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2016年 10月 現在

FUJITSU Software
Systemwalker Runbook Automation V15.2.0

本商品は、運用手順書に従って人手で行っていた運用作業を自動化することにより、データセンターのような集約された大量のIT機器で構成されるシステムに対して、作業負荷軽減と作業品質向上を実現します。OS/ミドルウェア/管理ツールに対応した操作の自動化処理(プロシージャー)と、人が行う確認・判断処理(プロセス)を統合し自動運用プロセスとすることで、運用作業全体を自動化します。
本商品は管理対象サーバ(業務サーバ)のみです。管理サーバ、管理対象サーバ(連携/中継サーバ)についてはWindows版またはLinux版をご利用ください。

購入について

留意すべきこと

適応機種 概要

  • 管理対象サーバ
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • 管理対象サーバ
    Solaris 11(64bit) / Solaris 10(64bit)

機能説明

1. 自動運用プロセスの作成機能

運用操作部品を組み合わせて、運用作業の手順を表現した自動運用プロセスを作成できます。
自動運用プロセスの作成はグラフィカルな画面を使用して効率的に行うことができます。

- 効率的な自動運用プロセスの作成
富士通データセンター運用の実践を通して得たノウハウをテンプレートとして提供します。このテンプレートをカスタマイズすることで自動運用プロセスを容易に作成できます。

自動運用プロセスのテンプレート(例)
- 稼働確認テンプレート:
イベント監視ツールで収集される任意のイベントメッセージ、サーバ(管理対象サーバおよび管理対象ノード)の電源状態を定刻にチェックし、サーバの稼働状態を確認します。
- トラブル発生時の初期対応テンプレート
イベント監視ツールに上がったアラームを契機に、初期切り分け作業、メール連絡、一次復旧作業を行います。

- Consolidation Option(※1)テンプレート
各Consolidation Option対応ミドルウェア製品(※2)のミドルウェアインスタンスの作成、削除、監視設定、および起動・停止を行います。
(※1)Consolidation Optionは、複数の業務のアプリケーション、データベースを従来仮想化に比べ高密度集約することで、CPUやメモリなどリソースの利用効率向上と運用コスト削減を支援するミドルウェア製品です。
(※2)Consolidation Option対応ミドルウェア製品は、以下のとおりです。
・Interstage Application Server
・Interstage Business Application Server
・Symfoware Server
・Systemwalker Centric Manager
・Systemwalker Operation Manager
・Systemwalker Service Quality Coordinator


2. 運用操作部品の作成機能

運用操作部品は、ICTシステムに対する操作を実現するためのもので、自動運用プロセス作成時に利用します。開発環境を使用してRuby言語、及びPerl言語でお客様自身で運用操作部品を作成することができます。標準提供する運用操作部品を流用することができます。

- 作業の自動化による運用品質の向上
トラブル発生時やシステム変更時の対応作業手順を運用操作部品を使用し自動運用プロセス化することで、運用を確実に実行でき、作業もれや作業ミスを低減し、運用品質を向上します。


3. 自動運用プロセス実行制御機能

自動運用プロセスの定義に従って、自動実行します。
人が行う判断や承認作業は、該当する人に作業を促すメール通知を行い、Webコンソール上で判断・承認作業を実施することができます。
ICTシステムに対する作業は、操作対象の属性を構成情報管理データベースから取り出し、システムのOS種別やミドルウェアの種類などに応じて操作方法を自動的に切り替えながら操作を逐次実行していきます。
自動運用プロセスの進行状況、電子フォームとこれに添付されたドキュメント、作業履歴などをサーバで一元管理できます。いつ、誰が、何を行ったのかを追跡できるため、運用プロセスを統制できます。

- 自動運用プロセス実行による運用作業負荷の軽減
OS/ミドルウェア/管理ツールに対応した操作の自動化処理(プロシージャー)と、人が行う確認・判断処理(プロセス)を統合し自動運用プロセスとすることで、運用手順書に従って人手で行っている作業全体を自動化し、運用作業負荷を軽減します。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図

新規機能

V15.1.3からV15.2.0の機能強化項目は以下のとおりです。

1. Consolidation Option対応ミドルウェア製品の操作自動化

Consolidation Option(※1)テンプレートにより、各Consolidation Option対応ミドルウェア製品(※2)のミドルウェアインスタンスの作成、削除、監視設定、および起動・停止といった作業を自動化できます。これにより、システム集約時のOS、ミドルウェア運用作業を効率的に行うことができます。

(※1)Consolidation Optionは、複数の業務のアプリケーション、データベースを従来仮想化に比べ高密度集約することで、CPUやメモリなどリソースの利用効率向上と運用コスト削減を支援するミドルウェア製品です。
(※2)Consolidation Option対応ミドルウェア製品は、以下のとおりです。
・Interstage Application Server
・Interstage Business Application Server
・Symfoware Server
・Systemwalker Centric Manager
・Systemwalker Operation Manager
・Systemwalker Service Quality Coordinator


2. GUI運用操作のコマンド化

・GUI(Webコンソール)での自動運用プロセスグループやプロセス定義の操作など各種運用操作がコマンドで実行できます。


3. RHEL7対応

・Red Hat Enterprise Linux 7(for Intel64)での管理対象サーバ(業務サーバのみ)の動作をサポートします。

商品体系

【メディア】
・なし (※)
(※)手配方法については、購入方法の項1をご覧ください。
Solaris環境を管理対象サーバとして管理する場合に、下記ライセンスをご購入ください。

【ライセンス】
・Systemwalker Runbook Automation プロセッサライセンス (管理対象サーバ用) (1年間24時間サポート付) V15
・Systemwalker Runbook Automation 250プロセッサライセンス (管理対象サーバ用) (1年間24時間サポート付) V15
・Systemwalker Runbook Automation 500プロセッサライセンス (管理対象サーバ用) (1年間24時間サポート付) V15

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックに関する留意事項

本製品はSolaris向けメディアパックの提供はありません。メディアパックは別途、Linux版のV15.2.0のメディアパックをご購入ください。


2. ライセンスに関する留意事項

(1)プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)について
プロセッサライセンスは、本商品をインストールする管理対象サーバ(業務サーバ)に搭載されているプロセッサ数に応じて以下のとおりに必要となるライセンスです。

・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサ(CODモデルの場合はCPU RTUライセンスを持つ1稼働CPU)あたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。
-SPARC M10では、CPUコアアクティベーションキーにより有効化されたコアの総数に特定の係数を乗じます。
-SPARC Enterprise/PRIMEPOWERのCODモデルでは、CPU RTUライセンスを持つ稼働CPU上のコアの総数に特定の係数を乗じます。

プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)は、管理対象サーバがWindows/Linux版のプロセッサライセンスと管理対象サーバがSolaris版のプロセッサライセンスの2種類があります。管理対象サーバのOSによって手配する製品が異なりますのでご注意ください。管理対象サーバのOSがSolarisの場合はSolaris版のプロセッサライセンスを購入してください。

マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。

【ライセンス適用範囲の考え方】

・管理対象サーバへのエージェント用プログラム(管理対象サーバ機能)のインストールの有無にかかわらず、管理対象サーバを管理する場合、本ライセンスの購入が必要です。本ライセンスは、管理対象サーバに搭載されているプロセッサ数に応じて必要となります。

・下図のように管理対象サーバを経由してコンピュータを管理する場合、管理対象サーバに管理されるコンピュータに対しても、本ライセンスの購入が必要です。このような場合、本ライセンスは、管理対象サーバ、および管理対象サーバに管理されるコンピュータに搭載されているプロセッサ数に応じて必要となります。


3. 商品購入例

(A)購入例1
以下システム構成の場合、購入対象商品と購入数は下記のようになります。
〔システム構成〕
- 管理サーバ(Linux 2コア、2CPU構成):1台
- 中継サーバ(Windows 2コア、2CPU構成):1台
- 管理対象サーバ(エージェントあり※1)(Windows 2コア、2CPU構成):2台
- 管理対象サーバ(エージェントあり※1)(Linux 4コア、2CPU構成):1台
- 管理対象サーバ(エージェントあり※1)(Solaris 4コア、2CPU構成):1台
- 管理対象サーバ(エージェントなし※2)(Windows 2コア、1CPU構成):1台
- 管理対象サーバ(エージェントなし※2)(Linux 2コア、1CPU構成):1台
- 管理対象サーバ(エージェントなし※2)(Solaris 2コア、1CPU構成):1台
- 管理対象ノード:4台
- 開発コンピュータ:2台
※1:”エージェントあり”は、管理対象サーバにエージェント用プログラム(管理対象サーバ機能)をインストールして管理対象サーバを管理する場合です。
※2:”エージェントなし”は、管理対象サーバにエージェント用プログラム(管理対象サーバ機能)をインストールせずに管理対象サーバを管理する場合です。

〔対象商品と購入数〕
- Systemwalker Runbook Automation メディアパック V15.2.0 (Linux版)
→ 必要数分
- Systemwalker Runbook Automation プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Windows/Linux版)
→ 管理対象サーバ(エージェントあり)として必要なプロセッサライセンス数:(2コア×2CPU×Windowsマシンのコア係数)×2台分 + (4コア×2CPU×Linuxマシンのコア係数)×1台分
→ 管理対象サーバ(エージェントなし)として必要なプロセッサライセンス数:(2コア×1CPU×Windowsマシンのコア係数)×1台分 + (2コア×1CPU×Linuxマシンのコア係数)×1台分
- Systemwalker Runbook Automation プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Solaris版)
→ 管理対象サーバ(エージェントあり)として必要なプロセッサライセンス数:(4コア×2CPU×Solarisマシンのコア係数)×1台分
→ 管理対象サーバ(エージェントなし)として必要なプロセッサライセンス数:(2コア×1CPU×Solarisマシンのコア係数)×1台分
- Systemwalker Runbook Automation ノードライセンス(管理対象ノード用)V15 ※3
→ 必要なノードライセンス数:4本
※3:ノードライセンス(管理対象ノード用)は、Windows/Linux共通版を手配してください。

(B)購入例2
以下システム構成(管理対象サーバが250台以上)の場合、購入対象商品と購入数は下記のようになります。
〔システム構成〕
- 管理サーバ(Linux 2コア、2CPU構成):1台
- 管理対象サーバ(Windows 2コア、2CPU構成):300台
- 管理対象サーバ(Linux 2コア、2CPU構成):1100台
- 管理対象サーバ(Solaris 2コア、2CPU構成):400台
- 管理対象ノード:20台
- 開発コンピュータ:100台

〔対象商品と購入数〕
- Systemwalker Runbook Automation メディアパック V15.2.0 (Linux版)
→ 必要数分
- Systemwalker Runbook Automation プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Windows/Linux版)
- Systemwalker Runbook Automation 250プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Windows/Linux版)
- Systemwalker Runbook Automation 500プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Windows/Linux版)
- Systemwalker Runbook Automation 1000プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Windows/Linux版)
→ Windows/Linux共通用のプロセッサライセンスは、1/250/500/1000ライセンスの4種類を提供しておりますので、管理対象サーバとして必要なプロセッサライセンス数を以下の式で算出し、算出した数分を上記4種類のプロセッサライセンスを組み合わせて購入してください。
プロセッサライセンス数算出式:(2コア×2CPU×Windowsマシンのコア係数)×300台分 + (2コア×2CPU×Linuxマシンのコア係数)×1100台分
- Systemwalker Runbook Automation プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Solaris版)
- Systemwalker Runbook Automation 250プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Solaris版)
- Systemwalker Runbook Automation 500プロセッサライセンス(管理対象サーバ用)V15 (Solaris版)
→ Solaris用のプロセッサライセンスは、1/250/500ライセンスの3種類を提供しておりますので、管理対象サーバとして必要なプロセッサライセンス数を以下の式で算出し、算出したライセンス数分を上記3種類のプロセッサライセンスを組み合わせて購入してください。
プロセッサライセンス数算出式:(2コア×2CPU×Solarisマシンのコア係数)×400台分
- Systemwalker Runbook Automation ノードライセンス(管理対象ノード用)V15 ※1
→ 必要なノードライセンス数:20本
※1:ノードライセンス(管理対象ノード用)は、Windows/Linux共通版を手配してください。

購入例1

購入例1

留意事項

なし

関連URL

お客様向けURL