COBOL(COmmon Business Oriented Language)は、事務処理向けに開発されたプログラム言語です。 10進演算、ファイル処理、帳票作成などの事務処理に特化した仕様と英語表現に似た文法で、読み易く分かり易いプログラム記述が可能です。COBOLには、以下の特長があります。
富士通COBOLはメインフレームに提供してから40年の実績があります。1992年、PowerCOBOLシリーズとして、オープンプラットフォームにCOBOLの統合開発環境を提供しました。以降、GUIビルダ、オブジェクト指向、Javaとの連携機能など機能強化しました。2001年、NetCOBOLシリーズとして名前を一新し、現在に至っています。
COBOLは上位互換性を維持しながら、最新テクノロジーに対応していますので、PowerCOBOL97で作成したオブジェクトも、そのままNetCOBOLの運用環境で動作します。

図中のJIS COBOL、F3 COBOL、F5 COBOL、COBOL Gはオフコンの製品、COBOL85はメインフレームの製品です。
NetCOBOLは、PowerCOBOL97の最新バージョン製品です。PowerCOBOL97のオブジェクトをそのまま動作できます。NetCOBOLは、各プラットフォームへ展開しています。
| プラットフォーム | 提供時期 |
|---|---|
| Windows | 1992年~ |
| Solaris | 1992年~ |
| .NET Framework | 2002年6月~ |
| Linux | 2003年2月~ |
NetCOBOLは、COBOLの特長を活かし、最新テクノロジー・最新環境に対応したオープンプラットフォームのCOBOL開発環境です。
NetCOBOLには、以下の特長があります。
NetCOBOLは、COBOLの国際規格をベースに、各種RDB、画面・帳票、最新インターネット技術を組み合わせたCOBOLアプリケーションを作成することができます。NetCOBOLなら、変化の激しい今日のビジネス環境で、お客様の経営を支える基幹システムの信頼性、安定性、効率化を追及したシステム構築が可能です。

大規模データを効率的に分散・並列処理する「Interstage Big Data Parallel Processing Server」と組み合わせることで、COBOLプログラムをMapReduceアプリケーションとして実行できます。これにより、逐次処理を行っていた従来のバッチ処理を、複数のサーバで並列処理することでバッチ処理を高速化できます。既存のCOBOLアプリケーションを利用できるため、高い移行性が確保されます。
Web技術、柔軟性の高いJavaでフロントシステムを利用し、ビジネスロジックの生産性、実行性能の高いCOBOLを、ミドル・バックシステムに利用することで、言語特性を利用し、拡張性の高い基幹システム構築が可能です。フロント、ミドル・バックシステムの間に、富士通のアプリケーションサーバ「Interstage Application Server」を配置することにより、堅牢なトランザクションシステムを構築できます。更に、「Interstage Business Application Server」を利用することで、高度な制御ロジックを実現できます。
膨大なビジネスデータを扱うバッチ業務は、基幹システムを支える基盤です。メインフレーム・オフコンの富士通COBOLから継承された、NetCOBOLの高い実行性能、信頼性は、オープンシステムのバッチ業務に最適です。さらにバッチ処理基盤「Interstage Job Workload Server」を組み合わせることで、バッチ処理の安定稼動と運用性向上を実現することができます。また、総合運用管理「Systemwalker」との連携で、サーバの起動、終了からバッチ処理の起動、エラーリカバリーまで、24時間365日、トータルなバッチ運用を実現できます。
NetCOBOLは、マイクロソフト社の.NET Frameworkに完全に対応しています。Webアプリケーション、Webサービス、Windowsアプリケーション、コンソールアプリケーションなど、.NETの特性を活かしたシステムをCOBOLで構築できます。また、.NETは、Visual BASIC、C#などマルチ言語連携をサポート。これにより、PDA、携帯、タブレットPCなど最新ビジネスツールを利用したシステムへ柔軟に展開できます。さらに、Visual Studio .NETをCOBOLの標準開発環境としていますので、開発効率が飛躍的に向上します。
Windows Azure向けNetCOBOLでは、マイクロソフトの「Windows Azure Platform」と富士通の「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/A5 Powered by Windows Azure」のWindows Azureに対応したCOBOLの実行環境を提供します。COBOLアプリケーションを「Windows Azure Platform」上へ容易にマイグレーションできます。また、使い慣れたVisual Studioの開発環境が利用できるため、従来同様に「Windows Azure Platform」上のアプリケーション開発ができます。
基幹システムの中核となるのは、データ集計・分析です。ビジネスの拡大に伴い、取り扱うデータも飛躍的に増加しています。NetCOBOLと各種RDBを組み合わせることにより、データの集計・分析をより早く実現できます。さらに「PowerSORT」を導入することにより、データのソート・マージが高速化され、基幹システムのパフォーマンスを向上できます。
基幹システムに求められる、きめ細かな帳票出力を実現できます。豊富な文字、罫線、図形により、きれいで見やすい帳票が作成できます。帳票製品「Interstage List Works」と連携することで、COBOLプログラムからの帳票出力をそのまま電子化できます。これにより、業務システムのコスト削減、帳票情報の共有が図れます。帳票はNetCOBOLの専用ツール「FORM」で作成、COBOLプログラムからの帳票出力は、WRITE文を利用し、COBOLのレコード出力イメージで帳票出力が可能です。
メインフレーム・オフコンの基幹システムをご利用ならば、オープンシステムをアドオンし、トータルなシステム構築も可能です。メインフレーム・オフコンは、長期間、高可用性が求められる業務に最適であり、オープンシステムは、即時性、定期的に見直しが可能な業務に最適です。メインフレームとは、富士通のアプリケーションサーバ「Interstage」によるアプリケーション間の連携が可能であり、マルチサーバ基盤「XLシリーズ製品」では、マルチサーバ環境のデータ交換、データ共用、ジョブの監視・操作が可能です。オフコンとは、データベースの複製・共用管理「PowerReplication」を利用したデータ連携が可能です。
NetCOBOLは、Windows、.NET、Solaris、Linux上で動作するCOBOLアプリケーションの開発環境製品と運用環境製品を提供しており、以下の要領でCOBOLアプリケーションを作成/運用します。
また、メインフレーム/オフコンのCOBOLは、コンパイラのみですが、NetCOBOLは設計、プログラミング、テスト、保守といった開発サイクル全般を支援する総合開発環境を提供しています。
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