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2021年 6月 現在

FUJITSU Software
Interstage Application Server Enterprise Edition V12.3.0

本商品は、マルチ言語(COBOL、C、C++)や高信頼性機能に対応した、アプリケーション・サーバ基盤商品のエンタープライズモデルです。
Interstage Application Server Standard-J Edition V12の機能に加え、Java、COBOL、C、C++言語によるOLTPアプリケーション、CORBAによる異種言語/プラットフォーム連携、ホットスタンバイなどをサポートしています。
安定したレスポンスと24時間365日の無停止システムを実現する大規模システム構築に最適です。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント
    FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント

適応OS 概要

  • サーバ
    Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)

  • クライアント
    Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1

機能説明

1. Interstage Application Server Enterprise Editionの機能範囲

Enterprise Editionは、Interstage Application Server Standard-J Editionの機能に加え、大規模・高信頼システムへの適用性を高める、以下の機能を提供します。
Interstage Application Server Standard-J Editionの機能については、Interstage Application Server Standard-J Edition のソフトウェアガイドを参照してください。


2. 種々の開発言語に対応

アプリケーションの開発において、Javaに加え、C/C++/COBOL言語も使用することができます。また、C/C++/COBOL言語で開発された既存資産を、ワークユニットとして運用、操作することができ、高信頼なシステムを簡単に構築することができます。


3. 高信頼・高性能なJava実行環境

Java EE準拠のアプリケーションサーバに基幹システム構築技術を融合し、Java SE 8/7を実装した高信頼・高性能な富士通製Java実行環境です。Javaの実行環境としてJava EE 7/Java EE 6/J2EEの各コンテナを提供しています。これらの実行環境に基幹システム構築技術である予兆検知やアプリケーションの多重制御、自動再起動制御機構などを合わせて、利用者数やアクセス量が増加しても安定したレスポンスを保証する業務サービスを構築できます。


4. 業務の安定稼働

●負荷分散対象サーバの資源使用状況に応じた負荷分散
負荷分散対象サーバの資源使用状況を計測し、IPCOMと連携することで、メソッド呼び出しごとのきめ細かい負荷分散が可能です。
負荷分散機能は処理集中によるレスポンス低下を防ぐと同時に、サーバ故障時には故障サーバを切り離して運用するため、レスポンスと業務の安定運用を保つことができます。

●不測事態の発生時にも安定稼動を実現するホットスタンバイ
ノンストップ運用が求められる高信頼システムにおいては、業務運用中のハードウェア障害やソフトウェア障害などの不測の事態が発生した場合においても、運用を継続させることが求められます。このような事態へ対応するため、稼動中のサーバがダウンした場合に代替サーバへ処理を引継ぐホットスタンバイ機能を提供します。ホットスタンバイ機能では、回線の引き継ぎ(IPアドレス引継ぎ)や、待機サーバでのアプリケーション事前起動などにより、代替サーバへ瞬時に処理を引き継ぐことができ、システム全体の信頼性を大幅に向上させます。

●コンカレントGCによるJavaアプリケーションのレスポンスの平準化
JavaVMにおいて、アプリケーションスレッドと並行でGC(Garbage Collection)を実行するコンカレントGC(コンカレント・マーク・スイープGC付きパラレルGC)を提供します。この機能によって、Javaヒープ領域のOld領域があふれると発生するFull GCの発生を抑え、GCによるアプリケーションスレッドの停止時間を最小限にしてレスポンスのばらつきを抑えることができます。
(注)コンカレントGCの効果はアプリケーションに依存します。アプリケーションによってはFull GCが発生する場合があります。

●システム資源の自動拡張・予兆監視
運用中は負荷にあわせ自動的にメモリなどのシステム資源をチューニングし、自動拡張します。
また、システム資源の消費を監視し、警告を出力します。警告に応じてシステム資源をチューニングすることで資源不足によるアプリケーション異常の事前回避を図ることができます。


5. 信頼性の高いOLTP機能により基幹業務システムへの対応

基幹システムで最も必要とされるのは、システム全体の高信頼化と規模の拡大に応じたスケーラビリティの確保、そして安全な運転を保証する高い運用性です。 一般にこれらを実現する基盤となるのがOLTP機能であり、富士通がメインフレーム分野で培った高信頼化技術を継承することにより、省資源化を実現するリソース共有機能、応答性の保証のためのキュー管理機能を含む高性能、高信頼なOLTP機能を実現しています。 これにより、顧客は、基幹システムとしての安定した性能、拡張性、高い運用性を維持しつつ、インターネットやエクストラネットを活用した新たな情報システムを構築することができます。


6. 業務システム向けの各種機能の提供

●メンテナンス時にもシステム運用を可能とするホットデプロイ(動的変更/追加)
ノンストップ運用が求められるシステムにおいても、お客様の要件などにより、業務アプリケーションを入れ替える必要が生じる場合があります。このような事態に対応するため、システム運用をまったく停止することなく、業務アプリケーション(トランザクションアプリケーション)自身の入れ替えや動作環境(環境変数等)の変更を可能するホットデプロイ(動的変更/追加)機能を提供します。

●一時的なサーバ負荷に対応する動的プロセス変更
業務運用では、一日の運用時間帯でも、業務アプリケーションへの負荷がかかる時間帯とそうでない時間帯があり、特定の業務アプリケーションへ負荷がかかる時間帯にシステム全体で業務利用者への応答時間が遅延する等の現象がみられる場合があります。このような事態を回避するため、動的プロセス変更機能を提供します。この機能により、業務アプリケーションのプロセス多重度を負荷状況に応じて動的に変更することができ、メモリなどのシステム資源を負荷状況に応じてフレキシブルに活用することが可能となります。

●分散オブジェクト技術への対応
OMGによって定められた分散オブジェクトの標準技術であるCORBAに対応しています。プラットフォームや開発言語に依存しないアプリケーション実行環境の提供や、異なるベンダー間の相互接続性を保証しています。

●セッションリカバリ
サーバ障害・プロセス異常停止の発生時に、代替のサーバ・プロセスにWebアプリケーションのセッション情報を引き継いで、業務処理を継続できます。
Interstage Application Server Enterprise Editionでは、Session Registry Clientに加え、Servletのセッション情報を保存するサーバを構築するための機能(Session Registry Server)を提供します。


7. 非同期通信機能

CORBA準拠の非同期通信機能を提供しており、イベントチャネル(CORBA準拠のメッセージキュー)の不揮発化や異なるサーバに配置されるチャネル間同士の連携機能などにより、高信頼・高性能を実現しています。


8. Web Package機能の提供

Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionをインストールしたシステムの前段に、Webサーバによるシステムを構築するための機能(Web Package機能)を提供します。
Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionを購入することで、Interstage Application Server Standard-J Edition/Enterprise Editionで構築したバックエンドシステムとWeb Package機能で構築したWebフロントシステムを連携したシステムの構築が可能です。
また、Interstage Application Server Enterprise Editionで提供しているWeb Package機能では、故障監視が可能です。

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図

新規機能

V12.2.0からV12.3.0の機能強化項目は以下のとおりです。

1. Java EE 7のパラメータ設計・チューニング支援ツール

Java EE 7のパラメータ誤りを防止するパラメタ設計・チューニング支援ツールを提供しました。


2. Red Hat Enterprise Linux 8.1以降のサポート

Red Hat Enterprise Linux 8.1以降での動作が可能になりました。


3. Oracle Database 19cサポート

業務アプリケーションで、Oracle Database 19cとの組み合わせが可能となりました。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Interstage Application Server オンラインマニュアル

商品体系

【メディア】
・Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (32bit) V12.3.0
・Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (64bit) V12.3.0

【ライセンス】
・Interstage Application Server Enterprise Edition プロセッサライセンス (1年間24時間サポート付) V12
・Interstage Application Server Enterprise Edition プロセッサライセンス アップグレードキット (1年間24時間サポート付) V12

本商品のライセンス製品には、初年度の「SupportDesk Standard」がバンドルされています。

購入方法

1. メディアパックの種類について

本商品には、2種類のメディアパックがあります。動作OSによりメディアパックが異なりますので注意が必要です。

(1) Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (32bit) V12.3.0
以下のディストリビューションの環境で32ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) (注)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) (注)
- Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64) (注)
(注)32ビット互換モードで動作

(2) Interstage Application Server Enterprise Edition メディアパック (64bit) V12.3.0
以下のディストリビューションの環境で64ビットアプリケーションとして動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)


2. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途 ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップおよび、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


3. プロセッサライセンスについて

プロセッサライセンスは、本商品をインストールするサーバに搭載されているプロセッサ数に応じて以下の通りに必要となるライセンスです。
・シングルコアプロセッサの場合は、1プロセッサあたり1本の購入が必要です。
・マルチコアプロセッサの場合は、コアの総数に特定の係数を乗じた数(小数点以下端数切上げ)分のライセンスの購入が必要です。
マルチコアプロセッサにおける係数については、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(ライセンス)」内、「富士通製ミドルウェア商品のライセンス体系について」を参照ください。


4. クライアントソフトウェアについて

Interstage Application Server V12のクライアントソフトウェアは、複数台のクライアントにインストールすることができます。


5. Web Packageについて

本商品に含まれるWeb Packageについては、複数のコンピュータにインストールして本商品と組み合わせて使用することができます。
注)Web Packageは64ビット商品では提供していません。


6. ダウングレード使用について

本商品のライセンスを購入することにより、本商品の旧バージョンを使用する権利を得ることができます(以降、「ダウングレード使用」と呼びます)。
「ダウングレード使用」を適用する際には、旧バージョン商品のインストール媒体をお客様が既に購入されていることが前提となります。
購入が必要なライセンス数については、本商品のライセンス購入方法に従ってカウントします。
なお、本商品と旧バージョン商品を同時に使用することはできません。
また、本商品の次バージョン以降を使用する権利はありません。

「ダウングレード使用」可能な旧バージョン商品は、以下のとおりです。
- Interstage Application Server Enterprise Edition V8/V9/V10/V11


7. V7.0以降の旧商品からのバージョン/レベルアップについて

以下の商品をお持ちの場合は、有償サポート・サービス「SupportDesk」のサービスの一環として、本商品の新バージョン/レベルを提供いたします。また、32ビット商品と64ビット商品間での切り替えも可能です。(お客様からのご要求が必要です。)
「SupportDesk」を導入されていない場合は、新バージョン/レベル商品を改めてご購入頂く必要があります(価格の優遇はございません)のでご注意ください。
なお、「SupportDesk」の詳細については、弊社営業/SEにお問合せください。
- Interstage Application Server Enterprise Edition V7.0/V8/V9/V10/V11/V12.0.0/V12.1.0/V12.2.0
- Interstage Application Server Standard-J Edition V8/V9/V10/V11/V12.0.0/V12.1.0/V12.2.0
- Interstage Application Server Standard Edition V7.0
- Interstage Application Server Plus V7.0
- Interstage Web Server Express V11


8. V6.0以前からのバージョンアップについて

V6.0以前の本商品をお持ちの場合は、弊社営業/SE にお問い合わせください。


9. アップグレード時の購入方法

下表に示す商品を購入することで、Interstage Application Server Standard-J EditionからInterstage Application Server Enterprise Editionへのアップグレードが可能です。

本商品へのアップグレード方法

本商品へのアップグレード方法を図で説明します。

10. クラスタシステム(1:1運用待機形態)運用時の購入方法

1対1運用待機形態で運用する場合は、2ノードを1システムと考えて、1システムに本商品を1つ 購入することで使用することができます。

関連ソフト

1. アプリケーションを開発する場合

[32ビット商品の場合]
・Interstage Studio Standard-J Edition V12(Windows 32ビット商品)
・NetCOBOL Base Edition 開発・運用パッケージ V7.3(Linux 32ビット商品)(注1)
・NetCOBOL Standard Edition 開発・運用パッケージV7.3(Linux 32ビット商品)(注1)
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージV7.3(Linux 32ビット商品)(注1)

[64ビット商品の場合]
・Interstage Studio Standard-J Edition V12(Windows 32ビット商品)
・NetCOBOL Base Edition 開発・運用パッケージ V10/V11/V12(Linux 64ビット商品)(注2)
・NetCOBOL Standard Edition 開発・運用パッケージ V10/V11/V12(Linux 64ビット商品)(注2)
・NetCOBOL Enterprise Edition 開発・運用パッケージ V10/V11/V12(Linux 64ビット商品)(注2)

(注1)Red Hat Enterprise Linux 7/Red Hat Enterprise Linux 8ではCOBOLの使用ができません。
(注2)本商品と同一のCPUのアーキテクチャをサポートしている製品を使用してください。


2. NetCOBOLで開発したアプリケーションを運用する場合

[32ビット商品の場合]
・NetCOBOL Base Edition 運用パッケージ V7.3(Linux 32ビット商品)(注1)
・NetCOBOL Standard Edition 運用パッケージ V7.3(Linux 32ビット商品)(注1)
・NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ V7.3(Linux 32ビット商品)(注1)

[64ビット商品の場合]
・NetCOBOL Base Edition 運用パッケージ V10/V11/V12 (Linux 64ビット商品)(注2)
・NetCOBOL Standard Edition 運用パッケージ V10/V11/V12 (Linux 64ビット商品)(注2)
・NetCOBOL Enterprise Edition 運用パッケージ V10/V11/V12 (Linux 64ビット商品)(注2)

(注1)Red Hat Enterprise Linux 7/Red Hat Enterprise Linux 8ではCOBOLの使用ができません。
(注2)本商品と同一のCPUのアーキテクチャをサポートしている製品を使用してください。


3. クライアント側でJavaアプリケーションを実行する場合

・Interstage Studio クライアント運用パッケージ V12


4. システムの運用管理を行う場合

[32ビット商品の場合]
Systemwalkerと連携した稼働管理を行う場合
・Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13.2.0/V13.3.0/V13.3.1/V13.4.0/V13.4.1/V13.5.0/V13.6.0/V15.0.0/V15.1.0/V15.2.0(Linux 32ビット商品)
Systemwalkerと連携した自動運転を行う場合
・Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition V13.2.0/V13.3.0/V13.3.1/V13.4.0/V13.4.1/V13.6.0/V13.6.1/V13.7.0/V13.8.0/V13.9.0/V13.9.1/V16.0.0/V16.0.1(32ビット商品)(注1)(注2)
Systemwalker Centric Managerの監査ログ管理機能を使用してセキュリティ監査証跡機能の監査ログを収集する場合
・Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13/V15(Linux 32ビット商品)
・Systemwalker Centric Manager Standard Edition V13/V15(Linux 32ビット商品)
Systemwalker Software Configuration Managerと連携した仮想システムの自動配備を行う場合
・Systemwalker Software Configuration Manager V14/V15(注2)

[64ビット商品の場合]
Systemwalkerと連携した稼働管理を行う場合
・Systemwalker Centric Manager Enterprise Edition V13.4.0/V13.4.1/V13.5.0/V13.6.0/V15.0.0/V15.1.0/V15.2.0(Linux 64ビット商品)
Systemwalkerと連携した自動運転を行う場合
・Systemwalker Operation Manager Enterprise Edition V13.4.0/V13.4.1/V13.6.0/V13.6.1/V13.7.0/V13.8.0/V13.9.0/V13.9.1/V16.0.0/V16.0.1(Linux 64ビット商品)(注1)(注2)
Systemwalker Software Configuration Managerと連携した仮想システムの自動配備を行う場合
・Systemwalker Software Configuration Manager V14/V15(注2)

(注1)CORBAワークユニットについて対応しています。
(注2)Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)/Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)とは連携できません。


5. 連携可能なデータベース(注1)

以下に接続可能なデータベースサーバを示します。なお、ご利用になるデータベース機能により、利用できるデータベースサーバが異なります。

[Linux(for x86)上のデータベースに接続する場合][32ビット商品の場合]
[Linux(for x86)上のデータベースにリモート接続する場合][64ビット商品の場合]
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Server Standard Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0/R12.2.0/R18.3.0/R19.3.0
・Oracle Database Standard Edition 2 R11.2.0/R12.1.0/R12.2.0/R18.3.0/R19.3.0
・Oracle Database Standard Edition R11.1.0/R11.2.0
・Oracle Database Standard Edition One R11.2.0
・Oracle Standard Edition One R11.1.0/R11.2.0

[Linux(for Intel64)上のデータベースに接続する場合][64ビット商品の場合]
[Linux(for Intel64)上のデータベースにリモート接続する場合][32ビット商品の場合]
・Enterprise Postgres Advanced Edition 9.5/10/11
・Enterprise Postgres Standard Edition 9.5/9.6/10/11
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Server Standard Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0/R12.2.0/R18.3.0/R19.3.0
・Oracle Database Standard Edition 2 R11.2.0/R12.1.0/R12.2.0/R18.3.0/R19.3.0
・Oracle Database Standard Edition R11.1.0/R11.2.0
・Oracle Database Standard Edition One R11.2.0
・Oracle Standard Edition One R11.1.0/R11.2.0
・PowerGres Plus V9/V10

[Windows(32-bit)上のデータベースにリモート接続する場合]
[Windows(64-bit)上のデータベースにリモート接続する場合]
・Enterprise Postgres Advanced Edition 9.5/10/11
・Enterprise Postgres Standard Edition 9.5/9.6/10/11
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V12
・Symfoware Server Standard Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition R11.1.0/R11.2.0/R12.1.0/R12.2.0/R18.3.0
・Oracle Database Standard Edition 2 R11.2.0/R12.1.0/R12.2.0/R18.3.0
・Oracle Database Standard Edition R11.1.0/R11.2.0
・Oracle Database Standard Edition One R11.2.0
・Oracle Standard Edition One R11.1.0

・Microsoft(R) SQL Server(R) 2017 Standard
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2016 Standard
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2014 Developer
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2014 Standard
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2012 Business Intelligence
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2012 Developer
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2012 Standard
・PowerGres Plus V9/V10

[Solaris(64bit)上のデータベースにリモート接続する場合]
・Enterprise Postgres Standard Edition 9.6
・Symfoware Server Enterprise Extended Edition V11
・Symfoware Server Enterprise Edition V11/V2
・Symfoware Server Standard Edition V11/V12
・Oracle Database Enterprise Edition 11.1.0x/11.2.x/12.1.x/12.2.x/18.3.x
・Oracle Database Standard Edition 2 11.2.x/12.1.x/12.2.x/18.3.x
・Oracle Database Standard Edition 11.1.0x/11.2.x
・Oracle Database Standard Edition One 11.2.x
・Oracle Standard Edition One 11.1.0x

(注1)以下のJDBCドライバを使用してください。関連ソフトウェアに記載しているデータベース以外でも、以下のJDBCドライバがサポート対象としているデータベースと組み合わせ可能です。
・Enterprise Postgres クライアント機能 9.5/9.6/10/11(Enterprise Postgres Advanced Edition/Enterprise Postgres Standard Edition用のみ)
・Symfoware Server クライアント機能 V11/V12
・Oracle JDBC Driver 11.1/11.2/12.1/12.2/18.3/19.3
・Microsoft JDBC Driver for SQL Server 4.2/6.0/6.2/6.4/7.0
・PowerGres Plusクライアント V9/V10


6. ホットスタンバイ運用を行う場合

[32ビット商品の場合]
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.2/4.3/4.4/4.5(Linux 32ビット商品)
・PRIMECLUSTER HA Server 4.2/4.3/4.4/4.5(Linux 32ビット商品)

[64ビット商品の場合]
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.2/4.3/4.4/4.5(Linux 64ビット商品)
・PRIMECLUSTER HA Server 4.2/4.3/4.4/4.5(Linux 64ビット商品)


7. トランザクション内訳分析をする場合

[32ビット商品の場合]
・Systemwalker Service Quality Coordinator (Agent for Server/Agent for Business) V13.2.0/V13.3.0/V13.4.0/V13.5.0/V15.0.0/V15.0.1/V15.1.0/V15.1.1/V15.2.0(Linux 32ビット商品)

[64ビット商品の場合]
・Systemwalker Service Quality Coordinator (Agent for Server/Agent for Business)V13.4.0/V13.5.0/V15.0.0/V15.0.1/V15.1.0/V15.1.1/V15.2.0(Linux 64ビット商品)


8. 証明書発行局を構築する場合

・Systemwalker PKI Manager 12.x(Solaris)

動作保証周辺機器

1. 負荷分散対象サーバの資源使用状況に応じた負荷分散を行う場合

・IPCOM EX2000 (INまたはLB、およびIIOP負荷分散オプション)


2. 負荷分散構成でサーバ間の業務引継ぎを行う場合

・IPCOM EX(INまたはLB)


3. SSLアクセラレータを使ってセキュリティを強化する場合

・IPCOM EX(INまたはLB)

留意事項

1. Intel64環境での動作について

メディアパックとOSの組み合わせにより動作が異なります。詳細は購入方法1項「メディアパックの種類について」を参照ください。


2. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

本商品は、以下のOSのWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
- Windows 8.1(64-bit)
- Windows 10(64-bit)
注:Windows 32-bit On Windows 64-bit


3. Webブラウザ

以下のWebブラウザに対応しています。
・Windows Internet Explorer 9、10、11
・Microsoft Edge
※Appletを使用する場合は、Internet Explorerにおいて、富士通のJBKプラグインを使用してください。Microsoft Edgeでは使用できません。


4. 開発環境

Interstage Studio Standard-J Edition V12でのアプリケーションの開発を推奨します。


5. Java実行環境について

本商品では、以下のJava実行環境を同梱しています。Javaアプリケーションを実行する場合は、本商品に同梱しているJava実行環境を使用してください。
・JDK/JRE 7
・JDK/JRE 8


6. JDK/JREとJava EE/J2EEの組み合わせについて

本商品では、以下のJDK/JREに対応しています。
・JDK/JRE 7
・JDK/JRE 8

本商品では、以下のJava EE/J2EEに対応しています。
・Java EE 6
・Java EE 7
・J2EE 1.4

JDK/JREとJava EE/J2EEは以下の組み合わせで使用できます。

JDK/JREとJava EE/J2EEの組み合わせについて

JDK/JREとJava EE/J2EEの組み合わせを説明します。

7. Java EE 6での注意点

Java EE 6において、以下の機能はサポート対象外です。
詳細については、弊社営業/SEにお問い合わせください。
・Javaアプリケーションのトラブルの事前回避(Full GC発生サーバーインスタンスに対してリクエスト振り分けを抑止する機能)
・ホットスタンバイ
・マルチサーバ機能
・セッションリカバリ
・活性変更(ホットデプロイ機能)
・ブラウザベースのGUIによる運用操作


8. Java EE 7での注意点

Java EE 7において、以下の機能はサポート対象外です。
詳細については、弊社営業/SEにお問い合わせください。
・Javaアプリケーションのトラブルの事前回避(Full GC発生サーバーインスタンスに対してリクエスト振り分けを抑止する機能)
・ホットスタンバイ
・活性変更(ホットデプロイ機能)


9. Apacheの取り扱い

Apache 2.2をベースとしたWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.2)
とApache 2.0をベースとしたWebサーバ(Interstage HTTP Server 2.0)
を提供していますので、製品内のWebサーバを使用してください。
J2EE/Java EEとは下表の組み合わせで使用可能です。

WebサーバとJava EE/J2EEの組み合わせについて

WebサーバとJava EE/J2EEの組み合わせを説明します。

10. SSLの使用について

(1) SSL 3.0やTLS 1.0/1.1/1.2のクライアント・サーバ認証と暗号化機能、以下の条件を満たす証明書を使用したSSL通信などを提供します。
本商品内のSSL機能を使用してください。

・X.509またはRFC3280に準拠
・RSA暗号アルゴリズムを利用し、その鍵長が4096bit以下
・ハッシュアルゴリズムにはMD5、SHA-1、SHA-256、SHA-384、SHA-512を利用

なお、以下の証明書については、本商品で利用できることを確認済みです。

[プライベート認証局(社内用など、利用範囲を限定した証明書発行サービス)]
・Systemwalker PKI Managerの発行する証明書(インターネット/イントラネットで証明書管理を実現する、当社のソフトウェア)
[パブリック認証局(信頼された第三者として証明書発行サービスを行う認証局)]
1) 合同会社シマンテック・ウェブサイトセキュリティ(注)
・セキュア・サーバID
・セキュア・サーバID EV(EV SSL証明書)
2) サイバートラスト株式会社
・SureServer for SSL証明書
3) GMOグローバルサイン株式会社
・クイック認証SSLの証明書
・企業認証SSLの証明書
4) 政府認証基盤(GPKI)
・「政府認証基盤相互運用性仕様書」で定める証明書プロファイルの証明書
5) DigiCert, Inc
・Standard SSL(SSL Plus)
注) デジサート・ジャパン合同会社に社名変更前に発行された証明書を示します。

(2) 証明書を作成するための証明書発行局を構築する場合のみ、以下が必要です。
・Systemwalker PKI Manager 12.x (Solaris)
証明書を証明書発行機関などから入手する場合は必要ありません。


11. 他商品との組み合わせについて

本商品は以下の商品がインストールされているシステムにインストールできません。

・Interstage Application Development Cycle Manager
・Interstage Application Framework Suite
・Interstage Application Server(INTERSTAGE Application Serverを含む)(注1)
・Interstage Big Data Complex Event Processing Server
・Interstage Business Application Server(注1)
・Interstage Job Workload Server
・Interstage List Works
・Interstage Security Director(IIOPアプリGW、ファイアウォール、HTTPアプリGW)
・Interstage Service Integrator
・Interstage Shunsaku Data Manager(V7.0)
・Interstage Traffic Director
・Interstage Web Server
・Interstage Web Server Express
・ServerView Resource Orchestrator Cloud Edition
・Systemwalker Availability View
・Systemwalker Centric Manager (マネージャ) (注2)
・Systemwalker Centric Manager (V13.4以降でシングル・サインオンサーバを使用している場合)
・Systemwalker Desktop Inspection
・Systemwalker IT Change Manager
・Systemwalker Network Manager
・Systemwalker Resource Coordinator V12.0L20/V12.0L30 (運用管理者別にリソースの管理範囲を分割する認証ロール管理を行う場合には、サイト管理サーバ上で混在不可)
・Systemwalker Runbook Automation
・Systemwalker Service Catalog Manager
・Systemwalker Service Quality Coordinator Enterprise Edition (V13.4以降でダッシュボード/BrowserAgentを使用している場合)
・Systemwalker Software Configuration Manager(管理サーバを利用する場合のみ)

(注1)Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)については、64ビットモードでの動作をサポートする各商品についても同一システムにインストールすることはできません。
(注2)Web Package機能をインストールする場合のみ排他ソフトウェアです。


12. V11からV12での製品構成/機能構成の変更について

V12で製品構成/機能構成が以下に変更になりました。
V12では、Interstage Application ServerをJava規約の実行環境、Interstage Business Application Serverを高性能フレームワーク製品と位置付け、さらにInterstage Application Serverにおいて、Standard-J Editionを最新Java規約の提供製品、Enterprise Editionを最新Java規約に加え、旧Java規約およびマルチ言語実行環境提供製品と位置付け、以下の図のように製品構成を変更しています。また、需要の少ないInterstage Web Server Expressについては、廃止しています。
旧バージョンからのバージョンアップを検討される際の参考にしてください。

V12で製品構成/機能構成

V12で製品構成/機能構成

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V12で製品構成/機能構成(説明)

V12で製品構成/機能構成(説明)

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13. Interstage Application Server各製品の位置付けについて

Interstage Application Server各製品の位置付けを下表に示します。

Interstage Application Server各製品の位置付け

Interstage Application Server各製品の位置付けを図で説明します。

14. Interstage Application Serverの提供機能について

Interstage Application Serverの提供機能を下表に示します。

Interstage Application Serverの提供機能(1)

Interstage Application Serverの提供機能を図で説明します。

Interstage Application Serverの提供機能(2)

Interstage Application Serverの提供機能を図で説明します。

15. Enterprise Editionで運用する場合の留意事項

サポートしているクラスタ形態は、1:1運用待機形態です。


16. IPv6対応の注意点

以下の機能において、IPv6/IPv4デュアルスタック環境での運用のみをサポートしています。
・JDK/JRE
・Java EE 6
・Java EE 7
・J2EEのEJB、JTS/JTA(SSL連携機能は未サポート)
・CORBAサービス(SSL連携機能は未サポート)
・イベントサービス(SSL連携機能は未サポート)
・データベース連携サービス(SSL連携機能は未サポート)
・Interstage HTTP ServerによるHTTP/HTTPS通信
・Interstage シングル・サインオン
・Interstage ディレクトリサービス
・SMEEコマンドによる証明書/鍵管理環境のcmgetcrlコマンド(CRLの取得)


17. JIS2004対応の注意点

以下の機能では、JIS2004で追加された文字は使用できません。
・管理コンソール


18. 32ビット商品と64ビット商品の相違について

以下の機能は64ビット商品では提供していません。
・トランザクションアプリケーション
・Web Package


19. 負荷計測エージェントの提供方法の変更

負荷計測エージェントはIPCOMで提供しています。
IPCOM連携機能を使用する場合は、IPCOMで提供されているInterstage Application Server連携機能に対応した負荷計測エージェントを別途インストールしてください。
IPCOMで提供されている負荷計測エージェントの入手方法については、以下のIPCOMのサイトを参照してください。
https://www.fujitsu.com/jp/products/network/security-bandwidth-control-load-balancer/ipcom/
(お問い合わせ)https://www.fujitsu.com/jp/products/network/security-bandwidth-control-load-balancer/ipcom/contact/


20. スマートデバイスでのご利用について

本商品のスマート端末向けアプリケーション開発フレームワークは、スマートデバイスでのブラウザを利用した運用に対応しています。
サポートブラウザ等の詳細情報は、「関連URL」に記載の「FUJITSU Software(スマートデバイスにおける動作条件)」を参照してください。


21. V11とV12の機能差について

(1)本バージョンにおいて、以下の機能はサポート対象外となります。
・JDK/JRE 6
・Java EE 5
・Interstage data store (Interstage ディレクトリサービスの標準データベース)
・シングル・サインオンでのInterstage data store (Interstage ディレクトリサービスの標準データベース)を使用したリポジトリサーバ
・フレームワーク(Apcoordinator)
・マルチサーバ管理機能
・PRIMECLUSTER環境下での相互待機型構成
・Fujitsu XMLプロセッサ
・Consolidation Option

(2)本バージョンにおいて、以下のOSはサポート対象外となります。
[サーバOS]
Red Hat Enterprise Linux 5 (for Intel64)
Red Hat Enterprise Linux 5 (for x86)

[クライアントOS]
Windows 8
Windows Vista

(3)本バージョンにおいて、以下の製品との連携はサポート対象外となります。
・Systemwalker Resource Coordinator V11.0以降
・Systemwalker Software Delivery V13以降
・FUJITSU Integrated System HA Database Ready SX1/SX2
・Symfoware Server Client V11.0.2/V11.1.0/V12.0.1A(JDBCドライバ)
・Open SQL Client V1.0.0(JDBCドライバ)


22. 前版(V12.2.0)との機能差について

以下のOSはサポート対象外となります。
・Windows 7


23. クライアントOSの留意事項について

Windows 10/Windows 8.1の留意事項はマニュアルを参照してください。


24. 仮想環境で利用する場合の留意事項について

留意事項はマニュアルを参照してください。
[Hyper-Vにおける追加の留意事項]
(1)マイグレーションにおいては運用中の時刻の変更と同じ影響がありますので、以下のマニュアルを参照してください。
「使用上の注意」>「注意事項」>「Interstage共通の注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
「Java EE 7 設計・構築・運用ガイド」>「Java EE 7の概要」>「注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
「Java EE運用ガイド(Java EE 6編)」>「Java EE 6の概要」>「注意事項」>「日付/時刻に関する注意事項」
(2)通信中にクイックマイグレーションを実行した場合、通信の送受信に失敗する場合があります。通信中にクイックマイグレーションを実行しないでください。
管理コンソールの操作中にマイグレーションを実行した場合、管理コンソールにログインできなくなります。管理コンソールの操作中にクイックマイグレーションを実行しないでください。
(3)プロダクションチェックポイントを使用する場合には、Interstage Application Serverを停止してから操作してください。
(4)仮想マシンのメモリサイズ動的変更を行う場合には、ゲストOSに負荷を与える可能性があります。メモリ不足にならないよう、メモリを増設する等して運用に即したメモリ構成を行ってください。
(5)Hyper-Vレプリカ においては、フェールオーバー時にIPアドレス等を変更するフェールオーバーTCP/IP機能は使用できません。
(6)Shielded VMにおいては、LinuxのゲストOSでの動作はサポートしていません。(J2EE互換機能/EJBサービスを使用する場合に該当)

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