使用できません。また、マルチキャストも使用できません。


11. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5/for SPARC、FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシンおよびパブリッククラウド利用時の留意事項

・Enterprise Postgres 9.6の機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「FUJITSU Enterprise Postgres 9.6 導入ガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・使用するメモリ容量は4Gバイト以上(FUJITSU Cloud Service S5の場合はスタンダードタイプ 以上)を推奨します。


12. 仮想化環境で利用する場合の留意事項

(1) Hyper-Vを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能
・クイックマイグレーション機能
・Hyper-Vレプリカ機能
・インポート/エクスポート機能
・フェールオーバー機能(データベース二重化機能を利用する場合)

(2) VMwareを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・DR機能
・FT機能
・HA機能(データベース二重化機能を利用する場合)
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・vMotion機能
・クローニング機能

(3) Linux仮想マシン機能を利用する場合
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・ライブマイグレーション機能
・クローニング機能


13. クラスタ運用について

Microsoft Failover ClusterまたはWindows Server Failover Cluster(MSFC)を使用したクラスタ運用を行うことはできません。このため、業務サーバとデータベースサーバは別々に構築する必要があります。


14. 前版との差異

以下のクライアント適応機種はサポート対象外となります。
- PRIMEPOWER

以下のOSはサポート対象外となります。
クライアント
- Windows Vista

以下の関連ソフトとの連携はサポート対象外となります。
(1) WebAdminを利用する場合
- Internet Explorer 8.0/9.0/10
- Microsoft Edge (Build 38以外)

(2) SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合
〔Linuxの場合〕
- NetCOBOL Standard Edition V7.2L10 以前

〔Windowsの場合〕
- NetCOBOL Standard Edition V10.3.0 以前
- NetCOBOL Professional Edition V10.3.0 以前
- NetCOBOL Enterprise Edition V10.3.0 以前

〔Oracle Solarisの場合〕
- NetCOBOL Standard Edition V10.2.x 以前

(3) .NETアプリケーションを開発する場合
- .NET Framework 2.0/3.0/3.5

関連URL

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