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  8. NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ (64bit) V10.5.0 NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ (64bit) V10.5.0

2021年 12月 現在

FUJITSU Software
NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ (64bit) V10.5.0
NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ (64bit) V10.5.0

本商品は、国際規格(ANSI'85 およびX/OPEN CAE(Common Applications Environment) 仕様)に準拠し、オブジェクト指向機能などの国際規格COBOL2002の主要機能、SIA 富士通標準仕様および主要な業界標準仕様といった拡張仕様を取り入れた言語仕様を実現する64bit版 COBOL 開発・運用環境です。また、テストデータ作成機能などにより、COBOLアプリケーションの設計〜プログラミング〜デバッグ〜保守の開発サイクルを支援します。さらに、COBOLからJAVAを呼び出す機能、帳票/オーバレイ帳票印刷機能(MeFt)、および高性能ソート・マージ機能(PowerSORT)など、ビジネス系基幹業務を構築するための必要不可欠な機能群を提供します。
NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ(64bit)を使用することにより、既存の COBOL アプリケーション資産/アプリケーション構築ノウハウを活用することができます。
NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ(64bit)は、開発運用環境であるNetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ(64bit)に含まれるコンポーネントのうち、アプリケーションを運用するために必要となるCOBOL運用環境やMeFt、PowerSORT(64bit)などから構成される64bit版商品です。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    SPARC Servers / SPARC Enterprise Mシリーズ / SPARC Enterprise Tシリーズ / マルチベンダーサーバ・クライアント

  • クライアント
    PRIMERGY / FMV

適応OS 概要

  • サーバ
    Solaris 11(64bit)

  • クライアント
    Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows Server 2003 x64 Editions / Windows Server 2003 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 8(64-bit) / Windows 8 / Windows 7(64-bit) / Windows 7 / Windows Vista

機能説明

1. セールスポイント

本商品は最先端の環境において高い効率が得られる業務アプリケーションを構築・運用するため、次の機能を提供します。

・本商品は、国際規格COBOL2002の主要機能をサポートしています。
・64bit COBOL アプリケーションの設計〜プログラミング〜デバッグ〜保守の開発サイクルを支援します。
・Windows版NetCOBOL製品(別売)に含まれるNetCOBOL Studio(リモートビルド、リモートデバッグ)により、Windowsを核としたサーバアプリケーション開発環境の統合を図り、開発〜実行テストまでをWindows上で実現できます。各システムごとに異なっていた業務アプリ作成〜デバッグの様式をWindowsに統一することにより、OSごとの違いを意識せず、均一なオペレーションで業務アプリを構築することができます。
・SIMPLIA/COBOL支援キットを利用することにより、テストデータの作成/検証作業の効率化が図れます。
・Unicode ロケールのサポートにより、利用文字数の拡大と同時に、プラットホーム間や製品間のデータ流通性向上を実現できます。
・オブジェクト指向機能を利用することにより、再利用性に優れたプログラムの開発・運用が実現可能です。
・アプリケーションのマルチスレッド化によるアプリケーション運用時の省資源化を実現することができます。
・COBOLからJavaのクラスライブラリを利用することができます。
・帳票/オーバレイ帳票印刷機能(MeFt)により、面倒なプリンタの制御の必要がなくなります。
・写真・地図等のイメージデータを含んだ帳票印刷やフォームオーバレイパターンによるきめ細かな表現の帳票を高速に印刷できます。
・本商品は、PowerSORT(64bit)の機能も含んでいますので、PowerSORT(64bit)のセールスポイントも兼ね備えています。


2. 機能詳細

【言語仕様】
幅広い言語仕様のサポートにより、適用範囲の拡大とプログラムの流通性向上を支援します。
(1) 国際規格COBOL2002
オブジェクト指向機能などの国際規格COBOL2002の主要機能をサポートしています。
(2) ANSI'85
すべての必須機能単位をサポートしています。
(3) X/OPEN CAE仕様(XPG4)
行順ファイル、コマンド行引数/環境変数操作、ファイル/レコードの排他制御、連結式などをサポートしています。
(4) SIA 富士通標準仕様
・日本語処理機能 (日本語データ操作、日本語プログラミング機能、豊富な印刷機能、日本語メッセージ出力)
・索引ファイル拡張仕様 (逆順検索、キーの複数データ項目による構成)
・表示ファイル機能 (帳票定義体を使用した帳票出力)
・システムプログラム記述向け機能 (C言語などで獲得した領域の参照)
・中核系拡張機能 (定数節、ビット操作、浮動小数点、16進文字定数、記号定数、行内注記、COPY DISJOINING/JOINING文) などをサポートしています。
(5) MF COBOL固有仕様
Micro Focus COBOL 固有仕様における主要機能をサポートしています。
(6) Jアダプタクラスジェネレータ
Jアダプタクラスジェネレータは、Javaのクラスを呼び出すCOBOLクラスを生成するツールです。これにより、COBOLからJavaのクラスライブラリを利用することができます。

【実行環境】
次の機能のサポートにより、サーバ、スタンドアロンどちらの業務にも適したアプリケーションを作成できます。
(1) マルチスレッドのサポート
マルチスレッドモデルで作成されたアプリケーションの開発・運用をサポートします。マルチスレッド機能により、今後さらに増大するIT(情報技術)分野/ネットワークコンピュータ/分散オブジェクト環境での業務アプリケーションの円滑な運用を実現します。
(2) 豊富な文字コード種のサポート
EUC、シフトJIS およびUnicode(UTF-8) をサポートしています。これにより、クライアント/サーバシステムでのシステム間の連携強化が図れます。
(3) C 言語アプリケーションとの融合
COBOL 言語で記述されたアプリケーションとC言語で記述されたアプリケーションの相互の呼出しやデータ域の共有が可能です。
(4) ファイルユーティリティ機能
COBOLファイルの創成、表示、編集、印刷、整列、復旧など、デバッグや保守を支援するユーティリティを提供します。

【本格的なビジネス業務への適用】
帳票印刷機能のサポートにより、本格的なビジネス業務への適用を支援します。
・帳票出力実行ライブラリ
-きめ細やかな帳票出力を行う実行ライブラリを提供します。

【Windows環境を利用したリモート開発機能】
Windows環境のNetCOBOL Studio(リモートビルド、リモートデバッグ)により、Windowsを核としたサーバアプリケーション開発環境の統合を図り、開発〜実行テストまでをWindows上で実現できます。

【SIMPLIA/COBOL支援キット】
(1) テストデータ作成・更新・検証ツール(TF-LINDA)
COBOLファイルの作成/検証(創成、更新、追加、表示、印刷)ができます。 テストデータの作成/検証作業が大幅に軽減します。
(2) 開発資産流用支援ツール(TF-MDPORT)
異なるプラットフォーム間における文字コード変換/ファイル形式変換機能により、既存データを流用したテストデータの作成作業を軽減します。


3. 利用による効果

・ユーザアプリケーションやパッケージなど、既存のCOBOL 資産を有効活用することができます。
・EUC をはじめとして、シフトJIS、Unicode(UTF-8) と、幅広いコード系に対応。様々な局面で適切なコード体系を採用することができます。
・ビジネスに不可欠な帳票の印刷および、クライアントに出力することができます。また、VSPプリンタへの帳票定義体(PMD)の印刷が可能となり、帳票の表現力が高まります。
・オブジェクト指向による効率的なプログラミングをすることができます。
・SIMPLIA/COBOL支援キットを利用することにより、テストデータの作成/検証作業の効率化が図れます。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

64bit版新商品のためありません。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・NetCOBOL V10.5 COBOL 文法書
    ・NetCOBOL V10.5 使用手引書
    ・NetCOBOL V10.5 COBOLファイルアクセスルーチン使用手引書
    ・NetCOBOL V10.5 メッセージ説明書
    ・NetCOBOL V10.5 例題プログラム
    ・Jアダプタクラスジェネレータ V10.5 使用手引書
    ・MeFt V10.5 ユーザーズガイド
    ・MeFt V10.0 メッセージ集
    ・SIMPLIA/TF-LINDA オンラインマニュアル(*1)
    ・SIMPLIA/TF-MDPORT オンラインマニュアル
    ・PowerSORT V6.1 ユーザーズガイド

商品体系

【メディア】
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ メディアパック (64bit) V10
・NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ メディアパック (64bit) V10
【ライセンス】
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ プロセッサライセンス (64bit) (1年間24時間サポート付) V10
・NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ プロセッサライセンス (64bit) (1年間24時間サポート付) V10

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(CD-ROM等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低一本のメディアパックが必要です。バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて以下のとおりに必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1 プロセッサ(COD モデルの場合はCPU RTU ライセンスを持つ1 稼働CPU)あたり1 本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。
-SPARC M10 では、CPU コアアクティベーションキーにより有効化されたコアの総数に特定の係数を乗じます。
-SPARC Enterprise/PRIMEPOWER のCOD モデルでは、CPU RTU ライセンスを持つ稼働CPU 上のコアの総数に特定の係数を乗じます。
マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


3. NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ (64bit)について

NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ (64bit)で作成した64bit COBOLアプリケーションを他のマシン上で実行する際に必要となる運用環境商品です。
32ビットアプリケーションを開発および運用する場合は、32ビット版NetCOBOL商品を別途、購入してください。


4. SIMPLIA/TF-LINDA(COBOL)クライアントのライセンスについて

本製品には、SIMPLIA/TF-LINDA(COBOL)クライアントが含まれています。
SIMPLIA/TF-LINDA(COBOL)クライアントは、1台のWindowsクライアントにインストールして使用することができます。
SIMPLIA/TF-LINDA(COBOL)クライアントを複数のWindowsクライアントにインストールして使用する場合、追加クライアントライセンスを別途購入する必要があります。


5. クラスタシステムにおける製品のライセンス

相互待機形態(Active/Active)で運用する場合は、各サーバに製品を購入する必要があります。ただし、運用待機形態(Active/Passive)で運用する場合は、通常運用時に待機ノードとなっているサーバには運用ノードで購入したライセンスを使用できます。

関連ソフト

1. NetCOBOL Studioを利用したリモート開発およびデバッグを利用する場合

Windows 版の以下のいずれかの商品が必須
・NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Professional Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Base Edition 開発パッケージ (64bit) V10.5.0以降
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ (64bit) V10.5.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ (64bit) V10.5.0以降


2. 帳票作成およびオーバレイの作成作業をする場合

Windows 版の以下のいずれかの商品が必須
・FORM V6.1L21以降 および FORMオーバレイオプション V6.1L21以降
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Professional Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ V10.5.0以降
・NetCOBOL Standard Edition 開発パッケージ (64bit) V10.5.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発パッケージ (64bit) V10.5.0以降


3. UNICODE(UTF-8)ロケールで帳票定義体を使用する場合

以下のいずれかが必須
・Interstage Charset Manager Standard Edition Agent 9.3以降
・Interstage Charset Manager Standard Edition Web入力 Agent 9.3以降
・標準コード変換 1.2


4. JEF拡張漢字およびJEF拡張非漢字の印刷を行う場合

以下が必須
・日本語拡張印刷オプション 1.2.9以降
・日本語拡張印刷ゴシック体オプション 1.0.4以降


5. PrintPartnerVSPシリーズのプリンタ装置での印刷処理を行う場合

以下のいずれかが必須
・PrintWalker/BPC 6.0以降
PrintWalkerの詳細については以下を参照してください。
http://primeserver.fujitsu.com/printer/


6. データベースを使用する場合

以下のいずれかが必須
・Oracle Database Enterprise Edition 11.2.0.3以降
・Oracle Database Standard Edition 11.2.0.3以降
・Oracle Standard Edition One 11.2.0.3以降
また、プリコンパイラでCOBOLから連携するために以下が必須
・Oracle Programmer 11.2.0.3以降

動作保証周辺機器

プリンタ

対応OSで動作可能なプリンタ

留意事項

1. 運用パッケージ について

NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ (64bit) は、NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ (64bit)で作成した64bit COBOLアプリケーション用の運用環境商品です。


2. 開発可能なアプリケーションについて

本商品のNetCOBOLコンパイラは、64bitのバイナリオブジェクトを生成します。


3. 32ビット版商品との機能差について

本商品は、32ビット版 NetCOBOL Enterprise Editionと比較して、以下の機能をサポートしていません。
・プロジェクトマネージャ・スクリーンデザイナなどの開発支援ツール、デバッガ、およびファイルユーティリティのGUI版
・COBOL デバッガ
※(gdbによるデバッグ又はWindows版NetCOBOL V10.5以降に含まれる NetCOBOL Studioからのリモートデバッグで代替)
・スクリーン操作機能
・報告書機能(REPORT SECTION)
・簡易アプリ間通信機能 、表示ファイル宛先 APL,ACM
・Web連携機能
・帳票の電子化
・MeFt画面機能
・MeFt/WEB機能
・クラスライブラリ(帳票、DB、コレクション)
・COBOL G移行支援、MF移行支援
・UNIX分散開発
・他社プリンタ(ESC/P,ESC/Page,LIPS III)
・PowerGEM機能


4. PowerSORT 機能について

本商品は、PowerSORT (64bit)の機能も含んでいますので、PowerSORT (64bit)の留意事項も参照してください。

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