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2020年 10月 現在

Enterprise Application Platform V1.0.0

本商品は、Jakarta EE 8互換である基幹システム向けのJavaアプリケーションサーバー(Eclipse GlassFishベース)、MicroProfile 3互換であるマイクロサービス向けの軽量Javaフレームワーク(Launcher)、および、それらの実行を支えるJavaランタイム(OpenJDKベース)を提供することで、既存のJava資産を有効活用しつつ、信頼性の高いクラウドネイティブアプリケーションの実行環境を提供します。
本商品はサブスクリプションライセンスを提供しています。

購入について

留意すべきこと

適応機種 概要

  • サーバ
    PRIMEQUEST 3000/2000シリーズ / PRIMERGY / マルチベンダーサーバ・クライアント / FUJITSU Hybrid IT Service FJcloud-O IaaS / FUJITSU Hybrid IT Service for Microsoft Azure 仮想マシン / パブリッククラウド

適応OS 概要

  • サーバ
    Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64) / Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)

機能説明

1. OpenJDK 11

プログラミング言語Javaの標準仕様であるJava SEの参照実装OpenJDK (Open Java Development Kit)を提供します。
本商品では、富士通独自に安定稼働技術を取り込んだOpenJDKを提供します。安定稼働技術については、「4. 高信頼、安定稼働」を参照してください。


2. GlassFish

Jakarta EE 8互換である基幹システム向けのGlassFishを提供します。GlassFishはオープン技術のEclipse GlassFishをベースに、基幹システム構築実績で培った高信頼・安定稼働技術を富士通独自に取り込んだ、トラブルに強いアプリケーション実行環境です。富士通独自の高信頼・安定稼働技術については、「4.高信頼、安定稼働」を参照してください。


3. Launcher

MicroProfile 3互換である、Launcherを提供します。MicroProfile 3にはマイクロサービスアーキテクチャでアプリケーションを開発するために必要となるAPIが定義されており、Launcherを使用することで利用者は、高信頼で運用性の高いマイクロサービスを作成できます。
また、特定ベンダーに依存しないプログラミングモデルを採用しているため、複数ベンダーのランタイムで動作する移植性の高いアプリケーションを作成できます。


4. 高信頼、安定稼働

オープンソースに基幹システム構築実績で培った高信頼・安定稼働技術を取り込んで、拡張機能として提供しています。
[GlassFishの拡張機能]
・アプリケーションの起動・停止時間、レスポンス時間、生存通知など、様々なアプリケーションの異常を監視します。
・アプリケーションの異常終了を検知した場合、自動的に再起動して業務継続する機能を提供します。
[OpenJDK11、GlassFishの拡張機能]
・異常発生時のログ出力を強化し、トラブルの早期解決、安定稼働を支援します。

システム/機能構成図

システム構成図

新規機能

新商品のため、新規機能はありません。

標準添付品

  • オンラインマニュアル

    ・Enterprise Application Platform オンラインマニュアル

商品体系

【メディア】
・Enterprise Application Platform メディアパック (64bit) V1.0.0

【サブスクリプションライセンス/サポート】
・Enterprise Application Platform コアライセンス for Linux (SL&S)

購入方法

1. メディアパックについて

メディアパックは、媒体(DVD)のみの提供です。使用権は許諾されておりませんので、別途 ライセンスを購入する必要があります。また、商品の導入にあたり、最低1本のメディアパックが必要です。


2. サブスクリプションライセンスについて

サブスクリプションライセンス/サポートはプログラム・プロダクト使用権とサポートサービス(SupportDesk Standard)が一体となったサービス商品です。
サービスを購入することで、1ヶ月分の使用権とサポートを得ることができる商品であるため、使用の開始、継続、中止等に当たっては、以下のことにご留意ください。
・使用開始日から1ヶ月間のみ、使用権とサポートが有効です。
・継続して使用する場合は、サービス契約は自動的に更新されます。
・使用を中止する場合は、1ヶ月以上前に解約申入れが必要です。
インストールするサーバのコア数に応じてサブスクリプションライセンス/サポートが必要となります。
利用するサーバ環境(物理サーバ環境、仮想環境、クラウド環境)での、本サブスクリプションライセンス/サポートの必要購入数は以下のとおりです。

【物理サーバ環境】
必要購入数 = 物理サーバの稼働プロセッサに搭載されているコアの総数

【仮想環境、クラウド環境】
必要購入数 = 仮想サーバに割り当てられる仮想プロセッサの総数

バージョンアップ権・レベルアップ権が含まれており、契約期間中、アップグレード版(バージョンアップ版/レベルアップ版)をご利用いただくことができます。
お客様のご要望に応じて、SupportDeskより無償で対象のメディアを提供します。


3. クラスターサービス連携(1:1運用待機形態)で運用する場合の購入方法

1対1運用待機形態で運用する場合は、2ノードを1システムと考えて、1システムに本商品を1つ 購入することで使用することができます。

関連ソフト

1. 連携可能なデータベース(注1)

[Linux(for Intel64)上のデータベースに接続する場合]
・FUJITSU Enterprise Postgres Advanced Edition 12
・FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition 12
・Oracle Database 18c/19c

[Windows(64-bit)上のデータベースにリモート接続する場合]
・FUJITSU Enterprise Postgres Advanced Edition 12
・FUJITSU Enterprise Postgres Standard Edition 12
・Oracle Database 18c/19c
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2017/2019 Enterprise
・Microsoft(R) SQL Server(R) 2017/2019 Standard

(注1)以下のJDBCドライバを使用してください。関連ソフトウェアに記載しているデータベース以外でも、以下のJDBCドライバがサポート対象としているデータベースと組み合わせ可能です。
・FUJITSU Enterprise Postgres Client 12
・Oracle JDBC Driver 18.3/19c
・Microsoft JDBC Driver 7.2/7.4/8.2


2. 連携確認済みのWebサーバ

・Apache HTTP Server 2.4


3. クラスターサービス連携を行う場合

・PRIMECLUSTER 4.5A00/4.5A10/4.5A10A/4.6A00/4.6A00A

留意事項

1. Intel64環境での動作について

本商品は、以下のディストリビューションの環境で、64ビットモードで動作します。
- Red Hat Enterprise Linux 7 (for Intel64)
- Red Hat Enterprise Linux 8 (for Intel64)


2. Java実行環境について

本商品では、以下のOpenJDKを同梱しています。アプリケーションを実行する場合は、本商品に同梱しているOpenJDKを使用してください。
・OpenJDK 11


3. Webブラウザ

GlassFishの管理コンソールは以下のWebブラウザに対応しています。
・Windows Internet Explorer 11
・Microsoft Edge(Chromiumベース)


4. クラスターサービス連携

サポートしているクラスタ形態は、1:1運用待機形態です。


5. オープンソースソフトウェアの使用

本商品で提供をしていないオープンソースソフトウェアをインストールして使用している場合、サポート対象外となります。
また、オープンソースソフトウェアで提供していても、本商品でサポートしていない機能を使用している場合も、サポート対象外となります。


6. IPv6対応

本商品は、IPv6/IPv4デュアルスタック環境での運用のみをサポートしています。


7. Interstage Application Server Standard-J Edition V12との機能差

[最新技術の提供]
Interstage Application Server Standard-J Editionで提供しているJava SE 8、Java EE 7について、本商品では最新技術の以下を提供します。
・OpenJDK 11
・Jakarta EE 8互換のGlassFish

[提供されない機能]
Interstage Application Server Standard-J Editionの以下の機能については、本商品では提供されません。
・Webサーバ
・予兆監視
・ディレクトリサービス
・シングル・サインオン(※)
・クライアントパッケージ
(※)Interstage Application Server Standard-J Editionでは業務サーバのみ提供。

[高信頼性機能、マイクロサービス向け機能の提供 ]
Interstage Application Server Standard-J Editionでは提供していない以下を本商品では提供します。
・クラスターサービス連携
・Launcher

関連URL

お客様向けURL