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2019年 6月 現在

FUJITSU Software
Symfoware Server Enterprise Edition V12.2.0

本商品は、企業や社会システムの根幹である業務システムを安定稼働させることにフォーカスし、お客様に揺るぎない「高信頼」、「高性能」、「安心」を提供するリレーショナルデータベースです。
本Editionは、Standard Editionで利用できる基本的な要件に加え、遠隔地災害対策、自動ノード切換え可能な二重化データベースなど幅広い要件に応えられ、多くの業務に適用できます。
V12では、Nativeインターフェースに加えてOpenインターフェースを採用しています。
Nativeインターフェース:
・Symfoware V11以前から採用しているSymfowareのインターフェースです。
Openインターフェース:
・PostgreSQLをベースにしたインターフェースです。
NativeインターフェースとOpenインターフェースで利用できる機能は、機能説明の「10. Symfoware Server V12の機能差について」を参照してください。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / パブリッククラウド

  • クライアント(他プラットフォームについては留意事項参照)
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • サーバ
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

  • クライアント(他プラットフォームについては留意事項参照)
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

機能説明

1. オープン性の強化

(1) PostgreSQLインターフェースの採用 【Openインターフェース】
PostgreSQLをベースにしたOpenなインターフェースを採用しています。PostgreSQLに準拠したSQL、API、コマンドおよびGUIによりデータベースにアクセスすることができます。

(2) エコシステムへの対応【Openインターフェース】
PostgreSQLインターフェースの活用により、企業内外のさまざまな動作環境やツールと連携できます。これにより、企業内外の業務システムのデータベースを入れ替えるだけで、今までの動作環境やツールが使えます。

(3) Oracle互換性の強化【Openインターフェース】
Oracleデータベースとの互換性を向上するため、PostgreSQLインターフェースに以下のSQL機能を追加します。これらのSQL機能により、Oracleデータベースからの移行性が向上できます。例えば、Javaストアドプロシージャは、共通変数を多用する大規模構成のPL/SQLパッケージの移行性が向上します。
- NCHAR型、各国語文字列定数
- 外部結合演算子
- DUAL表
- 関数(SUBSTR、NVL、DECODE)
- ビルトインパッケージ(UTL_FILE、DBMS_OUTPUT、DBMS_SQL)
- 一括INSERT
- DECLARE STATEMENT
- トリガ定義のREPLACE句やDO句
- Javaストアドプロシージャ


2. データベース操作支援ツール

(1) スマートセットアップ 【Openインターフェース】
インストール時に、データベースシステムの構築に必要な動作環境の作成および運用パラメーターの設定など、Symfowareシステムの環境セットアップを自動的に行います。これにより、製品インストール後、すぐにSymfowareの機能を利用することができます。

(2)動作環境構築や運用を支援するツール 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
使用するサーバのプラットフォームに関係なく、WebブラウザのGUI操作で、簡単にセットアップ時の動作環境の構築や動作パラメーターの設定を行うことができます。
なお、Openインターフェースでは、スマートテクノロジーにより、データベースのバックアップ、リカバリー、状態監視といったデータベース運用操作が簡単にできます。

(3)データベースの構築を支援するツール 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
データベースの構築をメニューから容易に行うことができます。また、データベースの内容確認やメンテナンスをはじめ、データ内容の更新、削除や追加、データベースの検索までGUIで操作できます。

(4) セットアップガイダンス 【Nativeインターフェース】
セットアップガイダンスにより、初心者でも簡単にデータベースを構築することができます。


3. 高性能なデータベース処理

(1) 並列クエリ機能の標準装備 【Nativeインターフェース】
大規模データベースに対する検索処理 (クエリ) を分割・並列化する機能を標準装備します。

(2) 世界最高性能のロード・アンロード 【Nativeインターフェース】
世界最高性能のロード・アンロードで、短時間でデータベースの創成ができます。

(3) 多数クライアントに対する高速なアクセス性能を実現 【Nativeインターフェース】
ステージング・コントロール(ディスパッチ・オーバヘッドの最小化技術)、バッファ・コントロール(I/O効率を飛躍的に高めるデータのキャッシュ化技術)、パーティショニング (アクセス範囲をローカライズするデータベースの細分化技術)の技術により、多数クライアントに対しても高速なアクセスが可能となります。
さらに、ダイナミック・キュー(自動負荷調整技術)により、複数のCPUを無駄なく利用でき多数クライアントに対しても安定したレスポンスを保証します。

(4) DSIのメモリ常駐化によるアクセス性能向上 【Nativeインターフェース】
メモリ獲得時に、全DSI(表またはインデックスのデータ)をメモリ上へ読み込み、メモリ上にすべてを常駐することができます。
これにより、初回アクセス時にディスクからデータを読み込んだり、メモリ上からデータが破棄されることがないため、データ抽出などの個々の処理レスポンスを向上させ、システム全体の高スループットを保証します。

(5) すべてのトランザクションのレスポンスを平準化 【Nativeインターフェース】
ステルスシンク(データキャッシュを高速にディスクに反映する技術)により、システムが高負荷な状態でも一定のレスポンスを維持することができます。

(6) トランザクションスループットのスケーラビリティを実現 【Nativeインターフェース】
ダイナミック・ロックコンテンション(ロック対象をCPUにローカライズする技術)により、CPU数に応じたリニアなスケーラビリティでトランザクションスループットを保証します。

(7) PCIe Flashの活用によりデータアクセスを高速化【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
高性能の記憶媒体「PCIe Flash」の活用により、データアクセスの高速化が可能となります。
たとえば、Nativeインターフェースでは、ログ負荷分散機能とPCIe Flashを組み合わせて活用することにより、秒間50万件のデータ格納(従来比4倍)を実現します。詳細については、システム/機能構成図の「ログ負荷分散機能と組み合わせたPCIe Flashの活用」を参照してください。

(8) 高圧縮によるディスクコストの大幅削減 【Nativeインターフェース】
独自の高圧縮技術により、圧縮率最大2倍(他社比)、格納レスポンス最大20倍(他社比)を実現します。また、ディスクコストを大幅削減(非圧縮に比べ最大5分の1)します。
さらに、高圧縮によるメモリ常駐率のアップにより、性能(スループット)が最大2倍向上します。


4. データ規模への対応

(1) 大容量データに対するデータの保全・保守 【Nativeインターフェース】
運用時間の限界を考慮したデータベースの細分化技術(パーティショニング)、細分化した単位に並列に実行できる運用技術(パラレル)、細分化した単位に独立して実行できる運用技術(ローカライズ)、実行フェーズの最適化技術(ダイレクトパス)等の技術を駆使し、大容量データに対しても、データベース保全・保守運用性を高めています。
また、Symfoware Server Advanced Backup Controllerを使用することにより、大容量データベースに対して瞬時に、業務無停止でバックアップデータの作成を行うことができます。


5. 高信頼なシステム運用

(1) 高度なデータ修復技術 【Nativeインターフェース】
データベース管理簿を含め、どこが壊れてもデータベースを再構築することなく、データを修復できます。ユーザデータベースを利用したデータベース管理簿の再生技術(リバース・クリエーション)により、短期間で業務を再開することが可能です。
また、停電などの緊急事態に対しても、壊れたデータの正確な把握と破壊範囲の隔離を保証します。

(2) 段階的な業務再開を実現 【Nativeインターフェース】
段階的に業務サービス再開が可能な修復技術(インクリメンタル・リカバリー)により、数分後には業務を再開することが可能になります。

(3) 安定稼働を実現するクラスタ運用 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
Symfoware は、クラスタリング・ソフトウェアと組合わせて安定稼働を実現します。
スタンバイ機能により、サーバに異常が発生した場合でも、別のサーバへの切替えで業務を継続できるので、障害に対する速やかな再稼働が実現できます。
Openインターフェースの運用形態は、1対1運用待機をサポートします。また、Nativeインターフェースの運用形態は、1対1運用待機、n対1運用待機、カスケードをサポートします。

(4) システム稼働率の向上 【Nativeインターフェース】
コネクションの自動制御機能により、3階層システムのホットスタンバイ運用時には、プレコネクションによる待機サーバへの高速切替えを実現します。

(5) 多重故障に対応した運用 【Nativeインターフェース】
PRIMECLUSTER環境でのカスケード運用形態のサポートにより、多重故障時でも業務の継続が可能になります。これにより、さらなる可用性が向上されます。

(6) データベースの完全同期による確実な業務継続【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
データベース二重化機能を使用することにより、通常のネットワーク(TCP/IP)を利用し、同一センタ内の2台のサーバを物理的に独立させながらも、データベースの完全同期を実現します。
サーバの異常時に、異常が発生したサーバをシステムから切り離し、副サーバに業務を引き継ぎます。副サーバは、常に最新のデータベースを保持しているため、確実に業務を継続できます。
Nativeインターフェースの場合、Symfoware Server Mirroring Controllerを使用することにより、ストレージのリモートコピー機能が利用できます。これにより、高スループット、高速な縮退を実現するDBミラーリングシステムが構築可能です。より高いレベルでの業務継続が求められるミッションクリティカルシステムに対応できます。

(7) XAインターフェース 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
トランザクションモニタとの連携インターフェース (XAインターフェース) を提供します。

(8) 性能情報の表示/分析 【Nativeインターフェース】
パフォーマンスモニタ機能により、Symfoware Serverの持つリソースの各種統計情報を採取、表示します。
運用中に問題が発生しても、問題が発生したSQL文の特定、調査、分析が行えます。
また、Systemwalker Service Quality CoordinatorおよびInterstage Application Serverと連携し、性能問題が発生しているアプリケーションを容易に特定することができます。

(9) Interstageとの連携強化 【Nativeインターフェース】
Interstage Application Serverと連携し、Interstageのコネクションプーリングが使用でき、自動再接続機能などInterstageの豊富な機能が利用可能となります。また、データソースの定義登録の手番を大幅に削減します。

(10) 24時間・365日連続運転 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
・運用中の定義変更機能
業務で使用する表に対して、運用中に列の追加などの定義操作を行うことができます。


6. ネットワークコンピューティング技術への対応

(1) SQL/XML対応 【Nativeインターフェース】
Symfowareに格納されたXMLデータに対して、柔軟に検索できる機能を提供します。
SQLインターフェースでXML検索が行えるようになることで、XMLデータの内容だけでなく、RDBの別カラムのデータを検索条件として指定することが可能になります。

(2) インターネット/イントラネットにおけるデータベース連携 【Nativeインターフェース】
Interstage Application Serverと連携し、基幹システムをWebで構築したり、既存システムをWebシステムと密接に連携させることができます。

(3) オープンネットワークでの情報流通 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
Javaプログラムから、データベースをアクセスするためのAPI「JDBC 4.0」に完全に対応しており、JDBC APIを経由してデータベースサーバに接続する機能を提供します。
また、パソコン上の他ソフトベンダ製のパッケージを含むさまざまなツールと連携するための、.NET Data ProviderやODBCなどの標準的な連携インターフェースを提供します。


7. セキュリティ

(1) 監査ログ制御機能 【Nativeインターフェース】
データベースに格納されたデータの状態や利用者のデータへのアクセスに対して、その正当性を確認するため、監査情報としてログを取得します。管理者は、定期的に監査ログを参照、監視することで、システムの異常を検知し、適切な対応を行うことによって不健全な状態に陥ることを防止できます。
また、必要な部分の監査ログのみを取得することもできます。

(2) 暗号化機能によりデータの漏洩を防止 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
暗号化機能を標準搭載しました。AES(Advanced Enryption Standard)アルゴリズム、鍵長256ビットを採用し、格納データ・バックアップデータ・通信データを様々な脅威から守ります。


8. データ連携

(1) LinkexpressおよびLinkexpress Replication optionを同梱 【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
分散ファイルシステムのファイル転送やデータベース間のレプリケーションを実現します。豊富なデータベースサーバサポートにより、オープンサーバはもちろん、グローバルサーバや異種データベースとの連携も可能です。また、データウェアハウスへのデータの取り込みが容易です。

[V12.1.1での同梱製品]
Linkexpress Enterprise Edition V5.0L16
Linkexpress Replication option V5.0L18

詳細については、各製品のソフトウェアガイドを参照してください。


9. データベース集約

本商品のオプション製品 Symfoware Server Consolidation Option を利用することにより、従来に比べデータベースの高密度集約が可能となり運用コストを削減できます。

(1)データベース集約による運用コストの削減 【Openインターフェース】
1つの仮想サーバに複数の業務システムのデータベースを集約することで、高密度集約を実現します。これによりサーバ数が減り、保守作業や運用管理の負担を削減することができます。

(2)サーバリソースの有効活用 【Openインターフェース】
リソースの利用効率を向上するために、業務システムのデータベース単位にCPU使用率、メモリ、I/Oアクセスなどのリソース配分が設定できます。


10. Symfoware Server V12の機能差について

Symfoware Server V12の各エディションおよびインターフェースごとの機能差を以下に示します。
インターフェースを選択するポイントは、以下のとおりです。

Openインターフェースを選択する場合
−今まで使っていたアプリケーションやツールをそのまま利用したい
−他社データベースから移行したい

Nativeインターフェースを選択する場合
−高信頼かつ高性能なシステムを構築したい

インストール前に、使用するインターフェース(Nativeインターフェース
またはOpenインターフェース)を決めておいてください。
インストール後は、使用するインターフェースの変更はできません。

Symfoware Server V12の機能差一覧

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図

新規機能

V12.1.1からV12.2.0の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. データベース集約【Openインターフェース】

本商品のオプション製品 Symfoware Server Consolidation Option を利用することにより、従来に比べデータベースの高密度集約が可能となり運用コストを削減できます。

従来の集約では、以下の課題がありました。
・物理サーバから仮想サーバに集約してもサーバ数自体は減らないため、パッチ適用などの保守作業や運用管理の負担は減らない。
・各仮想サーバは、ピーク時を想定しリソースに余裕を持たせて構築しているが、その余力を他に配分できず、リソースを有効活用しきれない。

これらの課題を解決するため、以下の機能を提供します。

(1)データベース集約による運用コストの削減
1つの仮想サーバに複数の業務システムのデータベースを集約することで、高密度集約を実現します。これによりサーバ数が減り、保守作業や運用管理の負担を削減することができます。

(2)サーバリソースの有効活用
リソースの利用効率を向上するために、業務システムのデータベース単位にCPU使用率、メモリ、I/Oアクセスなどのリソース配分が設定できます。


2. Office2013対応【Nativeインターフェース】

Symfoware ODOSとOffice2013(Access/Excel)との連携が可能になりました。
Openインターフェースは対応済みです。


3. 新OS対応

V12.2.0より、以下のOSに対応します。

【クライアント】
- Windows 10

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・マニュアルについては購入方法を参照してください。

商品体系

【メディア】
・Symfoware Server Enterprise Edition メディアパック V12.2.0
・Symfoware Server Enterprise Edition メディアパック(64bit) V12.2.0

【ライセンス】
・Symfoware Server Enterprise Edition プロセッサライセンス V12
・Symfoware Server Enterprise Edition クライアントライセンス V12
・Symfoware Server Enterprise Edition プロセッサライセンス バージョンアップキット V12
・Symfoware Server Enterprise Edition クライアントライセンス バージョンアップキット V12

購入方法

1. エディションの選択について

(1)適用ハードウェアの制限について
【物理サーバ環境】
物理サーバ環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより使用可能なプロセッサ数が制限されます。
-Symfoware Server Lite Edition :
使用するプロセッサ数は2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Standard Edition :
使用するプロセッサ数は2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
64ビットモードで動作させる場合は、使用するプロセッサ数は8プロセッサまでに限定。32ビットモードまたは32ビット互換モードで動作させる場合は、使用するプロセッサ数は制限なし。

【仮想環境】
仮想環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより、仮想サーバが載る物理サーバのプロセッサは制限されます。なお、仮想サーバに割り当てた仮想プロセッサ数に制限はありません。
-Symfoware Server Lite Edition :
物理サーバのプロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。また、仮想サーバに割り当てた仮想プロセッサ数は制限なし。
-Symfoware Server Standard Edition :
物理サーバのプロセッサ数は、2プロセッサまでに限定。また、仮想サーバに割り当てた仮想プロセッサ数は制限なし。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
64ビットモードで動作させる場合は、物理サーバのプロセッサ数は8プロセッサまでに限定。32ビットモードまたは32ビット互換モードで動作させる場合は、プロセッサ数は制限なし。また、仮想サーバに割り当てた仮想プロセッサ数は制限なし。

【クラウド環境】
クラウド環境において、Symfoware Serverは使用するエディションにより、クラウド環境に割り当てた仮想プロセッサ数が制限されます。
-Symfoware Server Lite Edition :
使用する仮想プロセッサ数は2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Standard Edition :
使用する仮想プロセッサ数は2プロセッサまでに限定。
-Symfoware Server Enterprise Edition :
64ビットモードで動作させる場合は、使用する仮想プロセッサ数は8プロセッサまでに限定。32ビットモードまたは32ビット互換モードで動作させる場合は、使用する仮想プロセッサ数は制限なし。

(2)Symfoware Server V12のエディションごとの機能差について
Symfoware Server V12のエディションごとの機能差の概要については、機能説明の「10. Symfoware Server V12の機能差について」を参照してください。


2. メディアパックの種類について

本商品には、2種類のメディアパックがあります。動作OSによりメディアパックが異なりますので注意が必要です。

(1) Symfoware Server Enterprise Edition メディアパック V12.2.0
以下のディストリビューションの環境で32ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64) (注)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) (注)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) (注)
(注)32ビット互換モードで動作

(2) Symfoware Server Enterprise Edition メディアパック(64bit) V12.2.0
以下のディストリビューションの環境で64ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)


3. Symfoware Server V12のメディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD等)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップおよび、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。

また、本商品のメディアパックには、オプション商品であるSymfoware Server Mirroring Controller/Symfoware Server Advanced BackupControlle/Symfoware Active DB Guard/Symfoware Server Consolidation Option のプログラムも含まれています。オプション商品についても使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。

各メディアパックの構成

メディアパックの構成について表で説明します。

4. ライセンスについて

【プロセッサライセンス】
プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。

マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。

【クライアントライセンス】
クライアントライセンスは、データベース・サーバに同時接続するクライアント1つあたり1本購入が必要です。
ある時点で同時に接続する最大のクライアント数分の購入が必要となります。
クライアント数は、データベース・サーバにアクセスする利用者、端末、アプリケーションなどの数を基準にして計算します。

なお、サーバに搭載するプロセッサ数により、必要最低限のクライアント数以上のクライアントライセンスの購入が必要となります。
必要最低限のクライアント数は以下の計算式で求めます。

・(10×搭載プロセッサ数(注))クライアント

(注)マルチコアプロセッサが搭載されている場合、上記式中の『搭載プロセッサ数』とはコアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)になりますのでご注意下さい。
マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。

(例)
1. シングルコアのプロセッサを1つ搭載したPRIMERGYに対し、20台の端末から最大同時接続数が14台の場合

・必要最低クライアント数の算出
10×1(プロセッサ数) =10

最大同時接続数が必要最低クライアント数以上であるため、14のクライアントライセンスを購入する必要があります。

2. インテル Xeon プロセッサー(2コア)を2つ搭載したPRIMERGYに対し、20台の端末から最大同時接続数が14台の場合

・必要最低クライアント数の算出
10×(2(コア数)×0.5(コア係数)×2(プロセッサ数)) =20

最大同時接続数は14ですが、必要最低クライアント数が20であるため、20のクライアントライセンスを購入する必要があります。


5. クライアントソフトウェアおよびConnection Manager機能について

【Openインターフェース】
クライアントソフトウェアはインストールフリーです。

【Nativeインターフェース】
クライアントソフトウェアおよびConnection Manager機能はインストールフリーです。


6. ダウングレード使用について

本商品のライセンスを購入することにより、本製品の旧バージョンを使用する権利を得ることができます(以降、「ダウングレード使用」と呼びます)。
「ダウングレード使用」を適用する際には、旧バージョン商品のインストール媒体をお客様が既に購入されていることが前提となります。
購入が必要なライセンス数については、本商品のライセンス購入方法に従ってカウントします。
なお、本商品と旧バージョン商品を同時に使用することはできません。
また、本商品の次バージョン以降を使用する権利はありません。

「ダウングレード使用」可能な旧バージョン商品は、以下のとおりです。
- Symfoware Server Enterprise Edition V6.0/V7.0/V8/V9/V10/V11


7. クラスタシステムで運用する場合の購入方法

【プロセッサライセンス】
クラスタシステムで運用する場合は、運用ノードに搭載するプロセッサ数1つ分の購入に対して、待機ノードに搭載するプロセッサ数1つ分は購入不要です。待機ノード数が運用ノード数より多くなる構成の場合は、運用ノードに搭載するプロセッサ数のライセンスの他に、待機ノードに搭載するプロセッサ数から運用ノードに搭載するプロセッサ数を差し引いた分のライセンスを購入してください。
クラスタシステム内の各ノードは、すべて同一のライセンス形態の製品を購入してください。

【クライアントライセンス】
クラスタシステムで運用する場合は、各ノードごとに、同時接続するクライアント数分のクライアントライセンスを購入する必要があります。ただし、運用ノード1つ分の購入に対して、待機ノード1つ分は購入不要です。待機ノード数が運用ノード数より多くなる構成の場合は、運用ノードに対するライセンスの他に、待機ノード数から運用ノード数を差し引いた分のライセンスを購入してください。
クラスタシステム内の各ノードは、すべて同一のライセンス形態の製品を購入してください。


8. バージョンアップ時の購入方法

・V7.0以降からのバージョンアップ時の購入方法
V7.0以降の本商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、最新バージョン/レベルを提供いたします。また、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えも可能です。
(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。

・V6.0以前からのバージョンアップ時の購入方法
(1) 下表に示す商品を購入することで、V6.0以前のバージョンからのバージョンアップが可能です。
(2) バージョンアップを行うにあたり、メディアパックを各種ライセンスの購入に合わせ、最低1本は購入してください。

V6.0からのバージョンアップ方法

V6.0からのバージョンアップ方法について表で説明します。

9. オンラインマニュアルについて 【Openインターフェース】

・Symfoware Server マニュアルの読み方
・Symfoware Server 解説書
・Symfoware Server 導入ガイド(サーバ編)
・Symfoware Server 導入ガイド(Linuxクライアント編)
・Symfoware Server 導入ガイド(Solarisクライアント編)
・Symfoware Server 導入ガイド(Windowsクライアント編)
・Symfoware Server 運用ガイド
・Symfoware Server クラスタ運用ガイド
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド
・Symfoware Server リファレンス
・Symfoware Server Java APIリファレンス
・Symfoware Server 用語集
・Symfoware Server Consolidation Option ユーザーズガイド
・Symfoware Server メッセージ集
・PostgreSQL 9.2文書
・Linkexpress マニュアル体系と読み方
・Linkexpress リリース情報
・Linkexpress 導入ガイド
・Linkexpress 運用ガイド
・Linkexpress 利用者プログラム開発ガイド
・Linkexpress コマンドリファレンス
・Linkexpress メッセージ集
・Linkexpress クラスタシステム導入説明書
・Linkexpress トラブル調査資料採取コマンド使用手引書
・Linkexpress SSL通信環境導入説明書
・Linkexpress Replication option マニュアルの読み方
・Linkexpress Replication option リリース情報
・Linkexpress Replication option 解説書
・Linkexpress Replication option インストールガイド
・Linkexpress Replication option スタートガイド
・Linkexpress Replication option システム設計ガイド
・Linkexpress Replication option 導入運用ガイド
・Linkexpress Replication option クラスタ導入運用ガイド
・Linkexpress Replication option DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
・Linkexpress Replication option コマンドリファレンス
・Linkexpress Replication option メッセージ説明書


10. オンラインマニュアルについて 【Nativeインターフェース】

本商品には、以下のオンラインマニュアルが添付されています。
・Symfoware Server マニュアルの読み方
・Symfoware Server アップデート情報
・Symfoware Server 解説書
・Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)
・Symfoware Server インストールガイド(クライアント編)
・Symfoware Server セットアップガイド
・Symfoware Server RDB運用ガイド(データベース定義編)
・Symfoware Server WebDBtoolsユーザーズガイド
・Symfoware Server RDB運用ガイド
・Symfoware Server クラスタ導入運用ガイド
・Symfoware Server データベース二重化導入運用ガイド
・Symfoware Server RDB運用ガイド(XMLアダプタ編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(共通編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(埋込みSQL編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(JDBCドライバ編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(ODBCドライバ編)
・Symfoware Server アプリケーション開発ガイド(.NET Data Provider編)
・Symfoware Server SQLTOOLユーザーズガイド
・Symfoware Server チューニングガイド
・Symfoware Server コマンドリファレンス
・Symfoware Server SQLリファレンス
・Symfoware Server XQueryリファレンス
・Symfoware Server Java APIリファレンス
・Symfoware Server メッセージ集
・Symfoware Server トラブルシューティング集
・Symfoware Server 用語集
・Symfoware Server Connection Manager ユーザーズガイド
・Symfoware Server Mirroring Controller アップデート情報
・Symfoware Server Mirroring Controller セットアップガイド
・Symfoware Server Mirroring Controller 運用ガイド
・Symfoware Server Mirroring Controller コマンドリファレンス
・Symfoware Active DB Guard アップデート情報
・Symfoware Active DB Guard 解説書
・Symfoware Active DB Guard 設計・セットアップガイド
・Symfoware Active DB Guard 運用ガイド
・Symfoware Active DB Guard コマンドリファレンス
・Symfoware Active DB Guard DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
・Linkexpress マニュアル体系と読み方
・Linkexpress リリース情報
・Linkexpress 導入ガイド
・Linkexpress 運用ガイド
・Linkexpress 利用者プログラム開発ガイド
・Linkexpress コマンドリファレンス
・Linkexpress メッセージ集
・Linkexpress クラスタシステム導入説明書
・Linkexpress トラブル調査資料採取コマンド使用手引書
・Linkexpress SSL通信環境導入説明書
・Linkexpress Replication option マニュアルの読み方
・Linkexpress Replication option リリース情報
・Linkexpress Replication option 解説書
・Linkexpress Replication option インストールガイド
・Linkexpress Replication option スタートガイド
・Linkexpress Replication option システム設計ガイド
・Linkexpress Replication option 導入運用ガイド
・Linkexpress Replication option クラスタ導入運用ガイド
・Linkexpress Replication option DBミラーリングシステム連携導入運用ガイド
・Linkexpress Replication option コマンドリファレンス
・Linkexpress Replication option メッセージ説明書

関連ソフト

1. WebAdmin/WebDBtoolsを利用する場合 【Nativeインターフェース】

・Internet Explorer 7.0/8.0/9.0/10/11


2. WebAdminを利用する場合 【Openインターフェース】

・Internet Explorer 8.0/9.0/10/11


3. クラスタ運用を行う場合

クラスタ運用を行う場合、以下のいずれかが必要になります。
ただし、Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)、Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)、Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)がインストールされている環境において32ビット互換モードでは利用できません。

【Openインターフェース】
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.3 (注1)(注2)
・PRIMECLUSTER HA Server 4.3 (注1)(注2)

【Nativeインターフェース】
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.2A30/4.3 (注2)
・PRIMECLUSTER HA Server 4.2A30/4.3 (注2)

(注1) PRIMECLUSTER 4.3A30以降に対応しています。運用前に弊社営業/SEにお問い合わせください。
(注2) PRIMECLUSTERのRed Hat Enterprise Linux 7の対応状況は、PRIMECLUSTERのソフトウェア・ガイドを参照してください。


4. 業務無停止で高速バックアップを行う場合 【Nativeインターフェース】

・Symfoware Server Advanced Backup Controller V12.2.0


5. 高可用性システムとして運用を行う場合

・Symfoware Server Mirroring Contoroller V12.2.0


6. ディザスタリカバリーをする場合 【Nativeインターフェース】

・Symfoware Active DB Guard V12.2.0


7. データベース集約をする場合 【Openインターフェース】

・Symfoware Server Consolidation Option V12.2.0


8. 性能情報を表示/分析する場合

【Openインターフェース】
・Systemwalker Service Quality Coordinator V15.1.0以降 (注)

【Nativeインターフェース】
・Systemwalker Service Quality Coordinator V13.2.0以降 (注)

(注) Red Hat Enterprise Linux 7の場合、V15.1.1以降が必要です。


9. 外字を使用する場合 【Nativeインターフェース】

・Interstage Charset Manager Standard Edition Agent V9.0.0以降 (注)

(注) Red Hat Enterprise Linux 7の場合、V9.4.1以降が必要です。


10. SQL埋込みC/COBOLのアプリケーションを開発する場合

SQL埋込みCのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。
【Openインターフェース】【Nativeインターフェース】
・Visual C++ 2008 / 2010 / 2012(Windowsで開発する場合)(注)
・Cコンパイラ (Linux OS製品で提供されているもの。Linuxで開発する場合)
・Sun Studio 9〜12(Oracle Solarisで開発する場合)

(注) Visual C++ はVisual Studioに含まれています。

SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。
【Nativeインターフェース】

〔PRIMERGY-Windowsの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V9.0以降
・NetCOBOL Professional Edition V9.0以降
・NetCOBOL Standard Edition V9.0以降
・NetCOBOL Base Edition V9.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V4.0以降
・NetCOBOL Standard Edition for .NET V4.0以降
・NetCOBOL Base Edition for .NET V4.0以降

〔PRIMERGY-Linuxの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降 (注)
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降 (注)
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降 (注)
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3以降
・NetCOBOL Standard Edition V7.3以降
・NetCOBOL Base Edition V7.3以降
(注) Red Hat Enterprise Linux 7の場合、V11.0.0以降が必要です。

〔Oracle Solarisの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition (64bit) V10.5以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V9.0以降
・NetCOBOL Professional Edition 8.x以降
・NetCOBOL Standard Edition 8.x以降
・NetCOBOL Base Edition 8.x以降

〔PRIMEQUEST 3000/2000/1000シリーズ-Windowsの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Base Edition V10.1.0以降
・NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V4.0以降
・NetCOBOL Standard Edition for .NET V4.0以降
・NetCOBOL Base Edition for .NET V4.0以降

〔PRIMEQUEST 3000/2000/1000シリーズ-Linuxの場合〕
・NetCOBOL Enterprise Edition(64bit) V10.1.0以降 (注)
・NetCOBOL Standard Edition(64bit) V10.3.0以降 (注)
・NetCOBOL Base Edition(64bit) V10.3.0以降 (注)
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3以降
・NetCOBOL Standard Edition V7.3以降
・NetCOBOL Base Edition V7.3以降
(注) Red Hat Enterprise Linux 7の場合、V11.0.0以降が必要です。


11. Javaアプリケーションを開発する場合

【Openインターフェース】
・Java SE 6以降

【Nativeインターフェース】
・Java2 SDK 1.3.1以降(注1)
(注1) Interstageに同梱されているJava2 SDKのみ動作可能です。

(Windowsで開発する場合)
Windows Server 2008(64-bit)、Windows Server 2008 R2(64-bit)、Windows Server 2012(64-bit)またはWindows Server 2012 R2(64-bit)の場合、以下のバージョンが使用可能です。
富士通製のJDK:5.0 Update 13以降
Windows Vista(R)、Windows(R) 7、Windows(R) 8またはWindows(R) 8.1の場合、以下のバージョンが使用可能です。
富士通製のJDK:1.4.2_14以降

IPv6のネットワーク環境で運用する場合は、JDK5.0以降が必要です。

(Linuxで開発する場合)
Red Hat Enterprise Linux 5の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK: 6 Update 37以降および7 Update 9以降
Red Hat Enterprise Linux 6およびRed Hat Enterprise Linux 7の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK: 6 Update 75以降および7 Update 55以降

(Oracle Solarisで開発する場合)
Solaris 10の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK:1.4.2_08以降
Solaris 11の場合、以下のバージョンが使用可能です。
Interstageに同梱されているJDK:5.0以降

IPv6のネットワーク環境で運用する場合は、JDK1.4以降が必要です。


12. .NETアプリケーションを開発する場合

Symfoware Serverは、Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント.NET Data Providerを提供しています。
アプリケーションの開発および運用には、以下の環境が必要です。
・.NET Framework 2.0/3.0/3.5/4.0/4.5/4.5.1/4.5.2/4.6

【Openインターフェース】
・Visual Studio 2008/2010/2012

【Nativeインターフェース】
・Visual Studio 2005/2008/2010/2012

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Intel64環境での動作について

メディアパックとOSの組み合わせにより動作が異なります。詳細は購入方法の「メディアパックの種類について」を参照ください。

また、本環境において32ビット互換モードとして動作させる場合、以下を利用することはできません。
・クラスタ運用

Intel64環境上において32ビット互換モードとして動作する本製品とPRIMECLUSTER製品の組み合わせはありません。


2. Symfoware Server Consolidation Option を組み合わせて利用する場合の留意事項 【Openインターフェース】

動作OSは、以下の通りです。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)


3. クライアントの適応機種/適応OSについて

(1) 本資料冒頭のクライアント適応機種 / 適応OSの他に以下にも適応します。
【適応機種】
PRIMEPOWER
SPARC Enterprise
SPARC M10

【適応OS】
Windows 10(64-bit)
Windows 10
Windows 8.1(64-bit)
Windows 8.1
Windows 8(64-bit)
Windows 8
Windows 7(64-bit)
Windows 7
Windows Vista
Windows Server 2012 R2(64-bit)
Windows Server 2012(64-bit)
Windows Server 2008
Windows Server 2008(64-bit)
Windows Server 2008 R2(64-bit)
Oracle Solaris 11
Oracle Solaris 10

(2) 64bitOSでの動作について
【Windowsの場合】
以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows Server 2012 R2(64-bit)
- Windows Server 2012(64-bit)
- Windows Server 2008(64-bit)
- Windows Server 2008 R2(64-bit)
- Windows 10(64-bit)
- Windows 8.1(64-bit)
- Windows 8(64-bit)
- Windows 7(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit

【Linuxの場合】
以下のディストリビューションの環境では、64ビットモードまたは32ビット互換モードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)


4. Windows 10利用時の留意事項

クライアントをWindows 10に適用する場合、
付属のWebブラウザ「Microsoft Edge」はサポート対象外です。


5. Windows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1およびWindows 10利用時の留意事項

クライアントをWindows Vista、Windows 7、Windows 8、Windows 8.1および Windows 10に適用する場合、以下の留意事項があります。

【インストール】
[現象]
・インストール時CDを入れてもオートランでインストーラが起動しない。
[対処]
マニュアル記載[オートランが動作しないときの代替操作]を参照して、実行してください。

[現象]
・Symfowareクライアント機能のインストーラー起動時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[許可]ボタンをクリックして先に進んでください。

【セットアップ】
[現象]
・JDBCデータソース登録ツールの起動時に、Javaコマンド[java com.fujitsu.symfoware.jdbc2.tool.FJJdbcTool]を実行したコマンドプロンプトに[OS:WindowsNT(unknown)]と表示される。
[対処]
特になし。

[現象]
・コントロールパネルからODBCデータソースアドミニストレータを起動した時に、ユーザーアカウント制御の確認ダイアログが表示される。
[対処]
ダイアログ上の[続行]ボタンをクリックして先に進んでください。

【運用】
[現象] 【Nativeインターフェース】
・JIS3/4水準の文字を、SJISまたはEUCのデータベースに挿入する場合は、コード変換エラーになります。
[対処] 【Nativeインターフェース】
UNICODEのデータベースを利用してください。

[現象] 【Nativeインターフェース】
・JIS4水準の4バイト文字を、NCHAR型に挿入する場合は、コード変換エラーになります。
[対処] 【Nativeインターフェース】
CHAR型を利用してください。


6. Oracle Solaris 11.4利用時の留意事項

Oracle Solaris 11.4を利用する場合、以下の留意事項があります。
・Nativeインターフェースのみ対応します。
・OSパッチ SRU3(SRU18111)以降を適用してください。
・non-global zoneへのインストールにはpackage/svr4パッケージインストールが必要(solaris-large-serverインストール済時を除く)です。


7. SQL埋込みホストプログラムについて

本商品では、アプリケーションにSQL文を埋め込んでデータベース操作を行うSQL埋込みホストプログラムを開発できます。対象となるホスト言語は以下のとおりです。
・C言語 【Openインターフェース】 【Nativeインターフェース】
・COBOL言語 【Nativeインターフェース】


8. 排他ソフトウェアについて

【Openインターフェース】
Symfoware Server(Openインタフェース)の場合
以下のすべての条件に合致する場合はインストールできません。
− 32ビット製品同士、または、64ビット製品同士
− 製品世代が同じ
− エディションが異なる


以下の場合は、排他製品としてインストールできません。
- インストール済製品が Symfoware Server Enterprise Edition(Openインタフェース)(64bit) V12.2.0
- インストールする製品が Symfoware Server Standard Edition(Openインタフェース)(64bit) V12.2.0

【Nativeインターフェース】
(1)Symfoware Serverの他のエディションおよびオプション製品について
・異なるエディションのSymfoware Serverを共存させることはできません。

・以下のオプション製品を同じマシンにインストールすることはできません。
Symfoware Server Connection Manager 全バージョンレベル
Symfoware Server Advanced Backup Controller V12.1.1以前
Symfoware Active DB Guard FJSVsymbc V12.1.1以前
Symfoware Server Mirroring Controller V12.1.1以前

(2)本製品と同じマシンにインストールできない製品について
・本製品と以下の製品は、同じマシンにインストールできません。
Interstage CollaborationRing Flow Controller V6.0L10以降
Internet Navigware Server V8.0L10以降
Internet Navigware Enterprise LMS Server V8.0L10
Systemwalker IT Change Manager 全バージョンレベル

(3)本製品と他製品のインストール順番に関する注意事項について
・本製品がインストールされている場合、以下の製品はインストールできません。
Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13.0.0〜V13.6.0(注1)
Systemwalker Centric Manager Standard Edition V13.0.0〜V13.6.0(注1)
Softek AdvancedCopy Manager V10.0L50〜V10.0L60(注2)

(注1)運用管理サーバとしてインストールする場合でデータベースの文字コードがUNICODE以外の場合
(注2)AdvancedCopy Managerのマネージャ機能(Storage管理サーバ)をインストールする場合

・以下の製品がインストールされている場合、本製品はインストールできません。
Interstage Information Integrator 全バージョンレベル
Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13.0.0〜V13.6.0(注3)
Systemwalker Centric Manager Standard Edition V13.0.0〜V13.6.0(注3)
Softek AdvancedCopy Manager V10.0L50以降
ETERNUS SF AdvancedCopy Manager 13.0以降(注4)
Interstage Business Application Server Enterprise Edition 全バージョンレベル(注5)
Interstage Business Application Server Standard Edition 全バージョンレベル(注5)
Interstage Service Integrator Enterprise Edition 全バージョンレベル
Systemwalker IT Transition Manager 全バージョンレベル

(注3)運用管理サーバとしてインストールされている場合
(注4)AdvancedCopy Managerのマネージャ機能(Storage管理サーバ)がインストールされている場合
(注5)アプリケーションサーバ機能でかつ高信頼性ログ機能がインストールされている場合、またはデータベースサーバ機能がインストールされている場合


9. データベース二重化機能利用時の留意事項

データベース二重化機能利用時には、以下の運用を行うことはできません。
- フェイルオーバ運用

データベース二重化機能利用時には、高性能かつ高信頼なシステム運用を実現するためには、データベース二重化機能で必要なディスク資源についても、負荷分散や危険分散の考慮を行ってください。


10. 暗号化機能利用時の留意事項 【Nativeインターフェース】

暗号化機能と以下の機能を組み合わせて利用することはできません。
- WebDBTools/WebAdmin
- Linkexpress Replication option
- GS連携
- PISO連携


11. ネットワーク通信(IPv4/IPv6)を利用する場合の留意事項

ユニキャストでは、ユニークローカルアドレス(IPv6のみ)、リンクローカルアドレス、ループバックアドレスは使用できません。また、マルチキャストも使用できません。


12. インストールについて

本製品はDVDで提供されます。
インストールにはDVDドライブユニットが必要です。
DVDドライブユニットが搭載されていないマシンの場合は別途手配が必要です。
なお、DVDドライブユニットが搭載できない場合は、以下の方法でインストールしてください。
・Linux/Solarisの場合
DVDドライブユニットが搭載されているサーバ(PRIMEQUEST、PRIMERGYまたはSPARC Enterprise等)のDVDドライブをNFSにてマウントし、ネットワーク経由でインストールしてください。
・Windowsの場合
DVDドライブユニットが搭載されているサーバ(PRIMEQUEST、PRIMERGYまたはFMV等)のDVDドライブをネットワークドライブとして割り当て後、ネットワーク経由でインストールしてください。


13. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5およびパブリッククラウド利用時の留意事項

【Openインターフェース】
・Symfoware Serverの機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「Symfoware Server 導入ガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5を利用する場合は、仮想マシンのタイプは、スタンダードタイプ 以上を推奨します。

【Nativeインターフェース】
・以下の機能は利用できません。
- Symfoware Server Connection Manager機能
・オンデマンド仮想システムサービスの制約からローデバイスは使用できません。
・Symfoware Serverの機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「Symfoware Server インストールガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5を利用する場合は、仮想マシンのタイプは、スタンダードタイプ 以上を推奨します。


14. 仮想化環境で利用する場合の留意事項

(1) VMwareを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・DR機能
・FT機能
・HA機能(データベース二重化機能を利用する場合)
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・vMotion機能
・クローニング機能

(2) Linux仮想マシン機能を利用する場合
− 以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・ライブマイグレーション機能
・クローニング機能

(3) Hyper-Vを利用する場合
−以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能
・クイックマイグレーション機能
・Hyper-Vレプリカ機能
・インポート/エクスポート機能
・フェールオーバー機能(データベース二重化機能を利用する場合)


15. 前版との差異

V12.2.0より、以下のOSはサポート対象外となります。
- Windows Server 2003

これに伴い、以下の関連ソフトとの連携はサポート対象外となります。
(1) WebAdmin/WebDBtoolsを利用する場合 【Nativeインターフェース】
- Internet Explorer 6.0

(2) SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合【Nativeインターフェース】
(PRIMERGY-Windowsの場合)
- NetCOBOL Professional Edition V8.x以前
- NetCOBOL Standard Edition V8.x以前
- NetCOBOL Base Edition V8.x以前
- NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V3.x以前
- NetCOBOL Standard Edition for .NET V3.x以前
- NetCOBOL Base Edition for .NET V3.x以前

(3) JAVAアプリケーションを開発する場合【Nativeインターフェース】
(Windowsで開発する場合)
- 富士通製のJDK:1.4.2_16、5.0 Update 13以降

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