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2015年 4月 現在

日本語拡張表示オプション 2.2.9

日本語拡張表示オプションは、富士通で使用している拡張漢字/非漢字(JEF拡張文字)を表示/入力するための機能を提供しています。表示用のフォント、およびJEF拡張文字に対するユーザ定義文字の編集ツールを提供し、また、JEF拡張文字の入力を可能とするために、かな漢字変換機能であるOAKを提供しています。なお、OAKを使用することにより、富士通のワードプロセッサOASYSと類似した操作が可能です。

購入について

留意すべきこと

適応機種 概要

  • サーバ
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ

適応OS 概要

  • サーバ
    Solaris 11(64bit) / Solaris 10(64bit) / Solaris 9(32bit) / Solaris 8(32bit)

機能説明

1. セールスポイント

富士通で採用している拡張漢字/非漢字(JEF拡張文字)に対応するU90コード系を提供することにより、JEF拡張文字の表示が可能です。

JEF拡張文字に対応した富士通オリジナルの日本語入力サーバ(xfeoak2)とOAKを組み合わせることにより、JEF拡張文字の入力が可能です。


2. 機能詳細

日本語拡張表示オプション2.xでは、以下の機能を提供しています。

・U90コード系を使用するためのU90ロケール機構を提供しています。

・U90コード系を使用するための表示用フォント(pcf形式)を提供しています。

・フォント操作を行うためのユーザ定義文字編集ユーティリティおよび、各種コマンドを提供しています。

・富士通オリジナルの日本語入力サーバ(xfeoak2)とOAKを組み合わせた日本語入力機能を提供しています。ただし、Solaris 10 OS以降では未サポートです。

・日本語入力機能のカスタマイズを行うためのMotifのビューを持ったユーティリティを提供しています。ただし、Solaris 10 OS以降では未サポートです。

・U90コード系および、マルチコード系に対応した日本語端末エミュレータ(ximpterm)を提供しています。ただし、Solaris 10 OS以降では未サポートです。

・親指シフトキーボードを提供しています。ただし、日本語Solaris 7 OS以降では未サポートです。


3. 利用による効果

日本語拡張表示オプションを使用することによって、以下の効果があります。

・富士通のワードプロセッサOASYSに類似したオペレーションによる日本語入力環 境を利用することが可能です。また、ユーティリティコマンドにより、以下のカスタマイズがユーザ毎に設定可能です。
入力環境、変換環境、ローマ字かな変換環境、変換対象文字列の表示属性、ステータスの表示文字列、使用辞書、キーバインド

・環境変数 LANG の切替え(ja_JP.U90)により、U90ロケール機構を使用することが可能です。これにより、富士通JEF拡張文字を利用することができます。

・ユーザ定義文字編集ユーティリティにより、ユーザ定義文字領域への外字の登録が可能です。また、フォント操作を行うための各種コマンドにより、既存フォントの追加・変更、フォントのリサイズ、等ができます。

・富士通の別製品の『MTF1.2.8』と組み合わせて使用することにより、ツールキットレベルで日本語入力モード等の細かな制御が可能です。また、複数の入力フィールド(テキストウィジェット)を持ったアプリケーションを高速に起動/動作させることができます。

新規機能

2.2.8から2.2.9への機能強化項目は以下のとおりです。

Oracle Solaris 11をサポートします。
non-global zone上での動作をサポートします。

標準添付品

  • そのほかの添付品

    添付 FUJITSU Xウィンドウ日本語説明書(J2X0-0480-01:和)

商品体系

日本語拡張表示オプション 2.x
日本語拡張表示オプション 2.x アップデート
日本語拡張表示オプション 2.x アップグレード

購入方法

仮想環境(Oracle VM Server for SPARC)上での使用時の購入方法

・仮想環境(Oracle VM Server for SPARC)上で使用する場合は、論理ドメインごとにライセンスが必要となります。
・仮想環境(パーティーション)上で使用する場合は、パーティーションごとにライセンスが必要となります。
・仮想環境(Solarisゾーン)上で使用する場合は、ゾーン数に関係なく、サーバ数に合わせてライセンスが必要となります。
使用する際には、ライセンス管理(FLEXlm)について、ゾーンで使用する場合の注意事項に従ってください。

留意事項

・U90コード系の明朝体フォントを印刷するためには、以下のソフトウェアが必須です。
「日本語拡張印刷オプション」

・U90コード系のゴシック体フォントを印刷するためには、以下のソフトウェアが必須です。
「日本語拡張印刷ゴシック体オプション」

・富士通ホストのコード系(JEFコード)からU90コード系に変換するためには、以下のソフトウェアが必須です。
「標準コード変換」

・U90のユーザ定義文字を作成、編集するためには、以下のいずれかのソフトウェアが必須です。
「SUNWmfrun (Motif RunTime Kit)」(システムバンドル)
「MTF」

・親指シフトキーボードを使用するためには、本製品が必須です。ただし、日本語Solaris 7 OS以降ではサポートしていません。

・日本語拡張表示オプション2.2.7以降では、Solaris OSで提供しているLiveUpgradeに対応しています。

・Solaris 10 OSでは、以下の日本語入力機能はサポートしていません。Solaris OSで提供されている、共通デスクトップ環境(CDE)の標準日本語入力機能で代替することができます。
「日本語入力サーバ(xfeoak2)」
「かな漢字変換機能(OAK)」
「日本語入力機能をカスタマイズするためのユーティリティ」
「日本語端末エミュレータ(ximpterm)」

・Oracle Solaris 11では、以下のパッケージが必須です。
「system/locale/ja」(システムバンドル)
「system/locale/ja-extra」(システムバンドル)
「slim_install (デスクトップ環境)」(システムバンドル)

・Oracle Solaris 11では、Oracle Solarisの標準機能を使用した日本語入力機能はサポートしていません。

・Oracle Solaris 11では、ユーザ定義文字編集ユーティリティはサポートしていません。フォント操作を行うための各種コマンドを使用してユーザ定義文字を登録してください。

関連URL

お客様向けURL

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