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2020年 10月 現在

Veritas NetBackup 8.0

本商品は、中小規模システムから大規模システムのデータ保護を可能とするバックアップソフトウェアです。拡張性に優れ、Oracle Solaris (以降、Solarisと略)/Microsoft Windows(以降、Windowsと略)/Red Hat Enterprise Linux(以降、Linuxと略)が混在する異機種環境において、柔軟にバックアップシステムを構築できます。
一貫性と信頼性に優れた高性能なデータ保護と自動化された無人運転のサポートにより、トータルコストを削減します。
※本製品は、Veritas NetBackup 7.7の後継製品です。

購入について

適応機種 概要

  • バックアップサーバ / Java Administration Console
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ / FUJITSU Cloud Service for SPARC

  • メディアサーバ
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ / PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FUJITSU Cloud Service for SPARC / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS

  • クライアント
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ / PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FUJITSU Cloud Service for SPARC / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS

  • OpsCenterサーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS

  • Java Remote Administration Console
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS

適応OS 概要

  • バックアップサーバ / Java Administration Console
    Solaris 11(64bit) / Solaris 10(64bit)

  • メディアサーバ
    Solaris 11(64bit) / Solaris 10(64bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

  • クライアント
    Solaris 11(64bit) / Solaris 10(64bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)

  • OpsCenterサーバ
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit)

  • Java Remote Administration Console
    Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows 10(64-bit) / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8(64-bit) / Windows 7(64-bit)

機能説明

1. 用語について

〔マスターサーバ〕
バックアップシステム全体を管理する1台のサーバ
〔メディアサーバ〕
テープライブラリ装置などのバックアップ装置を接続しているサーバ
〔マスター兼メディアサーバ〕
マスターサーバとメディアサーバ両方の機能を持つサーバ
〔バックアップサーバ〕
マスターサーバとメディアサーバ両方の機能を持つサーバ
〔SANメディアサーバ〕
リモート領域のバックアップ機能を持たず、SAN環境のバックアップを目的としたメディアサーバ
〔クライアント〕
バックアップ対象となるサーバ
〔Java Administration Console〕
バックアップサーバ上でNetBackupの管理を行うコンソール
〔Java Remote Administration Console〕
バックアップサーバとは異なるWindowsマシン上でNetBackupの管理を行うためのコンソール
〔テープライブラリ装置〕
テープライブラリ、オートチェンジャ、オートローダなど自動化されたテープ装置の総称
〔ディスクストレージユニット〕
NetBackupがファイルを格納する論理的なストレージデバイス(ストレージユニット)のうち、ディスクを格納先として使用するもの
〔OpsCenter機能〕
NetBackup 7より標準で実装された機能であり、WebブラウザよりNetBackupの管理・監視やレポート送付が実施できる
〔OpsCenterサーバ〕
OpsCenter機能を実装するサーバ
〔OpsCenterコンソール〕
OpsCenter機能でNetBackupを監視・管理するためのGUIコンソール(Webブラウザ)
〔VMware バックアップホスト/リストアホスト〕
VMware仮想マシンのバックアップ/リストアを実行するサーバ
〔VADPバックアップ〕
VMware社が提供するバックアップ用API「VMware vSphere Storage APIs - Data Protection(旧称:vStorage APIs for Data Protection)(VADP)」と連携してバックアップする方法
〔重複排除用ディスクプール〕
重複排除したバックアップデータを格納するためのディスクプール
〔デデュープアプライアンス装置〕
重複排除機能を備えたストレージ機器
〔OST〕
「OpenStorage」の略称で、デデュープアプライアンス装置を使うための機能


2. 基本機能

以下のライセンスで使用できる基本機能を紹介します。
・Veritas NetBackup Server Tier 1~4
・Veritas NetBackup Enterprise Server Tier 1~4
・Veritas NetBackup Standard Client
・Veritas NetBackup Enterprise Client Tier 1~4

● バックアップ/リストア
・ファイル単位/フォルダ単位/rawデバイス単位/VMware、Hyper-Vの仮想マシン単位でのバックアップ/リストアができます。
・ファイル単位/フォルダ単位でバックアップする際に、完全バックアップ/差分増分バックアップ/累積増分バックアップが選べます。
・Windows Server Failover Cluster(WSFC)で構成されているクライアントのデータをバックアップできます。
・NetBackupクライアントをバックアップ対象サーバに導入し、クライアントが認識しているローカルディスクまたはETERNUSの外付ディスク装置上にあるデータをバックアップできます。
・VMware、Hyper-V、Oracle VM Server for SPARCで構築した仮想マシンにNetBackupクライアントを導入し、仮想マシンのデータ領域をファイル単位でバックアップできます。
・ETERNUSのEC(Equivalent Copy)やOPC(One Point Copy)でコピーした領域のデータを、ディスクやテープにバックアップできます。
・ETERNUS NR1000 seriesの領域をNFSマウントし、バックアップ先として使用できます。
・NetBackupクライアントをバックアップ対象サーバに導入し、Active Directoryをバックアップできます。

● スケジューリング
・毎月、毎週、毎日または毎時間隔でバックアップを起動できます。
・特定の日の特定の時間にバックアップを起動する等の高度なスケジューリングができます。

● 複製
ストレージユニットにバックアップしたデータを別のストレージユニットに複製することができます。

● 合成バックアップ
完全バックアップイメージと増分バックアップイメージから新しい完全バックアップイメージを生成できます。

● 暗号化バックアップ
バックアップデータを暗号化できます。暗号化の方式は、128ビットまたは256ビットのAES、56ビットのDESです。
※暗号化バックアップの参考図は、下記【参考】の『暗号化バックアップ』を参照してください。

● ディスクステージング
NetBackupはストレージユニットにバックアップ後、2つ目のストレージに複製します。ストレージユニットに空き容量がなくなると適切なデータは削除されます。

● チェックポイントリスタート
失敗したバックアップおよびリストアのジョブを最後のチェックポイントから再開できます。

● SAN メディアサーバ
サーバ内のデータをSANに接続されたテープライブラリ装置のドライブにバックアップします。 他のNetBackup ホストまたはクライアントのデータはバックアップできません。

● Snapshot Client
スナップショット機能と連携し、オフホストバックアップ、FlashBackup、NetBackup for Hyper-V、NetBackup for VMware、NASスナップショット機能を提供します。

● FlashBackup
・rawデバイスを完全バックアップ、増分バックアップする機能です。
・FlashBackupで取得したバックアップデータを使用し、rawデバイス単位およびファイル単位でリストアができます。

● NetBackup for VMware
・VMware ESXi Server 上で動作する VMware 仮想マシンをバックアップおよびリストアができます。
・NetBackup for VMware は、VMware vSphere Storage APIs - Data Protection(旧称:vStorage APIs for Data Protection)(VADP)を利用します。
・スナップショットテクノロジを使用し、仮想マシンを完全バックアップ、増分バックアップができます。
・仮想マシン全体のバックアップから選択したファイルをリストアできます。
・仮想マシン(VMware)のバックアップからVMDK単位でリストアできます。
※Linux NetBackupクライアントでは、root以外のユーザーが仮想マシン全体のバックアップから選択したファイルをリストアできます。
※サポートしているESXiサーバのバージョンなどは、下記【参考】の『仮想環境対応表』を参照してください。

● NetBackup for Hyper-V
・Windows Server 2016、2012 R2、2012、2008 R2、Hyper-Vサーバで動作する仮想マシンをスナップショットベースでのバックアップができます。
・スナップショットテクノロジを使用し、仮想マシンを完全バックアップ、ファイルレベルの増分バックアップができます。
・インテリジェントポリシー機能を使用することで、検出するルールに合致した仮想マシンのみをバックアップできるため、仮想マシンが増減してもバックアップポリシーを変更する必要がなくなります。
・仮想マシン全体のバックアップから選択したファイルをリストアできます。
※サポートしているHyper-Vのバージョンなどは、下記【参考】の『仮想環境対応表』を参照してください。
・System Center Virtual Machine Manager(以降、SCVMMと略)のNetBackupリカバリウィザードからリストアができます。
・SCVMMで管理されているHyper-V仮想マシンに対して、あらかじめ設定した検出ルールに合致した仮想OSのバックアップができます。これにより、仮想マシンが増減してもバックアップポリシーを変更する必要がなくなります。

● VMwareインスタントリカバリ
・NetBackupは仮想マシンのバックアップイメージから仮想マシンを直接起動し、対象となるESXiホストからのアクセスを可能にします。
・VMwareのStorage vMotionを使用して仮想マシンのデータをバックアップイメージからESXiホストにファイル(vmdkファイル)をコピーできます。
・VMware Web ClientにNetBackup Plug-inを適用することで、vCenter画面からインスタントリカバリが実行できます。
・VMware インスタントリカバリを実施する際、複数の仮想マシンを同時にリカバリできます。

● NetBackupの設定情報を復元
カタログバックアップしたデータからNetBackupの設定情報(ストレージユニットやジョブポリシーなど)を復元できます。

● ユーザインターフェース
・バックアップ/リストアなどのジョブの実行や設定がGUIで操作できます。
・CLI(コマンドラインインターフェース)が用意されており、バックアップ/リストアなどのジョブの実行をコマンドライン(batやshell)で操作できます。
・テープデバイスやバックアップスケジューリングなどの設定をウィザード画面から容易に実施できます。
・OpsCenterを利用しWebブラウザでNetBackup の管理・監視ができます。
※OpsCenterを利用したサーバの管理・監視についての参考図は、下記【参考】の『OpsCenterでの管理・監視』を参照してください。


基本製品の機能範囲について紹介します。
・Veritas NetBackup Server
小規模・中規模システム向けの商品です。本商品は、1台のマスターサーバ(兼メディアサーバ)と複数台のクライアントからなる構成をサポートします。

・Veritas NetBackup Enterprise Server
大規模システム向けの商品です。本商品は、1台のマスターサーバと複数台のメディアサーバと複数台のクライアントからなる構成をサポートします。
※Veritas NetBackup ServerとVeritas NetBackup Enterprise Serverでは、構築可能な構成、オプション製品やクライアント機能のサポート範囲に違いがあります。詳細は下記【参考】の『基本製品の機能比較』を参照してください。

・Veritas NetBackup Standard Client
ファイルサーバ、データベースサーバ、Webサーバ等として使用するサーバのデータを保護するためのライセンスです。

・Veritas NetBackup Enterprise Client for UNIX
・Veritas NetBackup Enterprise Client for Windows
・Veritas NetBackup Enterprise Client for Linux
ファイルサーバ、データベースサーバ、Webサーバ等として使用するサーバのデータを保護するためのライセンスです。Standard Client の全機能に加え、Snapshot ClientやSANメディアサーバが使用できます。

【参考】暗号化バックアップ

暗号化バックアップ

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【参考】仮想環境対応表1

仮想環境対応表1

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【参考】仮想環境対応表2

仮想環境対応表2

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【参考】OpsCenterでの管理・監視

OpsCenterでの管理・監視

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【参考】基本製品の機能比較

基本製品の機能比較

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3. オプション機能

オプションライセンスで使用できる機能を紹介します。

● テープライブラリ装置へのバックアップ(Veritas NetBackup Library Based Tape Driveライセンスが必要です)
・メディアサーバに接続されたテープライブラリ装置にデータをバックアップできます。
・テープライブラリ装置を使用することでテープの入れ替え作業が不要になり、人の手を介することなく大量のデータをバックアップできます。
・キーマネージメントサービス(KMS)を使用し、テープの暗号化ができます。

● メディアサーバ間でのドライブ共有(メディアサーバがSolarisまたはWindowsの場合)(Veritas NetBackup Shared Storage Optionライセンスが必要です)
・複数台のメディアサーバでテープライブラリ装置のドライブ共用ができます。
・メディアを共有利用するためのルールを設定することができ、メディアサーバが故障した場合に別のメディアサーバからバックアップを実施できます。
・テープドライブを共有している環境でマウントされたテープを別のメディアサーバに引き渡すことができ、それぞれのメディアサーバでのマウント時間を短縮できます。

● NDMPバックアップ(Veritas NetBackup NDMP Optionライセンスが必要です)
・ETERNUS NR1000 seriesの領域に格納されているデータをNDMP(Network Data Management Protocol)によるバックアップができます。
・アクセラレータ機能を利用したバックアップができます。
・Data ONTAP、clustered Data ONTAPをサポートしています。
・ETERNUS NR1000 seriesのclustered Data ONTAP「CAB(Cluster Aware Backup)」をサポートしています。
・NDMPバックアップは、下記の接続形態をサポートします。
(1)ローカルNDMPバックアップ
ETERNUS NR1000 seriesのデータをETERNUS NR1000 seriesに直接接続されたテープライブラリ装置にバックアップ

(2)リモートNDMPバックアップ
ETERNUS NR1000 seriesのデータをメディアサーバに接続されたディスクストレージまたはテープライブラリ装置にバックアップ

(3)NDMP 3-wayバックアップ
ETERNUS NR1000 seriesのデータを別のETERNUS NR1000 seriesに接続されたテープライブラリ装置にバックアップ

● 重複排除機能(Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionライセンスが必要です)
メディアサーバ重複排除またはクライアント重複排除ができます。

● アクセラレータ(Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionライセンスが必要です)
・初回バックアップ以降、差分・増分バックアップデータのみで完全バックアップイメージを生成することができます。
・アクセラレータを有効にしてバックアップしたデータは重複排除されます。
・アクセラレータは下記のポリシー形式に対応しています。
Standard、MS-Windows、VMware、NDMP、Hyper-V
・ポリシー形式にVMwareを指定して、Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Serverが構築されている仮想マシンをオンラインバックアップできます。
※サポートしているMicrosoft SQL Server、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Serverのバージョンは関連ソフトを参照してください。

● 自動イメージレプリケーション(Auto Image Replication:AIR) (Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionライセンスが必要です)
管理情報およびバックアップデータを災害対策拠点のマスターサーバとメディアサーバに自動的に複製できます。
※自動イメージレプリケーションを使用したバックアップの構成図は、下記【参考】の『自動イメージレプリケーション』を参照してください。

● デデュープアプライアンス装置、バーチャルテープライブラリ装置連携(Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionライセンスが必要です)
・ETERNUS CS800、ETERNUS CS2000をバックアップ先として使用できます。
・ETERNUS CS800の場合、OST Plug-inを使用したOST最適化複製や自動イメージレプリケーションが利用できます。

● FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaSのオブジェクトストレージへのバックアップ(Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionライセンスが必要です)
FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaSのオブジェクトストレージにデータをバックアップできます。

● データベースのオンラインバックアップ(Veritas NetBackup Application and Database Packライセンスが必要です)
Oracle Database、Microsoft SQL Server、Microsoft Exchange Server、Microsoft SharePoint Serverのデータベースをオンラインバックアップできます。
(1)Oracle Database
・Oracle RMAN(Recovery Manager)と連携し、Oracle Databaseのオンラインバックアップやオンラインインクリメンタルバックアップができます。
・Oracle RAC(Real Application Clusters)で構成されているOracle Databaseをバックアップできます。
・CDBやPDBで構成されているOracle Databaseをバックアップできます。
・バックアップ対象のプラットフォームに合ったライセンスを選定してください。

(2)Microsoft SQL Server
・NetBackup Snapshot Clientを使用したMicrosoft SQL Serverのデータベース、ファイルグループおよびトランザクションログのバックアップができます。
・インテリジェントポリシー機能を使用することで、SQLインスタンスが増減してもバックアップポリシーを変更する必要がなくなります。
・インテリジェントポリシー機能を使用することで、SQLバッチファイルの作成が自動化されます。
・Windows版のライセンスを選定してください。

(3)Microsoft Exchange Server
・Microsoft Exchange Server のデータベースの完全/累積増分/差分増分バックアップやトランザクションログのバックアップができます。
・個別リカバリテクノロジ(GRT)を有効にしたバックアップを実施した場合、データベースの完全バックアップから個々のメールボックス、メールボックスフォルダ、メールボックスメッセージおよびパブリックフォルダの項目をリストアできます。
・Windows版のライセンスを選定してください。

(4)Microsoft SharePoint Server
・Microsoft SharePoint Server のデータベースの完全/差分増分バックアップができます。
・個別リカバリテクノロジ(GRT)を有効にしたバックアップを実施した場合、データベースの完全バックアップから個々の項目をリストアできます。
・リストアはBAR(バックアップ、アーカイブおよびリストアインターフェース)を起動して実施してください。
・Windows版のライセンスを選定してください。

● Active Directoryの個々のオブジェクトのリストア(Veritas NetBackup Application and Database Packライセンスが必要です)
・個別リカバリテクノロジ(GRT)を有効にしたActive Directoryのバックアップから個々の項目をリストアできます。
・Windows版のライセンスを選定してください。

● テープ管理(Veritas NetBackup Vault Optionライセンスが必要です)
・オフサイトのテープ管理ができます。
・災害対策として運用システムとは異なる場所でのテープの保管や、保管用テープの複製、テープ再使用のための保存期間追跡など容易に管理できます。

● 高度なレポート作成(Veritas OpsCenter Analyticsライセンスが必要です)
・過去の稼動実績から将来の稼動予測(ビジネスレポート作成)ができます。これにより、今後必要となるストレージ容量等を推し量るためのデータとして活用できます。
・OpsCenter機能には各種レポートが用意されていますが、本製品を利用することでバックアップデータの容量やレポート内容のカスタマイズ、デデュープアプライアンス(ETERNUS CS800)の重複排除率のレポート出力、ハードウェア故障状況をOpsCenterで把握できます。
※レポート作成する際の画面は、下記【参考】の『高度なレポートの作成』を参照してください。

【参考】自動イメージレプリケーション

自動イメージレプリケーション

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【参考】高度なレポートの作成

高度なレポートの作成

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システム/機能構成図

システム構成図

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システム構成図

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新規機能

NetBackup 7.7.2からNetBackup 8.0の機能強化項目は以下のとおりです。

1. vSphere 6.5対応(Linux版Veritas NetBackup Enterprise Clientを使用する場合の新機能)

vSphere 6.5上に構築されている仮想マシンをVADPバックアップできるようになりました。


2. VMDK単位でのリストアに対応(Linux版Veritas NetBackup Enterprise Clientを使用する場合の新機能)

仮想マシン(VMware)のバックアップからVMDK単位でリストアできます。


3. Hyper-V仮想マシンのアクセラレータバックアップに対応(Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionを使用する場合の新機能)

Hyper-V仮想マシンのバックアップでアクセラレータ機能を利用できるようになりました。これによりHyper-V仮想マシンのバックアップに掛かる時間を短縮できます。


4. Microsoft SharePoint Server対応(Windows版Veritas NetBackup Application and Database Packを使用する場合の新機能)

Microsoft SharePoint Serverのオンラインバックアップに対応しました。


5. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージへのバックアップに対応(Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionを使用する場合の新機能)

Solaris/Windows/Linuxの各メディアサーバから、FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージへのバックアップに対応しました。
(本機能はパッチにより提供します。パッチを入手するためにはSupportDesk契約が必要です。パッチは「関連URL」に記載の「SupportDesk-Web」の「Veritas製品(旧シマンテック製品)」-「ダウンロード」-「NetBackup」-「パッチ情報」からダウンロードして適用してください。)


6. Windows Server 2016 Hyper-V対応(Windows版Veritas NetBackup Enterprise Clientを使用する場合の新機能)

・Windows Server 2016 Hyper-Vに構築されたゲストOSをバックアップできるようになりました。
・既存のVSSバックアップ方式に加えて、新しくWMIバックアップ方式が追加されました。


7. Windows Server 2016対応

・メディアサーバがWindows Server 2016に対応しました。(Windows版Veritas NetBackup Enterprise Serverを使用する場合の新機能)
・OpsCenterサーバがWindows Server 2016に対応しました。

商品体系

Veritas NetBackupは、媒体製品とライセンス製品(サーバライセンスモデル、容量ライセンスモデル)で構成されています。

● 媒体製品
・Veritas NetBackup 8.0 Media Kit Japanese

● ライセンス製品
Veritas NetBackupは『サーバライセンスモデル』と『容量ライセンスモデル』の2種類があります。

■サーバライセンスモデル
サーバライセンスモデルは、基本製品(バックアップサーバ/メディアサーバ/クライアント)、オプション製品(バックアップサーバ/メディアサーバ/クライアント)、基本製品とオプション製品をセット化したパッケージ製品で構成されています。

バックアップサーバ向け基本製品
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier1
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier2
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier3
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier4
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier2
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier3
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier4

バックアップサーバ向けオプション製品
・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0
・Veritas NetBackup Shared Storage Option 8.0
・Veritas NetBackup NDMP Option 8.0 Tier1
・Veritas NetBackup NDMP Option 8.0 Tier2
・Veritas NetBackup NDMP Option 8.0 Tier3
・Veritas NetBackup NDMP Option 8.0 Tier4
・Veritas NetBackup Vault Option Base 8.0
・Veritas NetBackup Vault Option Additional Drive 8.0
・Veritas NetBackup Vault Option Unlimited Base 8.0
・Veritas OpsCenter Analytics 8.0
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB

メディアサーバ向け基本製品
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier2
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier3
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier4

メディアサーバ向けオプション製品
・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0
・Veritas NetBackup Shared Storage Option 8.0
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB

クライアント向け基本製品
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for UNIX Tier1
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for UNIX Tier2
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for UNIX Tier3
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for UNIX Tier4
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Windows Tier1
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Windows Tier2
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Windows Tier3
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Windows Tier4
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Linux Tier1
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Linux Tier2
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Linux Tier3
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Linux Tier4

クライアント向けオプション製品
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier1
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier2
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier3
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier4

パッケージ製品
・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack 8.0 Tier2
本製品は以下の基本製品とオプション製品をセット化した製品です。
Veritas NetBackup Server 8.0 Tier2 : 1本
Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0 : 1本
Veritas NetBackup Standard Client 8.0 : 5本
SolarisのバックアップサーバおよびSolaris/Linux/Windowsクライアントが使用可能です。

■容量ライセンスモデル
容量ライセンスモデルは、7つのレンジのライセンスで構成されています。
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 0~10TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 11~50TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 51~150TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 151~250TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 251~500TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 501~1000TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 1001TB以上用

容量ライセンスモデルは以下の機能が使用可能です。
- 購入した媒体製品のプラットフォームの「バックアップサーバ向け基本製品」および「バックアップサーバ向けオプション製品」の機能。
- 全プラットフォームの「メディアサーバ向け基本製品」、「メディアサーバ向けオプション製品」の機能。
- 全プラットフォームの「クライアント向け基本製品」と「クライアント向けオプション製品」の機能。

購入方法

1. Media Kitについて

Media Kitは、DVDのみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンス製品を購入する必要があります。
また、商品の導入にあたり、最低1本のMedia Kitが必要です。バックアップサーバのプラットフォームの媒体を購入してください。


2. ライセンス製品の選択に関する考え方

以下にサーバライセンスモデルと容量ライセンスモデルの選択に関する基本的な考え方を説明します。

サーバライセンスモデルは、サーバ台数や使用する機能が決まっており、システム増設の予定が無い場合やバックアップ要件が変化しない場合に選択します。
容量ライセンスモデルは、サーバ台数や使用する機能が明確になっておらず、今後システム増設が予定されている場合やバックアップ要件が変化する場合に選択します。

サーバライセンスモデルは、容量ライセンスモデルを購入する場合に比べて、以下の利点があります。
- 必要となるライセンスを必要な分だけ購入することでライセンス費用を抑えることができます。さらにパッケージ製品を購入したほうが安価になります。

容量ライセンスモデルは、サーバライセンスモデルを購入する場合に比べて、以下の利点があります。
- メディアサーバやバックアップ対象サーバの台数を意識する必要がありません。
- メディアサーバやバックアップ対象のクライアントのプラットフォームに依存せず、プラットフォーム共通でご利用いただけます。
- システム拡張(サーバやストレージの追加など)を実施する場合でも、どの製品を追加購入すべきかを意識する必要がありません。バックアップ対象のデータ容量だけを意識してライセンス製品を購入します。
- バックアップ対象サーバ台数や利用する機能によっては、サーバライセンスモデルを購入するよりも安価になる場合があります。
- 容量ライセンスモデルはバックアップサーバ/メディアサーバ/クライアントの基本製品/オプション製品の各機能が使用できるため、サーバライセンスモデルを購入する際に生じる製品を選択する考慮が不要です。


3. サーバライセンスモデル

サーバ台数や使用する機能にあわせて購入するモデルです。
バックアップサーバやバックアップ対象サーバの筐体単位でライセンス本数を算出します。
ライセンスによってはTierが定義されています。Tierの定義については、関連URLに記載しております富士通公開サイト(Tier表)を確認して選定してください。
サーバライセンスモデルの製品は容量ライセンスモデルの製品と組み合わせて使用することはできません。

●基本製品(バックアップサーバ、メディアサーバ、クライアント)
- 基本製品はバックアップ/リストアを行う場合に必須となる製品です。基本製品は必ず購入します。
バックアップサーバにはNetBackup ServerとNetBackup Enterprise Serverの2つのエディションがあります。
クライアントにはNetBackup Standard ClientとNetBackup Enterprise Clientの2つのエディションがあります。
利用するシステム構成や機能に応じてエディションを選択してください。

・Veritas NetBackup Server(Solaris版のライセンスを購入)
1台のマスターサーバ兼メディアサーバの構成で、バックアップサーバを構築する際に必須となるライセンスです。
搭載プロセッサ数により定義されたTierを選定し購入してください。

・Veritas NetBackup Enterprise Server(バックアップサーバはSolaris版のライセンスを購入、メディアサーバはメディアサーバのプラットフォームのライセンスを購入)
マスターサーバ1台とメディアサーバ複数台の構成で、バックアップサーバを構築する際に必須となるライセンスです。
バックアップサーバとメディアサーバが動作する筐体台数分、搭載プロセッサ数により定義されたTierを選定し購入してください。

・Veritas NetBackup Standard Client(クライアントのプラットフォームのライセンスを購入)
バックアップ対象のサーバにNetBackupクライアントを導入し、データをバックアップする際に必須となるライセンスです。
バックアップ対象となるサーバの筐体台数分を購入してください。
例:1台のサーバ上で動作する10台の仮想マシンにNetBackupクライアントを導入し、ファイルバックアップを実施する場合は、ライセンスを1本購入してください。

・Veritas NetBackup Enterprise Client for UNIX
・Veritas NetBackup Enterprise Client for Windows
・Veritas NetBackup Enterprise Client for Linux
(クライアントのプラットフォームのライセンスを購入)
SAN環境に接続したクライアントのバックアップを実施する機能やスナップショット機能を用いたイメージバックアップ、SANメディアサーバ機能を用いたテープドライブの共有をする際に必須となるライセンスです。
本ライセンスは、Veritas NetBackup Standard Clientの機能も含んでいるため、本ライセンスを導入したクライアントにVeritas NetBackup Standard Clientを別途購入する必要はありません。
バックアップ対象となるサーバの筐体台数分、搭載プロセッサ数により定義されたTierのライセンスを選定し購入してください。
また、本商品の利用には、Veritas NetBackup Enterprise Serverが必要です。Veritas NetBackup Serverでは利用できません。
VMwareのゲストOSをバックアップする場合、Linux版のVeritas NetBackup Enterprise Clientを購入してください。
例:1台のサーバ上で動作する10台の仮想マシンをNetBackup for VMware機能またはNetBackup for Hyper-V機能を使用してバックアップし、仮想マシンもしくはファイル単位でリストアする場合は、ライセンスを1本購入してください。

●オプション製品(バックアップサーバ、メディアサーバ、クライアント)
- オプション製品は、使用したいNetBackupの機能に応じて製品を選定し購入します。

・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive(オプション製品を適用するバックアップサーバまたはメディアサーバのプラットフォームのライセンスを購入)
使用するテープライブラリ装置のドライブ台数分、ライセンスを購入してください。

・Veritas NetBackup Shared Storage Option(オプション製品を適用するバックアップサーバまたはメディアサーバのプラットフォームのライセンスを購入)
複数のメディアサーバでドライブを共用する場合、共有するドライブの台数分ライセンスを購入してください。
テープライブラリ装置のみを共用しドライブは共用しない場合、本製品は不要です。
本機能を使用する場合には、Veritas NetBackup Library Based Tape Driveが必要です。

・Veritas NetBackup NDMP Option(Solaris版のライセンスを購入)
バックアップ対象のETERNUS NR1000 series の台数分購入してください。
ETERNUS NR1000 seriesにより定義されたTierを選定してください。

・Veritas NetBackup Vault Option Base(Solaris版のライセンスを購入)
本オプションの対象となるテープライブラリ装置内のドライブ台数分購入してください。
本機能を使用する場合は、Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0が必要です。
テープドライブ 1 ~ 4 台までのライセンスです。

・Veritas NetBackup Vault Option Additional Drive(Solaris版のライセンスを購入)
テープドライブ 1 台分の追加ライセンスです。

・Veritas NetBackup Vault Option Unlimited Base(Solaris版のライセンスを購入)
テープドライブ台数に依存せず、無制限で使用できるライセンスです。

・Veritas NetBackup Application and Database Pack(オプション製品を適用するクライアントのプラットフォームのライセンスを購入)
バックアップ対象となるデータベースが稼動するサーバの台数分購入してください。
個別リカバリテクノロジ(GRT)を有効にしたActive Directoryのバックアップから個々の項目をリストアする場合は、本ライセンスがActive Directoryドメインごとに1つ必要です。
搭載プロセッサ数により定義されたTierを選定してください。

・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 1 Front End TB(オプション製品を適用するバックアップサーバまたはメディアサーバのプラットフォームのライセンスを購入)
バックアップ対象となるデータ総容量を見積もり、ライセンスを1TB単位で購入してください。
例:2TBのストレージの中に存在する、800GBのデータをバックアップする場合、1TBとしてカウントされます。
※購入後、バックアップ対象データの総容量が増加する場合、増加分の容量のライセンスを追加で購入してください。

・Veritas OpsCenter Analytics(Solaris版のライセンスを購入)
バックアップポリシーが有効となっている物理クライアントの台数分購入してください。

●パッケージ製品
・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack Tier2
以下のライセンスで構成されています。
Veritas NetBackup Server Tier2 : 1本
Veritas NetBackup Library Based Tape Drive : 1本
Veritas NetBackup Standard Client : 5本
SolarisのバックアップサーバおよびSolaris/Linux/Windowsクライアントが使用可能です。
Veritas NetBackup ServerはTier1のサーバでもご利用可能です。
テープドライブを追加する場合は Veritas NetBackup Library Based Tape Drive を追加購入してください。
Veritas NetBackup Serverと連携可能なオプションを追加購入してNetBackupの機能を拡張できます。


4. 容量ライセンスモデル

バックアップ対象データの容量にあわせて、該当するレンジのライセンスを1TB単位で購入するモデルです。(Solaris版のライセンスを購入)
容量ライセンスモデルの製品はサーバライセンスモデルの製品と組み合わせて使用することはできません。

・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 0~10TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 11~50TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 51~150TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 151~250TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 251~500TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 501~1000TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 1001TB以上用

バックアップ対象となるデータ容量を見積もり、当てはまる容量レンジのライセンスを選択します。
バックアップ対象データ容量に対し1TB単位で購入してください。
バックアップ対象データ容量が購入済みライセンスの容量を超える場合、超えるデータ容量を見積もり、当てはまる容量レンジのライセンスを選択し、追加で購入してください。
複数回に分けて手配する場合、各手配時にバックアップ容量を見積もり、今回手配する分の容量ライセンスを選択し、製品を購入してください。

例1:
運用開始前、100TBのストレージの中に存在する、20TBのデータをバックアップする場合は11~50TB用のライセンスを選択します。
バックアップ対象となるデータ容量は20TBのため、11~50TB用のライセンスを20本購入します。
Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 11~50TB用:20本

運用開始から3年後、バックアップ対象のデータが運用開始前の見積もりより5TB増加した場合、0~10TB用のライセンスを選択します。0~10TB用のライセンスを5本追加で購入します。
Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 0~10TB用:5本

例2:
システムテスト実施時と運用開始時の2回に分けて手配する場合、システムテストで使用するバックアップ対象のデータが5TBの場合、1回目の手配時は0~10TB用のライセンスを選択し、5本購入します。
Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 0~10TB用:5本

運用開始時のバックアップ対象データが20TBの場合、2回目の手配時は購入済のライセンスの5TBを差し引いた残り15TB分について11~50TB用のライセンスを選択し、15本追加で購入します。
Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 11~50TB用:15本


5. FUJITSU Cloud Service for SPARC環境でのライセンスについて

FUJITSU Cloud Service for SPARC上で使用できるNetBackupのライセンスは以下のとおりです。
(1)ライセンス製品(サーバライセンスモデル)
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier2以上
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier2以上
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 Tier2以上
・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack Tier2
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier2以上
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB
・Veritas OpsCenter Analytics 8.0
(2)ライセンス製品(容量ライセンスモデル)
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 0~10TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 11~50TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 51~150TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 151~250TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 251~500TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 501~1000TB用
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 1001TB以上用


6. クラスタ構成でのライセンス算出方法について

1対1(運用待機)のクラスタ構成でのサーバにNetBackupを導入する場合、運用稼働するサーバ1台に対し1ライセンス必要です。
クライアントに適用するライセンスは、『Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0』もしくは『Veritas NetBackup Standard Client 8.0』です。


7. Java Administration Console、Java Remote Administration Consoleのライセンス使用について

(1)Java Administration Console
Java Administration Consoleを利用するライセンスはVeritas NetBackup Serverまたは、Veritas NetBackup Enterprise Server、
Veritas NetBackup Platform Base Complete Editionライセンスに含まれています。
(2)Java Remote Administration Console
Java Remote Administration Consoleを利用するライセンスは必要ありません。(インストール媒体はMedia Kitに含まれています。)
また、Java Remote Administration Consoleの利用台数に制限はありません。


8. 購入例

購入例は留意事項をご覧ください。

関連ソフト

1. Oracle Database

以下のOracle Databaseに対応しています。
・Oracle Database Enterprise Edition 11gR1/11gR2/12c/12cR2
・Oracle Database Standard Edition 11gR1/11gR2/12c
・Oracle Database Standard Edition One 11gR1/11gR2/12c
・Oracle Database Standard Edition 2 11gR2/12c/12cR2

※OSのバージョンとOracle Databaseの組み合わせによっては、NetBackupのパッチ適用が必要です。
動作可能なOS、Oracle Database、NetBackupのパッチ版数については、弊社営業/SEにお問い合わせください。


2. Microsoft SQL Server

以下のMicrosoft SQL Serverに対応しています。
・Microsoft SQL Server 2008(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 SP2(64-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 SP4(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 R2(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 R2 SP1(64-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 R2 SP3(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2012(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2012 SP1(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2012 SP2(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2012 SP3(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2014(64-bit)
・Microsoft SQL Server 2014 SP1(64-bit)
・Microsoft SQL Server 2014 SP2(64-bit)
・Microsoft SQL Server 2016(64-bit)
・Microsoft SQL Server 2016 SP1(64-bit)

※OSのバージョンと Microsoft SQL Serverの組み合わせによっては、NetBackupのパッチの適用が必要です。
動作可能なOS、Microsoft SQL Server、NetBackupのパッチ版数については、弊社営業/SEにお問い合わせください。


3. Microsoft Exchange Server

以下のMicrosoft Exchange Server(64-bit版のみ)に対応しています。
・Microsoft Exchange Server 2007 SP1
・Microsoft Exchange Server 2007 SP2
・Microsoft Exchange Server 2007 SP3
・Microsoft Exchange Server 2010
・Microsoft Exchange Server 2010 SP1
・Microsoft Exchange Server 2010 SP2
・Microsoft Exchange Server 2010 SP3

・Microsoft Exchange Server 2013(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 SP1(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU3(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU5(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU6(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU7(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU8(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU9(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU10(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU11(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU12(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU13(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU14(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU15(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU16(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU17(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU18(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU19(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU20(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2013 CU21(データベースのみ)

・Microsoft Exchange Server 2016(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU1(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU2(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU3(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU4(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU5(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU6(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU7(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU8(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU9(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU10(データベースのみ)
・Microsoft Exchange Server 2016 CU11(データベースのみ)

※OSのバージョンとMicrosoft Exchange Serverの組み合わせによっては、NetBackupのパッチの適用が必要です。
動作可能なOS、Microsoft Exchange Server、NetBackupのパッチ版数については、弊社営業/SEにお問い合わせください。


4. Microsoft SharePoint Server

以下のMicrosoft SharePoint Server(64-bit版のみ)に対応しています。
・Microsoft SharePoint Server 2013 SP1
・Microsoft SharePoint Server 2016

※OSのバージョンとMicrosoft SharePoint Serverの組み合わせによっては、NetBackupのパッチの適用が必要です。
動作可能なOS、Microsoft SharePoint Server、NetBackupのパッチ版数については、弊社営業/SEにお問い合わせください。

動作保証周辺機器

1. テープライブラリ装置

・ETERNUS LT20
・ETERNUS LT20 S2
・ETERNUS LT40
・ETERNUS LT40 S2
・ETERNUS LT60
・ETERNUS LT60 S2
・ETERNUS LT250
・ETERNUS LT260
・ETERNUS LT270
・ETERNUS LT270 S2

※テープライブラリ装置を認識させるために使用するMapping Fileの入手方法につきましては弊社営業/SEまでお問い合わせください。
上記以外のテープライブラリ装置の利用については、弊社営業/SEまでお問い合わせください。


2. ディスクストレージ装置

・ETERNUS DX series
・ETERNUS TR series
・ETERNUS AF series

※上記以外のディスクストレージ装置については、弊社営業/SEまでお問い合わせください。


3. ETERNUS NR1000 series

・ETERNUS NR1000F series
・ETERNUS NR1000V series

※ETERNUS NR1000 seriesの詳細機種については、弊社営業/SEまでお問い合わせください。


4. デデュープアプライアンス装置

・ETERNUS CS800 (*1)
・ETERNUS CS800 S2 (*1)
・ETERNUS CS800 S3 (*2)
・ETERNUS CS800 S4 (*2)
・ETERNUS CS800 S5 (*2)
・ETERNUS CS800 S6 (*2)
*1) NFSマウントによる利用のみサポート。
*2) NFSマウントによる利用とOSTプラグインによる利用をサポート。

※上記以外のデデュープアプライアンス装置については、弊社営業/SEまでお問い合わせください。


5. バーチャルテープライブラリ装置

・ETERNUS CS2000(Solarisのみサポート)

※上記以外のバーチャルテープライブラリ装置については、弊社営業/SEまでお問い合わせください。


6. クラウドのオブジェクトストレージ対応

・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージ

※オブジェクトストレージを設定する際に使用するMapping Fileの入手方法につきましては、弊社営業/SEまでお問い合わせください。

留意事項

1. SPARC Servers、SPARC Enterprise環境での動作

本商品は、以下のOS上で64ビットアプリケーションとして動作します。
- Oracle Solaris 10
- Oracle Solaris 11


2. Windows サーバOS (64-bit)上での動作

本商品は、以下のOS上で64ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2016(64-bit)


3. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

Java Remote Administration Consoleは以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして動作します。
Java Remote Administration ConsoleのみWindowsデスクトップOS上で動作します。
- Windows(R) 7 Ultimate Service Pack 1(64-bit)
- Windows(R) 7 Ultimate(64-bit)
- Windows(R) 7 Enterprise Service Pack 1(64-bit)
- Windows(R) 7 Enterprise(64-bit)
- Windows(R) 7 Professional Service Pack 1(64-bit)
- Windows(R) 7 Professional(64-bit)
- Windows(R) 7 Home Premium Service Pack 1(64-bit)
- Windows(R) 7 Home Premium(64-bit)
- Windows(R) 8 Enterprise(64-bit)
- Windows(R) 8 Pro(64-bit)
- Windows(R) 8(64-bit)
- Windows(R) 8.1 Enterprise(64-bit)
- Windows(R) 8.1 Pro(64-bit)
- Windows(R) 8.1(64-bit)
- Windows(R) 10 Home(64-bit)
- Windows(R) 10 Pro(64-bit)
- Windows(R) 10 Enterprise(64-bit)


4. Intel64環境での動作

本商品は、以下のディストリビューションの環境では、64ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)


5. FUJITSU Cloud Service for SPARC 上での動作

・FUJITSU Cloud Service for SPARCおよびVeritas NetBackup 8.0の双方でサポートしているOSのみ利用可能です。
・NetBackupクライアントをインストールしたFUJITSU Cloud Service for SPARC仮想サーバ上のデータを、FUJITSU Cloud Service for SPARC仮想サーバのバックアップサーバ(またはメディアサーバ)でバックアップ/リストアできます。また、NetBackupクライアントをインストールしたFUJITSU Cloud Service for SPARC仮想サーバ上のデータを、オンプレミス(FUJITSU Cloud Service for SPARCの外)に構築したバックアップサーバ(またはメディアサーバ)でバックアップ/リストアできます。
・オンプレミス(FUJITSU Cloud Service for SPARCの外)で動作するサーバのデータを、FUJITSU Cloud Service for SPARCの仮想サーバに構築したバックアップサーバ(またはメディアサーバ)でバックアップ/リストアできます。
・FUJITSU Cloud Service for SPARCで動作する仮想サーバにバックアップサーバ(またはメディアサーバ)を構築する場合、バックアップデータの格納先は、仮想サーバに接続しているローカルディスク(仮想サーバに増設ストレージとして割り当てた領域を含む)のみ利用可能です。
・バックアップ対象容量とネットワーク帯域から、あらかじめバックアップに要する時間を見積もってください。


6. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS 上での動作

・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaSの日本国内リージョンのみ利用可能です。
・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaSおよびVeritas NetBackup 8.0の双方でサポートしているOSのみ利用可能です。
・NetBackupクライアントをインストールしたFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS仮想サーバ上のデータを、オンプレミス(FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaSの外)に構築したバックアップサーバ(またはメディアサーバ)でバックアップ/リストアできます。
・バックアップ対象容量とネットワーク帯域から、あらかじめバックアップに要する時間を見積もってください。ベストエフォート型の回線契約では必要な帯域を確保できない場合があります。事前の性能検証を推奨します。


7. NetBackup Server、NetBackup Clientおよびオプション機能の必須ソフトウェアについて

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8. NetBackupの導入前、導入後の注意事項

● NetBackupのパッチについて
・マスターサーバとメディアサーバのNetBackupのバージョン、レベルおよびパッチ版数は同一にしてください。
・NetBackup には随時パッチが提供されます。導入時にはパッチの情報を確認の上、必ず適用してください。
・日本語環境で利用する場合も、最新の日本語ランゲージパック(パッチ)を適用してください。(Media Kit内にも日本語ランゲージパックは含まれていますが、必ず最新のパッチに対応した日本語ランゲージパックを入手し、適用してください。)
パッチの入手方法については、弊社営業/SEまでお問い合わせください。

● NetBackupのインストールについて
ネットワークドライブおよびWindows Server 2012 とWindows Server 2012 R2、Windows Server 2016のReFSにNetBackupをインストールできません。

● 他のバックアップソフトとの同居について
NetBackupは他のバックアップソフトとの同居はできません。

● ネットワーク環境について
・NAT(Network Address Translation)環境、およびPAT(Port Address Translation)環境上でのバックアップ/リストアには対応していません。

● Solaris ZoneにNetBackupを導入する場合について
・Oracle Solaris11は、global zoneにマスターサーバ、メディアサーバ、クライアントを構築できます。non-global zoneには、クライアントのみを構築できます。
・Oracle Solaris10は、global zone、non-global zoneにマスターサーバ、メディアサーバ、クライアントを構築できます。

● OVMにNetBackupを導入する場合について
・I/Oドメイン、制御ドメイン、ゲストドメインにマスターサーバ、メディアサーバ、クライアントを構築できます。

● 仮想マシンでマスターサーバとメディアサーバを構築する場合について
・仮想マシン(VMware、Hyper-V、Oracle Solarisゾーンのnon-global zone、Oracle VM Server for SPARCのゲストドメイン)のみでのテープバックアップはサポート対象外です。テープにバックアップする際は、メディアサーバを物理サーバで構築してください。
・仮想環境でサポートするマスターサーバ、メディアサーバとクライアントのOSは、物理サーバのサポート範囲と同一です。

● OpsCenterサーバについて
ドメインコントローラが構築されているWindows Server 2012のサーバにOpsCenterサーバをインストールできません。
OpsCenterサーバをインストールした後にドメインコントローラを構築してください。

● OSのパッチ適用について
・Oracle Solaris10でNetBackupを動作させる場合は、カーネルパラメータ設定 (IPC設定)を実施してください。推奨設定値は、製品マニュアルをご確認ください。また、カーネルパラメータ設定後は、OSを再起動してください。
・Oracle Solaris10にNetBackupを導入する場合は、必須となる以下のOSパッチが適用されていることを事前にご確認ください。
(1)update 6 (10/08) 以降
(2)パッチ:137137-09 (以降)
(3)パッチ:139555-08 (以降)
(4)パッチ:119963-21 (以降)
詳細は、製品マニュアル(リリースノート)を参照ください。

● ホスト名の変更について
・NetBackupをインストールした後にホスト名は変更できません。
・マスターサーバやメディアサーバ、クライアントのホスト名を変更する場合は、NetBackupを一度アンインストールしてから実施してください。
この時、設定情報とバックアップ情報は引き継ぐことはできません。

● バックアップ対象のパス指定について
NetBackupでバックアップ対象として指定できるパスの上限文字数は1023文字までです。

● NetBackupのGUI操作について
Xウィンドウシステム(富士通 PC-Xなど)を経由してNetBackup管理コンソールを操作することはサポート対象外です。Java Remote Administration Consoleを使用してください。

● 日本語表示について
・システムロケールが異なる場合、NetBackup管理コンソールで英語以外の文字が正しく表示されない場合があります。 この問題は、表示機能に限定した問題であり、バックアップ/リストア処理に影響を与えるものではありません。
・クライアントOSがUNIX(文字コード:EUC)またはLinux(日本語版)かつ、バックアップ対象のパス名に日本語を含む場合、バックアップ/リストアは半角英数字の(日本語の文字を含まない)親ディレクトリのパス名を指定した場合のみ可能です。このとき下位となるファイルの日本語名は保持されます。
・NDMPバックアップを実施する場合、半角英数字の(日本語の文字を含まない)親ディレクトリのパス名を指定したバックアップ/リストアのみ実施できます。(このとき下位となるファイルの日本語名は保持されます)
・日本語版では、Command Line Interface (CLI) 、Graphical User Interface (GUI) および Character User Interface (CUI) での表示において、文字化けや一部のカラム表示が削れてしまうなどの現象が発生する場合があります。この問題は、表示機能に限定した問題であり、バックアップ/リストア処理に影響を与えるものではありません。
・Java Remote Administration Consoleを日本語化し、Solarisサーバに接続する場合、SolarisサーバのシステムロケールはUTF-8のみをサポートしています。

● ハイパーバイザの機能を使用する場合について
・VMware関連機能
-vMotionにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-High Availabilityにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-Fault Toleranceにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-DRにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-クローニング中の動作は、サポートしません。

・Hyper-V関連機能
-ライブマイグレーションにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-クイックマイグレーションにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-Hyper-Vレプリカにおける切り替え中の動作は、サポートしません。
-インポート/エクスポート中の動作は、サポートしません。
-フェールオーバにおける切り替え中の動作は、サポートしません。

上記の動作が完了した後にNetBackupの操作を実行してください。
構成の確認や詳細については弊社営業/SEにお問い合わせください。

● OPC先をRAWデバイスバックアップする場合について
ETERNUSのOne Point Copy(OPC)を使用してコピーした領域をバックアップ対象とする場合、
コピー先(OPC先)のディスクはETERNUSのLUN to Partition形式でコピーされている必要があります。
ETERNUSのLUN to LUN形式はサポート対象外です。

● ETERNUS Storage Clusterのサポートについて
バックアップ中に、バックアップ対象のディスクがETERNUS Storage Clusterの機能で状態遷移し、かつバックアップジョブが異常終了した場合は、バックアップを再実行してください。


9. 動作要件について

● マスターサーバ
メモリは最低8GB搭載してください。

● メディアサーバ
・メモリは最低4GB搭載してください。
・メディアサーバ重複排除を実施する場合は、以下の要件を満たしてください。
CPU:2.2GHz、4コア(推奨は8コア以上)
メモリ:バックアップ対象の容量1TBごとに1GB追加
例) 10TBバックアップする場合は、最低必要メモリ(※) に10GB追加してください
※マスターサーバ兼メディアサーバの場合、最低必要メモリは8GB

● クライアント
・メモリは最低512MB搭載してください。
・クライアント重複排除を実施する場合は、以下の数値を目安にしてください。
CPU:1多重ジョブで、1コアのCPUを占有利用。 (2コアのCPUでは約50%のCPU使用率になります)
メモリ:1多重ジョブの場合、約430MB消費
メモリ:4多重ジョブの場合、約580MB消費

● Java Remote Administration Console
メモリは最低256MB搭載してください。(推奨メモリは512MB以上)

● OpsCenterサーバ
メモリは最低8GB搭載してください。

● OpsCenterコンソール
OpsCenterコンソールはブラウザで動作します。
サポート対象の対応ブラウザは以下のとおりです。
・Internet Explorer 7, 8, 9,10(注1),11(注1)
・Mozilla Firefox 27.0以降
(注1)Internet Explorer 10とInternet Explorer 11は、デスクトップ用Internet Explorerでの利用に限ります。


10. Solaris OS特有のファイルシステムをバックアップする場合の注意事項

・SafeFILE、SafeFILE/Globalのように独自に拡張された属性情報を持つファイルシステムについては、拡張された独自の属性情報を含めたバックアップは出来ません。

・Solaris 9 OS以降の 拡張されたファイル属性を持つファイルシステムのバックアップは、以下の制限付きでサポートします。
(1)個別のバックアップ/リストアに対応していません。(基本ファイルとともに一度にすべてバックアップおよびリストアされます。)
(2)VxFSのファイルシステムの名前付きデータストリームのバックアップについては、以下の制限付きでサポートします。

・個別のバックアップ/リストアに対応していません。(基本ファイルとともに一度にすべてバックアップ/リストアされます。)

・以下のクライアントにリストアすることができます。
(1)VxFS 5.0 以上を実行しているOracle Solaris 10 の NetBackup クライアント
(2)VxFS 4.0 以上を実行している Oracle Solaris 10 の NetBackup クライアント


11. Verified Boot機能について

・NetBackupはOracle Solaris 11.2以降のVerified Boot機能に対応していません。

・Verified Boot機能を有効にする場合、Verified Bootポリシーで検証対象のモジュールにUNIXおよびgenunixのみを設定してください。


12. 富士通でのサポート対象外の機能

●以下の機能はサポートしていません。サポートをご要望の場合は、弊社営業/SEにお問い合わせください。
・Bare Metal Restore(BMR)(構成によって、ご相談に応じます。)
・LiveUpdate連携機能
・Telemetry機能
・NetBackup監査記録
・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージ以外のクラウドストレージへのバックアップ(Amazon S3(Amazon Simple Storage Service)へのバックアップについてはご相談に応じます。)
・Guided Application Recovery機能
・Enterprise Vault連携機能
・Replication Director
・内蔵テープドライブとスタンドアロンテープ装置
・NBAC(NetBackupアクセス制御)機能 (旧VxSS機能)
・NetBackupクライアント属性プロパティのオフラインオプション
・NetBackup for Hyper-Vを使用したWindows Server 2008 Hyper-V で構築された仮想マシンのバックアップ/リストア
・メディアサーバロードバランシング機能
・Snapshot Clientを使用したサードパーティー製コピーデバイス(データムーバ)を使用したオフホストバックアップ
・Snapshot Clientを使用したOracleデータベースのBLIB(Block Level Incremental Backup)
・Veritas NetBackup Vault OptionとNDMPバックアップの組み合わせ
・Veritas NetBackup Application and Database Packと暗号化の組み合わせ
・Veritas NetBackup Shared Storage Optionの共用ドライブでは、ドライブの頻度指定による自動クリーニング
・NDMP 64bit Device inode number
・IPv6環境でのVADPバックアップ
・Hyper-Vホストクラスタ環境における仮想マシンの上書きリストア
・Hyper-V上の仮想マシンのフェールオーバクラスタリング構成(ゲストクラスタ)
・VMware FT を利用した環境の、仮想マシン全体のバックアップ
・LinuxのOpsCenterサーバ

●以下の機能は、IPv6環境ではサポートしていません。
・動的ホスト構成プロトコル(DHCP)バージョン6
・クライアント名へのIPv6アドレス指定(ホスト名を指定してください)
・IPv6リンクローカルアドレス(fe80::で始まるアドレス)での指定
・Veritas NetBackup NDMP Optionを使用した機能
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Optionを使用した機能
・OpsCenter機能 (Veritas OpsCenter Analyticsでの拡張機能を含む)
・重複排除機能


13. 過去のバージョンからの変更点

サポート対象外となった機能について
● NetBackup 8.0より利用できなくなった機能
・OpsCenterコンソールのサポート対象の対応ブラウザMozilla Firefox 15.0~26.x

● NetBackup 7.7.2より利用できなくなった機能
・OpsCenterコンソールのサポート対象の対応ブラウザMozilla Firefox 3.0, 3.5.x, 3.6.x, 9.0.1

● NetBackup 7.7より利用できなくなった機能
・Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2上のマスターサーバ、メディアサーバ
・Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2クライアントのバックアップ/リストア
・Windows Server 2003、Windows Server 2003 R2でのリモート管理コンソール
・VMware ESXi 5.0で動作する仮想マシンのVADPバックアップ/リストア
・Oracle Solaris 10 のOpsCenterサーバ

● NetBackup 7.6.0.2より利用できなくなった機能
VMware ESX 4.0/4.1 と ESXi 4.1で動作する仮想マシンのVADPバックアップ/リストア

● NetBackup 7.6より利用できなくなった機能
・Solaris 9上のデータのバックアップ/リストア
・Windows Server 2003(32bit) 上のマスターサーバ、メディアサーバ
・32bit上で動作するリモート管理コンソール
・NetBackup Standard Client 6.x / NetBackup Enterprise Client 6.xを使用したバックアップ/リストア
・Backup Execサーバの情報収集

● NetBackup 7.5より利用できなくなった機能
・VMware ESX 3.5で動作する仮想マシンのVCBバックアップ/リストア
・VCB(VMware Consolidated Backup) を使用したバックアップ/リストア

● NetBackup 7より利用できなくなった機能
・メディアサーバのクラスタ構成
・オフラインカタログバックアップ機能
・NAS SnapVault Option機能
・VSP機能

サポート対象外になったアプリケーションとデータベースについて
● NetBackup 8.0よりサポート対象外になったデータベース
・Microsoft SQL Server 2005(32-bit/64-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 SP2(32-bit)
・Microsoft SQL Server 2008 R2 SP1(32-bit)

● NetBackup 7.7.2よりサポート対象外になったデータベース
・Oracle Database Enterprise Edition 10gR1/10gR2
・Oracle Database Standard Edition 10gR1/10gR2
・Oracle Database Standard Edition One 10gR1/10gR2

● NetBackup 7.7よりサポート対象外になったデータベース
Microsoft SQL Server 2000(32bit)

● NetBackup 7.6よりサポート対象外になったアプリケーション
Microsoft Exchange Server 2003(32-bit)

● NetBackup 7.5よりサポート対象外になったアプリケーションとデータベース
・Oracle Database Enterprise Edition R9.2.0
・Oracle Database Standard Edition R9.2.0
・Oracle Standard Edition One R9.2.0
・Microsoft SQL Server 7.0(32bit)
・Microsoft Exchange Server 5.5(32bit)
・Microsoft Exchange Server 2000(32bit)


14. Veritas NetBackup Standard Client / Veritas NetBackup Enterprise Client 関連

・ファイルシステムについて
サポートしているバックアップ対象のファイルシステムは以下のとおりです。
-Solaris(VxFS, UFS, ZFS)
※SafeFILE, SafeFILE/Globalのように独自に拡張された属性情報を持つファイルシステムのバックアップはサポートしていません。
-Windows(NTFS, ReFS)
※仮想環境ではReFSはサポートしていません。
-Red Hat Enterprise Linux(ext2, ext3, ext4,XFS, VxFS)

・バックアップ対象として指定できるパスの上限は、1023文字までです。

・NetBackupクライアントを使用したシステムバックアップ(Bare Metal Restore:BMR)については、弊社営業/SEにお問い合わせください。

・NTFSで暗号化されたファイルをリストアする場合は、リストア対象のクライアントにNetBackupクライアントソフトウェアを導入してください。

・暗号化バックアップする際の注意事項
(1)暗号化バックアップおよびリストアを実施する場合は、暗号化および復号化処理時間を要するため、暗号化しない場合よりもバックアップ時間が掛かります。概算で30%程度劣化することを目安としてください。(30%という値はシステム環境やバックアップ対象データに大きく依存するため、必ずしもこの値になるとは限りません。)
(2)暗号化バックアップする場合は、暗号化されたデータの特性上、データが圧縮されないことがあります。これは製品仕様による正常動作であり、実際の圧縮比率については、暗号化されたデータの内容及びテープドライブ側の圧縮アルゴリズムに依存します。

・Windows Server Failover Cluster(WSFC)について
(1)1対1(運用待機)のクラスタ構成のみサポートします。
(2)VMware vSphere上の仮想マシン上でのWSFC構成は、富士通のサポート条件内でご利用ください。不明点は弊社営業/SEにお問い合わせください。
(3)バックアップしている最中にノードが切り替わった場合、バックアップが失敗します。フェールオーバした後に、必要に応じて手動でバックアップを再実行してください。

・ETERNUS DX S4/S3 seriesのデータをバックアップする際の注意事項
CIFS共用環境内のフォルダやファイルのプロパティで"監査"情報を表示または編集するアクセス権が無い場合、フォルダやファイルの"監査"情報はバックアップ/リストアできません。
(フォルダやファイルのバックアップ/リストアは行えます。)


15. Veritas NetBackup Enterprise Client関連

● 仮想環境関連について
(1)VMware仮想マシンをバックアップ/リストアする場合
・Red Hat Enterprise Linux 7のVMware 仮想マシン内のext4(32-bit/64-bit)に配置されているファイルやフォルダはファイル、フォルダ単位のリストアが行えます。
・VVOL(VMware vSphere Virtual Volumes)上、またはVSAN(VMware vSAN)上に構築されている仮想マシンをVADPバックアップする場合は、以下の転送方式のみサポートしています。
- nbd
- nbdssl
- hotadd
・VVOL上に構築されている仮想マシンのVMDKファイルが2TB以上の場合はhotadd方式のバックアップが失敗するため、nbdまたはnbdssl方式のバックアップを実施してください。
・hotadd方式のバックアップを実施する場合は、VADPバックアップ対象の仮想マシンと同じVVOL データストアにバックアップホストを構築してください。
・VMware raw デバイスマッピング (RDM)領域はVADPバックアップできません。
・仮想マシン内のReFSに配置されているファイルやフォルダはファイル、フォルダ単位のリストアが行えません。
・仮想マシン内のNTFS重複除去ボリュームに配置されているファイルやフォルダはファイル、フォルダ単位のリストアが行えません。
・vSphere 6.5かつ、VMFS6.0環境の仮想マシンをVADPバックアップする場合、SAN転送方式は利用できません。それ以外の転送方式をご利用ください。
・vSphere 6.5環境における暗号化(VM Encryption)された仮想マシンのVADPバックアップはできません。
・vSphere 6.5かつ、UEFIセキュアブート環境で仮想マシンをVADPバックアップする場合、バックアップ時にVMware .nvramファイルを別途保存しておく必要があります。リストア時には、VMを起動する前に、VMware .nvramファイルを元の場所にコピーしてください。
・vSphere 6.5にて、NVMeコントローラ(※)が接続された仮想マシンをバックアップできません。(※:Non-Volatile Memory Express)
・Linuxにバックアップホスト/リストアホストを構築する場合は、弊社営業/SEにお問い合わせください。

(2)Hyper-Vの仮想マシンをバックアップ/リストアする場合
・Active Directoryが構築されている仮想マシンはバックアップできません。
・仮想ディスクが vhdx 形式の場合、仮想マシン全体はリストアできますが、NetBackup 7.6以前のバージョンは個々のファイルはリストアできません。
・仮想マシンの表示名にASCII以外の文字を含んでいる場合、バックアップはサポートしていません。
・Windows Server 2012 R2以降のHyper-Vで構築されている「保存完了」状態の仮想マシンをバックアップしリストアした場合、仮想マシンは「オフ」の状態でリストアされます。(VSSバックアップ方式の場合)
・SMB 3.0接続を介してネットワーク経由で通信するディスクに配置されている仮想マシンには対応していません。(VSSバックアップ方式の場合)
・ブロックレベルインクリメンタルバックアップ(Block-level incremental backup)には対応していません。
・仮想マシン内のLVM2ボリュームまたはext2, ext3, ext4以外のファイルシステムに配置されているファイルやフォルダはファイル、フォルダ単位のリストアが行えません。(仮想マシンがRed Hat Enterprise Linuxの場合)
・仮想マシンの電源を停止した後にバックアップを実施してください。(仮想マシンがRed Hat Enterprise Linuxの場合)
・仮想マシン内のNTFS重複除去ボリュームに配置されているファイルやフォルダはファイル、フォルダ単位のリストアが行えません。
・FAT、ReFSファイルシステムを含む仮想マシンには対応していません。(仮想マシンがWindowsの場合)
ただし、Windows Server 2016 Hyper-V上の仮想マシンのゲストOSがWindows Server 2016かつ、WMIバックアップ方式の場合のみReFSファイルシステムを含む仮想マシンに対応しています。(ReFSファイルシステムでは仮想マシン単位のリストアが可能です。仮想マシン全体のバックアップから選択したファイルリストアには対応していません。仮想マシンは、VM構成バージョンが5より後である必要があります。)
・NTFS(4KB セクター)に配置されている仮想マシンには対応していません。
・NTFS重複除去ボリュームに配置されている仮想マシンには対応していません。

(3)インスタントリカバリを使用する場合
・バックアップ対象の仮想マシンはVMware ポリシー形式でバックアップしてください。
・rawデバイスマッピングモードになっているディスクのバックアップはサポートしていません。
・テンプレート化された仮想マシンのバックアップはサポートしていません。

● Snapshot Clientについて
・Snapshot Clientを使用する場合は、NetBackupをインストールする容量とキャッシュパーティションの容量を確保してください。
・キャッシュパーティションの領域はrawデバイスを指定し、バックアップ対象の更新データ量を保存できる容量を確保してください。

● FlashBackupについて
・FlashBackup機能でサポートされているI/Oシステムコンポーネントは、WindowsのNTFSとrawディスクです。その他のコンポーネント(VERITAS以外のストレージ複製システムやボリューム管理システムなど)はサポートしていません。
・Windowsのシステム保護ファイル(レジストリ、Active Directoryなどのシステム状態)のバックアップはサポートしていません。
・Windowsのシステムファイルが含まれるWindows OSパーティション(通常はCドライブ)のバックアップはサポートしていません。
・Windowsシステムのデータベースファイル(リムーバブル記憶域マネージャ)のバックアップはサポートしていません。

● Xenのサポートについて
・Xen環境の仮想マシンを停止した状態で仮想ディスクイメージをバックアップします。リストアは、仮想マシンのシステムリストアが可能です。
・上記の方法では、仮想マシンのデータ領域をファイル・フォルダ単位でバックアップおよびリストアすることはできません。ファイル・フォルダ単位でバックアップおよびリストアする場合は、仮想マシンに NetBackup クライアントソフトウェアを導入してください。
・Xen環境に特化したライセンスは必要ありません。


16. Veritas NetBackup Library Based Tape Drive関連

・キーマネージメントサービス(KMS)は、テープライブラリ装置にUltrium4、Ultrium5、Ultrium6、Ultrium7およびUltrium8のテープドライブを搭載している場合のみサポートします。

・NetBackupはSolaris標準のI/Oマルチパス(MPxIO)制御を サポートしていません。このため、テープライブラリ装置を利用する場合には、I/Oマルチパスに関する設定を解除してください。


17. Veritas NetBackup Shared Storage Option関連

マスターサーバとメディアサーバの2台構成でShared Storage Optionを使用してドライブを共用している場合は、ドライブの頻度指定による自動クリーニングはサポート対象外です。


18. Veritas NetBackup NDMP Option関連

・NDMPバックアップは、ディレクトリ単位のバックアップのみ実施可能です。

・親ディレクトリのパス名は、半角英数字で記載されているディレクトリ名を指定してください。下位の日本語名は保持されます。

・ETERNUS NR1000に直結されたテープライブラリ装置はETERNUS NR1000のデータのみバックアップできます。

・NetBackupを利用する場合は、Data ONTAP、clustered Data ONTAPのバージョン7.2以降をサポートしています。(2017年11月1日現在)
対応しているONTAPのバージョンの最新状況は、弊社営業にお問い合わせください。

・Veritas NetBackup Vault Option 8.0の機能と本オプションの機能を組み合わせて使用することはできません。


19. Veritas NetBackup Application and Database Pack関連

・Oracle Databaseをオンラインバックアップする場合は、Oracle RMAN と連携する設定を実施してください。

・Veritas NetBackup Standard Client/Veritas NetBackup Enterprise Client製品に含まれる暗号化機能と組み合わせたバックアップはできません。


20. Veritas NetBackup Vault Option関連

・メディアアクセスポート (*)を持つテープライブラリ装置が必須です。
*)メディアアクセスポートについては、他の呼称もあります (MailSlot/CAS/CAP等)

・本オプションを使用する場合は、必ずバーコードを使用してください。

・スタンドアロンドライブ、スタックタイプのロボットは使用できません。

・一度に作成できるバックアップのコピー数は最大4個です。また、保持できるコピー数は最大10個です(1次バックアップも1個と計上)。

・Veritas NetBackup NDMP Optionの機能と本オプションの機能を組み合わせて使用することはできません。


21. Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option関連

● デデュープアプライアンス装置を利用する場合
・デデュープアプライアンス装置をバックアップ先に指定する際は、OSTプラグイン(*)または、NFSマウントしてご利用ください。
・OSTプラグインを利用する場合は、最新のOSTプラグインとマッピングファイルを適用してください。
・リストア先にデデュープアプライアンス装置を指定することはできません。
・デデュープアプライアンス装置の領域をNetBackup重複排除プールに指定することはできません。
(*)OSTプラグインはCS800 S3、CS800 S4、CS800 S5、CS800 S6で利用できます。

● 重複排除バックアップをする場合
・重複排除されたデータは、メディアサーバのローカルディスク上のみに格納されます。(テープには格納できません。) また、NFSマウントした領域/CIFSマウントした領域/ZFSの領域は重複排除用のディスクプールに指定することはできません。
・iSCSI を使用する場合は、ネットワーク帯域幅10-Gigabit Ethernet以上でサポートします。
・カタログバックアップを実施する場合、重複排除機能との併用はできません。
・クライアント側で重複排除を実施する場合、インラインコピー(Multiple Copy)との併用はできません。インラインコピーを利用する場合、メディアサーバ上で重複排除を実施してください。
・重複排除用ディスクプールからテープへバックアップイメージの複製を行った場合、重複排除されていないバックアップイメージが複製されます。
・1台のメディアサーバで重複排除用ディスクプールを複数構成することはできません。そのため、将来的に重複排除用ディスクプールの利用容量が増える可能性がある場合、導入の段階で予め十分に余裕を持たせたディスクプール(最大64TB)を用意しておいてください。
・1台のメディアサーバで作成できる重複排除ディスクプールの容量は最大64TBです。64TBを越える場合、メディアサーバを追加してください。(Linuxについては、NetBackup 7.7.2より最大96TBに対応しました)
・重複排除ストレージサーバとマスターサーバは別々のサーバで構築してください。 1台のサーバに同居させた場合は、バックアップパフォーマンスに影響をあたえる恐れがあります。
・既存のメディアサーバを重複排除ストレージサーバとして使用する場合、サーバの最小要件を満たせず重複排除が正常に動作しないことがあります。
・NetBackup は、重複排除のストレージサーバまたは負荷分散サーバのクラスタ構成をサポートしません。
・各メディアサーバの重複排除ノード内の重複排除はサポートされますが、ノード間のグローバルな重複排除はサポートされません。

● 自動イメージレプリケーションをする場合
・自動イメージレプリケーションをする際は、レプリケーションを実施する双方のNetBackupマスターサーバにライセンスを登録してください。
・自動イメージレプリケーションを行うNetBackupドメイン間のマスターサーバは、どちらも同じプラットフォーム種別にしてください。例えば、WindowsサーバとSolarisサーバの組み合わせはサポートしていませんが、Windows Server 2012 R2とWindows Server 2008 R2の組み合わせはサポートしています。
・複製されたバックアップイメージは、複製先のNetBackupドメインに存在するマスターサーバから複製元のNetBackupドメインに存在するクライアントに直接リストアすることはできません。 この場合、複製元のNetBackupドメイン配下にあるクライアントを複製先のNetBackupドメイン配下に登録してください。(設定変更作業が発生します)
(*注) マスターサーバとそのマスターサーバの管理配下にあるメディアサーバ群やクライアント群。

● アクセラレータバックアップをする場合
・本機能が利用できるバックアップ形式は、Standard、MS-Windows、VMware、Hyper-VまたはNDMP形式です。FlashBackup やデータベースのオンラインバックアップ等との組み合わせはサポートしていません。
※Hyper-Vポリシー形式は、Windows Server 2016 Hyper-V上の仮想マシンのゲストOSがWindows Server 2016かつ、WMIバックアップ方式の場合に利用できます。
・バックアップ先には、ディスク領域に設定した重複排除用ディスクプールを指定してください。また、デデュープアプライアンス装置の領域は指定できません。
・アクセラレータ for VMware機能を使用する場合、VMwareのChanged Block Tracking(CBT)を使用します。VMware CBT は停電や強制シャットダウンの後などでファイルの変更の追跡をリセットすることがあるため、復旧後の初回バックアップに時間がかかる場合があります。

● FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaSオブジェクトストレージを利用する場合
・NetBackupからFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージを使用する場合は最新のDevice Mapping File(v1.139以降)を適用してください。
・NetBackupからFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージを設定する際は、事前にFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージ上にバックアップデータを格納するコンテナを作成してください。
・NetBackupからFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージを設定する際は、NetBackupのコマンドを用いて構築してください。日本語ランゲージパックを適用した状態では、管理コンソールから「クラウドストレージサーバーの構成」ウィザードを利用できません。
・バックアップ対象容量とネットワーク帯域から、あらかじめバックアップに要する時間を見積もってください。
・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージのサポート対象リージョンは「jp-east-1」、「jp-west-2」、「uk-1」、「fi-1」、「de-1」、「es-1」、「us-1」です。それ以外のリージョンはサポートしていません。


22. Veritas OpsCenter Analytics関連

・OpsCenter View Builder機能(画面のカスタマイズ用ツール)はサポート対象外です。

・アーカイブデータ用のコストレポートは生成できません。バックアップデータ用のコストレポートのみ生成できます。


23. Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack関連

・NetBackup Enterprise Serverのパッケージ商品(Starter Pack)はありません。

・Starter Pack商品のNetBackup ServerライセンスをNetBackup Enterprise Serverライセンスに変更することはできません。

・マスターサーバをNetBackup Enterprise Serverとして利用する場合、追加でNetBackup Enterprise Server商品の購入が必要です。

・別途、NetBackup オプション/クライアント製品を追加購入し機能拡張することができます。

・追加購入のクライアント数やテープドライブ数に制限はありません。


24. 購入例1) マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成でバックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成
・バックアップ対象は、マスターサーバと2台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバ兼メディアサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスター兼メディアサーバに接続されているテープライブラリ装置にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ兼メディアサーバに搭載する物理CPUの数:CPU1基搭載
・テープライブラリ装置に搭載されているドライブの数:2ドライブ搭載
・マスター兼メディアサーバSolaris、クライアントはSolarisとWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Windows版)×1本
・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0(Solaris版)×2本


25. 購入例2) マスターサーバとメディアサーバの構成でバックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバとメディアサーバの計2台構成
・バックアップ対象は、1台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスターサーバとメディアサーバに接続されているテープライブラリ装置にバックアップ
・テープライブラリ装置に搭載されているドライブはマスターサーバとメディアサーバで共有使用

[構成情報]
・マスターサーバとメディアサーバに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・テープライブラリ装置に搭載されているドライブの数:1ドライブ搭載
・マスター兼メディアサーバとメディアサーバはSolaris、クライアントはWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Windows版)×1本
・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0(Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Shared Storage Option 8.0(Solaris版)×1本


26. 購入例3) VMware環境の仮想マシンをVADPバックアップし、ファイル単位・VMDK単位でリストアする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバとメディアサーバの計2台構成
・バックアップ対象は、ハイパーバイザ上で動作する仮想マシンに格納されているデータ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスターサーバとメディアサーバに接続されているディスクストレージ装置にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバ兼バックアップホストとハイパーバイザに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・マスターサーバはSolaris、メディアサーバ兼バックアップホストはWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Windows版)×1本
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Linux Tier1(Linux版)×2本
※ESXiサーバで動作する仮想マシンがWindows、Linux混合している場合は、Linux版のライセンスをご購入ください。


27. 購入例4) Hyper-V環境に構築された仮想マシンをバックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバとメディアサーバの計2台構成
・バックアップ対象は、Hyper-Vで動作する仮想マシン
・Hyper-Vの仮想マシンをSAN メディアサーバ機能を使用しバックアップ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスターサーバとメディアサーバに接続されているディスクストレージ装置にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバとハイパーバイザに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・マスターサーバはSolaris、Hyper-Vサーバ兼メディアサーバはWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Enterprise Client 8.0 for Windows Tier1(Windows版)×2本


28. 購入例5) OPCされた領域をrawバックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成
・バックアップ対象は、メディアサーバの内蔵ディスクとOPC領域にコピーされたデータ
・OPCされたデータをrawバックアップ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスターサーバ兼メディアサーバに接続されているディスクストレージ装置のバックアップ領域にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・マスターサーバ兼メディアサーバはSolaris

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×1本


29. 購入例6) 重複排除バックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバとメディアサーバの計2台構成
・バックアップ対象は、2台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスターサーバとメディアサーバに接続されているディスクストレージ装置にバックアップ
・バックアップする際に、『メディアサーバ重複排除』または『クライアント重複排除』を実施

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・バックアップ対象のデータ総容量:6.5TB
・マスターサーバ、メディアサーバ、クライアントはSolaris

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB(Solaris版)×7本


30. 購入例7) 自動イメージレプリケーション(AIR:Auto Image Replication)を実施する場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバとメディアサーバの計2台構成
・バックアップ対象は、1台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、メディアサーバのローカル領域にバックアップ
・バックアップする際に、メディアサーバ重複排除を実施
・運用サイトでバックアップしたデータを災対サイトに自動転送
・運用サイトが被災した場合、災対サイトでバックアップデータをリストアし、運用再開

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・バックアップ対象のデータ総容量:4.5TB
・マスターサーバ、メディアサーバ、クライアントはSolaris

構成例

構成例

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[必須ライセンス(運用サイト側)]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB(Solaris版)×5本

[必須ライセンス(災対サイト側)]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×1本

※Veritas NetBackup Standard ClientとVeritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TBライセンスについて
・運用サイトが被災した場合、運用サイト側で使用していた上記ライセンスを災対サイトに適用できます。
・運用サイト、災対サイト両方で同時に重複排除を実施する場合は、災対サイト側のライセンスもご購入ください。


31. 購入例8) ETERNUS CS800にバックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバとメディアサーバの計2台構成
・バックアップ対象は、2台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、ETERNUS CS800にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・バックアップ対象のデータ総容量:4.5TB
・マスターサーバ、メディアサーバ、クライアントはSolaris

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB(Solaris版)×5本


32. 購入例9)FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージにバックアップする場合

[バックアップ要件]
・マスターサーバ1台とメディアサーバ1台の計2台構成
・バックアップ対象は、1台のクライアントに格納されているデータ
・バックアップデータは、メディアサーバからFUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS オブジェクトストレージにバックアップする

[構成情報]
・マスターサーバ、メディアサーバに搭載する物理CPUの数:それぞれCPU1基搭載
・バックアップ対象のデータ総容量:5TB
・マスターサーバとメディアサーバはSolaris、クライアントはWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Enterprise Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×2本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Windows版)×1本
・Veritas NetBackup Data Protection Optimization Option 8.0 1 Front End TB(Solaris版)×5本


33. 購入例10) NDMPバックアップ(clustered Data ONTAP)

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成
・バックアップ対象は、ETERNUS NR1000 seriesに格納されているデータ
・マスターサーバ兼メディアサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、ETERNUS NR1000 seriesまたはマスター兼メディアサーバに接続されているテープライブラリ装置にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ兼メディアサーバに搭載する物理CPUの数:CPU1基搭載
・テープライブラリ装置に搭載されているドライブの数:2ドライブ搭載
・ETERNUS NR1000 seriesの機種:F2554 with 2 active controllers
・マスターサーバ兼メディアサーバはSolaris

構成例

構成例

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[必須ライセンス(パッケージライセンスとサーバライセンスの組み合わせ)]
・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack 8.0 Tier2(Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0(Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup NDMP Option 8.0 Tier3(Solaris版)×1本 ※3-way NDMPバックアップの場合は2本手配してください。
※Veritas NetBackup NDMP OptionはETERNUS NR1000 seriesの物理ノード分必須です。


34. 購入例11) Databaseをオンラインバックアップする場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成
・バックアップ対象は、各クライアントで稼働しているDatabase
・Databaseを停止せず、オンラインバックアップを実施
・マスターサーバ兼メディアサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスター兼メディアサーバに接続されているディスクストレージ装置にバックアップ

[構成情報]
・マスターサーバ兼メディアサーバ、クライアントに搭載する物理CPUの数:CPU1基搭載
・マスターサーバ兼メディアサーバはSolaris、クライアントはSolarisとWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Server 8.0 Tier1 (Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Standard Client 8.0(Windows版)×1本
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier1(Solaris版)×1本
・Veritas NetBackup Application and Database Pack 8.0 Tier1(Windows版)×1本


35. 購入例12) 暗号化バックアップを実施する場合

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成
・バックアップ対象は、1台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバ兼メディアサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスター兼メディアサーバに接続されているテープライブラリ装置にバックアップ
・バックアップデータは、『クライアント』または『テープライブラリ装置』で暗号化実施

[構成情報]
・マスターサーバ兼メディアサーバ、クライアントに搭載する物理CPUの数:CPU1基搭載
・テープライブラリ装置に搭載されているドライブ数:2ドライブ搭載
・マスターサーバ兼メディアサーバ、クライアントはSolaris

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack 8.0 Tier2(Solaris版) ×1本
・Veritas NetBackup Library Based Tape Drive 8.0(Solaris版)×1本


36. 購入例13) OpsCenter Analytics利用時

[バックアップ要件]
・バックアップサーバは、マスターサーバ兼メディアサーバの1台構成
・バックアップ対象は、2台のクライアントに格納されているデータ
・マスターサーバ兼メディアサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスター兼メディアサーバに接続されているディスクストレージ装置にバックアップ

[監視要件]
・OpsCenterサーバでマスターサーバ兼メディアサーバでのバックアップ/リストア状況を監視
・OpsCenterサーバでクライアントをマスターサーバ経由で監視
[構成情報]
・マスターサーバ兼メディアサーバ、クライアントに搭載する物理CPUの数:CPU1基搭載
・監視対象のクライアント台数: 2台
・マスター兼メディアサーバとクライアントはSolaris、OpsCenterサーバはWindows

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter Pack 8.0 Tier2(Solaris版) ×1本
・Veritas OpsCenter Analytics 8.0(Solaris版)×2本


37. 購入例14) 容量ライセンスモデルでの購入例

[バックアップ要件]
・マスターサーバ、メディアサーバ2台の構成
・バックアップ対象は、物理クライアント50台のローカルデータとハイパーバイザで動作する仮想マシン
・マスターサーバ兼メディアサーバのカタログバックアップも実施
・バックアップデータは、マスター兼メディアサーバに接続されているディスクストレージ装置にバックアップ
・バックアップする際に、メディアサーバ重複排除を実施

[構成情報]
・バックアップ対象の総容量:20TB

構成例

構成例

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[必須ライセンス]
・Veritas NetBackup Platform Base Complete Edition 8.0 1 Front End TB QTY 11~50TB用(Solaris版)×20本


38. ライセンスおよびライセンスキーについて

・ライセンスキーは、紛失されても再発行できませんので大切に保管してください。

・Veritas NetBackup Server and 5 Client Starter PackやVeritas NetBackup Platform Base Complite Editionのライセンスを分割して使用することはできません。

・ライセンスの算定に関するご相談は、弊社営業/SEまでお問い合わせください。


39. 有償サポート・サービス「SupportDesk」について

NetBackup購入後にサポートを受けるためには、各ライセンス製品のSupportDesk契約を締結してください。
SupportDesk契約により、以下のようなサービスが受けられます。

・製品リリース情報等、製品の最新情報の公開

・製品に対するQ&Aサポート
※SupportDesk商品を購入されていない場合は、ご購入後のQ&Aやトラブル対応は致しかねます。

・パッチの提供

・無償バージョンアップ
※NetBackupを購入と同時にサポート契約を締結し続けている場合のみNetBackupを無償でバージョンアップできます。
ただしオプション製品だけをバージョンアップする事はできません。

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