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2021年 8月 現在

FUJITSU Software
Enterprise Postgres Advanced Edition 11

本商品は、オープンソースソフトウェアのPostgreSQLを搭載し、富士通の技術で信頼性・安全性を向上させたオープンスタンダードで安心・安全に使えるデータベースです。
本Editionは、Standard Editionで利用できる基本的な機能に加え、エンタープライズ向けに用意された高性能とシステム安定稼働を実現する機能を利用できます。
本商品は、サブスクリプションライセンスを提供しています。

購入について

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • クライアント
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / FMV / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • WebAdmin
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

  • サーバアシスタント
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMEQUEST 1000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Cloud Service S5 / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

  • クライアント
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86) / Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit) / Windows Server 2008 / Windows 10(64-bit) / Windows 10 / Windows 8.1(64-bit) / Windows 8.1 / Windows 7(64-bit) / Windows 7

  • WebAdmin
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)

  • サーバアシスタント
    Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64) / Windows Server 2019(64-bit) / Windows Server 2016(64-bit) / Windows Server 2012 R2(64-bit) / Windows Server 2012(64-bit) / Windows Server 2008 R2(64-bit) / Windows Server 2008(64-bit)

機能説明

1. Enterprise Postgres 11の機能の構成概要について

Enterprise Postgres 11は、OSSデータベース「PostgreSQL」をベースに、システム要件として必要とされる周辺ツール、および、当社の独自技術を実装することによってセキュリティや処理性能、信頼性を強化して一つに集約した製品です。

図1 Enterprise Postgres 11の機能の構成概要について

Enterprise Postgres 11の提供機能を以下のような構成に分けて説明します。
(1)OSSデータベース「PostgreSQL 11」
(2)PostgreSQLの周辺ツール(OSS)
(3)富士通の開発・強化機能


2. OSSデータベース「PostgreSQL 11」

OSSデータベースであるPostgreSQL 11の主な機能は以下です。
(1)セキュリティ
・SCRAM認証
SSL接続の場合の専用機能であるチャネルバインディングに対応しました。
(2)信頼性
・ストリーミングレプリケーション
・パブリッシュ/サブスクライブによるロジカルレプリケーション
データの変更内容を論理的に記述された形式で転送し、データを複製する手法です。
・クォーラムベース・レプリケーション
複数あるスタンバイサーバのうち、いずれかN台から応答が返ってきたら同期完了とみなします。
(3)性能
・Block Range Index
・WAL圧縮
・宣言的テーブルパーティショニング
パーティショニングをCREATE TABLE 構文で構築できます。
・パラレルクエリ
− スキャン
シーケンシャルスキャン、B-treeインデックススキャン、インデックスオンリースキャン、ビットマップヒープスキャン
− ジョイン
ネステッドループジョイン、ハッシュジョイン、マージジョイン
− サブクエリ
・JIT(Just-In-Time)コンパイル
クエリ実行中に特定の問い合わせ式の実行を高速化します。
(4)連携性
・マテリアライズドビュー
・JSON/JSONB
・外部データラッパ
postgres_fdw でリモート環境でのジョイン、ソート、UPDATE、DELETE に対応します。
分散処理により、データ量増加時の性能を確保します。
(5)Oracleとの互換性
・SQLストアドプロシージャ
ストアドプロシージャ内でトランザクションを制御できます。
(6)アプリケーションインターフェース
libpq(C言語ライブラリ)、ECPG(埋め込みSQL Cプリプロセッサ)


3. PostgreSQLの周辺ツール(OSS)

Enterprise Postgres 11のOSS周辺ツールの主な機能は以下です。
(1)アプリケーションインターフェース
JDBC Driver(JDBCドライバ)、psqlODBC(ODBCドライバ)、Npgsql(.NET データプロバイダ)
(2)運用管理
pgAdmin(運用・開発GUI)、pg_statsinfo(統計情報の収集および蓄積)、pg_rman(バックアップ/リストア管理)、pg_repack(テーブル再編成)、pgBadger(ログ解析)
(3)性能
pg_bigm(全文検索(マルチバイト用))、pg_hint_plan(チューニング(オプティマイザヒント))、pg_dbms_stats(チューニング(統計情報の固定化))
(4)Oracleとの連携/互換性
Orafce(Oracle互換SQL関数拡張)、oracle_fdw(Oracleデータベースサーバへの接続)
(5)その他
Pgpool-II(フェイルオーバ、コネクションプーリング、ロードバランス(負荷分散))
(注)Pgpool-IIを使用する場合、Pgpool-IIサーバが必要です。Pgpool-IIサーバには、サーバプログラムのインストールが必要です。


4. 富士通の開発・強化機能

Enterprise Postgres 11の富士通の開発・強化した主な機能は以下です。

(1)運用管理
【スマートセットアップ】
データベースシステムの構築に必要な動作環境の作成および運用パラメーターの設定など、Enterprise Postgresシステムの環境セットアップを自動的に行います。これにより、すぐにEnterprise Postgresの機能を利用することができます。
【WebAdmin】
Enterprise Postgresの導入から運用までデータベースの管理を容易にするGUIツールで、Enterprise Postgresのセットアップ、ストリーミングレプリケーションクラスタの作成と監視、データベースのバックアップおよびリカバリーを行うことができます。
データベースサーバが複数台ある場合は、WebAdmin専用のサーバ(WebAdminサーバ)を用意して、データベースサーバのインスタンスを一括で管理することができます。
【高速ローダー】
高速データロード機能は、COPY FROMコマンドを複数の並列ワーカで並列実行します。
これにより、外部ファイルのデータをEnterprise Postgresのテーブルに高速にロードすることができます。
【高速バックアップ】
バックアップ先の分散とストレージ製品のコピー機能を活用し、テラバイトクラスの大容量データのバックアップ処理時間を大幅に削減できます。
複数のディスクに更新部分だけを高速コピーするため、データベース全体の10%の更新量で10倍程度の性能を向上することができます。

(2)性能
【インメモリ機能】
カラム型のインデックスおよびデータをメモリに常駐させる機能をサポートしました。これにより、集計処理のたびに発生するディスクI/Oを削減し、通常業務における既存の集計処理を並列検索以上に高速化することができます。
【並列検索に関するCPUリソースの空きチェック】
サーバが高負荷状態である場合に過度な並列検索の実行によるスローダウンの発生を抑止できます。

(3)信頼性
【データベース二重化】
データベース二重化機能を使用することにより、通常のネットワーク(TCP/IP)を利用し、同一センタ内の2台のサーバを物理的に独立させながらも、データベースの完全同期を実現します。
サーバの異常時に、異常が発生したサーバをシステムから切り離し、スタンバイサーバに業務を引き継ぎます。スタンバイサーバは、常に最新のデータベースを保持しているため、確実に業務を継続できます。
さらに、参照業務をスタンバイサーバに振り分けることで、業務の負荷分散ができます。
また、データベースサーバとは別に、裁定サーバ(注)を用意することで、サーバアシスタント機能により、確実に業務を継続できます。サーバアシスタント機能については、(6)その他【サーバアシスタント機能】を参照してください。
(注)裁定サーバ
サーバアシスタントプログラムをインストールするサーバです。

【災害対策】
データベース二重化機能によるセンタ内の高信頼化に加えて、二重化されたデータベースを遠隔地に複製することで、データベースの局所的なハード障害から広域災害までの幅広い障害に備えたシステム構築が可能となります。また、被災によるセンタ切り替え後も、データベース二重化機能により被災前と同等なセンタ内の高信頼性が継続できます。

(4)セキュリティ
【暗号化(通信の暗号化/透過的データ暗号化)】
暗号化機能を標準搭載しました。AES(Advanced Encryption Standard)アルゴリズム、鍵長256ビットを採用し、格納データ・バックアップデータ・通信データを様々な脅威から守ります。
通信データの暗号化を行う場合、署名アルゴリズムがSHA-2のSSLサーバ証明書が使用できます。
【データ秘匿化】
アプリケーションによって発行された問合せに対して、一部のデータを改訂して参照させることができます。
たとえば、従業員データの問合せに対して、8桁の従業員番号の最後の4桁以外を「*」で改訂して参照させる場合などに利用できます。
【監査ログ】
データベースアクセスに関する詳細な情報を監査ログとして取得することができます。
監査ログ機能を使用することで、データベースに対する不正アクセスや権限濫用などのセキュリティの脅威に対し、監査ログを追跡調査することにより、不正アクセスや権限濫用を検出することができます。

(5)他社DB互換構文(既存システムとの連携/互換性)
【Oracle互換機能】
Oracleデータベースとの互換性を向上するため、PostgreSQLインターフェースに以下の機能を追加します。これらの機能により、Oracleデータベースからの移行性が向上できます。
− NCHAR型、各国語文字列定数
− 外部結合演算子
− DUAL表
− 関数(SUBSTR、NVL、DECODE)
− ビルトインパッケージ(UTL_FILE、DBMS_OUTPUT、DBMS_SQL)
− 一括INSERT
− DECLARE STATEMENT
− トリガ定義のREPLACE句やDO句

(6)その他
【サーバアシスタント機能】
データベース二重化機能では、プライマリサーバとスタンバイサーバが、互いのプロセスやディスクの状態を相互監視しています。
サーバアシスタント機能により、ネットワーク異常などで相互監視ができない場合でも、裁定サーバ経由で状態を確認(死活監視)し、自動切替えにより確実に業務を継続することができます。

Enterprise Postgres 11の富士通の開発・強化した主な機能を表に示します。

表1 Enterprise Postgres 11 の富士通の開発・強化した主な機能一覧

システム/機能構成図

システム構成図
システム構成図
システム構成図
システム構成図
システム構成図
システム構成図

新規機能

10から11の機能強化項目は、以下のとおりです。

1. PostgreSQLのリベース

Enterprise PostgresがベースとするPostgreSQLのバージョンが10.3から11.1にアップしました。
以下のような新機能が追加されます。
・ストアドプロシージャでのトランザクション管理機能
トランザクションを制御するため、ストアドプロシージャ内でのCOMMITやROLLBACKができます。
・ハッシュ値によるパーティショニング
レコードの値をハッシュ関数に通して得られた値をもとに、格納先のパーティションテーブルを決めてデータを分散します。
・パラレルクエリの利用範囲の拡張
Appendの並列化により、CPU数に応じてスキャン性能が向上します。
・問い合わせ式のジャストインタイム(JIT)コンパイル
クエリ実行中に特定の問い合わせ式の実行を高速化します。
・SCRAM認証の強化
SCRAM認証でSSL接続の場合の専用機能であるチャネルバインディングに対応しました。


2. サポートOSSの更新

以下のOSSを前版より新しく更新しました。
・Pgpool-II 3.7.1→4.0.2
・oracle_fdw 2.0.0→2.1.0
・pg_statsinfo 10.0→11.0
・pg_dbms_stats 1.3.9→1.3.11
・pg_hint_plan 10.1.3.0→11.1.3.2
・pg_repack 1.4.2→1.4.4
・pg_rman 1.3.6→1.3.8
・pgAdmin4 2.1→3.6
・pgBadger 9.2→10.1
・JDBC Driver 42.2.1→42.2.5
・psqlODBC 10.01.0000→11.00.0000
・Npgsql 3.2.6→3.2.7


3. 新OS対応

以下のOSに対応します。
【クライアント】
− Windows Server 2019
【サーバアシスタント】
− Windows Server 2019

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Enterprise Postgres マニュアルの読み方
    ・Enterprise Postgres リリース情報
    ・Enterprise Postgres 解説書
    ・Enterprise Postgres 導入ガイド(サーバ編)
    ・Enterprise Postgres 導入ガイド(クライアント編)
    ・Enterprise Postgres 導入ガイド(サーバアシスタント編)
    ・Enterprise Postgres 運用ガイド
    ・Enterprise Postgres セキュリティ運用ガイド
    ・Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド (データベース多重化編)
    ・Enterprise Postgres クラスタ運用ガイド (PRIMECLUSTER編)
    ・Enterprise Postgres アプリケーション開発ガイド
    ・Enterprise Postgres リファレンス
    ・Enterprise Postgres Java API リファレンス
    ・Enterprise Postgres Npgsql APIリファレンス
    ・Enterprise Postgres 用語集
    ・Enterprise Postgres メッセージ集
    ・FJQSS(資料採取ツール)ユーザーズガイド
    ・PostgreSQL 11.1 Documentation

商品体系

【メディア】
・Enterprise Postgres Advanced Edition メディアパック (64bit) 11

【サブスクリプションライセンス/サポート】
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 11 for Linux
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 待機サーバ 11 for Linux

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途、ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。
バージョンアップ/レベルアップを目的に本メディアパックのみを手配することはできません。


2. サブスクリプションライセンス/サポートについて

サブスクリプションライセンス/サポートはプログラム・プロダクト使用権とサポートサービス(SupportDesk Standard)が一体となったサービス商品です。
サービスを購入することで、1ヶ月分の使用権とサポートを得ることができる商品であるため、使用の開始、継続、中止等に当たっては、以下のことにご留意ください。
・使用開始日から1ヶ月間のみ、使用権とサポートが有効です。
・継続して使用する場合は、サービス契約は自動的に更新されます。
・使用を中止する場合は、サービス期間満了の1ヶ月以上前に解約が必要です。

インストールするサーバのコア数に応じてサブスクリプションライセンス/サポートが必要となります。
利用するサーバ環境(物理サーバ環境、仮想環境、クラウド環境)での、本サブスクリプションライセンス/サポートの必要購入数は以下のとおりです。

【物理サーバ環境】
必要購入数 = 物理サーバの稼働プロセッサに搭載されているコアの総数

【仮想環境、クラウド環境】
必要購入数 = 仮想サーバに割り当てられる仮想プロセッサの総数


3. クライアントプログラムについて

クライアントプログラムはインストールフリーです。


4. WebAdminプログラムについて

WebAdminプログラムはインストールフリーです。


5. サーバアシスタントプログラムについて

サーバアシスタントプログラムは裁定サーバにインストールするプログラムです。
サーバアシスタントプログラムはインストールフリーです


6. データベース二重化構成をとる場合の購入方法

データベース二重化構成をとる場合は、プライマリサーバとスタンバイサーバの両方に対して、サブスクリプションライセンス/サポートを購入してください。
裁定サーバに対してはライセンスの購入は不要です。
プライマリサーバの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 11 for Linux
スタンバイサーバの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 待機サーバ 11 for Linux


7. クラスタシステムで運用する場合の購入方法

クラスタシステムで運用する場合は、運用ノードと待機ノードの両方に対して、サブスクリプションライセンス/サポートを購入してください。
運用ノードの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 11 for Linux
待機ノードの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 待機サーバ 11 for Linux


8. ストリーミングレプリケーションを利用する場合の購入方法

ストリーミングレプリケーションを利用する場合は、運用ノードと待機ノードの両方に対して、サブスクリプションライセンス/サポートを購入してください。
運用ノードの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 11 for Linux
待機ノードの場合は、以下を購入してください。
・Enterprise Postgres Advanced Edition サブスクリプションライセンス/サポート (1プロセッサコア) 待機サーバ 11 for Linux

関連ソフト

1. WebAdminを利用する場合

・Internet Explorer 11
・Microsoft Edge (Build 38)


2. SQL埋込みC/COBOLのアプリケーションを開発する場合

SQL埋込みCのアプリケーションを開発する場合、以下のいずれかが必要になります。
・Visual C++ 2015 / 2017(Windowsで開発する場合)(注)
・Cコンパイラ (Linux OS製品で提供されているもの。Linuxで開発する場合)

(注) Visual C++ はMicrosoft(R) Visual Studioに含まれています。

SQL埋込みCOBOLのアプリケーションを開発する場合、クライアントの動作環境により、以下のいずれかが必要になります。
〔Linuxの場合〕
(RHEL7)
・NetCOBOL Base Edition V11.1.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V11.1.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V11.1.0 以降
(RHEL6)
・NetCOBOL Base Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Standard Edition V7.3L10 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V7.3L10 以降

〔Windowsの場合〕
・NetCOBOL Base Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Standard Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition V10.5.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition V10.5.0 以降

・NetCOBOL Standard Edition for .NET V5.0.0 以降
・NetCOBOL Professional Edition for .NET V5.0.0 以降
・NetCOBOL Enterprise Edition for .NET V5.0.0 以降


3. Javaアプリケーションを開発する場合

・Java SE 6以降


4. Microsoft(R) .NETアプリケーションを開発する場合

Enterprise Postgresは、Microsoft社が提唱するADO.NETに準拠したデータベースアクセスコンポーネント.NET Data Providerを提供しています。
アプリケーションの開発および運用には、以下の環境が必要です。
・Microsoft(R) .NET Framework 4.5/4.6/4.7
・Microsoft(R) Visual Studio 2015/2017


5. PRIMECLUSTERと連携したフェイルオーバ運用を行う場合

PRIMECLUSTERと連携したフェイルオーバ運用を行う場合、以下のいずれかが必要になります。
・PRIMECLUSTER Enterprise Edition 4.5A10
・PRIMECLUSTER HA Server 4.5A10

動作保証周辺機器

なし

留意事項

1. Intel64環境での動作について

【サーバ】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
− Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 6.5以降をサポート
− Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 7.2以降をサポート
− SUSE Linux Enterprise Server 12※SUSE Linux Enterprise Server 12SP2以降をサポート

【クライアント】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードとして、または32ビット互換モードで動作します。
− Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 6.5以降をサポート

本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
− Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 7.2以降をサポート
− SUSE Linux Enterprise Server 12※SUSE Linux Enterprise Server 12SP2以降をサポート

【WebAdmin】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
− Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 6.5以降をサポート
− Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 7.2以降をサポート
− SUSE Linux Enterprise Server 12※SUSE Linux Enterprise Server 12SP2以降をサポート

【サーバアシスタント】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
− Red Hat Enterprise Linux 6 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 6.5以降をサポート
− Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)※Red Hat Enterprise Linux 7.2以降をサポート
− SUSE Linux Enterprise Server 12※SUSE Linux Enterprise Server 12SP2以降をサポート


2. Linux クライアントのx86環境での動作

【クライアント】
本商品は、以下のディストリビューションの環境で、32ビットアプリケーションとして動作します。
− Red Hat Enterprise Linux 6 (for x86)※Red Hat Enterprise Linux 6.5以降をサポート


3. Windows サーバアシスタントのサーバOS (64-bit)上での動作

【サーバアシスタント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして動作します。
− Windows Server 2008(64-bit)
− Windows Server 2008 R2(64-bit)
− Windows Server 2012(64-bit)
− Windows Server 2012 R2(64-bit)
− Windows Server 2016(64-bit)
− Windows Server 2019(64-bit)


4. Windows クライアントのサーバOS (64-bit)上での動作

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
− Windows Server 2008(64-bit)
− Windows Server 2008 R2(64-bit)
− Windows Server 2012(64-bit)
− Windows Server 2012 R2(64-bit)
− Windows Server 2016(64-bit)
− Windows Server 2019(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit


5. Windows クライアントのサーバOS (32-bit)上での動作

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、32ビットアプリケーションとして動作します
− Windows Server 2008


6. Windows デスクトップOS (64-bit)上での動作

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、64ビットアプリケーションとして、またはWOW64(注)サブシステム上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
− Windows 7(64-bit)
− Windows 8.1(64-bit)
− Windows 10(64-bit)

注:Windows 32−bit On Windows 64−bit


7. Windows デスクトップOS (32-bit)上での動作

【クライアント】
本商品は、以下のOS上で、32ビットアプリケーションとして動作します。
− Windows 7(32-bit)
− Windows 8.1(32-bit)
− Windows 10(32-bit)


8. SQL埋込みホストプログラムについて

本商品では、アプリケーションにSQL文を埋め込んでデータベース操作を行うSQL埋込みホストプログラムを開発できます。対象となるホスト言語は以下のとおりです。
・C言語
・COBOL言語


9. 他のエディションのインストールについて

以下のすべての条件に合致する場合はインストールできません。
− 製品世代が同じ
− エディションが異なる


以下の場合は、インストールできません。
− インストール済製品が Enterprise Postgres Standard Edition (64bit) 11
− インストールする製品が Enterprise Postgres Advanced Edition (64bit) 11


10. 排他ソフトウェアについて

排他ソフトウェアはありません。


11. データベース二重化機能利用時の留意事項

データベース二重化機能利用時には、高性能かつ高信頼なシステム運用を実現するためには、データベース二重化機能で必要なディスク資源についても、負荷分散や危険分散の考慮を行ってください。


12. ネットワーク通信(IPv4/IPv6)を利用する場合の留意事項

ユニキャストでは、ユニークローカルアドレス(IPv6のみ)、リンクローカルアドレス、ループバックアドレスは使用できません。また、マルチキャストも使用できません。


13. FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O Iaas、FUJITSU Cloud Service S5、FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシンおよびパブリッククラウド利用時の留意事項

・Enterprise Postgres 11の機能を使用する場合に必要となるソフトウェアについては、「Enterprise Postgres 導入ガイド(サーバ編)」の「第2章 動作環境」にある「2.2 関連ソフトウェア」を確認してください。また、必要となるソフトウェアが仮想システムサービス上でのサポート状況を確認して使用してください。
・使用するメモリ容量は4Gバイト以上(FUJITSU Cloud Service S5の場合はスタンダードタイプ 以上)を推奨します。


14. 仮想化環境で利用する場合の留意事項

(1) VMwareを利用する場合
以下の機能は、利用できません。
・DR機能
・FT機能
・HA機能(データベース二重化を利用する場合)
以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・vMotion機能
・クローニング機能

(2) Linux仮想マシン機能を利用する場合
以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能(データベース二重化機能を利用する場合)
以下の機能は、データベースが停止している場合に利用可能です。
・クローニング機能

(3) Hyper-Vを利用する場合
(3-1)Hyper-V 2016(第2世代)を利用する場合
以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能(データベース二重化を利用する場合)
・フェールオーバー機能(データベース二重化を利用する場合)
(3-2)Hyper-V 2016(第2世代)以外を利用する場合
以下の機能は、利用できません。
・ライブマイグレーション機能
・クイックマイグレーション機能
・Hyper-Vレプリカ機能
・インポート/エクスポート機能
・フェールオーバー機能(データベース二重化を利用する場合)


15. マルチベンダーサーバのクラスタ運用のサポートについて

・データベース二重化運用はサポート対象です。
・PRIMECLUSTERを使用したクラスタ運用を行うシステムの構築を希望される場合については、 弊社営業/SEにお問い合わせください。
・その他OSS/他社製クラスタソフトはその製品の仕様に準じます。

関連URL

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