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2021年 10月 現在

FUJITSU Software
Symfoware Server Lite Edition V12.3.0

本商品は、企業や社会システムの根幹である業務システムを安定稼働させることにフォーカスし、お客様に揺るぎない「高信頼」、「高性能」、「安心」を提供するリレーショナルデータベースです。
本Editionは、PostgreSQLをベースに富士通の独自技術であるスマートソフトウェアテクノロジーを搭載し、導入・運用のしやすさを追求したデータベースです。中小規模向けに型決めしたデータベースを最適化しているため、技術者不在のシステムでもミスがないスマートなオペレーションで導入・運用できます。
V12よりSymfoware Serverは、従来のデータベースに加えて、OSSのデータベースを搭載しています。どちらか一方を選んで使用することができます。
Symfoware Server (Postgres):
・PostgreSQLをベースにしたOSSのデータベースです。
Symfoware Server (Native):
・富士通独自技術を採用したデータベースです。
本商品は、Symfoware Server (Postgres)を採用しています。
以降の記述では、Symfoware Server (Postgres)を「Postgres」と省略します。また、Symfoware Server (Native)を「Native」と省略します。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ(Symfoware Server (Postgres))
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント(Symfoware Server (Postgres))(Oracle Soalrisについては留意事項参照)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ(Symfoware Server (Postgres))
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

  • クライアント(Symfoware Server (Postgres))(Oracle Soalrisについては留意事項参照)
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) / Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 7(64-bit) / Windows 7 / Windows Vista

機能説明

1. Symfoware Server V12の提供機能について

Symfoware Server V12のデータベース(PostgresまたはNative)および製品ごとの提供機能を、表1および表2に示します。
データベースとエディションを選択する場合の参考にしてください。
Postgresを選択する場合
−OSSのPostgresから移行したい
−他社データベースから移行したい
Nativeを選択する場合
−データベースとアプリケーションの互換性を維持させ継続して使用したい

表1 Symfoware Server V12の提供機能一覧 (Postgres)

表2 Symfoware Server V12の提供機能一覧(Native)


2. オープン性の強化

(1) PostgreSQLの採用
V12より新たにPostgreSQLデータベース(PostgreSQL 9.5)を採用しています。PostgreSQLに準拠したSQL、API、コマンドおよびGUIによりデータベースにアクセスすることができます。

(2) エコシステムへの対応
PostgreSQLの活用により、企業内外のさまざまな動作環境やツールと連携できます。これにより、企業内外の業務システムのデータベースを入れ替えるだけで、今までの動作環境やツールが使えます。

(3) Oracle互換性の強化
Oracleデータベースとの互換性を向上するため、PostgreSQLインターフェースに以下の機能を追加します。これらの機能により、Oracleデータベースからの移行性が向上できます。
- NCHAR型、各国語文字列定数
- 外部結合演算子
- DUAL表
- 関数(SUBSTR、NVL、DECODE)
- ビルトインパッケージ(UTL_FILE、DBMS_OUTPUT、DBMS_SQL)
- 一括INSERT
- DECLARE STATEMENT
- トリガ定義のREPLACE句やDO句
- Oracle互換関数(Orafce)


3. データベース操作支援ツール

(1) スマートセットアップ
データベースシステムの構築に必要な動作環境の作成および運用パラメタの設定など、Symfowareシステムの環境セットアップを自動的に行います。これにより、すぐにSymfowareの機能を利用することができます。

(2) データベース運用支援ツール
使用するサーバのプラットフォームに関係なく、WebブラウザのGUI操作で、簡単にセットアップ時の動作環境の構築や動作パラメタの設定を行うことができます。
なお、スマートソフトウェアテクノロジーにより、データベースのバックアップ、リカバリ、状態監視といったデータベース運用操作が簡単にできます。

(3) データベース構築支援ツール
データベースの構築をメニューから容易に行うことができます。また、データベースの内容確認やメンテナンスをはじめ、データ内容の更新、削除や追加、データベースの検索までGUIで操作できます。


4. 高性能なデータベース処理

(1) PCIe Flashの活用によりデータアクセスを高速化
高性能の記憶媒体「PCIe Flash」の活用により、データアクセスの高速化が可能となります。


5. 高信頼なシステム運用

(1) 安定稼働を実現するクラスタ運用
Symfoware は、クラスタリング・ソフトウェアと組合わせて安定稼働を実現します。
スタンバイ機能により、サーバに異常が発生した場合でも、別のサーバへの切替えで業務を継続できるので、障害に対する速やかな再稼働が実現できます。運用形態は、1対1運用待機をサポートします。


6. ネットワークコンピューティング技術への対応

(1) オープンネットワークでの情報流通
Javaプログラムから、データベースをアクセスするためのAPI「JDBC 4.0」に対応しており、JDBC APIを経由してデータベースサーバに接続する機能を提供します。
また、パソコン上の他ソフトベンダ製のパッケージを含むさまざまなツールと連携するための、.NET Data ProviderやODBCなどの標準的な連携インターフェースを提供します。
Visual Studioと連携してデータベースサーバの資源にアクセスするアプリケーション作成や環境構築ができます。


7. セキュリティ

(1)暗号化機能によりデータの漏洩を防止
暗号化機能を標準搭載しました。AES(Advanced Enryption Standard)アルゴリズム、鍵長256ビットを採用し、格納データ・バックアップデータ・通信データを様々な脅威から守ります。
通信データの暗号化を行う場合、署名アルゴリズムがSHA-2のSSLサーバ証明書が使用できます。

(2) データ秘匿化
アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を「*」で改訂して参照させる場合などに利用できます。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

V12.1.1からV12.3.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. 最新PostgreSQL 9.5のサポート

Symfoware ServerがベースとするPostgreSQLのバージョンを9.2から9.5にアップしました。以下のような新機能が追加されます。
- マテリアライズドビュー、更新可能ビュー、GINインデックス、JSONB型、レプリケーションスロット、行単位セキュリティなど
たとえば、マテリアライズドビューにより、集約や集計などの検索業務を高速に 処理することができます。


2. Oracle互換性の改善

Oracle互換関数(Orafce)が利用可能となります。これまでの互換機能をそのまま継承し、さらに多くの互換機能が利用可能となります。


3. COBOL言語による埋め込みSQLのサポート

アプリケーションインタフェースとして、COBOL言語による埋め込みSQLをサポートしました。
これにより、既存のCOBOLアプリケーションを有効活用できます。


4. データ秘匿化のサポート

アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を「*」で改訂して参照させる場合などに利用できます。


5. 新OS対応

V12.3.0より、以下のOSに対応します。

【クライアント】
- Windows Server 2016

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・マニュアルについては購入方法を参照してください。

商品体系

【メディア】
・Symfoware Server Lite Edition メディアパック(64bit) V12.3.0
(注) V12.3.0は64bit版メディアパックのみです。32bit版は「Symfoware Server Lite Edition V12.1.1」を手配してください。

【ライセンス】
Symfoware Server Lite Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V12
Symfoware Server Lite Edition クライアントライセンス (1年間24時間サポート付) V12

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. エディションの選択について

(1)適用ハードウェアの制限について
【物理サーバ環境】
物理サーバ環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより使用可能な物理プロセッサ数が制限されます。
-Symfoware Server Lite Edition :
使用する物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Standard Edition :
使用する物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
使用する物理プロセッサ数は、8プロセッサまでに限定。

【仮想環境】
仮想環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより、仮想サーバを搭載する物理サーバの物理プロセッサ数が制限されます。なお、仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数に制限はありません。
-Symfoware Server Lite Edition :
物理サーバの物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数は制限なし。
-Symfoware Server Standard Edition :
物理サーバの物理プロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数は制限なし。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
物理サーバの物理プロセッサ数は、8プロセッサまでに限定。仮想サーバに割り当てる仮想プロセッサ数は制限なし。

【クラウド環境 (注)】
クラウド環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより、クラウド環境に割り当てる仮想プロセッサ数が制限されます。
-Symfoware Server Lite Edition :
使用する仮想プロセッサ数は、8プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Standard Edition :
使用する仮想プロセッサ数は、8プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
使用する仮想プロセッサ数は、32プロセッサまでに限定。

(注)プロセッサライセンス定義書で定義されているクラウドサービスが対象です。

(2)Symfoware Server V12のエディションごとの機能差について
Symfoware Server V12のエディションごとの機能差の概要については、機能説明の「1. Symfoware Server V12の提供機能について」を参照してください。


2. Symfoware Server V12のメディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。

各メディアパックの構成


3. ライセンスについて

(1) ライセンスの選択指針
本商品には、プロセッサライセンスとクライアントライセンスの2種類のライセンス形態があります。いずれかを選択の上、購入してください。
この2つのライセンス形態の間に移行パスはありません。購入にあたっては十分な検討が必要です。

(2) プロセッサライセンス
プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されている稼働プロセッサ数に応じて必要となるライセンスです。
また、本ライセンスは、利用するサーバ環境(物理サーバ環境、仮想環境、クラウド環境)により、必要購入数が異なります。

【物理サーバ環境】
必要購入数は、搭載されている稼働プロセッサ数分です。

【仮想環境】
以下のいずれかを選択します。
物理サーバ単位課金:必要購入数は、搭載されている稼働プロセッサ数分です。
仮想サーバ単位課金:必要購入数は、以下の計算式で求めます。

Symfowareに割り当てた仮想プロセッサの総数 × コア係数 (注1)(注2)

【クラウド環境 (注3)】
必要購入数は、以下の計算式で求めます。(4仮想プロセッサ=1ライセンスとみなす。)

Symfowareに割り当てた仮想プロセッサの総数 / 4 (注2)

(注1)マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。
(注2)少数点以下切上げ。
(注3)プロセッサライセンス定義書で定義されているクラウドサービスが対象です。

(3) クライアントライセンス
クライアントライセンスは、データベース・サーバに同時接続するクライアント1つあたり1本購入が必要です。
ある時点で同時に接続する最大のクライアント数分の購入が必要となります。
クライアント数は、データベース・サーバにアクセスする利用者、端末、アプリケーションなどの数を基準にして計算します。

なお、サーバに搭載するプロセッサ数は2に限定されていますが、必要最低限のクライアント数は、コア数により変動します。必要最低限のクライアント数以上のクライアントライセンスの購入が必要となります。
必要最低限のクライアント数は以下の計算式で求めます。

・(5×搭載プロセッサ数(注1))クライアント

(注1)マルチコアプロセッサが搭載されている場合、上記式中の『搭載プロセッサ数』とはコアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)になりますのでご注意下さい。

(例)
1. シングルコアのプロセッサを1つ搭載したPRIMERGYに対し、10台の端末から最大同時接続数が7台の場合

・必要最低クライアント数の算出
5×1(プロセッサ数) =5

最大同時接続数が必要最低クライアント数以上であるため、7のクライアントライセンスを購入する必要があります。

2. インテル Xeon プロセッサー(4コア)を1つ搭載したPRIMERGYに対し、10台の端末から最大同時接続数が7台の場合

・必要最低クライアント数の算出
5×(4(コア数)×0.5(コア係数(注2))×1(プロセッサ数)) =10

最大同時接続数は7ですが、必要最低クライアント数が10であるため、10のクライアントライセンスを購入する必要があります。

(注2)マルチコアプロセッサにおける係数は、2011年4月現在のものです。最新のコア係数については、「関連URL」に記載の「富士通ソフトウェア情報」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


4. クライアントソフトウェアについて

クライアントソフトウェアはインストールフリーです。


5. クラスタシステムで運用する場合の購入方法

【プロセッサライセンス】
クラスタシステムで運用する場合は、運用ノードに搭載するプロセッサ数1つ分の購入に対して、待機ノードに搭載するプロセッサ数1つ分は購入不要です。待機ノード数が運用ノード数より多くなる構成の場合は、運用ノードに搭載するプロセッサ数のライセンスの他に、待機ノードに搭載するプロセッサ数から運用ノードに搭載するプロセッサ数を差し引いた分のライセンスを購入してください。
クラスタシステム内の各ノードは、すべて同一のライセンス形態の製品を購入してください。

【クライアントライセンス】
クラスタシステムで運用する場合は、各ノードごとに、同時接続するクライアント数分のクライアントライセンスを購入する必要があります。ただし、運用ノード1つ分の購入に対して、待機ノード1つ分は購入不要です。待機ノード数が運用ノード数より多くなる構成の場合は、運用ノードに対するライセンスの他に、待機ノード数から運用ノード数を差し引いた分のライセンスを購入してください。
クラスタシステム内の各ノードは、すべて同一のライセンス形態の製品を購入してください。


6. V12.0以降の旧商品からのバージョンアップ/レベルアップについて

V12.0以降の本商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。また、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えも可能です。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。


7. オンラインマニュアルについて

本商品には、以下のオンラインマニュアルが添付されています。
・Symfoware Server リリース情報
・Symfoware Server クラスタ運用ガイド
・Symfoware Server 移行ガイド(OpenインタフェースからSymfoware Server (PostgreSQL)への移行)
・FUJITSU Enterprise Postgres マニュアルの読み方
・FUJITSU Enterprise Postgres リリース情報
・FUJITSU Enterprise Postgres 解説書
・FUJITSU Enterprise Postgres 導入ガイド(サーバ編)
・FUJITSU Enterprise Postgres 導入ガイド(クライアント編)
・FUJITSU Enterprise Postgres 運用ガイド
・FUJITSU Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド
・FUJITSU Enterprise Postgres アプリケーション開発ガイド
・FUJITSU Enterprise Postgres リファレンス
・FUJITSU Enterprise Postgres Java API リファレンス
・FUJITSU Enterprise Postgres 用語集
・FUJITSU Enterprise Postgres メッセージ集
・FJQSS(資料採取ツール)ユーザーズガイド
・PostgreSQL 9.5.2 文

関連ソフト

1. WebAdminを利用する場合

・Internet Explorer 8.0/9.0/10/11
・Microsoft Edge (注)
(注)Windows 10上で付属のWebブラウザ「Microsoft Edge」を使用する場合は、Windows 10をVersion 1511以降にアップデートする必要があります。


2. クラスタ運用を行う場合

クラスタ運用を行う場合、以下のいずれかが必要になります。
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.3 (注1)(注2)
・PRIMECLUSTER HA Server 4.3 (注1)(注2)

(注1) PRIMECLUSTER 4.3A30以降に対応しています。運用前に弊社営業/SEにお問い合わせください。
(注2) PRIMECLUSTERのRed Hat Enterprise Linux 7の対応状況は、PRIMECLUSTERのソフトウェア・ガイドを参照してください。


3. SQL埋込みC/COBOLのアプリケーションを開発する場合

SQL埋込みCのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。
・Visual C++ 2008 / 2010 / 2012(Windowsで開発する場合)(注)
・Cコンパイラ (Linux OS製品で提供されているもの。Linuxで開発する場合)
・Sun Studio 9〜12(Oracle Solarisで開発する場合)

注:Visual C++ はVisual Studioに含まれています。

SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。

〔Linuxの場合〕
・NetCOBOL Standard Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Professional Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3L10 以降

〔Windowsの場合〕
・NetCOBOL Base Edition V10.1.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.1.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.1.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.1.0 以降

〔Oracle Solarisの場合〕
・NetCOBOL Base Edition 8.0以降
・NetCOBOL Standard Edition 8.0以降
・NetCOBOL Professional Edition 8.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V9.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition (64bit) V10.5以降


4. Javaアプリケーションを開発する場合

・Java SE 6以降


5. .NETアプリケーションを開発する場合

Symfoware Serverは、Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント.NET Data Providerを提供しています。
アプリケーションの開発および運用には、以下の環境が必要です。
・.NET Framework 2.0/3.0/3.5/4.0/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6
・Visual Studio 2008/2010/2012/2013

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Intel64環境での動作について

【サーバ】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)

【クライアント】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードとして、または32ビット互換モードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)


2. Oracle Solarisクライアントの適応機種/適応OSについて

本資料冒頭のクライアント適応機種 / 適応OSの他に以下にも適応します。
【適応機種】
PRIMEPOWER
SPARC Enterprise
SPARC Servers
FUJITSU Cloud Service for SPARC

【適応OS】
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 10


3. Windows Vista、Windows 7、Windows 8.1利用時の留意事項

クライアントをWindows Vista、Windows 7、Windows 8.1に適用する場合、以下の留意事項があります。

【インストール】
[現象]
・インストール時DVDを入れてもオートランでインストーラが起動しない
[対処]
マニュアル記載[オートランが動作しないときの代替操作]を参照して、実行してください。

[現象]
・Symfowareクライアント機能のインストーラー起動時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[許可]ボタンをクリックして先に進んでください。

【セットアップ】
[現象]
・JDBCデータソース登録ツールの起動時に、Javaコマンド[java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.tool.FJJdbcTool]を実行したコマンドプロンプトに[OS:Windows NT(unknown)]と表示される。
[対処]
特になし。

[現象]
・コントロールパネルからODBCデータソースアドミニストレータを起動した時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[続行]ボタンをクリックして先に進んでください。


4. ネットワーク通信(IPv4/IPv6)を利用する場合の留意事項

ユニキャストでは、ユニークローカルアドレス(IPv6のみ)、リンクローカルアドレス、ループバックアドレスは使用できません。また、マルチキャストも使用できません。


5. SQL埋込みホストプログラムについて

本商品では、アプリケーションにSQL文を埋め込んでデータベース操作を行うSQL埋込みホストプログラムを開発できます。詳細は関連ソフトを参照してください。。


6. 他のエディションのインストールについて

製品世代が同じ、かつ異なるエディションのSymfoware Serverを共存させることはできません。


以下の場合は、排他製品としてインストールできません。
- インストール済製品が Symfoware Server Enterprise Edition(Postgres)(64bit) V12.3.0
- インストールする製品が Symfoware Server Standard Edition(Postgres)(64bit) V12.3.0


7. 排他ソフトウェアについて

共存できない他製品はありません。


8. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5/for SPARC、FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシンおよびパブリッククラウド利用時の留意事項

・Symfoware Serverの機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「Symfoware Server 導入ガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・使用するメモリ容量は4Gバイト以上(FUJITSU Cloud Service S5の場合はスタンダードタイプ 以上)を推奨します。


9. 仮想化環境で利用する場合の留意事項

(1) VMwareを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・DR機能
・FT機能
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・vMotion機能
・クローニング機能

(2) Linux仮想マシン機能を利用する場合
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・ライブマイグレーション機能
・クローニング機能

(3) Hyper-Vを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能
・クイックマイグレーション機能
・Hyper-Vレプリカ機能
・インポート/エクスポート機能


10. 前版との差異

(1)「Openインターフェース」の機能名を「Postgres」に変更しました。また、「Nativeインターフェース」の機能名を「Native」に変更しました。
(2) Javaストアドプロシジャ(PL/extJava)はサポート対象外となります。
(3) V12.3.0より以下のOSはサポート対象外となります。
クライアント
- Windows 8(64-bit)
- Windows 8
(4) V12.3.0より以下のOSは、Postgreはサポート対象外となります。
サーバ/クライアント
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

関連URL

お客様向けURL